川村清雄作品のおすすめ買取店4選! 高価買取の理由は?

  • 2018年1月26日
絵画

川村清雄は幕末に現在の東京都千代田区に生まれ、昭和の初期まで活躍した洋画家です。
川村清雄は明治維新の主要人物との親交があった人物で、日本画の伝統を生かした西洋画の制作を行いました。
ここでは川村清雄作品のおすすめ買取店を紹介するほか、高値買取の理由や査定ポイントなどをまとめてみました。

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洋画家・川村清雄について

江戸
photobyRaitaFuto

川村清雄は明治期に活躍した洋画家で、日本における明治洋画のパイオニアの1人です。
川村清雄は幕末の1852年、徳川幕府直属の家臣団である旗本の家に生まれました。
祖父の修就(ながたか)は新潟奉行や大阪町奉行・長崎奉行などを歴任した幕臣で、幕府のために情報収集を行う御庭番の家系でした。
川村家は芸術に理解があり川村清雄は幼少の頃から絵師に画業を習っていて、1863年に幕府の機関である開成所で西洋画も学んでいます。

明治維新後の1871年、画業を学ぶため徳川宗家の留学生として渡米、またパリやベネチアでも学び1881年に帰国。
留学中に日本人の感性を大切にという助言を受け、日本画と西洋画の融合というテーマに取り組んでいきます。
帰国後川村清雄は勝海舟からの依頼を受け、徳川家茂像や天璋院篤姫像など徳川家及びゆかりの人物の肖像画などを制作しています。
1889年洋画会発展のため川村清雄も明治美術会の創立に参加していますが、日本画の伝統を生かした洋画の制作は当時の主流ではなくしだいに画壇からは遠ざかっていきました。
その後「振天府」や「建国」などを描き、1934年に81歳で亡くなっています。

川村清雄の有名作品

「天璋院像」 1884年川村清雄作 徳川記念財団所蔵
「徳川家茂像」 1884年頃川村清雄作 徳川記念財団所蔵
「勝海舟江戸開城図」 1885年川村清雄作 江戸東京博物館所蔵
「蛟龍天に昇る」 1891年頃川村清雄作 福富太郎コレクション資料室所蔵
「建国」 1929年川村清雄作 パリ・オルセー美術館所蔵

川村清雄作品 高値買取の理由

理由

川村清雄は大久保利通・勝海舟との親交があり、徳川家や明治維新の功労者との関わりが深い人物です。
特に勝海舟は帰国後職を失っていた川村清雄のために徳川家の肖像画制作という旧幕臣にとって栄誉ある仕事を斡旋し、自身の邸内に画室を建てて画業を支援するほど可愛がっていました。
川村清雄は後に「勝海舟江戸開城図」や「大久保一翁像」、「福沢諭吉肖像」などを手掛けており、今日では近代絵画の知られざる巨匠として高く評価されています。

また川村清雄の作品は、伝統的な油絵の技法を用いているため絵の具の固着力が良く損傷が抑えられています。
そのため制作されてから年月が経っていても比較的に保存状態が良い事も高価買取の理由です。

川村清雄作品の査定ポイント

ポイント

絵画の図柄・種類

川村清雄は油彩による肖像画が有名ですが、ほかにも日本の神話をモチーフにした作品や海・水辺などの風景画も制作しています。
また油彩画以外にデッサンなども多く残しており、これら図柄や絵画の種類によって評価が異なることも。

状態の良し悪し

カビやシミ・ヤケなど作品の状態が悪い場合はその分低い評価となるでしょう。
ただ自分で無理に汚れを落としたり修復に出したりせず、埃を落とす程度に留めて買取に出すのがポイント。

川村清雄作品の高価買取店4選!

川村清雄作品の買取におすすめ① いわの美術

いわの美術
出典:いわの美術

いわの美術は美術品全般及び着物やお酒の買取を行っており、神奈川県で2店舗を運営しています。
事前連絡後の持込買取や送料無料の宅配買取、全国に対応した出張買取が利用可能です。

絵画に関しては、東山魁夷やサルバドール・ダリ及びディズニーのセル画など幅広いジャンルの買取実績があり、川村清雄は近代絵画における先駆者の1人として高価買取を行っています。
また買取強化キャンペーンとして、買取金額5万円以上でクオカード5000円をプレゼントするサービスを実施中です。

横須賀本店:神奈川県横須賀市三春町5-41-2 2F
横浜伊勢崎モール店:神奈川県横浜市中区伊勢佐木町2-11-4

川村清雄作品の買取におすすめ② 秋華洞

秋華洞
出典:秋華洞

秋華洞は絵画や中国美術・骨董品などの買取・販売を行っています。
銀座に店舗があり、店頭買取・宅配買取及び出張買取に対応。

日本絵画や古書画の査定を強みとしており、日本人画家による日本画や西洋画を中心に買取を実施。
川村清雄の作品も積極的に買取を行っているほか、川村清雄作の「鴨」を1,250,000円(2018年1月現在)で販売中です。
秋華洞のコレクションを紹介するオールカラーで解説付きの美術カタログ誌の発行や、版画・浮世絵・春画などを販売するWebショップを運営しているのが特徴です。

店舗:東京都中央区銀座6-4-8 曽根ビル7F

川村清雄作品の買取におすすめ③ こたろう

こたろう
出典:こたろう

こたろうは骨董品や絵画及び茶道具など幅広い美術品の買取を行う専門店で、東京都渋谷区と大阪市に店舗があります。
全国を対象に無料の出張買取を行っています。
店頭買取は要事前予約。

絵画の買取は日本人作家による日本画や洋画を中心に扱っており、川村清雄の作品も買取強化作家として高価買取が期待できます。
国内・外のオークションに出品し幅広い取引先を持っていることも特徴の一つ。

東京店:東京都渋谷区本町2丁目39-7 ドムス金城1F
大阪店:大阪府大阪市西区靱本町2丁目2-22 ウツボパークビル202

川村清雄作品の買取におすすめ④ 本郷美術骨董館

本郷美術骨董館
出典:本郷美術骨董館

本郷美術骨董館は書画や骨董・絵画などの買取専門店で、東京都文京区の本店をはじめ全国で5店舗を運営。
店頭買取・宅配買取と出張買取が利用できるほか、委託販売やオークション出品代行も請け負ってくれます。

絵画は日本人画家による日本画や洋画及び中国人作家による書画・絵画を中心に買取を行っており、川村清雄は明治期の代表的な洋画家として買取を実施。
全国各地で出張鑑定会を開いているのが特徴です。

店舗:東大赤門前本店をはじめ、世田谷・札幌・神戸芦屋・九州で支店を運営

まとめ

2012年の事ですが、その当時で18年ぶりに江戸東京博物館にて川村清雄の回顧展が開かれました。
川村清雄は近代洋画会の先駆者でありながら忘れられつつある画家でしたが、日本画の伝統を生かした独自の油彩画は近年になって見直されてきているようです。
また川村清雄の作品はほとんど取引されている様子がないため、買取に出す場合は高額買取が期待できるでしょう。

木暮康雄

木暮康雄 (監修者)

ウリドキ株式会社代表取締役CEO。ウリドキプラスの発行人でもある。
リユース業界での起業・事業運営の経験が豊富でリユースの専門家としてのメディア出演歴も多数。
著書に「リユース革命」(幻冬舎)がある。

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