記念切手・外国切手の歴史を知ると高額買取のコツがわかる!

  • 2018年4月12日
あなたの売りたいものの
\一番高い買取価格がわかる/

切手収集について知ろう!

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切手を売る時、最も重要なポイントは、自分が売ろうとしている切手の相場価格を知ることです。
切手は、大きく「普通切手」「記念切手」「外国切手」の3つに分けられます。一般的に一番馴染みがあるのは、郵便を出す時に貼る「普通切手」ですが、高額買取を意識するのは「記念切手」と「外国切手」です。

普通切手の場合、コレクターからみれば特別魅力を感じることは少ないでしょうし、現行で流通しているからには価格が急落することもありません。
ですから、ここでは「記念切手」と「外国切手」に特化して、高額買取についてまとめていきます。

日本の記念切手

日本の記念切手の歴史

記念切手は、国家的な行事を記念して発行されます。販売期間や発行枚数の制限がない普通切手と違い、一定枚数・一定期間限定で発行され、郵便に使用できる期間まで制限されるのが特徴です。

日本では、1894年3月9日に初めて「明治天皇の銀婚記念切手」が発行されました。ちなみに、この切手には「紀念郵便切手」と書かれています。
初の記念切手発行から昭和初期までは数年に1度しか発行されず、天皇即位や皇室の慶事を記念したもの、明治神宮・伊勢神宮などの神道に関係するものがほとんどでした。第二次世界大戦後からは毎年のように発行されるようになり、近年では、年間数十種類の記念切手が発行されています。

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切手コレクションのブーム

昭和40年~60年の頃に大流行し、子どもから大人まで切手コレクターが急増したのもこの頃です。現在では、コレクターの数も減少し、当時ほど記念切手に対する関心を集めることはなくなってしまいました。

今、記念切手の買取を検討している人は、もしかすると祖父やお父様から要らなくなったコレクションを引き継いだ方かもしれませんね。大量に受け継いだ切手を捨てるのも勿体ないし、かといって知識もないのでどう扱えば良いかわからないというところでしょうか。

切手鑑定の今昔

街の片隅で「古銭・切手買取」という看板を見かけたことはないでしょうか? 古銭も切手も、以前はたくさんのコレクターがいて、これらのお店を介してコレクションアイテムが売買されていました。
このようなお店が無くなった後は、街の質屋へ切手アルバムを持ち込んで、1枚1枚鑑定してもらい買取ってもらうという方法が一般的でした。しかし、その方法では時間がかかるのと同時に、切手の専門家ではない人による鑑定で、正当な査定額は提示されないのも仕方がありません。

近年、インターネットが発展し、切手の査定・買取サービスは、ネット鑑定が主流です。写真付きメールや郵送買取など、専門スタッフによって1枚1枚適正な査定額を提示されるようになりました。

外国切手

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外国切手のプレミアム価値

記念切手と肩を並べるほど人気だったのが外国切手です。外国切手には、プレミアム価値が付くものと付かないものの2種類が存在します。稀少価値が高い切手は、今でも驚くような査定が提示されることがあります。
プレミアムが付かない切手でも、普通に郵便で利用できるという価値があるため、市販価格の6~7割程度の値段で売ることができます。

経済成長と切手ブーム

日本で切手の収集ブームが起きた頃は、経済成長の真っ只中でした。それと同じく、中国を始めとした今現在経済成長中の新興国などでは、まさしく今が切手収集ブームになっています。
つまり、日本ではニーズが無くなった外国切手・記念切手も、海外には多数のコレクターが存在し、プレミア価格で売買されているということです。

古い中国切手に注目

日本切手の価値が低下し続ける昨今、中国切手がブームになっています。
コレクターの間でも有名な「赤猿」などの動物シリーズ、毛沢東・天安門などの文化芸術シリーズなどは特に人気が高く、かなりの高額査定が提示される可能性もあります。
特に、1950~90年代の中国切手は高値で売買され、最も高額な「全国の山河は赤一色」は、2003年香港のオークションで4300万円、横長で一回り大きい同種切手は2013年に9100万円の値が付きました。

出典:なんでも鑑定団お宝情報局2
資料引用:なんでも鑑定団お宝情報局2

当時の中国は、文化大革命によって切手コレクションが禁じられたため、国内にあった古い切手の大半を消失しました。その後も切手収集ができるだけの生活水準に満たなかった為に、それまでの古い切手は中国国内にはほとんど残っていません。
対して、日本国内は切手ブームで、中国切手を収集するコレクターもたくさん存在しました。そのため、中国が外貨獲得の手段として日本に切手を輸出していたという背景が、中国切手が今高く売れる要因になっています。

切手コレクションの売り方

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バラ切手と切手シート

小分けされていないシート切手の方が高額で買取してもらえますが、1枚からでも売却は可能です。
破れや汚れに関しては、買取業者によって扱いが異なりますが、破れていても大半部分が残っていれば買い取るという業者もあります。

シートになった切手は、切手の耳が破れていると「バラ」扱いになって買取額が低くなります。古い切手シートは破れやすいので、切手ブックに入れたまま査定してもらいましょう。

換金・交換

現行で使用できる切手は、金券ショップに売るという方法があります。
換金率は買取店によって異なりますが、金券ショップでも回転しやすい50円・80円切手は、比較的高い換金率で現金化することが出来ます。

また、コレクション切手の中には、現在の郵便物では使いにくい額面のものもあります。そういう切手が大量にあれば、書き損じのハガキと同じように、郵便局で普通切手やハガキに交換してもらうこともできます。
持ち込んだ切手枚数×5円という手数料がかかりますが、この手数料も切手で支払うことが出来ます。

使用済みの切手で社会貢献

切手コレクションの中には、使用済み切手があるかもしれません。使用済み切手が大量にある場合は、国際ボランティア団体に寄付するという方法があります。

セーブ・ザ・チルドレン

出典:Save the Children
出典:Save the Children

世界各地の自然災害や戦況下で暮らす子ども達の生活支援、被災地の子ども達の心理的応急処置など、子ども支援専門の国際組織です。世界中にいる、あたり前のことがあたり前ではない子ども達の根本的な解決を目指す活動を行っています。身近な支援として、書き損じハガキ・未使用の切手ハガキで支援に参加することが出来ます。

‎日本キリスト教海外医療協力会

出典:日本キリスト教海外医療協会

1964年に、日本で初めて使用済み切手による海外医療支援を開始、現在も使用済み切手・書き損じハガキ・外国コインなどを回収して、アジアやアフリカの保険医療事情の向上に役立てています。例えば、使用済み切手約5000枚でタンザニアの看護学校約1年分の教科書代になります。

日本動物福祉協会

出典:日本動物福祉協会

1956年創立以来、動物を虐待から守り、あらゆる命に優しい社会づくり活動をしている団体です。捨て犬・捨て猫を増やさない活動、里親マッチング、災害時の動物救済活動などを行い、一般家庭や動物取扱業・動物園・収容施設などの改善に取り組んでいます。

■まとめ418875

昭和を生きた人たちを祖父・親に持つ年代だと、遺品整理をしていて切手アルバムを見つけたという人は多いと思います。最近では、郵便局に行けば常に数種類の「記念切手」が発行されているので、それがどれほどの価値があって、どんな人が興味を持つのかすらわからないかもしれません。
それ以前に「切手を貼って手紙を出す」ということも少なくなりましたから、使用済み切手までが役立つとは想像もできないかもしれないですね。

この機会に、ぜひじっくり切手を眺めてみてください。小さな四角の中に描かれた芸術性や、切手を貼った手紙の背景を想像してみると、意外な楽しみが見つけられるかもしれません。

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