雛人形はどうやって処分すべき?一般的な供養とそのほかの処分方法

  • 2023年8月7日

「雛人形を処分したいと考えているが、どのように処分すれば良いか分からない」という方は多いでしょう。雛人形が不要になった際は「供養」するのが一般的ですが、それ以外の処分方法がダメというわけではありません。

そこで本記事では、供養を含め雛人形の処分方法についてまとめました。お金がかかる方法もあればかからない方法もあるため、ぜひご自身の都合などに合わせて選んでみてください。

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雛人形の一般的な処分方法は「供養」

雛人形を処分する際には、一般的には「供養」が行われます。雛人形をきちんと供養することで、その存在を感謝し、心を込めたお別れが可能です。

供養費用は、供養の形式や規模、雛人形の大きさや状態によっても変動しますが、一般的には5千円から3万円程度が目安とされています。

具体的な費用については、供養を実施している施設に直接問い合わせることがもっとも確実です。

雛人形を供養できる場所

雛人形の供養は、以下のような場所で行うことができます。

  • 寺院や神社:多くの寺院や神社では、雛人形の供養を受け付けており、お焚き上げやお参りの形式で行われることが一般的です。寺院や神社によっては、雛人形の供養に特化したサービスを提供している場合もあります。
  • 葬儀社や供養専門施設: 一部の葬儀社や供養専門施設では、雛人形の供養が可能です。特別な供養プランやイベントを設けており、より一層心を込めた供養ができます。
  • インターネットを通じた供養サービス:オンライン上で供養の手続きを行い、寺院や神社が代行して供養を行うサービスです。近年では、インターネットを通じて遠隔で雛人形の供養を依頼できるサービスも増加傾向にあります。

供養の詳細な方法や手続きについては、各施設に直接問い合わせるか、公式サイトやパンフレットなどの情報を参考にしてください。

「らくらく人形供養パック」もおすすめ

人形供養 花月堂の「らくらく人形供養パック」は、宅配で雛人形を送ることで、供養してもらうことができます。

料金は「人形のみ」「ケース入り」「道具や台座、段などのセット」によって異なりますが、例えば人形のみの供養であれば、一体につき2,200〜8,800円程度です。

人形供養のサービスには、ほかにも三明寺の「そのまま人形供養パック」や人形供養専門サイト メモリアルの「かんたん人形供養」などがあります。

いずれのサービスも公式サイトから申込み、箱に詰めて送るだけで供養が可能です。

供養以外に雛人形を処分する方法

「供養は利用したことがないから、ほかの処分方法も知りたい」という方もいるでしょう。

ここからは、供養以外に雛人形を処分する方法を紹介するので、ぜひ参考にして自分に合った処分方法を選んでください。

知人や友人に譲る

雛人形を欲しい知人や友人がいれば、譲ることがおすすめです。

もし雛人形に興味や思い入れを持ってくれる方がいれば、雛人形の価値や美しさを引き継ぐことができます。譲ることで雛人形に新たな命を与え、大切にしてもらうことができるでしょう。

雛人形を譲る際には、相手の関心や受け入れの意思を尊重し、お互いの都合に合わせて手続きや引き渡しを行うことが大切です。

雛人形を扱う買取業者に買取してもらう

雛人形を扱う買取業者に買取を依頼すれば、お金を得て処分できます。

買取業者は雛人形の状態や希少性、需要に基づいて査定を行い、適切な価格で買取してくれるでしょう。複数の業者に査定を依頼し、比較検討することでより良い取引ができます。

買取業者を選ぶ際には信頼性や評判を確認することが重要です。また、査定金額に満足できない場合は、妥協して売却はせずに断るようにしましょう。

施設やイベントなどに寄付する

施設やイベントなどに雛人形を寄付することで、無料で処分することが可能です。寄付先には、美術館・博物館・学校・保育園などが考えられます。

寄付によって、雛人形の文化や美しさを多くの人々と共有する機会を提供し、社会に貢献することができるでしょう。地域のイベントや慈善団体に寄付の相談をしてみると、喜んで受け取ってくれる場合があります。

不用品回収業者に回収してもらう

不用品回収業者に頼れば、雛人形の適切な処分が可能です。不用品回収は有料のサービスですが、業者がリサイクルや廃棄物の適切な処理を行ってくれます。

回収業者を選ぶ際には、事前に料金や処分方法を確認し、信頼性のある業者を選ぶことが重要です。違法な廃棄行為を避けるためにも、信頼性が高い業者に依頼しましょう。

不用品回収業者のサービスを利用することで、手軽に雛人形を処分できます。

オークションやフリマアプリで売る

オークションサイトやフリマアプリは多くのユーザーが利用しているため、広い範囲で販売が可能です。

写真や詳細な説明を添えて雛人形を出品し、興味を持つ人に見つけてもらうことができます。

売却に際しては、送料や手数料などの費用に注意しましょう。特に大型の雛人形を発送する場合は梱包や配送にも工夫が必要です。

オークションサイトやフリマアプリの利用方法や手続きについては、各プラットフォームのガイドラインに従ってください。

ごみとして捨てる

雛人形を処分する最後の手段として、ごみとして捨てる場合は、各自治体のゴミ収集ルールに従って処理しましょう。

一般的には可燃ごみや粗大ごみとして処分できることが多いですが、地域によって異なる場合もあります。できるだけ環境に配慮し、リサイクルや再利用が可能な方法を選ぶといいでしょう。

雛人形は日本の伝統文化を象徴するものであり、大切に扱われるべきですが、使わなくなった場合には適切な処分方法を選び、新たな価値を持つ道を見つけることが望ましいです。

雛人形の処分についてよくある質問

雛人形を処分する機会は多くないため、「供養しないとどうなるのか?」「適切な処分のタイミングはあるのか?」など気になることがある方もいるのではないでしょうか。

ここでは、雛人形の処分についてよくある質問を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

雛人形を供養しないとどうなる?

雛人形を供養しなかったからといって何かが起こるわけではありません。雛人形の供養は、一般的な方法のひとつであり、所有者が感謝や思いを込めて別れを告げる機会です。

しかし、供養以外の処分方法を選ぶこともできます。先述の通り、譲る・売る・寄付するなど、さまざまな方法があるので、重要なのは所有者自身が心地よいかたちで雛人形を手放すことです。

人形だけや道具類だけでも供養できる?

人形だけや道具類だけでも供養はできます。必ず雛人形のセット全体を供養しなければならないということはありません。

所有者が特に思い入れのある人形や道具類に焦点を当て、個別に供養することで、所有者の意図や感謝の気持ちを表現することができます。

供養の方法や場所については、寺院や神社などに相談してみるといいでしょう。

処分すべきタイミングや時期はある?

雛人形の処分に特定のタイミングや時期はないため、不要になったと感じたら、いつでも処分して問題ありません。

子供の成長や結婚、生活スタイルの変化など、個々の状況や思いに合わせて判断しましょう。保管スペースの問題や感情的な結びつきが薄れた場合など、手放すタイミングを自分で決めることが重要です。

ただし、雛人形が古く希少価値があると考えられる場合は、事前に買取業者や専門家に相談してみるといいでしょう。

雛人形をどう処分するかは自由

雛人形を処分する方法は、供養以外にもさまざまな選択肢があります。この記事で紹介したように知人や友人に譲ったり、買取業者に売却したりすることも可能です。重要なのは、所有者自身の意向や状況に応じて最適な方法を選ぶことです。

どの方法を選ぶにしても、適切な手続きや注意が必要ですが、所有者の適切な選択により雛人形は新たな場所で輝き続けることができます。自分の思いや価値を大切にし、雛人形の未来に向き合うことで、心地よい処分ができるでしょう。

木暮康雄

木暮康雄 (監修者)

ウリドキ株式会社代表取締役CEO。ウリドキプラスの発行人でもある。
リユース業界での起業・事業運営の経験が豊富でリユースの専門家としてのメディア出演歴も多数。
著書に「リユース革命」(幻冬舎)がある。

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