どうしたらいい?自作パソコンを廃棄したい人の悩みを解決

  • 2024年6月13日
どうしたらいい?自作パソコンを廃棄したい人の悩みを解決

貴方が愛用しているパソコンは、家電ショップなどで購入したメーカー製品ですか?それとも自作パソコンでしょうか。また、自作パソコンに似た製品で、PCショップが独自で発売しているショップブランドのパソコンもあります。これらのパソコンで意外に悩むのが、不要になった時の廃棄方法です。ここでは、自作パソコン・ショップブランドパソコンの処分方法や、買取してもらえるお店紹介などをまとめました。

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自作パソコンで困る廃棄の方法

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自作パソコンとは、パソコンショップなどで自分で購入したパーツを組み上げて作ったパソコンのことで、パーツとは、PCケース・マザーボード・メモリー・CPU・ハードディスク・DVDドライブなどのことを言います。

最近では、不要なパソコンを買取してもらえるショップも多くなりましたが、自作パソコンは取り扱い不可という所も多く、処分方法に困ってしまう方も多いようです。

不要パソコンの処分は、買取店に売る・個人売買・廃棄処分などの方法がありますが、買取店で扱ってもらえないとなると、オークションなどの個人売買か廃棄するしかないのでしょうか?

PC3Rによる回収

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PC3Rとは

自作パソコンの回収は、パソコン3R推進協会』という社団法人によって有償で依頼することができます。
パソコン3R推進協会』とは、資源有効利用促進法に基いて、リデュース・リユース・リサイクルの3Rを推進する目的で作られた団体で、数多くのパソコンメーカーも参加しています。

パソコンは、資源有効利用促進法によって、メーカーが販売した自社製品は回収する義務があるとされていて、許可が与えられていない他社製品を回収することはできません。そのため、自作パソコンや倒産したメーカーの製品はどのメーカーでも取り扱いができないため、パソコン3R推進協会が回収・リサイクルを代行するシステムです。

PC3Rの利用方法

パソコン3R推進協会では、メーカー製のパソコンやモニターの取り扱いはできません。回収を依頼する際の申込は1台ごとに必要で、2台のパソコンを回収してもらうには、2件の申込が必要となります。
申込から回収までに10日前後の日にちがかかるため、急な引越しなどで処分する際には、余裕を持って申込するようにしてください。なお、電話での申込や、事業所などの法人からの申込はできません。

申込から回収までの手順

1.申込
申込は、ウェブサイト(受付窓口:パソコン3R推進協会 )からか、FAX・郵送で行います。
郵便局の払込取扱票が郵送されてきますので、回収料金の支払いが完了すると、数日後に「エコゆうパック伝票」が届きます。

2.発送
廃棄処分するパソコンのデータは、申込者自身で行ってください。(※HDDなどデータの流出が不安なパーツは、データ消去を専門の業者に依頼することをオススメします)
ダンボールなどで梱包し、戸口集荷か郵便局から発送します。

処分にかかる費用

  • デスクトップパソコン:4,000円
  • ノートパソコン:4,000円
  • CRTディスプレイ:5,000円
  • CRTディスプレイ一体型パソコン:5,000円
  • 液晶ディスプレイ:4,000円
  • 液晶ディスプレイ一体型パソコン:4,000円

これらの料金には、別途消費税がかかります。

買取店へ売却

「買取できません」と断られて処分に困っている自作パソコンも、買取してもらえるお店もあります。

パソコン工房

出典:パソコン工房
出典:パソコン工房

他社ショップブランドPC・自作パソコンの買取にも対応してもらえるパソコン工房。クリックするだけでBTO/自作パソコンのスペックを査定して、参考買取価格を調べることができます。

処分したいパソコンを梱包して待てば、佐川急便が自宅まで集荷に来てくれるので、自宅に居ながら買取が完了します。送料は、査定額12,000円以上の商品が1点あれば無料。気になるセキュリティも、専門スタッフがデータ消去を行います。

ドスパラ

出典:ドスパラ
出典:ドスパラ

中古パソコンや中古パーツの販売もあり、自作PC・BTOパソコン・ショップブランドパソコンなど、他店で断られたパソコンや中古パーツにも高額査定の可能性が高いドスパラ。おおよその査定額は、あらかじめサイトネイで検索できますが、自作パソコンなど商品が見つからない場合には、店頭まで相談しましょう。

買取対応店舗は、北海道から九州エリアまで全国18店舗。近くに店舗がない場合には通信買取で対応していますが、送料は自己負担になります。

オークションで出品

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もっともメジャーな個人売買の方法といえばオークションです。国内最大手「ヤフオク!」でも、毎日多くの自作パソコンやPCパーツが出品されています。
もしも売りたい自作パソコンが古いパーツばかりを使用したものだったら、パーツごとに査定する買取店よりもオークションの方が有利です。

反対に、新しいパーツや高価なパーツを使用している場合には、組み上げたパソコンをバラしてからパーツごとに出品すると、買取店の査定とは比較にならない高値がつく可能性は高いです。
自作パソコンの売却は、完成品を買取店へ売るよりも、パーツごとにバラしてオークション出品がオススメです。

廃棄処分について

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燃えないゴミ

一番最初に述べましたが、液晶ディスプレイやパソコン本体は、一般ごみや不燃物などで捨てることはできません。ただし、組み上げていないパーツについては、「燃えないゴミ」として捨てることも可能です。

CPU・CPUクーラー・メモリ・マザーボード・ビデオカード・サウンドカード・拡張カード類・電源ユニット・マウス・キーボード・HDD・SSD・光学ドライブ・ケーブル類

自治体のルール

小さなパーツ類については、燃えないゴミで捨てることも可能です。プリンターや中身が入っていないパソコンケースなど大きめのパーツについては、粗大ゴミや複雑ゴミなどで出すことができます。

ただし、自治体によってゴミの分別基準が異なりますので、必ずルールに従うようにしましょう。

HDDについては、初期化しても中にデータが残ってしまいます。大切な個人情報が大量に記録されているパーツなので、データ流出が不安な方は、専門業者に廃棄を依頼する方が安心です。

まとめ

不要になったパソコンは、一般的には家電ショップやメーカーに引き取ってもらえるので、むしろ少しでも高く売れる方法を模索するのですが、引き取りの選択肢がない自作パソコンは、少しでもリスクのない処分方法を検討する方が得策です。

オークションや友人・知人への個人売買を行う場合には、データ消去への厳重な注意を怠らないようにしましょう。

木暮康雄

木暮康雄 (監修者)

ウリドキ株式会社代表取締役CEO。ウリドキプラスの発行人でもある。
リユース業界での起業・事業運営の経験が豊富でリユースの専門家としてのメディア出演歴も多数。
著書に「リユース革命」(幻冬舎)がある。

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