パソコンのパーツって何?
まず最初に、「パソコン部品」「PCパーツ」と聞いて、プリンターやモニターなどの周辺機器を思い浮かべた人は、この章はあまり必要ないかもしれませんが、この機会に少し興味を持ってもらいたいと思います。
まず、パソコンなんて自分で作れるの?という初心者にわかりやすく説明すると、自作パソコンは、色々なパーツを組み合わせて組み立てるプラモデルをイメージしてみましょう。1つのパソコンを組み立てるのに必要な部品、それがPCパーツです。部品を選ぶには、ある程度の知識が必要で、それが多少でも理解できるようになると、今後パソコンを買い換える時などにも役立ちますよ!
パソコンの仕組み
パソコンの中身
パソコンを1台組み立てるのに必要な部品は、大雑把にいえば11個のパーツから成り立っています。
- PCケース
- マザーボード
- CPU
- CPUクーラー
- ハードディスク(HDD)
- メモリ
- CDドライブ
- OS
- モニター
- キーボード
- マウス
これだけあれば、きちんと動作するパソコンを作ることができます。あとは、テレビが見れるようにしたい、キレイな画面で3Dゲームがしたいという希望に合わせて、TVチューナーカードやグラフィックカードを増設します。
自作PCの魅力
自作パソコンの魅力といえば、やはり「世界に1台だけの自分専用」という点です。
世界に1台だけ、自分専用といっても、一つ一つのパーツ自体はPCショップなどで売られているものですから、全てが手作りというには届かないかもしれません。しかし、CPUや部品の組み合わせ、モニターやキーボード選びなど、一つ一つ自分で選んで組み立てたパソコンですから、全く同じ製品が市場に出回っているということはほとんど考えられません。
もしも、自分で組み立てた後で、最新のCPUが発売されれば、それを採り入れて最新機器と変わらない性能を手に入れることも出来ますし、後から「TVが見れるようにしたい」と思えば、パーツを買い足せば希望通りのパソコンにすることができます。
つまり、自作パソコンは、自分で組み立てて自分好みに育てることができるパソコンなのです。
パソコンパーツ 買取価格一例
- CPU 64000円~0円
- メモリ 2,500円~0円
- ハードディスク 14,000~0円
- マザーボード 29,400円~0円
パソコンパーツは、性能や容量などによって0円~数万円という価格差があります。
次に、別の売却方法による価格を見てみましょう。
- CPU(黒)3000円/kg
- パソコン用マザーボード 400円/kg
- メモリー 2500円/kg
- ハードディスク 160円/kg
これらは、スクラップの買取一例です。パソコンパーツとしての再生は行わず、金属屑のスクラップとしての買取なので、古くて再生できない部品や正常動作しないパーツにも買取価格がつきます。
パソコンパーツの処分方法
市販のパソコンの廃棄は、自治体では受け付けてもらえませんので、メーカーに引き取ってもらうことになります。しかし、パソコンパーツを廃棄する場合は、どのように扱えば良いかを説明します。
リサイクルサービスと不燃物ゴミ
液晶ディスプレイは、メーカーのリサイクルサービスで回収してもらえます。回収手数料や送料などがかかりますが、もっとも安心できる処分方法です。
また、自作PCではなくパーツとして処分する場合には、燃えないゴミとして出すことができます。また、中身を取り出した空っぽのパソコンケースやプリンターなどは、粗大ゴミとして処分が可能です。
ただし、ゴミの分別に関しては、自治体ごとにルールがありますので、わからなければ役所へ問合せて下さい。
オークションで高く売るコツ
オークションをおすすめするワケ
パソコンを家電量販店やPC専門店で購入するとしましょう。一流メーカーである程度のスペックを持つ製品であれば、安くても20万円前後、高性能の物になれば数十万円とかなり高額です。
しかし、自作PCの場合、パーツ一つ一つの価格は高くても数万円、10万円を超える商品はそれほど多くありません。そのため、パーツだけを売ろうとしても、あまり期待できる価格にはなりません。かといって、組み立て済みの自作PCは高く売れるものではなく、むしろ買取を拒否されるケースの方が多いのが現実です。
そこで、PCパーツの売却におすすめするのが「オークション」です。
ネットオークションでPCパーツを検索している人はマニアも多く、探していたパーツが見つかれば、買取店よりも高値が付きやすくなります。
パソコンマニアの中では、お目当てのパーツはオークションで落札するというのも常識というほど定着しているため、買取店で10円・100円と言われたパーツはオークションの方が期待できるというワケです。
ノークレーム・ノーリターン
オークションはあくまでも個人売買ですから、トラブルになるケースも少なくありません。落札されたのに連絡がとれない、商品を送った後に返品されるなど、面倒な取引も全て自己責任です。
たとえば、50円で落札された商品を送った後にクレームを付けられて返品など、悪い評価を付けられてしまえば、50円の価値以上のリスクを負うことになります。
このようなトラブルを避けるためにも、出品する際には「ノークレーム・ノーリターン」を前面に打ち出しておくこと。そして、動作に不安がある商品は「ジャンク品」扱いで出品することも検討しましょう。
データ消去について
オークションで最も注意したいのが、データ消去についてです。
自作PCを出品する場合、メモリなどの記憶装置を売却する場合など、自分では削除したつもりのデータが残っていることがあります。銀行口座やクレジットカード情報、個人を特定できる情報などを入れている場合は、確実にデータを消去することが非常に重要です。
もしも、データが残っていないか不安な場合は、オークションではなくデータ消去を確実に行ってくれる買取店へ売却する方が安心です。
ただし、自作PCやパーツのみの買取は断られるケースが多いので、買取店へ持ち込む前に、買取可能かどうかを確認することをおすすめします。
まとめ
自作パソコンを作る時に、パーツが入っていた箱がとってあれば、オークションにしても買取店にしても、査定額は有利になります。取扱説明書なども残してあれば、査定を受ける前に必ず用意しておきましょう。
パーツ1つ1つは大した価格ではないかもしれませんが、チリも積もれば山となる・・です。コツコツと高額換金のポイントを抑えながら売却していると、意外に新しいパーツ購入の資金に繋がったり、オークションで欲しかったパーツに巡り合うこともあるかもしれませんよ!