藤田嗣治の作品を高額買取してくれるおすすめ店2選と高く売るコツ

  • 2024年11月17日
猫

フランスで最も有名な日本人画家として、世界にも広く知られる藤田嗣治。

”乳白色の肌”と呼ばれる独自の表現や、日本画に使う面相筆による繊細なタッチが特徴としてよく挙げられますね。

藤田嗣治作品は、2018年の秋に東京都美術館で没後50年を記念した展覧会が開かれるほか、台湾など国外でも人気が高まっており、市場価値も上がっています。

今回の記事では、そんな藤田嗣治の作品を買取に出したい方におすすめの美術品専門の買取店や買取の注意点を紹介していきます。

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藤田嗣治作品の相場

高価買取される種類

生涯で数多くの作品を残し、多くの称賛を受けている藤田嗣治ですが、その手法やテーマによって買取の際の金額にも差が出てきます。

ここではテーマ、手法、その他作品の3つのポイントから読み解いていきましょう。

テーマ

藤田嗣治の作品で有名なテーマといえば、女性、猫、戦争の3つが有名です。

作者のこだわりや思想が見て取れることからも評価が高く、良い値段が付きやすいテーマといえるでしょう。

また知名度から言っても、藤田嗣治の代表作に多いテーマであり、高い人気があります。

手法

乳白色の下地による油絵が特に有名な藤田嗣治ですが、木版画や銅版画などの複製画も数多く残しています。

世に同じものが2つとない作品はもちろん高額で取引されますが、複製画や鉛筆デッサンにも人気があるのが藤田嗣治の特徴です。

サインや作品番号が確認でき、保存状態も良好なものであれば複製画でも数十万円で取引されているようです。

その他

藤田嗣治は絵画以外にも多くの書籍を出版しているほか、数々の挿絵も描いています。

一世紀近く前に出版されたそれらの本は非常に貴重で、高額で取引されているようです。

過去の高額の取引

  • 「2人の裸婦」:2億1600万円
    2017年に富山県の県立美術館に買取されました。
    藤田嗣治の得意とする女性画で、178×94cmという大型の絵画です。
  • 「猫を抱く少女」:約3024万円
    2017年にアメリカのオークションで落札された藤田嗣治の晩年の作品です。
    藤田嗣治の愛した猫が描かれた、一点ものの油絵です。
  • 「岩窟の母子像」:約1440万円
    2015年の日本と香港で開催された、エスト・ウェストオークションのスプリングセールにて、90万香港ドルで落札されました。
    美しい乳白色の肌が、下見会の時から絶賛されていたようです。
  • 「バラ」:1331万円
    こちらも2010年のエスト・ウェストオークションのオータムセールで落札されました。
    藤田嗣治の最も有名なテーマとは違いますが、高い価値が認められたようです。
  • 「少女」:1200万円
    2017年に、日本の毎日オークションで落札されました。
    藤田嗣治の作品の中でも、女性画と並んで評価される少女を描いた作品です。

おすすめの買取店

美術品・絵画買取センター

美術品・絵画買取センター

《ウリドキ編集部おすすめ買取店》

特徴

  • 藤田嗣治の原画、版画など多数の買取実績あり
  • 贋作の鑑定代行も行っている買取店
  • 査定返答は基本的に24時間以内に実施
  • 藤田嗣治に強い鑑定士が査定

店舗紹介

絵画、美術品に特化した買取専門店で、藤田嗣治など有名画家の絵を高価買取しています。

本店は東京の東日本橋で、藤田嗣治の原画や版画など全般を積極的に買取しています。

有名画家の作品には贋作が混ざっているケースもありますが、こちらのお店では鑑定代行も行っています。

査定スキルの高い鑑定士が在籍しており、高価買取が期待できるでしょう。

査定依頼は、HPの査定フォームとフリーダイヤル以外にLINEでも受け付けており、商品などの写真を送るだけで空き時間に査定を依頼することができます。

また、こちらの買取店では査定前の不明点などのお問い合わせにも対応しています。

査定依頼や問い合わせは、遅くとも24時間以内に返信となっているので、返事を待たされることもありません。

絵画は専門性の高い分野ですが、わかりやすく丁寧に解説することをモットーとしているお店なので、まずは気軽に問い合わせてみることをお勧めします。

店舗情報

  • 店舗名:美術品・絵画買取センター
  • URL:https://bkkc.art
  • 電話番号:0120-580-922
  • 住所:〒103-0004 東京都中央区東日本橋2-1-6 岩田屋ビル2F
  • かんたんLINE査定はこちら

アート買取協会

アート買取協会
出典:アート買取協会

特徴

  • 年間で3万点以上の査定実績あり
  • 事前の見積り査定と相談に対応
  • 全国から宅配買取の申込みが可能

店舗紹介

アート買取協会は年間3万点以上の査定実績を持つ、美術品専門の買取店です。

名古屋をはじめ仙台、東京、神奈川、大阪、九州、広島にそれぞれ支店を持っているため、全国各地に眠る有名作家の作品を広く買取しています。

ホームページからは藤田嗣治の作品専用の買取窓口に移動でき、そこでは過去の買取実績を確認することが可能です。

2013年ごろから精力的に買取を行っていることが確認でき、リトグラフなどの複製画も数多く買取していることがわかります。

複製画の場合、一点ものの作品に比べて高価買取が難しいものですが、同店は特に藤田嗣治に力を入れているため、多くの作品の高価買取が期待できそうです。

実際に買取を申し込む場合には、事前にメールとLINEで写真画像つきの見積り依頼を出すことができます。

店舗情報

  • 店舗名:株式会社アート買取協会
  • 住所:〒460-0007
    名古屋市中区新栄1-12-26 AKKビル10F

買取の際の注意点

保存状態

キズ、色やけ、シミなどの傷みが少なく、保存状態の良い作品ほどマイナス査定になることなく高価買取してもらうことが可能です。

今後査定を予定している方は、作品を傷ませないよう保管方法に気を配る必要があります。

ただし、藤田嗣治は日本国内でも有名な画家であり、さらに彼が用いる乳白色の下地は、劣化しやすいことでも知られています。

傷みがあっても充分に買取金額がつくことも多く、傷みがあるからといって買取を諦める必要はありません。

また、自ら修復を行うこともおすすめできません。

素人には手出しのできない修復技術は多いため、そのまま買取に出し、買取店側で対処してもらうことが望ましいでしょう。

配送保険について

宅配買取を利用する場合は、念のため配送保険をつけて郵送を行いましょう。

藤田嗣治の作品は数十万円から数百万円もの査定額になることが多く、配送や運搬には怖いイメージが付きまとうことと思います。

高額な作品を発送するには抵抗があるという方も多いでしょうが、配送保険をつければ安心です。

保険は50円~1,000円ほどでつけることができ、ヤマト運輸や佐川急便など各社が用意しているので申し込みやすいでしょう。

また、買取店によってはプランとして保険を用意している場合もあるので、積極的に利用しましょう。

まとめ

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

藤田嗣治の作品は亡くなってから50年が経過した現在でも、世界各地で取引されています。

当記事に載せた過去の取引事例はごく一部に過ぎず、高価買取された作品はまだまだ数多く存在しているのです。

買取店側としてもこのような事実をよく理解しているため、作品を買取に持ち込めば、その価値に適正な価格を提示してくれるでしょう。

当記事で紹介した買取店や相場、買取の注意点を参考に、満足のいく取引を目指してみてください。

木暮康雄

木暮康雄 (監修者)

ウリドキ株式会社代表取締役CEO。ウリドキプラスの発行人でもある。
リユース業界での起業・事業運営の経験が豊富でリユースの専門家としてのメディア出演歴も多数。
著書に「リユース革命」(幻冬舎)がある。

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