漆器を高価買取してくれるおすすめ店5選 | 高く売るコツも教えます

使っていない漆器を買取ってほしいと思っても、どの買取店にお願いすればいいのか、そもそも価値があるものなのかなどわからないことが多いですよね。

実は漆器などの骨董品の買取は、査定士の目利きによって買取金額が確定することが多く、どんな査定士に買取をしてもらうかによって金額が変化します。つまりきちんと買取店を選ぶことが、高価買取のポイントになるということです。

しかし知識がなければ、どこの買取店がいいのか選ぶことは簡単ではありません。適当に買取店を選んだ結果、本来の価値以下で買取られてしまうことになり後悔することも。

正しい価値をつけるためにも、漆器買取の知識や買取店選びのコツは把握しておく必要があります。

この記事を読んで、漆器の買取相場や買取店選びのコツを知ることで、後悔しない買取の知識を身に着けましょう。買取店を探す前に読んで、ぜひ参考にしてみてください。

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【相場観を養う】漆器の高価買取事例

いきなり漆器を買取に出そうとしても、どれぐらいで買取ってもらうのが相場なのか、まったくわからないという人も多いのではないでしょうか。漆器は、種類や作家によって価値がおおむね決まっていて、その保存状態や人気の度合い、需要などで買取金額が上下します。

まずは漆器の高価買取事例をご紹介するので、漆器の相場を学んでみましょう。

（2023年1月6日現在）
出典：骨董品買取の福助

漆器の高額取引事例で多いのは作家物や骨董品です。これらは文化的価値も高く、数十万円の価値が付くことも珍しくありません。

また、日本を代表する漆器の産地である石川県の輪島塗は、漆器のなかでも特に人気があります。繊細で優美な漆器は、国の無形文化財にも指定されました。

数多くの有名作家も輩出し、作品のジャンルも多岐にわたっているため、作品によって数千円から百万を超えるような作品まであります。

近年はプラスチックにウレタン塗装を施し、漆器風に仕上げた作品も多く出回っていますが、本来の漆器は天然の木材に天然漆を塗って仕上げるものです。

さらに、漆の上に金や銀などで模様を描く「蒔絵」という技法を用いた漆器は、華やかさがあり優美な雰囲気が漂います。このような、本物の漆器に蒔絵が施されている作品は人気があり、買取金額が高い傾向です。

漆器の買取方法はおもに4つ

漆器のおもな買取方法をご紹介します。

漆器は持ち運ぶ際に傷がつきやすい品です。買取の際に傷がついてしまうと大きく査定額に響くので注意が必要。

自分のライフスタイルや運搬方法によって、安全に買取が進められる方法を選ぶようにしましょう。

店頭買取

買取店に直接品物を持って行き、買取ってもらう方法です。

直接査定士と話せるので、価格に納得がいくまで相談できることがメリット。一方で店舗まで漆器を運ばなければならず、運搬の際に傷つくことを防がなければなりません。

扱いに慣れていない場合は、運搬リスクがデメリットといえるでしょう。

宅配買取

荷物の配達サービスを利用して、買取を行う方法です。自分で持ち運ばずに査定が受けられるので、量が多いときや大きいときに便利。扱いに慣れていない人でも利用しやすい買取方法です。

一方で、デリケートな漆器が傷つかないよう気をつけて梱包する必要があり、不織布やティッシュをはさむなどの工夫をしなければなりません。梱包方法を調べる手間がかかることが、デメリットといえるでしょう。

出張買取

査定士が家に訪問して、査定と買取をその場で行う買取方法です。

家から出ないで、漆器を運搬することもなく買取が完了します。しかし漆器の鑑定は専門性が必要なので、きちんと専門性を持った査定士が訪問してくるのかの事前確認が必要です。

知識が薄い査定士による鑑定にならないよう、店舗選びにはこだわる必要があります。

LINE査定

買取に出すかまだ迷っているという場合は、LINE査定がおすすめです。

査定の受け方は、買取を検討している品を写真で撮って送るだけ。写真をもとに、だいたいの買取金額を提示してもらえるというお手軽な査定方法です。

利用するメリットは、買取店にLINEアカウント以外の個人情報を渡すことなく、だいたいの買取金額が知れること。デメリットは、実際の査定額が変更になる可能性があるということです。

漆器を高く売るための店舗の探し方

せっかく漆器を買取ってもらうなら、できるだけ高い金額で買取ってほしいですよね。そのためには、買取店選びがとても重要なポイントです。

ここでは買取店を正しく選ぶことができるよう、店舗の探し方をご紹介します。

漆器の価値に詳しい査定士がいる

漆器の買取で重要なのは、本来の価値を正しく見極めることと、それに見合う正しい買取金額をつけられることです。そのためには漆器を見て、どこの漆器か、著名な作家が作ったものではないかなどを見極める、高い専門的知識が必要。

それが見極められないと、間違った鑑定のもとに査定額が算出されてしまい、損をすることになりかねません。事前に買取実績などを確認し、ブランドや作家を正しく鑑定できる査定士がいるかを調べて買取に出しましょう。

幅広い流通網を持っている

買取価格は、買取店の販路の特徴や、在庫状況によって日々変化します。同じ漆器を査定に出したとしても、似たような漆器の在庫を大量に抱えている状態の買取店では買取金額は安くなり、在庫がほとんどなく需要がある買取店では買取金額は高くなるのです。

つまり、在庫がどんどんなくなっていくような販路を持っている買取店がおすすめ。公式サイトなどを確認し、買取後の商品の流れを調査してみましょう。

希望する買取方法に対応している

前述したように、漆器の買取方法は大きく4種類あります。買取に出したい商品数や、運搬する方法、店舗の立地などさまざまな理由から希望する買取方法があるでしょう。

買取作業が負担にならないためにも、希望する方法を選択できる店舗を選ぶ必要があります。買取店のなかには買取方法を限定している店舗もあるので、注意が必要です。

余計な費用がかからない

店舗によっては、買取金額からさまざまな項目の諸経費が引かれてしまうことがあります。査定後にキャンセルしたことによるキャンセル費、買取金額の振込手数料、出張費用、送料などが主な諸経費です。

これらの金額が引かれると、せっかくの買取金額が下がってしまったり、買取にならなかったのにお金を払うことになってしまったりするので注意しましょう。

諸経費が一切無料という買取店を選ぶのがおすすめです。

漆器の高価おすすめ買取店5選

漆器に関する知識がないと、どの買取店に任せればいいか決めるのは難しく感じますよね。複数店見積もりを出すことが必要だとわかっていても、大量にある買取店のなかから複数店選ぶことすら大変な作業です。

ここでは、特におすすめの漆器買取店をご紹介します。査定を受ける店舗選びの参考にしてみてください。

※口コミ評価はウリドキやその他サイトの情報を参考にしています

バイセル【PR】

出典：バイセル

公式サイト

特徴

• 多ジャンルを扱う買取店
• 経験豊かなスタッフが在籍
• 全国的に出張買取対応可能

店舗紹介

着物や切手などを中心に、多くのジャンルの品を買取している大手買取店です。漆器を含む骨董品の買取実績も豊富で、高価買取実績も多数。骨董品買取の経験豊かで専門的な知識もあるスタッフが、漆器の買取も対応してくれます。

バイセルでは、まとめ売りすることで買取金額をアップさせることが可能です。まとめ売りする品はジャンルが異なっていても問題ありません。着物と漆器など、バイセルで買取可能な商品であれば、どんな組み合わせでも大丈夫。

家で不要になった品があれば、すべてまとめて査定に出すようにしましょう。

品数が多くなってしまった場合は、宅配や出張買取がおすすめです。自分で品物を運ばなくても買取に出せます。バイセルの宅配、出張買取は一部地域を除き全国から利用できるので、どなたでも簡単にバイセルで買取が利用できるでしょう。

買取実績

• 漆器 棗 田村一舟：40,000円
• 漆器 棗 一瓢斎：20,000円
• 漆器 棗 岡澤起幸：12,000円

出典：バイセル 漆器

店舗情報

八光堂

出典：八光堂

特徴

• 査定額満足度第1位
• 産地不明、多少の汚れありでも買取可能
• 目利きの経験歌かなスタッフが多数在籍

店舗紹介

40年にわたり、骨董品と美術品の買取を行ってきた専門店です。専門店なので、経験豊かな査定士が多数在籍しています。

八光堂には気軽に受けられる買取査定方法がたくさんあり、自分の負担が少ない方法で買取を進められることが特徴です。

写真で査定が受けられるLINE査定・メール査定は、時間を問わず利用でき、深夜でもメッセージを送っておけるので日中に時間が取りづらくても利用できます。直接査定士と話をして査定をしてほしい場合は、ビデオ通話での査定も可能です。

さまざまな方法で行われる査定に満足できれば、出張買取または店頭買取を利用してみましょう。

八光堂には、骨董品以外の不用品の買取も同時にしてくれるプランもあります。遺品整理など、大量の荷物を整理したいときにもおすすめの買取店です。

買取実績

• 漆器重箱：20,000円
• 金蒔絵漆器セット：200,000円
• 金高蒔 京物漆皿弐拾人前：50,000円

出典：八光堂

店舗情報

日晃堂

出典：日晃堂

特徴

• メール、LINEでの査定が可能
• 蒔絵、漆工芸の買取経験が豊富
• ひび割れや欠けがあっても買取可能

店舗紹介

骨董品の買取を専門的に扱う買取店で、全国から出張、店頭、宅配の買取方法で骨董品を買取っています。なかでもおすすめは、全国どこでも買取に来てくれる出張買取です。

漆器は欠けたり割れたりしやすい品で、取り扱いに慣れていないと運搬の際に傷をつけてしまう可能性があります。家まで専門家が来てくれる出張買取では玄関先に出すだけでOKなので、質を損なう心配はありません。

価値があるかどうかわからない品なのにいきなり出張買取は抵抗があるという人は、まずLINEやメールでの査定を受けてみてはいかがでしょうか。写真を送るだけで簡単に査定が受けられます。

もちろん、その金額で買取が確定するわけではありません。しかしだいたいの価値を知ることができ、買取に出すかどうかの参考にできますよ。

買取実績

• 蒔絵MONTBLANC 万年筆＆ボールペン：148,000円
• 掛軸 白隠彗鶴 南無阿弥陀仏（書）：3,800,000円
• 茶道具 音丸耕堂 彫漆紫陽花香合：290,000円

出典：日晃堂

店舗情報

緑和堂

出典：緑和堂

特徴

• エコリンググループの骨董品専門店
• 高額な取引でも即日現金買取ができる
• 国内外に豊富な販路がある

店舗紹介

大手買取店エコリングのグループ会社で、骨董品を専門に買取しているのが緑和堂です。骨董に精通する査定士が多く在籍し、専門的な知識で正確な買取を行います。

緑和堂は、日本国内だけでなく海外にも販売ルートを持っていることが強みです。漆器は英語で「Japan」とも呼ばれることがあるほど、日本を代表する工芸品で、日本の和の文化が好きな外国の方にも愛されています。

海外にも販売ルートを広げることで、買取れる漆器の幅を広くしているため、少し傷がついていたとしても値が付くことも。他店で断られてしまった場合は、一度緑和堂に持ち込んでみるのをおすすめします。

緑和堂での買取は原則として店頭か出張買取ですが、エリア外の場合は宅配買取を案内してくれるので、あきらめず一度問い合わせてみましょう。

買取実績

• 吉田宗利（華正）作『二季鳥 蒔絵 大棗』：25,000円
• 九代 西村彦兵衛（象彦）作即中斎書付『黒糸目独楽つなぎ食篭』：30,000円
• 鈴木光入作『遠山研出 香合』：15,000円

出典：緑和堂

店舗情報

エコリング

出典：エコリング 漆器

特徴

• 遺品整理など大量買取にも対応できる
• 出張買取は緑和堂のスタッフが対応する
• 作家が不明、価値があるかわからない場合も査定OK

店舗紹介

兵庫県に本社を置き、ブランド品や貴金属を中心に買取を行っている買取店です。店舗は直営店を70店舗、関西や関東に展開しています。

近くに店舗がない場合や、出張買取の対象外の人は宅配買取が利用可能。全国からエコリングを利用できます。

エコリングの特徴は、買取対象商品を1つ査定に出すことで、本来買取にならないような商品もまとめて買取ってくれるという点です。

例えば漆器とノーブランドの服を一緒に査定に出す場合、単品では買取ができないノーブランドの服も漆器があることで査定を受けられ、買取価格が付きます。

遺品整理や引っ越しなど、大量の荷物を整理したい場合にとくにおすすめの買取店です。

買取実績

• 李泉作 蒔絵硯箱：80,000円
• 時代板文庫 硯：150,000円
• 金漆蒔絵梨地鶏図盆：70,000円

出典：エコリング 漆器

店舗情報

漆器を高く売るためのコツ

漆器の買取金額は、作り手や種類など、漆器そのものの価値によって決まってしまう部分が大きいので、買取の際に金額を大幅にアップさせることは難しいかもしれません。

しかし、コツを押さえて本来の価値から減点されるポイントを減らせば、買取金額を少しでもアップさせることは可能です。買取に出す際の参考にしてみてください。

保管方法に気をつける

漆器は傷つきやすいので、長期保管する際は柔らかい布でくるむなどして、傷がつかないようにしておきましょう。漆器同士を重ねて保管する場合は、一つひとつの漆器が直接触れ合わないように、布などをかませておく必要があります。

また、漆器は紫外線にも弱いため、日光が当たらないところで保管しましょう。乾燥にも弱いため、水の入った容器と一緒に食器棚などに入れておくことがおすすめ。

ただし、漆器に水がついているとカビの原因になるので、漆器はぬれないように注意が必要です。

箱や付属品は揃えておく

漆器の入っている外箱には、漆器の作家や種類などが書かれている場合があります。それらは漆器の価値を証明してくれるものでもあるので、一緒に保管しておいて査定に出しましょう。

未開封の状態で保存してあり、箱の周囲に紐などがついているものはそのまま破かずに置いておくと、未開封の証明になり価値が上がります。

買取相場を把握しておく

漆器は専門的な知識を持っていなければ、鑑定が難しい品です。骨董品などの買取知識に乏しい買取店や査定士の場合、本来の価値よりも安い買取金額での取引を持ちかけられることもあります。

その際に買取相場をある程度理解しておけば、交渉することや買取をキャンセルして他店に持ち込むことも可能です。査定を受ける前に、持っている漆器の買取相場は把握しておきましょう。

ほかのアイテムと一緒にまとめ売る

買取店によっては数点まとめ売りすることで、買取金額を数％アップさせるという店があります。使用しない漆器や骨董品がある場合は、一緒に査定に出しましょう。

また、前述したバイセルのように、骨董品以外のジャンルの買取も行っている店舗では、ブランド品などと組み合わせて買取に出すこともできます。

不要になった多ジャンルの品を一度に買取ってほしいという場合は、買取金額もアップして不用品も一度に片付き、一石二鳥です。

複数業者に依頼する

漆器の買取は査定士によって査定額に差が出ることがよくあります。そのため複数の買取業者に査定を受け、一番買取金額が高いところを探さなければなりません。

しかし、一店ずつ査定を依頼していくのは時間も労力もかかってしまい、少し面倒に感じるでしょう。

その場合は、複数社の一括査定ができるウリドキの利用がおすすめです。最大10社までの一括査定が受けられることで、一社ずつ連絡する手間を省け、簡単に依頼する店舗選びを完了できます。

漆器の買取店選びは慎重に

価値があるのかわからない漆器や、もう使わなくなった漆器は家にありませんか。

漆器は日本国内だけでなく、海外でもコレクターがいるほど多くの人に愛される工芸品です。自宅では使わなくても、買取に出すと意外な価値がつくことがあります。

また買取に出すことで、漆器をより大切に使ってくれる人の下へ送り出せて、漆器としての価値を発揮できるようになるでしょう。

この記事でご紹介した漆器の買取相場をみて、一度査定に出してみようと思った方は、ぜひ買取店選びのポイントや高価買取のコツを参考にしてください。