ウイスキーを飲んだことがない方からすると、ウイスキーには、「アルコール度数が高くて美味しくなさそう」「大人のお酒」といったイメージがあるかと思います。
飲み方のバリエーションも豊富にあるウイスキーですが、美味しく飲むにはどう飲めば良いか疑問に思ったことはありませんか。
この記事ではそんなウイスキー初心者の方に向けて、ウイスキーの水割りを美味しく飲むための方法を紹介します。
ウイスキーをまだ飲んだことがない方やウイスキーの美味しい飲み方を知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。ウイスキーの楽しみ方や魅力を知って家飲みを充実させましょう。
ウイスキーの水割りとは
ウイスキーの水割りとは、氷の入ったグラスにウイスキーを適量入れ、好みの濃度まで水で割る人気の飲み方です。
ウイスキーは水で割るとアルコールの刺激が弱まり、飲みやすくなって食事とも合わせやすくなります。
ウイスキーのような度数の高いお酒をまだ飲みなれていない方やウイスキー初心者の方は、まずは水割りから試してみましょう。
ウイスキー水割りの美味しい作り方
水割りはウイスキーにミネラルウォーターを多めに注ぐ、昔から日本人が好んで飲んできたスタイルです。
そんなウイスキーの水割りには決まったやり方はありません。自分流の飲み方を見つけてみるのもウイスキー水割りの楽しみ方の1つです。
ここからは、ウイスキー初心者の方やウイスキーの美味しい飲み方を知りたい人に向けて、サントリーがPRしている美味しい水割りの作り方をご紹介します。
用意するもの
ウイスキーの水割りを作るうえで用意しなければならないものはウイスキー、氷、ミネラルウォーター、グラス、マドラーの5つです。
氷は、溶けやすいものを選んでしまうとウイスキーの濃さを調整するのが難しくなるので、不純物が含まれていない、市販されている大きめのロックアイスをオススメします。
割合
ウイスキー1に対してミネラルウォーター2〜2.5を基本的な割合の目安として、好みの濃さで調節してください。
この比率で割ると、ウイスキーの独特の香りを抑えることができ、バランスの良い味わいになります。
作り方の手順
- グラスに氷をいっぱいに入れて、グラスを冷やします。
- ウイスキーを適量入れます。
- マドラーでしっかりと混ぜて、ウイスキーを冷やします。
- 減った分の氷を足し、ミネラルウォーターを加えます。(ウイスキー:ミネラルウォーター=1:2~2.5)
- 軽く混ぜます。
- できあがり。
ウイスキーは水よりも比重が軽いため、先にグラスに入れておくと良いです。使用するミネラルウォーターも冷えたものを入れましょう。
温度の高い夏場は、冷蔵庫でウイスキーを冷やしておくこともオススメです。
水割りで飲むのにオススメの銘柄
ウイスキーにはたくさんの銘柄があります。
ウイスキーを選ぶ際、銘柄が多すぎてウイスキーを水割りで楽しむのならどの銘柄を選べば良いか分からない、なんてことはないですか?
ここからは、ウイスキーを水割りで楽しむのにオススメの銘柄を紹介していきます。
バランタイン
バランタインは、ブレンデッドウイスキーで、代表的なスコッチウイスキーの1つです。
バランタインのどの種類にも共通する特徴として、甘く豊かな果実香を持ち、まろやかで飲みやすい口当たりが挙げられます。
水で割っても、香りが残りやすく、クセが少ないので初心者にも飲みやすい銘柄です。
なかでも「バランタイン12年」は水を入れても氷を入れても香り立つスコッチで、水割りで飲む時でも、香りと風味のバランスは崩れません。コスパも良く、コンビニやスーパーマーケットでもよく目にするので、選びやすい銘柄です。
初心者のうちは、あらゆる飲み方に合わせられるブレンデッドウイスキーを選ぶのが無難でしょう。
白州
南アルプスの天然水を仕込み水に使用した、モルト原酒だけで作られたシングルモルトウイスキー。水割りは日本で流行した飲み方なので、ジャパニーズウイスキーの白州は水割りとの相性が抜群に良いとされています。
「白州12年」は、森の若葉を思わせる爽やかな香りと、口に含んだ時の柔らかなスモーキーさを感じさせる、クリーンで軽快な味わいが特徴のウイスキーです。
「白州12年」を水割りで飲むと、繊細でフルーティーな味わいを存分に楽しめます。和食だけでなく、さまざまな料理にも合うので、食中酒としてもオススメの銘柄です。
グレンフィディック
世界で初めて販売されたシングルモルトウイスキーでシングルモルトのなかでは世界一の売り上げを誇ります。
甘くフルーティーな味わいと繊細で軽やかな余韻を持ち、初心者にも飲みやすい銘柄です。シングルモルトウイスキーに挑戦してみたい方は最初に試してみると良いでしょう。
特に「グレンフィディック12年」は、洋梨のようなフルーティーな香りを持ち、非常に軽い飲み口です。水で割るとよりすっきりと飲みやすくなり、フローラルな香りを楽しめます。
ストレートでも十分飲みやすく、よりさわやかに飲みたい方はハイボールもオススメです。
ジョニーウォーカー
ブレンデッドウイスキーのジョニーウォーカーは、世界で一番売れているスコッチウイスキーとして世界中で愛されています。
ややクセがあり、スコッチウイスキー特有のスモーキーさとピート感が特徴です。「ジョニーウォーカーレッドラベル」は、甘く、ピート感のある香りですが、水で割るとフローラルでフルーティーな香りに変化します。
味わいも甘くなめらかで、水で割っても全く崩れないので水割りとの相性は抜群です。
角瓶
サントリー山崎と白州蒸留所のバーボン樽原酒をバランス良くブレンドしたブレンデッドウイスキー。
甘やかな香りと厚みのあるまろやかなコク、ドライなあとくちが特徴の銘柄です。水で割っても味わいが崩れず、水割り、ハイボールとの相性は抜群に良いとされています。
もちろんストレートやロックでも美味しくいただけますよ。
水割りにぴったりなミネラルウォーター
せっかくの美味しいウイスキーを水割りで飲むのなら、水割りにぴったりなミネラルウォーターを選びましょう。
家飲みでウイスキーの水割りを作る際には、軟水のミネラルウォーターがオススメです。軟水はお酒になじみやすく、味や香りを引き立ててくれるので、水割りに適しています。
ウイスキーの仕込み水の硬度に合わせて選んでみるのも良いでしょう。
しかし、硬水を飲みなれていない日本人にとっては、硬水に含まれるミネラル分が違和感として残ってしまうので注意が必要です。
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さらに美味しく飲むならグラスにもこだわりを
さらに美味しく飲みたいのなら、グラスにこだわることも重要です。グラスの違いから、これが同じお酒なのかと思うほど、味が違って感じられます。
ウイスキーを美味しく飲むために、ミネラルウォーターや氷、飲み方にこだわるのなら、グラスにもこだわってみましょう。
大きい氷を入れるなら口が広いグラス
水割りに使用する氷は大きく、溶けにくいものを使用すると良いとされています。そのため、グラスはロックグラスなどの口が広いグラスがオススメです。
さらにこだわる方は、素材がクリスタルガラスのものを選びましょう。高い透明度と重量感のあるグラスで飲むウイスキーは格別に美味しく感じられます。
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普段使い用のグラスというよりかは、ちょっと良いお酒が手に入った時や特別な日にお酒を飲む用のグラスとして持っておくのも良いですよ。
温度にこだわるなら薄手のグラス
ウイスキーの味や温度を感じたい方は薄手のグラスがオススメです。グラスが薄ければ薄いほど冷えやすく、温度をキープすることができ、飲み物の風味も伝わりやすくなります。
薄手のグラスは、特に香りや口当たりを一緒に味わいたい繊細なお酒をより深く味わうことができるので、ウイスキーを飲むのにぴったりです。
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このグラスで飲むお酒は格別に美味しく感じられます。ただし、とても薄く、すぐに割れてしまうので、取り扱いには十分な注意が必要です。
水割りが人気の理由
ウイスキーにはさまざまな飲み方があります。
なかでも水割りは日本で生まれた飲み方で、日本人には人気な飲み方です。
ここからは、ウイスキーの水割りがなぜ長年飲まれ続けるほど人気なのか、その魅力を解説していきます。
好みで自由に調整できるから
水割りは、ウイスキー1に対してミネラルウォーター2〜2.5という割合が基本です。
自分の好みの濃さに合わせて、自由に比率を決められる点が水割りの魅力で、人気の理由の1つとなっています。
簡単に作れるから
自分で簡単に作れるという点も、水割りの魅力の1つです。
作り方にこだわれば奥が深い水割りですが、基本的な作り方は先に説明したとおり、とても簡単で、すぐに作れます。
家で飲む場合でも、その時の自分の気分に合わせてすぐに作れるので、家飲みを充実させたい方にもオススメです。
アルコール度数が下がって飲みやすいから
アルコール度数を下げられるところも水割りの魅力です。
ウイスキーのアルコール度数は比較的高めのものが多く、苦手に感じる方も少なくありません。水割りは、そんなウイスキーを苦手と感じる方や、お酒を飲みなれていない初心者の方にもオススメの飲み方です。
水割りにするとアルコール度数が下がるとともに、ウイスキーのクセも丸くなり、口当たりも軽くなって風味を楽しめつつも、飲みやすくなります。ウイスキーデビューするなら水割りから始めてみるのが良いでしょう。
低カロリーでダイエット中でも飲めるから
お酒はアルコール度数が高くなるほど、カロリーも高くなる傾向があります。アルコール度数40度を超えるウイスキーも比較的カロリーの高いお酒です。
そんなアルコール度数の高いお酒でも、水割りで飲む場合、水で割るのでカロリーも抑えることができます。
ウイスキーには糖質のほかに、タンパク質や脂質も含まれておらず、ダイエット中に飲むお酒としてもオススメです。ウイスキーに含まれるカロリーは栄養素のないアルコール由来で、身体に吸収されてもすぐに消費されます。
しかし、飲みすぎてしまう場合には、中性脂肪として貯まってしまうので注意が必要です。
水割りと他の飲み方の違い
ここまでウイスキーの水割りについて説明してきました。ウイスキーの飲み方には、豊富なバリエーションがあり、飲み方を変えるだけで違った味わいを楽しめますよ。
ウイスキーに水や氷を入れる飲み方は、水割りの他にもいくつか存在しており、それぞれメリットが異なります。
ここからは、水割りとよく似た他の飲み方と、水割りとの違いについて説明していきたいと思います。
トワイスアップとの違い
トワイスアップは、グラスにウイスキーを注ぎ、ミネラルウォーターを同量注いで作る飲み方です。
ウイスキーもミネラルウォーターも常温のものを用意します。水割りとの違いはウイスキーとミネラルウォーターの比率と、氷の有無です。
水割りよりも香りや味わいが感じられる飲み方で、ブレンデッドウイスキーなどの複雑な香りも感じることができます。
ウイスキーの芳香を堪能したい方にオススメの飲み方です。
ハーフロックとの違い
ハーフロックは、氷を入れたグラスにウイスキーとミネラルウォーターを1:1で作る飲み方です。
ウイスキーとミネラルウォーターをよくなじませることで、ウイスキーの香りと味わいを楽しめます。
水割りとの違いは1:1という比率が決まっている点です。ロックだと強すぎると感じる方で、ウイスキー本来の香りや味わいを楽しみたい方は試してみると良いでしょう。
ロックとの違い
ロックは、氷とウイスキーだけで作る飲み方で、氷を加えて冷やすことでアルコールを感じにくくなります。
ミネラルウォーターを加えない点が水割りとの違いです。時間が経つにつれて徐々にまろやかな味わいに変わっていきます。
チェイサーとして、冷えたミネラルウォーターなどを用意しておくと良いでしょう。カッコいいと感じる方も多い飲み方なので、ぜひ挑戦してみてください。
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ウイスキー水割りは奥が深い
この記事では、ウイスキーの水割りを美味しく飲むための方法を解説しました。
水割りに合うウイスキーの銘柄、ミネラルウォーター、グラスなど、水割りは簡単そうにみえて、こだわると実はとても奥が深い飲み方です。
ウイスキーの水割りには、アルコール度数を下げて飲みやすくしたり、食事に合うように調節したり、風味やクセをやわらげたりといった利点があります。
目的に合わせてウイスキーの水割りを試してみてください。水割りという1つの飲み方をとっても正解はないので、ぜひ自分好みの飲み方を探してみてはいかがでしょうか。きっと家飲みが充実しますよ。
水割りを楽しめるようになったら、他の飲み方も試して、ウイスキーを存分に楽しんでみてください。