「余市25年」にはどれだけ価値がある?魅力を徹底分析してみた

  • 2024年10月28日

「余市25年」はジャパニーズウイスキーのなかでもとても希少なお酒です。中古市場での価値も高騰しており、簡単には手に入らない状態です。

とはいえ「そもそも何故そんなに価値があるの?」なんて方も多いはず。そこで、今回は余市25年について情報をまとめました。

「一体どのようなお酒なのか?」だけでなく、「他の余市商品との違い」や「手に入れる方法」も解説しているため、興味のある方はぜひ参考にしてくださいね。

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「余市25年」はどんなお酒?

Sergiy Palamarchuk / Shutterstock.com

まずは「余市25年」はどのようなお酒なのでしょうか?

以下の4つのポイントから解説していきます。

  • 正式名称は「北海道余市蒸留所25年原酒」
  • 蒸留所の売店で限定販売
  • 「原酒」であるが故の貴重さ
  • 現在は終売している

正式名称は「北海道余市蒸留所25年原酒」

余市25年は日本の洋酒メーカーである「ニッカウヰスキー株式会社」が販売していたお酒です。

よく「余市25年」と呼ばれていますが、正式名称は「北海道余市蒸留所25年原酒」。

ウイスキーの本場でもあるスコットランドの気候に近いと言われている北海道の余市で製造され、1989年から発売が開始されました。

現在は販売が終了しているため、中古市場でも入手困難な商品として扱われています。

蒸留所の売店で限定販売

余市25年は蒸留所の売店で限定販売されていました。北海道余市にある蒸留所を見学して、そのお土産として購入する方が多く「限定感」も魅力のひとつでした。

購入はネット上でもできたようですが「終売になる」という情報を聞きつけた方々が買い求めた結果、即完売に。

当然、現在も定価で手に入れることはできない状態です。このように、元々限定品であったことも、価値が大きく上がっている理由のひとつと言えるでしょう。

「原酒」であるが故の貴重さ

余市25年の価値が高い理由として、原酒であることも挙げられます。

原酒とは簡単にお伝えすると、ブレンドなどを行われる前の「樽から出して何もしていない状態のウイスキー」のことです。

大前提として、ウイスキーの熟成には長い年月がかかるため、「足りないから造ろう」と簡単に増やせるものではありません。

そして、1973年のオイルショック以降、ウイスキーの需要が低くなり製造量が減らされていた時期がありました。その後、世界的なウイスキーブームが訪れたものの、当時の影響から、現在の原酒量は少なく貴重なものとして扱われているのです。

現在は終売している

すでに店頭などで販売していないお酒は、中古市場での価値も高くなる傾向があります。

理由はシンプルで「欲しい」と考えている人がたくさんいる一方で、簡単に手に入らないから。ニッカウヰスキーの余市25年は、まさにこの特徴に当てはまる商品です。

「限定販売品×貴重な原酒」に加えて、すでに販売が終了していて、お店では買えない点も需要が高い理由と言えるでしょう。

余市25年の販売価格

余市25年をネットオークションの落札情報で調べてみると、180mlがおおよそ78,000円~90,000円で落札されています。フリマアプリの場合は62,000円など、ネットオークションよりも少しだけ安い価格で取引されているパターンもあります。

500mlの「余市25年」は320,000円~340,000円ほどで発売や出品されていますが、検索してもヒットする情報が少なく、そもそもの流通量が少ないことがわかります。

また、価格はあくまで現在の情報なので、今後変動する可能性も高いと覚えておきましょう。ちなみに、メルカリでは500mlの空瓶が2,000円ほどで出品されていました。

すでに買い手がついていることからも、空ボトルも需要があると考えられます。

余市25年の買取価格

いくつかの買取店を調べてみたところ、500mlは120,000円~140,000円前後、180mlは30,000円~38,000円前後で取引されていました。ただし、箱などの付属品の有無やラベルの状態なども査定に影響します。

また、同じ状態の余市25年であっても、買取店によって査定額が異なるパターンも。売りに出す際は、複数店舗で事前査定などを利用し、比較してから売却先を絞り込みましょう。

余市25年と他の余市の違い

barinart / Shutterstock.com

余市には余市25年のほかにも、いくつかのラインナップがあります。

例えば「余市10年」や「余市5年」や、複数の樽から造られるシングルモルトと異なり、一つの樽から取りだされる「シングルカスク」など。

ここでは下記ふたつのシリーズについて解説していきます。

  • 余市 15年 シングルモルト
  • 余市 ノンエイジ シングルモルト

「余市25年」との違いが気になる方も、ぜひ参考にしてくださいね。

余市 15年 シングルモルト

余市15年はその名の通り、15年以上熟成されたモルトからできているウイスキーです。

甘さとスパイシーな味わいで、口当たりはスムース。まろやかな余韻が残ることが特徴。余市25年と同様に現在は販売されていません。

ISC(インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ)の受賞歴もあり、世界中のファンから愛され続けています。中古市場での価値も「余市25年」には劣りますが、簡単に手に入るお酒ではありません。

余市 ノンエイジ シングルモルト

現在、余市シリーズで発売されているのは「ノンエイジ」と呼ばれる熟成年数の表記がないタイプのみです。

これは余市15年・余市25年などの年数が記載されているお酒の価値が高い理由でもあります。

「余市ノンエイジ シングルモルト」の販売価格は4,000円~5,000円前後と、通販サイトによってさまざまですが、終売されているシリーズと比べるとはるかに手が届きやすいと言えるでしょう。

ノンエイジといっても、余市ならではの味わいや香りを手軽に楽しめる人気の商品です。

「余市25年」を手に入れる方法

そんな希少な余市25年。どのようにして手に入れれば良いのか、2つの方法をご紹介します。

  • オークション
  • 買取店での販売

ひとつずつ、具体的にチェックしていきましょう。

オークション

余市25年は、今もなおオークションサイトやフリマアプリなどで取引されています。

ただし、金額が高いことに加えて、頻繁に出品されているわけではありません。買い求めやすい条件の「余市25年」はすぐに売り切れてしまうことも、手に入りにくさに影響していると言えるでしょう。

商品に出会えるかどうかは運次第。とはいえ、出品履歴はあるので、複数のサイトに登録して根気強く狙ってみるのも良いでしょう。

買取店での販売

お酒買取店のなかには、買取った商品を再販しているところもあります。店頭だけでなく、ネット販売している買取店も多々あるので、運が良ければ余市25年に出会えるかもしれません。ただし「欲しい」と考えている方が多く、競争率は高いと考えておきましょう。

また、あらかじめ問い合わせて「余市25年を販売した実績や予定はあるのか?」確認しておく方法もおすすめ。その際におおよその販売額も聞いておくと良いでしょう。

不要な余市25年は買取もおすすめ

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ファイブニーズは、全国12の都道府県に店舗を展開しているお酒買取の専門店です。専門店として確かな実績を誇り、有名銘柄のお酒はもちろんのこと、価値がわからないものに関しても経験豊富な査定士が確かな目利き力で、相場に合わせた価値を提示してくれます。

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買取実績

  • ザ・マッカラン 18年 1995 シェリーオークカスク 700ml 箱付き:90,000円
  • サントリー 響 ブロッサムハーモニー 2023 700ml 箱付き:14,000円
  • サントリー 山崎 12年 シングルモルト 100周年記念蒸溜所ラベル 700ml:21,000円

お問い合わせ

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店舗情報

店舗名ファイブニーズ
営業時間9:45〜19:00(問い合わせ)
定休日年中無休
買取方法店頭、宅配、出張
会社名株式会社ファイブニーズ
古物商許可番号東京都公安委員会 第307731104330号
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その他特徴

頻繁にオークションサイトやフリマアプリをチェックしよう

余市25年は、蒸留所で限定販売されていたお酒です。

すでに販売終了しており、オークションやフリマアプリで運良く出会えても、180mlがおおよそ78,000円~90,000円と決して安くはない点も特徴的。ただし、それだけファンが多い証でもあるので、機会があればぜひ一度飲んでみたいですよね。

手に入れる方法としてはオークションの他、買取店での販売も挙げられます。まずは「今、余市25年が販売されているところはあるか?」チェックしてみましょう。

本記事の画像・買取実績・価格・口コミなどの出典
出典:ファイブニーズ,Google

木暮康雄

木暮康雄 (監修者)

ウリドキ株式会社代表取締役CEO。ウリドキプラスの発行人でもある。
リユース業界での起業・事業運営の経験が豊富でリユースの専門家としてのメディア出演歴も多数。
著書に「リユース革命」(幻冬舎)がある。

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