エミールガレを高額買取してくれるオススメ店2選と高く売るコツ

  • 2024年5月27日
アールヌーヴォーの騎手“エミールガレ”買取の注意点とは?

優美な曲線、繊細な色使い、詩情あふれる佇まい…。アールヌーヴォーの騎手、エミールガレは、日本各地の博物館に収蔵されているほどファンが多いガラス工芸家です。芸術的価値が高いことから、買取価格もかなり幅がある模様。今回は、気になるエミールガレの買取についてまとめました。

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エミールガレとは

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photo by lartnouveauenfrance

アールヌーヴォーを代表するフランス人ガラス工芸家のエミール・ガレ。1878年、パリ万国博覧会において、酸化コバルトで淡青色に発色させた月光色ガラスや陶器を展示し、見事銅賞と銀賞を受賞したことをきっかけに、より有機的なラインで、動植物を配した芸術性あふれる詩的なガラス製品を数多く発表し、アールヌーヴォーの寵児となりました。

フランスの片田舎で育ったエミール・ガレは、幼い頃から植物に惹かれ深い知識を得、大人になってガラスを作り出してからもなお、他の人が見向きもしなかった「枯れ葉」や「かげろう」などをモチーフに、自身で発明した複雑な技法を用い、オリジナリティ溢れる作品を製作しました。

真贋の見極め

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photo by Jean-Pierre Dalbéra

その人気ゆえに、残念ながらエミールガレの偽物も数多く出回っているので気を付けなければいけません。本物と偽物を見極めるコツは多くあります。例えば、エミールガレ作品には必ずサインがありますが、つくられた年代によって、かなり多くの種類が存在しているので素人には判断がつきかねます。

また、作品上部にサインがある場合、残念ながら偽物であることがほとんどのようです。他にも、動植物に造詣が深いエミール・ガレとしてはあり得ない、雑な植物や動物は偽物に多くみられる特徴です。とはいえ、現代の技術で、より巧妙に作成される偽物も散見されています。

いわゆる“ガレ風”と称されるアールヌーヴォー調のライトなど、エミールガレを意識したデザインのものも数多くあります。お持ちの作品が、本物のエミールガレ作のものなのかどうか判断がつかない場合は、鑑定を頼むのも1つの方法です。

例えば、栃木県の那須にあるエミールガレ美術館では、1作品につき5,000円で真贋を判定してもらえ、遺産分割や保険手続き等で鑑定者が必要な場合は1作品、25,000~鑑定してもらえます。買取の際、第三者による真贋のお墨付きがあると、買いたたかれる心配もなくなり、優位に買取を進められるでしょう。

エミールガレの買取価格

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photo by Joe Mabel

気になるエミールガレの買取価格ですが、状態の善し悪し、デザインの優美さ、大きさなどでかなり買取価格は異なります。実際の査定額は、数万円から数千万円までとかなり作品によって差があり、それだけにエミールガレの買取に長けている、知識豊富なお店で査定してもらうのが重要です。

買取店のサイトに記載されている買取価格では、エミールガレのランプの買取価格は30万円、65万円、140万円、180万円ほど。エミールガレの花瓶の買取価格は、8万円、178,000円、20万円、70万円、82万円などとやはり差があります。

エミールガレが描いたシャンパン

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photo by Dale Cruse

ペリエ・ジュエ社のシャンパン「ベルエポック」には、エミールガレが描いた優雅なアネモネの花が飾られています。ベルエポックは、お酒の買取をしているお酒買取店で買取できます。買取価格は、未開封のベル・エポック ブリュットの買取価格が5,000円~1万円、ベル・エポック ロゼの買取価格は14,000円~18,000円ほど、ベル・エポック ブラン・ド・ブランの買取価格は24,000円ほどです。

ベルエポックの空き瓶の買取価格は記載されていませんが、ネットオークションでは、空ボトルの落札価格500円~900円。非売品のシャンパングラス未使用6客セットは5,000円~7,000円ほどで落札されています。

参考記事:エミール・ガレの花が描かれた“ベル・エポック”買取まとめ

エミールガレの買取価格をあげるポイント

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photo by Jean-Pierre Dalbéra

エミールガレの作品は、同じデザインとはいえ、1点ずつ色の出方やグラデーションが異なるので買取価格はかなり差があります。また偽物が多い特性上、査定は厳密で時間を要することもが多いそうです。電話やメールなどで、まずは売りたいエミールガレ作品について問い合わせし、対応の良さや利用しやすい買取方法について相談した後、実際に作品を見せて査定してもらいましょう。

また、鑑定書を所持している場合は、必ずスタッフに見せ、購入した時期や購入した場所が分かるならあわせて伝えましょう。1つのお店ですぐ買取を決めるのではなく、数店のお店で相見積りをとると、より高値で買取されます。

エミールガレ買取おすすめ店

エミール・ガレ買取専門店Dan-Sha-Ri(ダンシャリギンザ)

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出典:エミール・ガレ買取専門店Dan-Sha-Ri(ダンシャリギンザ)

銀座1丁目駅から徒歩1分、ビルの4階にある買取店です。お問合せはフリーダイヤルの電話とLINEに対応しています。買取方法は「宅配買取」「店頭買取」「出張買取」の3種類。宅配買取は、往復の送料無料で、無料宅配キットが利用可能。エミールガレなど高額商品には、出張買取がおすすめ。出張対応エリアは全国どこの場所でもOKです。

アンティーク食器ファン

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出典:アンティーク食器ファン

数多くのアンティーク食器などを扱う、アンティーク食器の通販店舗「アンティーク食器ファン」では、買取も行っています。エミールガレの作品は、花器やライト、ボンボニエール、家具など多数扱っていて、真贋の造詣も深く安心してお任せできるでしょう。「買取査定」では、写真を添付して送ることができるので、まずはご自宅にあるエミールガレについて、気軽にお問合せしてみましょう。

エミールガレ買取まとめ

ちなみに、初めてエミールガレが出展した1878年のパリ万国博覧会では他にトーマス・エジソンの蓄音機や自動車、日本からも多くの出展があり、ジャポニズム旋風が吹くきっかけとなったようです。日本人の友人もいたエミールガレは、日本への興味も抱いていた様子。

一方日本には、北海道立近代美術館や白浜アール・ヌーヴォー美術館、那須にあるエミール・ガレ美術館、ポーラ美術館など各地にエミールガレの作品を収蔵している美術館が多くあり、エミールガレと日本の縁を感じます。古き良き時代を代表する、エミールガレの作品は、取引豊富なお店にお任せしましょう。

木暮康雄

木暮康雄 (監修者)

ウリドキ株式会社代表取締役CEO。ウリドキプラスの発行人でもある。
リユース業界での起業・事業運営の経験が豊富でリユースの専門家としてのメディア出演歴も多数。
著書に「リユース革命」(幻冬舎)がある。

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