食器棚の収納アイデアをアイテム別に紹介!基本ルールとコツ

  • 2022年7月26日
食器棚の収納アイデア

「食器の量が多く食器棚に入り切らない」「収納が苦手」「なんとなく食器棚が使いにくい」と感じ、解決方法をお探しではないでしょうか。

本記事は食器の収納に悩む方に向け、食器棚収納の基本ルールやコツ、お皿や茶碗・コップ・カトラリーなど、アイテム別の収納アイデアを紹介しています。

食器棚に収納する前にやるべきことから、使いやすい食器棚になるよう順を追ってまとめているので、食器棚の収納アイデアにお悩みの方は参考にしてください。

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食器棚に収納する前に

食器棚をせっかく片付けても、すぐに雑然としてしまうと悩む方は少なくありません。
食器棚に食器を収納する前に、まず以下のポイントを確認しておくことが大切です。

食器棚からすべて出す

手持ちの食器がどれだけあるのかを確認するためにも、一度食器棚から食器をすべて出してみてください。

空になった食器棚をきれいに掃除し、どこに何を置けば使いやすくなるか、どのように収納すれば整然と片付いて見えるのか、などを頭の中でシミュレーションしてみましょう。

ずいぶん前に買っていたけれど、奥にしまっていたので使っていなかったもの、使う機会のなかったものなど、忘れていた食器が出てくる可能性は十分あります。

食器を分類

カトラリー収納

手持ちの食器がすべて把握できたところで、それらの食器を以下の例のように「用途別」や「種類別」に分類しましょう。この分類作業は、食器の収納場所を決めるうえで大事なポイントになります。

用途別一例

  • 日常的に使用するもの
  • 季節ものや来客用
  • 使用頻度が少ないもの

種類別一例

  • 中皿や小皿
  • 茶碗やお椀
  • マグカップやコップ
  • ワイングラスやティーセット
  • カトラリー
  • 大皿や盛り付け用の鉢

選定

用途別で「使用頻度が少ないもの」に分けられた食器のなかには、成長に伴い使う機会がなくなってきた子ども用食器、好みが変わって使用しなくなったものもあるかもしれません。

また用途の同じ食器が複数あるなら、収納スペースを考えて必要な量だけに選定し、残りは処分することを考えても良いでしょう。

こだわりを持って集め始めるとキリがない食器ですが、収納サイズに見合った分量に絞って管理することが、上手に収納できるコツとも言えます。

食器棚収納の基本ルール

お皿の色を揃えた収納

食器棚へ収納する前のチェックポイントを確認した後は、以下3点の食器棚収納の基本ルールを見ていきます。

  • 食器の種類別にまとめる
  • 使用頻度の高い食器は手前に
  • 食器と食器の間を少し空ける

食器の種類別にまとめる

食器棚からの出し入れは「ワンアクション」が基本です。毎日使う食器なら、一度の動作で簡単に取り出せるのが理想ですね。

食器を食器棚に収納する際には、使用頻度が高いものを取り出しやすい中段に置き、上段と下段はそれぞれの食器の使用用途によって分類しましょう。

  • 上段…ワイングラスや来客用のティーセットなど
  • 中段…日常使いの皿・コップ・茶碗・汁椀など
  • 下段…大皿や重箱・ガラスの器など季節もの

使用頻度の高い食器は手前に

食器棚に食器やグラスを並べるときには、見えやすさを考えて背の低いものを前に、背の高いものを後ろにしまう傾向があるかもしれません。

しかし先ほどのワンアクションと同じ法則で、使用頻度の高い日常使いの食器は中段の手前に置くようにしましょう。

同じ種類の食器は、手前から奥へと縦に並べることで何があるのかひと目でわかり、インデックスの代わりにもなります。

食器と食器の間を少し空ける

食器と食器の間や上部に空間があると、食器棚から取り出しやすく、見た目にもすっきりと片付いた印象を与えます。

空間があることでお皿を持ち上げることなく楽に取り出せ、また空気も通りやすくなるので清潔に保つことが可能です。

目安としては、食器棚に入っている食器の量が70%から80%程度であること。ガラス扉などで見える収納になっている場合、おしゃれ感が格段にアップします。

お皿の収納アイデア

こちらではお皿の収納アイデアをまとめて紹介します。取り入れやすいものから実際に試してみてください。

立てて収納する

近年話題になっている収納アイデアで、実践している人も多いのが、食器棚の引き出しやオープンラックに『お皿を立てて収納する』方法です。

立てて収納することでどこにどのお皿があるのかひと目で見渡すことができ、取り出しやすさも抜群。

ディッシュスタンドには、自然素材の木製やすべりにくいシリコン製、容量の大きいポリプロピレン製など、さまざまなタイプのものがあります。

ラックを活用する

違う種類のお皿を重ねて収納せざるを得ない場合、下に置いたお皿の取り出しにくさは誰もが経験していることでしょう。

スペースをできるだけ有効に使うには、「コの字型のラック」で上下の空間に仕切りを作って収納するのがオススメです。コの字ラックは、無印や100均などからも出ています。

ファイルボックスを活用

食器収納用グッズではありませんが、IKEAや無印などから出ている『アクリル製ファイルボックス』は、食器棚にピッタリ収まるサイズです。

ファイルボックスにお皿を立てて収納すると、取り出すのが楽なうえ、見た目もすっきりとまとめやすくなります。

お皿の大きさや色をそろえる

お皿の大きさや色をそろえて収納することを意識すると、雑然としにくく、常に片付いている印象を与えます。

オープンラックタイプの食器棚やガラス扉の食器棚など、見せる収納になる場合は特にお皿の色や形をそろえてしまうことを意識しましょう。

豆皿・小皿はカゴにまとめて

案外食器棚の収納位置に悩むのが、豆皿や小皿などの小さいがゆえにすっきりと片付けるのが難しい食器たち。

中皿の上に重ねたり、すき間スペースにしまっている方も多いと思いますが、カゴや籐のバスケットにまとめておくとワンアクションで取り出せて便利です。

お茶碗・お椀の収納アイデア

茶碗や汁椀など深さのある食器の収納には、市販の収納グッズを活用してみましょう。

日常使いの食器はセットで収納

日常的に使用しているお茶碗やお椀は、取り出しやすく、片付けやすい位置にセットでまとめておくと、家事の負担を減らすことにもつながります。

ご飯茶碗やみそ汁用のお椀を家族の人数分ケースやカゴに入れておけば、ケースやカゴごと直接食卓へ運べて便利です。家族にも手伝いを頼みやすくなるでしょう。

余白を開けて飾るように収納

深さや高さのある茶碗や汁椀は、上下左右に手が入る分の余白を開けて食器棚に飾るように収納するのもオススメです。

余白があることで食器同士がぶつかって破損するのを避けるといった利点があり、また量を決めて余裕をもって収納すれば、おしゃれなショップの飾り棚のようにもなります。

茶碗スタンドを活用

デッシュスタンドと同様に、お茶碗にも立てて収納できるタイプの『茶碗スタンド』がダイソーやセリアなどの100均で売られています。また、オンラインショップでも販売しているのでチェックしてみましょう。

茶碗スタンドを使えば、引き出しに収納する際にも奥まで見えやすく、スペースを有効に使えて出し入れもスムーズで楽です。

引き出しの開閉時に茶碗やお椀がスライドすることもなく、しっかり固定した状態で収納できます。

回転テーブルを利用する

奥行きのある食器棚に茶碗や汁椀を収納する場合、テレビやデスクトップパソコンのモニターを置く『回転テーブル』を利用するという手もあります。

重ねた茶碗やお椀を回転テーブルの上に並べておけば、取り出すときにくるくる回転させるだけで奥に入ったものを簡単に取り出すことができて快適です。

回転テーブルはニトリで扱っているほか、ダイソーやセリア、キャンドゥなどの100均でも取り扱っているので、見つけやすいでしょう。

滑り止めシートを活用する

重量の軽い茶碗やお椀を引き出しタイプの食器棚に収納する場合は、あらかじめ引き出しに滑り止めシートを敷いておくのがオススメです。

滑り止めシートの上にお椀や茶碗を並べておけば、引き出しの開閉時に茶碗が滑ってぶつかる心配もなく、ストレスがかかりません。

コップの収納アイデア

コップやカップも、茶碗と同様に日常的に使う機会が多い食器です。スムーズに出し入れができて整理しやすい収納方法を紹介します。

引き出しにしまう

日常的に登場する食器であるため、食器棚の目線の高さに収納するのが一般的なコップやカップですが、引き出しに並べて見下ろせる状態にするのも便利です。

引き出しにコップやカップを収納しておくと、引き出しを開けるという一度のアクションで全体が見渡せて、奥にあるものも楽に取り出せます。引き出しには、食器棚専用の滑り止めシートを敷いておきましょう。

フックで棚から吊るす

コップやマグカップは、S字フックやグラス&カップハンガーを使用して棚から吊り下げて収納するという方法もあります。

コップやカップを吊るすハンガーは、クリップ状の留め具を戸棚に挟むような形でセット完了。セッティングのために穴をあける必要がないのはポイント高いですね。

カゴでおしゃれに収納

さびにくいステンレスワイヤー製のカゴに洗ったコップを入れて水切りしておき、乾いたらそのまま食器棚へ。

キッチンに置いてあってもおしゃれで、通気性があるので衛生面にも優れています。さらに、コップを積み重ねておけるので収納力も抜群。食器棚からの出し入れも楽ちんです。

すき間収納トレーで縦一列に

大きさや形が同じコップは、ダイソーの『すき間収納トレー』に縦一列に並べ、食器棚を開けた時に見やすく、取り出しやすくしておきます。

このすき間収納トレーには取っ手がついているのでとても扱いやすく、またカラーも白で統一できるため、すっきりと片付いた印象になるのがよいですね。

狭いキッチンはラックやカゴを活用

狭くて食器棚が置けないキッチンの食器収納は、キッチンラックやカゴが大活躍します。

シンク上の吊り戸棚ラックに水切りカゴを兼ねてコップの収納場所を作る、カゴにコップをまとめて入れておき、移動式のキッチンワゴンの棚に収納するなど。

狭いキッチンは物をできるだけ少なくするのがポイントなので、必要なものだけを厳選しましょう。

カトラリーの収納アイデア

カトラリーの収納も100均やインテリアショップで市販されている収納グッズを活用し、上手に整理しましょう。オススメのカトラリー収納アイデアを紹介します。

四角い収納グッズで仕切る

カトラリーを引き出しに収納している方は多いと思いますが、きちんと整理できていないとどこに何があるのか分からなくなり、ゴチャゴチャと散らかる原因に。

引き出しにカトラリーを収納する際は、四角い収納グッズで仕切りを入れ、デッドスペースを作らないよう注意しましょう。

ニトリの『小物整理トレー』やキャンドゥの四角い収納ケースを活用すると、引き出しの隅まで有効に使えます。

2段重ねで収納力アップ

深さのある引き出しの場合、カトラリーの収納ケースを2段重ねにすると収納力が倍増します。

ニトリの『積み重ねができるカトラリートレー Nブラン ホワイト』や、伸縮タイプの『縦横伸縮整理トレー Nブラン』は、必要なサイズに調節できてとても便利。

また300円ショップ3COINSの『スライド式カトラリーケース』は、上段が2つ、下段は4つに仕切られています。上段がスライドするので取り外しも簡単です。

楽天やAmazonなどでもさまざまな種類が販売されているので、使いやすいものがないかチェックしてみましょう。

斜め収納で取り出しやすく

同じく深さのある引き出しには、斜めに収納できるタイプのカトラリーケースもオススメ。
収納量がさほど必要なく、見やすさや取り出しやすさなど機能性重視なら重宝すること間違いなしです。

斜め収納のカトラリーケースは、Amazonに出店しているホームウェアブランドや、100均でも購入ができます。

カゴや瓶に立てて収納する

引き出しが隠す収納なら、カトラリーをカゴや瓶に立てて収納する方法は、見せる収納の代表例と言ってもよいでしょう。

カトラリーの入ったカゴや瓶を100均で買える木箱にまとめてキッチンにおけば、見た目もおしゃれで、必要な時にすぐに取り出せるのがポイントです。

ケースに入れてそのまま食卓へ

木製やラタン(籐とう)のものなど、自然素材のカトラリーケースは収納用品としてもおしゃれで、そのまま食卓にも出せる優れものです。

無印の『ラタン長方形ボックス』にカトラリーを入れて上から布をかけておいたり、楽天市場などで販売している蓋つきのラタン製カトラリーケースを使ったり。おしゃれで実用性も高いケースを有効活用しましょう。

食器棚収納のコツ

立てる収納

食器棚の収納アイデアをご紹介しました。さらに食器棚を快適に使いやすくするためには、以下のような収納のコツを押さえておくことも大切です。

  • 見た目にも配慮する

  • 便利アイテムを活用する

  • 奥行きや高さがある場合は分割する

見た目にも配慮する

見せる収納で見た目に配慮するのは当然ですが、隠す収納の場合も見た目に配慮しておくと、使い勝手が変わります。以下の点に注意してみてください。

スペースを広く使いゆったり見せる

食器と食器の間隔に手が入る程度の余白があること、スペースを広くゆったり見せることで、出し入れしやすさとともにおしゃれ感もアップします。

また食器を必要以上に増やさない、使わないものはリサイクルに出し、無駄な買い物を防ぐという意味でも効果的です。

色でまとめてお店のように

オープンラックでも扉付き食器棚でも、食器を収納する際に色別にまとめておくと、統一感が出て見た目がすっきりとします。

色でまとめてスペースを広く使った収納にすると、インテリアショップやカフェのような雰囲気が演出できるでしょう。

便利アイテムを活用する

食器棚にお皿やコップ、茶碗やカトラリーを収納する際には、本文中で紹介したようなラックやトレー・カゴなど、便利な収納アイテムを活用してください。

棚や引き出しのサイズに合わせて大きさを調整できる収納アイテム、食器用ではないけれど食器収納に使える便利アイテムなど、収納術やアイデアは無限です。

奥行きや高さがある場合は分割する

奥行きや高さのある食器棚の場合は、スペースを上下前後に分割するグッズを活用しましょう。

棚の奥行きを前後に分ける際には、ファイルケースが活躍します。ケースに高さのあるグラスを入れて奥におけば、使用する時にケースごと取り出せて便利です。

また高さを上下に分けるなら、ワイヤー製のキッチンラックやアクリル製のコの字ラックで分割できます。スペースを有効に使え、新たに棚板を増やす必要もありません。

使う場面をイメージして食器を収納しよう

食器の収納方法や食器棚への収納術を探している方に向け、食器棚収納の基本ルールや、食器の収納アイデアを種類別に紹介しました。

便利な食器収納アイテムを使えば、食器棚を使いやすく、インテリアをおしゃれにまとめることができます。

しかしもっと大事なのは、必要な食器のみを選別して残りは思い切って手放すこと。ブランド食器なら買取してもらうことも可能です。

リユースマッチングサービスを提供する『ウリドキ』では、食器の買取価格を一括査定で比較することができます。

アンティーク食器やブランド食器の処分を考えている方は、プロの査定士に相談ができる買取サービスを活用してみてはいかがでしょうか。

木暮康雄

木暮康雄 (監修者)

ウリドキ株式会社代表取締役CEO。ウリドキプラスの発行人でもある。
リユース業界での起業・事業運営の経験が豊富でリユースの専門家としてのメディア出演歴も多数。
著書に「リユース革命」(幻冬舎)がある。

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