岡山は、日本刀の故郷と言われており、様々な名刀が作られたことで知られています。
そんな岡山県で、日本刀の買取を検討している方はいらっしゃいませんか?
今回の記事では、岡山県で日本刀を売りたい際におすすめの買取店についてご紹介します。
また、日本刀を買取してもらう際のルールや査定基準についても詳しく説明しているので、ぜひ参考にしてみてください。
日本刀を買取してもらう際のルール
日本刀は、一歩間違えれば凶器にもなってしまう物なので、所有する際はいくつかのルールがあります。
まず、日本刀には基本的に「銃砲刀剣類登録証」というものが発行されています。
これは、元来武器として使われていた日本刀・銃砲・刀剣類を銃砲刀剣類所持等取締法第14条の規定により、美術品・骨董品として後世に残すために発行されているものです。
登録の際は、各都道府県の教育委員会に登録の手続きをする必要があります。
日本刀を買取してもらう際は、まずこの登録証があるかないかを確認しましょう。
万が一なかった場合は、速やかに最寄りの警察署に届け出なければ違法行為となってしまいますので、早めに手続きを行いましょう。
これにより銃砲刀剣類登録証のある日本刀・銃砲・刀剣類は売買することや所持することまた相続することが認められます。
また、銃砲刀剣類登録証は日本刀一振り一振りに対して発行されるものなので、どの登録証がどの日本刀に対して発行されているのかわかるように管理しておきましょう。
日本刀のおすすめ買取店6選
刀剣佐藤
刀剣佐藤は、岡山県倉敷市の一般社団法人倉敷刀剣美術館内にある、日本刀・刀剣の買取及び鑑定の専門店です。
同店の代表は40年の目利きの経験を持っており、日本刀に対する深い知識があることが伺えます。
買取方法には、持込・郵送・出張の3つの方法があります。
メールやLINEでの事前査定も受け付けているので、まずはお気軽に問い合わせてみてはいかがでしょうか。
備前屋
備前屋は、岡山県岡山市にある日本刀の専門店です。
買取方法は、店頭・宅配の2つの方法が利用できます。
錆びていたりするものでも買取可能なので、状態に自信がないという方もまずは気軽に問い合わせてみてはいかがでしょうか。
なお、万が一買取価格に納得がいかない場合でもキャンセル可能となっています。
骨董品買取専門岡山
骨董品買取専門岡山は、有限会社夢商人が運営する日本刀、骨董品等の買取専門店です。
日本刀をはじめとして、カメラや時計など様々な骨董品を取り扱っています。
買取方法は、店頭・出張の2つに対応しており、電話問い合わせをして買取店と相談の上決定となります。
出張買取の対応地域は岡山県全域となっているので、岡山県にお住いの方であればどなたでも利用することができます。
新古美術さくや
新古美術さくやは、美術工芸品を全般に扱う岡山市南区にある買取専門店です。
取扱い商品は、骨董品・象牙・日本刀・刀剣・武具・茶道具などです。
買取方法は、出張と持ち込みの2つの方法から選べます。
買取を申し込む際は、まずは電話で日時を相談する必要があります。
なお、どちらの買取方法も査定金額は現金で支払いしてもらうことができます。
岡山骨董買取センター
岡山骨董買取センターは、株式会社リベラルマーケティングの運営する骨董品の買取専門店です。
取扱い商品は、刀剣類・中国骨董品・絵画・掛け軸・茶道具・西洋美術品・着物などになります。
同店は、出張買取のみを行っている買取店で、店舗を持たない無店舗型の買取店です。
無店舗型のお店は店舗を維持するコストがかからないので、その分を買取金額に還元しており高価買取が期待できるのが特徴です。
新古美術文大
出典:新古美術文大 HP
新古美術文大は、刀や武具類、骨董品など、古美術と名の付くようなものの買取を専門としている買取店です。
刀剣類に関しては、月間20振以上の商品を全国から買取をしているとのこと。かなりの実績を持つ買取店となっています。
査定の難しい刀剣類ですが、新古美術文大の査定士である谷辺さんは、この道10年ながらも毎月10,000点以上の骨董品を見続けている勉強家の査定士なので、最適な価格を提示してくれるでしょう。
また、同業者の鑑定支援や士業の相続鑑定にも携わっているとのことなので、鑑定眼にも期待大です。
その人柄や知識量、価格の納得度は口コミにしっかり現れており、対応、価格、どれをとっても評判のいい買取店となっています。
また価格においては、店舗多く持たないコストカット運営により、高額買取が実現できる仕組みがあるのも魅力的です。
日本刀の査定基準
日本刀の相場はいくつかの要素が重なりあって決まります。その代表的な要素をご紹介します。
日本刀の制作年代
日本刀の評価は、作られた年代によって変わってきます。
一般的に古いものほど価値が高いとされおり、古刀・新刀・新新刀・現代刀の順に価値が低くなっていきます。
位列
日本刀には、その時代に応じて位列と呼ばれるものがあり、日本刀の査定基準の一つとなっています。
位列には、「業物位列」と「新刀・新々刀位列」と呼ばれるものがあります。
業物位列とは、柘植方理平助が定めた切れ味の位で、「最上大業物、大業物、良業物、業物」の4つにランク分けされています。
新刀・新々刀位列は、藤代義雄が著書『刀工辞典』の中で、現代的な視点からランク付けした位列です。
昭和以降を除く新刀・新々刀が対象となっており、「最上作、上々作、上作、中上作、中作」の5つにランク分けされています。
鑑定書
日本刀の買取価格を決める要素の一つに、公益財団法人日本美術刀剣保存協会の鑑定書があります。
保存刀剣・特別保存刀剣・重要刀剣・特別重要刀剣の順番に数が少なくなり、特別重要刀剣がもっとも少なく高価とされます。
日本刀の市場価値
市場価値とは、日本刀の人気度による相場の価値です。
有名な刀剣であるとか、映画・小説で人気がでると市場価値があがり、取引される相場は高くなります。
日本刀の希少価値
希少価値とは、その日本刀が文字通り少ないために相場の価値が上がる事です。
歴史上の武将や、有名人が所有していたことも希少性を高めます。
同じ刀工の作品でも銘文が珍かったり、作風が変わっていたりする希少性の高い物は、相場価格以上で取引されることがあります。
日本刀高価買取のコツ
日本刀の状態
日本刀は美術品なので綺麗なほど高く買い取ってもらえ、傷や錆のない状態ほど高い値が付きます。
付属品の有無
日本刀を買取に出すときには、付属品が揃っていれば買取額は高くなります。
日本刀の収納箱・鑑定書・登録証・証明書などがあれば一緒にお出しください。
登録証の有無
日本刀を買取に出すには、銃砲刀剣類登録証が必要です。
これがなければ買う事も売る事も所持することも出来ません。
もしなくしていた場合、新たに最寄りの警察署に届け出て、各都道府県の教育委員会に再交付申請の手続きをすれば再発行してもらえます。
専門店に買取してもらう
日本刀は査定の難しい商品です。
いくつかの複合的要素を正しく査定しなければ正統な評価を下すことが出来ません。
大切な日本刀を正しく評価して買い取ってもらうには、やはり長年の経験と鑑定眼をもったお店に出したほうが良いでしょう。
まとめ
岡山は日本刀の故郷ともいわれており、特に備前長船は今も名刀として有名です。
そんな日本刀にゆかりのある地域ですから、日本刀の専門店も多くあることがわかりました。
今回ご紹介した買取店や査定基準などの情報を参考に、ぜひ高価買取を目指してみてください。