【和食器】買取で人気!国内の陶磁器「名産地」紹介

  • 2025年8月28日
【和食器】買取で人気!国内の陶磁器「名産地」紹介

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和食器とは

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photo by Nullumayulife

古くは縄文時代の「縄文土器」にはじまり、ここ日本には、日本ならではの和食器の文化が深く根付いています。机に置きナイフとフォークで食べる洋食器とは異なり、手で持って箸を使って食べることの多い和食器は、より質感や素材の違いを楽しめるのが特徴です。また、寿司やてんぷらなどの和食が世界に広がるにつれ、和食と切っても切れない関係である和食器の奥深い世界に魅了される人も増えています

しかし和食器は丁寧に扱わないと壊れやすく、場所をとるため、限られたスペースに和食器が溢れかえり、購入したもののあまり使用しない食器や頂き物の和食器を処分したいとお考えの方も多いようです。そんな方には、和食器の買取がおすすめです。特に骨董的価値のある和食器や、人間国宝や有名作家が作陶した和食器はその価値の真贋も含め、プロの目利きにきちんと査定、買取してもらいましょう。その他の現代作家がつくった和食器や、モダンな和食器はネットオークションで売るのもおすすめの方法です。今回は、買取で人気の各地の和食器についてご紹介しましょう。

買取で人気の和食器の種類

日本各地には、たくさんの和食器の名産地があり、その土地でとれた土と伝統的な製法に基づいて、それぞれ特色のある焼物を生産しています。特に買取で人気の和食器の生産地と特色についてご紹介します。

有田焼(ありたやき)

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photo by jlggb

九州佐賀県有田町を中心につくられている磁器です。江戸時代後期以降は全国各地でさまざまな陶磁器がつくられるようになりましたが、それ以前には、国内で長い期間に渡って磁器をつくっていた唯一の場所として知られています。作られた器が伊万里港から船で運ばれていたことから「伊万里(いまり)」「伊万里焼」と呼ばれることもあります。

分類は、作られた時期とデザインによって大きく初期伊万里、古九谷様式、柿右衛門様式、金襴手(きんらんで)に分けられ、さらに別系統の「鍋島様式」「禁裏様式」もあります。いずれの種類の有田焼も、買取でとても人気があります。

以下はウリドキの査定金額です

商品画像 商品名 買取価格
有田焼 其泉窯 草花果実文 盛皿 化粧箱有り 有田焼 其泉窯 草花果実文 盛皿 化粧箱有り 2,000円
深川製 有田焼 深川製 有田焼 8,000円
マグカップ 有田焼 マグカップ 有田焼 3,000円
有田焼 秀峰 有田焼 秀峰 100円
古伊万里の煎茶道具セット 古伊万里の煎茶道具セット 1,000円

2025年8月28日時点

古唐津・唐津焼(からつやき)

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photo by Kazuhiro Keino

1580年ほどから、備前国(現在の佐賀県、長崎県)の窯でつくられている陶器です。千利休が所持していた器には、唐津焼の一種の奥高麗茶碗「子のこ餅」(ねのこもち)があるほど、名高い生産地として、特に茶人に重用されています。

作風や技法がたくさんあるものの、いずれもわびさびが感じられる素朴さが魅力です。李氏朝鮮から伝わったとされる伝統的な技法が現在も受け継がれていて、連房式登窯という大がかりな窯で1300℃の高温で焼き上げられます。製法等で「絵唐津」、伝統的な「朝鮮唐津」、「斑唐津」、「三島唐津」、「粉引(こびき)唐津」、「奥高麗(おくごうらい)」などの種類があります。

古九谷・九谷焼(くたにやき)

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photo by jumbokedama

緑や赤、黄色など鮮やかな色遣いの色絵が特徴で、特に外国で人気の高い和食器です。「古久谷」は1655年頃から現在の石川県加賀市で約50年に渡り作陶されてきましたが、最近の研究では備前など複数の地方で同じような手法の艶やかな器がつくられていたようです。

一度途絶えたものの、明治時代には主要な輸出物となるほど生産が盛り上がり、現在は石川県南部の金沢市、小松市、加賀市、能美市でつくられています。現在でも、外国の方のお土産として、とても人気があります。また最近では手軽に絵柄を転写できる「KUTANI SEAL」も若者を中心に人気を集めています。

以下はウリドキの査定金額です

商品画像 商品名 買取価格
九谷焼 飾皿 英泉作 九谷焼 飾皿 英泉作 3,000円
九谷焼 九谷焼 1,000円
九谷焼 九谷焼 1,000円
九谷焼 布袋堂造 盛り皿 【福】 直径27cm 箱あり 飾り棚あり 九谷焼 布袋堂造 盛り皿 【福】 直径27cm 箱あり 飾り棚あり 1,000円

2025年8月28日時点

古萩・萩焼(はぎやき)

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photo by Kyle McDonald

古くから「一楽二萩三唐津」とうたわれて、茶人に好まれる陶器として知られています。山口県萩市一帯と、長門市、山口市の一部が主な生産地です。製法の特徴で、釉薬がひび割れたような模様が浮かぶ「貫入」が魅力の1つで、大切に使い続けることで色合いが変化する「七化け」による味わいの変化、芸術的価値が分かるお店で買取してもらいましょう。

備前焼、伊部焼(いんべやき)

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photo by jar [o]

岡山県備前市周辺でつくられている半磁器です。伊部焼(いんべやき)と呼ばれることもあります。古墳時代の窯跡が見つかったほど古くから窯があり、非常に堅く耐水性が高いのが特徴で、水差し、瓶、食器、茶器などで人気の高い焼物です。

釉薬を使わず、絵も描かれないことからいわゆる派手さはないものの、焼き上げる途中で温度や薪の灰によって生じる「窯変(ようへん)」に味わいを見出すファンが多い器です。

益子焼(ましこやき)

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photo by ike hire

栃木県の益子町周辺でつくられている陶器です。毎年2回開催されている「益子大陶器市」
は全国各地から器のファンが集う一大陶器市として知られています。江戸時代末に1人の職人が窯を開いたことからこの地で作陶が始まったと言われています。

特に「民芸運動」で用の美が見直されたことから、杓掛け、流し掛け、掻き落としの技法を用いた器が注目されました。現在多くの作家がいて、モダンな器もたくさんつくられています。

美濃焼(志野焼)

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photo by Yuki Yaginuma

岐阜県土岐市、多治見市、瑞浪市、可児市を中心に作られています。鎌倉時代から陶器生産がはじまったと言われ歴史が長く、現在日本の陶磁器生産量の約50%はこれらのエリアで作られています。志野焼、織部、黄瀬戸、瀬戸黒など多彩な表現があり、人間国宝も現在までに6名認定されていて、人間国宝や有名陶芸家が作陶したと証明できる器は、高値で買取してもらえるでしょう。

楽焼(らくやき)

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photo by Robert Couse-Baker

ろくろを使わず、手とへらだけでつくられた器のことです。千利休好みの、手ごねならではの厚みと歪みが味わい深い「茶道具」が人気です。特に千家十職である「樂吉左衛門」、通称「楽家」歴代当主が作製した作品が買取で人気が高いです。また観光地などで絵付け体験ができることを楽焼と称することもありますが、こちらは有名人が描いたなどの付加価値がない場合、買取は難しいでしょう。

漆器(しっき)

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photo by 挪威 企鵝

漆を塗り重ねてつくるつややかな器です。朱色や黒がポピュラーで、蒔絵や沈金などの技法を用いた、手間暇かかった高級な漆器も多くあります。日本では青森の津軽漆器や京都の京漆器、沖縄の琉球漆器まで日本各地に名生産地が数多くあります。

以下はウリドキの査定金額です

商品画像 商品名 買取価格
輪島塗漆器 輪島塗漆器 500円
越前漆器 広蓋 越前漆器 広蓋 1,000円
山中漆器 山中漆器 1,000円
琉球漆器 東道盆 面取山水 べんぼう 琉球漆器 東道盆 面取山水 べんぼう 18,000円
漆器 漆器 1,000円

2025年8月28日時点

和食器買取まとめ

ご紹介した代表的な和食器は、いずれも買取してもらえるでしょう。特に名のある作家が作陶した器や、骨董的価値のある古い器は高値が期待できます。複数のお店できちんと査定してもらい、より満足のいく買取をしてもらいましょう。

また、以前暮らしていた町では、使わなくなった普段使いの和食器を「ご自由にお持ちください」と、籠に入れて外に置いているお家が時々ありました。お金にはなりませんが、新たに使う方の手に渡り長く使っていただける方法としておすすめです。

あなたの大切な和食器は、上手に買取してもらいましょう。

木暮康雄 (監修者)

ウリドキ株式会社代表取締役。ウリドキプラスの発行人でもある。
リユース業界での起業・事業運営の経験が豊富でリユースの専門家としてのメディア出演歴も多数。
著書に「リユース革命」(幻冬舎)。自身が運営する「リユースチャンネル」は登録者数1万人を突破。

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