オメガスピードマスターといえば、スイスの老舗時計ブランド「OMEGA」を代表する人気シリーズです。
長い歴史の中で人類とともに進化を続けるスピードマスター には、さまざまな種類や特徴があります。
オメガスピードマスターにはどのような歴史があり、どのような種類や特徴があるのか詳しくは知らない人もいるのではないでしょうか。
この記事ではオメガスピードマスターシリーズの種類や特徴・歴史について解説していきます。
オメガスピードマスターの歴史
オメガスピードマスターは3種類のスポーツウォッチ「マスターシリーズ」の1つで、1957年に発売されました。
スピードマスターの始まりである1stモデル「Ref.CK2915」は、もともとはレーサーのために開発された腕時計です。
世界初となるタキメーターベゼルが採用され、高い視認性から多くのレーサーや空軍に愛用されたといわれています。
1959年にモデルチェンジしたスピードマスターは1962年、人類初の有人宇宙飛行の際に宇宙飛行士が着用し、初めて宇宙空間に出た腕時計となりました。
NASAによる過酷な条件での耐久テストに耐え抜いたスピードマスターは、1965年に宇宙飛行士の標準装備として認められます。
それによってオメガのスピードマスターは性能の高さを証明し、さらに信頼される腕時計となったのです。
1969年、人類初の月面着陸の際に宇宙飛行士たちが着用していたのも、もちろんオメガスピードマスターでした。
当時のモデルであったスピードマスター プロフェッショナルは「ムーンウォッチ」という愛称で親しまれるようになります。
その後もマイナーチェンジを繰り返しながらデザイン性や機能性を向上し続け、多くの人から愛される腕時計になりました。
オメガスピードマスターの特徴
多くの人を虜にしているオメガスピードマスターは、幅広い価格帯で自分に合ったものを選ぶことが可能です。
また、モデルが豊富で風防も選べるという特徴がありますのでそれぞれ解説していきます。
モデルが豊富
長い歴史の中で文字盤やベゼル、ダイアルや針の形状など様々な部分が少しずつ変化し、豊富なモデルバリエーションがあることが特徴です。
オメガスピードマスターはこれまでに7回のモデルチェンジを経て、2021年には第8世代となるモデルが発表されています。
モデルが変わっても大幅にデザインが変わる訳ではなく、機能や実用性が進化し続けることもファンから愛され続ける理由の1つです。
風防の種類も選べる
スピードマスターの風防には「ヘサライト風防」と「サファイアクリスタル風防」があるため、好みや使う環境によって選ぶことが可能です。
ヘサライト風防は、ムーンウォッチと呼ばれる「スピードマスター プロフェッショナル」にも採用されていることからも、主に宇宙空間で最適な風防だといえます。
ヘサライトは強度と柔軟性に優れたプラスチックの一種で、強い衝撃を受けてもヒビが入るだけで割れて破片が散らばることはありません。
そのため、宇宙空間で風防が損傷を受けても破片が散らばらず、宇宙服や精密機器を傷つける心配がないのです。
一般の人には一見必要性が感じられないかもしれませんが、ヘサライト風防には宇宙空間で使われているという付加価値があり、傷が入っても磨いて綺麗にすることで愛着も深まるでしょう。
サファイアクリスタル風防はヘサライト風防よりも強固で傷が入りにくく、透明度が高く視認性も優れています。
一方で傷が入ると修復が難しく、強い衝撃を受けると割れて砕け散ってしまうという面があるため注意が必要です。
オメガスピードマスターの種類
オメガスピードマスターは豊富なラインナップが揃っており、それぞれに個性と魅力が光るシリーズです。
- スピードマスター プロフェッショナル
- スピードマスター オートマティック
- スピードマスター ムーンウォッチプロフェッショナル
- スピードマスター ダークサイド オブ ザ ムーン
中でも代表的な上記の4つについてそれぞれ紹介していきます。
スピードマスター プロフェッショナル
スピードマスタープロフェッショナルは60年以上前から生産されており、オメガスピードマスターを代表するモデルだといえるでしょう。
NASAの宇宙飛行士の標準装備として認められていて、ムーンウォッチとも呼ばれています。
ヘサライト風防とサファイアクリスタル風防から選択できることや、手巻き式クロノグラフであることが最大の特徴です。
1966年以降のスピードマスタープロフェッショナルの文字盤には「PROFESSIONAL」の文字が表記されています。
スピードマスター オートマティック
1988年から2006年まで生産されていた、自動巻き式のモデルです。
シンプルでスポーティーなデザインに伴い機能も至ってシンプルで、クロノグラフ機能のみとなっています。
文字盤はブラックで、さまざまなシーンに合わせやすく、複雑な機能も無いため初心者向けのスピードマスターです。
また、流通量が多いため、比較的安価で手に入れやすいモデルだといえます。
スピードマスター ムーンウォッチプロフェッショナル
2021年から発売されている新作ムーンウォッチで、通常モデルとシースルーバックモデルから選ぶことができます。
時計内部のムーブメントが刷新され、さらに精度が上がり、磁気への耐性も大幅に向上しました。
通常モデルではヘサライト風防、ブレスレットはサテン製で、シースルーバックモデルではサファイアガラス風防、ブレスレットはサテン&ポリッシュ製となっています。
これまでのムーンウォッチと比べブレスレットの駒ひとつひとつが小さくなり、バックルにストライプラインが入ったデザインは新鮮です。
ヴィンテージを感じるデザインと、内部の高スペック化とのギャップが魅力的な腕時計となっています。
スピードマスター ダークサイド オブ ザ ムーン
2013年に登場したシリーズ「ダークサイド オブ ザ ムーン」は月の裏側を意味し、ブラックセラミックからなる黒を基調としたデザインになっています。
ブラックセラミックは軽量なうえ傷つきにくい素材のため、「スピードマスター ダークサイド オブ ザ ムーン」は実用性とデザイン性ともに優れた腕時計です。
カラーバリエーション豊富で、ケースにダイヤモンドや18金を取り入れたモデルも登場しています。
2018年にはアポロ8号の打ち上げ50周年を記念して「スピードマスター ダーク サイド オブ ザ ムーン アポロ8号」が発売されました。
スピードマスター無印とプロフェッショナルの違いとは
スピードマスター無印とプロフェッショナルはそれぞれに特徴があり、どちらも人気の腕時計です。
スピードマスター無印とプロフェッショナル、それぞれにどのような違いがあるのか解説していきます。
文字盤デザインのバリエーションの数
無印は文字盤のカラーやデザインのバリエーションが豊富ですが、プロフェッショナルの文字盤は基本的に黒色です。
プロフェッショナルの場合は視認性を重視する傾向があり、文字盤が見やすいように黒を基調としています。
クロノグラフか手巻き式か自動式
無印は自動巻き式であるのに対し、プロフェッショナルでは手巻き式クロノグラフを採用しています。
世間的には自動巻き式が主流ではありますが、宇宙空間でも使用されるプロフェッショナルにおいては手巻き式がマストです。
スピードマスターの種類の見分け方とは?
スピードマスターには種類ごとにさまざまな特徴があるため、各部品によく注目しましょう。
見分けるポイントとしては、特に以下の違いについて理解しておく必要があります。
- 手巻き式なのか自動巻き式なのか
- 文字盤の色や装飾
- 風防はヘサライトガラスなのかサファイアガラスなのか
- 裏蓋はシースルーバックなのかソリッドバック(通常蓋)なのか
- バックルの違い
- ムーブメントの違い
まず、文字盤に「PROFESSIONAL」の文字が表記されていれば「スピードマスタープロフェッショナル」で間違いありません。
その他の部分についてはさまざまなパターンがあって選べるため、ここでは「この種類はこの部分がこうなっている」とは一概にはいえず調べて見比べてみることをおすすめします。
スピードマスターの中古相場
スピードマスターの中古相場は全体的に上昇傾向で、中には定価とほぼ同等か定価よりも高い相場となっているモデルもあります。
例えば、2014年に生産されたスピードマスター プロフェッショナルの中古相場は年々上昇していて、2022年時点では50万円〜60万円です。
さらにはスピードマスター オートマティックシリーズの中古相場も20万円〜30万円となっており上昇傾向となっています。
いずれも高価格で推移していることから、スピードマスターは人気があり需要が高まっているのです。
また、中古相場が高騰しているのには円安の影響もあるため、購入や売却の際にはタイミングの見極めも重要になってくるでしょう。
スピードマスターの買取におすすめな店舗
腕時計を売却したことがない人は、どこで買取してもらえばいいのか分からない場合が多いのではないでしょうか。
腕時計の買取実績が豊富で査定も丁寧な、おすすめの店舗を紹介します。
なんぼや
特徴
- 全国に128店舗を展開
- 時計の年間買取金額日本一
- 出張買取・オンライン買取・宅配買取が可能
店舗紹介
全国に128の買取店舗があるなんぼやグループは、時計の年間買取金額が日本一に輝いた実績を誇ります。
なんぼやには専属の時計技師が在籍していて、修理やメンテナンスを業者に委託する必要がないため、費用を抑えてその分買取金額に還元することが可能です。
取り扱いジャンルも買取方法も幅広く、店頭買取の他に出張買取・オンライン買取・宅配買取に対応しています。
電話やLINEでの無料査定も可能なため、気軽に査定を依頼することができるのも魅力的です。
買取実績
- オメガ スピードマスター コーアクシャル:¥380,000
- ロレックス サブマリーナ 16610LV:¥1350,000
- タグホイヤー クロノメーター WH514:¥650,000
出典:なんぼや
口コミ
いつも利用させていただいております。よく時計を持ち込みますが、思った以上の高額査定が出ることもあり、今後も利用したいと思います。
出典:なんぼや
時計買取りして頂きました。納得いくまで交渉させて貰い、ほぼ満足いく価格での形で買取成立しました。
出典:なんぼや
店舗情報
店舗名 | なんぼや 銀座本店 |
電話番号 | 0120-66-1333(受付時間10:00~19:30) |
住所 | 〒104-0061 東京都東京都中央区銀座5-7-4 鳩居堂ビル6F |
アクセス | 東京メトロ銀座駅A2出口から徒歩1分 JR有楽町駅より徒歩7分 |
駐車場 | 銀座4丁目公共駐車場 |
営業時間 | 10:00~19:30 |
定休日 | 年中無休 |
主な買取ジャンル | 貴金属・ブランド品・時計・骨董品など |
買取方法 | 店頭買取・宅配買取・出張買取・オンライン買取 |
会社名 | バリュエンスジャパン株式会社 |
古物商許可番号 | 東京都公安委員会許可 第301102004121号 |
査定士 | – |
店舗ページ | 公式サイト |
その他特徴 | 完全個室(4ブース)、充電器貸出、ドリンクサービス、駐車場割引サービス券有 |
GINZA RASHIN
特徴
- 販売・買取・メンテナンスまで一括して手掛けている
- 個別ブースで落ち着いて査定できる
- 下取りで時計の買い替えも可能
店舗紹介
GINZA RASHINは販売・買取・メンテナンスまで一括して手掛ける東京都中央区銀座の腕時計専門店です。
個別ブースにて査定が進められるため、落ち着いて取引きすることができます。
GINZA RASHINでは買取だけでなく下取りも可能なため、売却して時計を買い換えることが一度にできるのは魅力的です。
店頭買取と宅配買取が可能で、LINEから査定してもらうこともできます。
買取実績
- オメガ スピードマスター 300m マスターコーアクシャル:¥380,000
- オメガ スピードマスター プロフェッショナル ムーンウォッチ クロノグラフ:¥350,000
- オメガ スピードマスター デイト ジャパンリミテッド cal.3304:¥280,000
出典:GINZA RASHIN
口コミ
今回の買い取り金額、対応の早さに大変満足しています。今後また時計の購入、買い取りがあればまたよろしくお願いいたします。
出典:GINZA RASHIN
今回2回目の利用です。会員登録もしたのでポイントを貯めていこうと思います。さて、手続きですが商品が御社に届いてからの振込が早いのはとても安心できます。買取価格も最初聞いたものと変わらず的確な説明でした。ありがとうございました。
出典:GINZA RASHIN
店舗情報
店舗名 | GINZA RASHIN 銀座本店 |
電話番号 | 03-6252 1515(受付時間11:00~19:30) |
住所 | 〒104-0061 東京都中央区銀座8-7-11 ソワレド銀座第2弥生ビル1F |
アクセス | JR・地下鉄各線 新橋駅から徒歩約5分 地下鉄 銀座線・日比谷線 銀座駅A4出口より徒歩約5分 |
駐車場 | – |
営業時間 | 11:00~19:30 |
定休日 | 年中無休 |
主な買取ジャンル | 時計 |
買取方法 | 店頭買取・宅配買取 |
会社名 | 株式会社羅針 |
古物商許可番号 | 東京都公安委員会許可 / 第306600608680号 |
査定士 | – |
店舗ページ | 公式サイト |
その他特徴 | 腕時計の販売・買取事業 腕時計の法人営業事業 |
売却前にオメガスピードマスターの相場を調べておこう
オメガスピードマスターの売却を考えている人は、事前に買取価格の相場を調べておきましょう。
人気高騰中のオメガスピードマスターは買取り強化中である場合が多く、予想より高価格で買取りしてもらえるチャンスかもしれません。
1988年に発売された「スピードマスター オートマティック」に至っては、当時の販売価格は22万円ですが買取価格の相場は20万円〜25万円となっています。
まずは査定してもらい、なるべく高く買取ってくれるところで売却しましょう!