浅井忠作品の作品を高額買取してくれるオススメ店4選と高く売るコツ

  • 2024年11月12日
風景

浅井忠は幕末に生まれ、風景画が印象的な明治期の洋画家です。
また関西美術院を開いて洋画家の安井曽太郎・梅原龍三郎・石井柏亭などを輩出しており、教育者としても優れていました。
ここでは浅井忠作品の買取におすすめなお店を紹介するほか、浅井忠についてや査定のポイントなどをまとめてみました。

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浅井忠について

千葉
出典:pixabay

明治期に洋画家として活躍した浅井忠は、1856年幕末に現在の千葉県佐倉市を領有していた佐倉藩士の子として江戸中屋敷で生まれました。
幼くして父が亡くなり浅井忠は家督を継ぐために佐倉へ転居、勉学するなか花鳥画なども学んでいます。
1872年頃上京し洋画家・国沢新九郎に油絵の初歩を学び、1876年に開設された工部美術学校でイタリアの画家フォンタネージから本格的に西洋画を学びました。

1878年にフォンタネージ帰国後、浅井忠は後任の教師を不満とし小山正太郎や松岡寿らと同校を退学、「十一会」を結成し洋画研究を続けました。
1889年に浅井忠は日本最初の洋画団体「明治美術会」の設立に主要メンバーとして関わり、「春畝(しゅんぽ)」「収穫」(共に重要文化財)などを発表しています。

1898年に現在の東京芸術大学教授となり、1900年に西洋画研究のためフランスへ留学。
パリ郊外のグレーやフォンテンブローにて水彩画・油彩画を制作しました。
1902年帰国後は現在の京都工芸繊維大学教授となり、公務の傍ら関西美術院を開いて後進の美術指導も行っています。
その後1907年に51歳で亡くなりました。

浅井忠の有名作品

風景
出典:pixabay

「春畝」 1888年浅井忠作 東京国立博物館所蔵
「収穫」 1890年浅井忠作 東京芸術大学大学美術館所蔵
「グレーの秋」 1901年浅井忠作 東京国立博物館所蔵
「グレーの洗濯場」 1901年浅井忠作 石橋財団所蔵

浅井忠作品 高値買取の理由は?

理由

浅井忠は幕末に生まれ、開国・明治維新という激動の明治期に本格的な西洋画を学び絵の制作を行ってきました。
日本の伝統と西洋文化の洗礼、反動としての国粋主義などをのりこえ、明治西洋画の発展に大きく貢献した巨匠として評価されています。

また浅井忠が学んだフォンタネージはバルビゾン派の影響を受けた画家でした。
バルビゾン派は自然の風景や農民の生活を写実的にあるがままに描く一派で、「落穂拾い」を描いたミレーなどがいます。
浅井忠もバルビゾン派の影響を受け、多くの風景画を描きました。
特に重要文化財となっている「収穫」は、農村の日常にある美を表現した近代西洋画の傑作といわれています。
日本的な写実的画風の西洋画を制作した浅井忠は市場評価も高く、高値買取対象となっています。

浅井忠作品の査定ポイント

ポイント

図柄や出来

浅井忠は農村や木立などの風景画が印象的ですが、農民などの人物も描いています。
また日本だけでなく、フランス留学中にパリ郊外のグレーやフォンテンブローで描いた風景画・人物画があります。
これら図柄の違いや出来によっても評価は異なるようです。

絵画の種類・鑑定証

浅井忠は油彩による作品以外に水彩画やデッサンなども手掛けており、これら絵画の種類によっても査定は異なってきます。
また作品が本物かどうかは重要なポイントのため、鑑定証がない場合は真贋確認が必要です。
多くの買取店が無料で査定を行っているほか、正式な鑑定証の取得代行を請け負うお店もあります。
浅井忠作品の所定鑑定機関は東京美術倶楽部鑑定委員会となっています。

浅井忠作品のおすすめ買取店4選!

花田美術

花田美術
出典:花田美術
花田美術は絵画や陶磁器及び工芸品などの買取・販売を行っており、銀座で店舗を運営しています。
問い合わせフォーム及び電話での作品情報の連絡後、店頭買取やオークション出品代行・委託販売などが利用可能です。

絵画は日本画や洋画及び海外作家品を買取しており、浅井忠の作品も買取や鑑定証取得代行・時価評価を実施しています。
また浅井忠専用の問い合わせフォームから査定を依頼できるのが特徴です。

店舗:東京都中央区銀座7-8-16 サンライズビル1F

アート買取協会

アート買取協会
出典:アート買取協会
アート買取協会は絵画や陶器及びガラス工芸品などの美術品買取を行う専門店で、全国に7店舗を展開しています。買取作品情報の事前連絡後、全国対応の出張買取や送料無料の宅配買取、店頭買取を実施しています。

絵画の買取は日本画から現代アートなど幅広いジャンルを扱っており、国内及び海外作家ともに対象です。浅井忠の買取できる作品を探しており、無料査定及び高価買取を行っています。また作品を鑑定に出す際の鑑定料金を自社で負担するサービスが特徴です。

店舗:名古屋本社及び仙台・東京・神奈川・大阪・広島・九州で支店を展開

古美術やかた

やかた
出典:古美術やかた
古美術やかたは、古美術品及び骨董品の買取・販売店です。
店舗は日本屈指の骨董店街である京都祇園の縄手通りにあり、全国対応の出張買取や店頭買取を行っています。

絵画の買取は洋画・日本画・版画など物故作家から現代作家まで扱っており、浅井忠の作品も買取や無料査定を実施しています。
数々の競り市やオークション参加の実績と長年の買取・査定経験及び確かな専門知識があるお店で、メディアにも多数紹介されているのが特徴です。

店舗:京都市東山区大和大路通新門前上ル西之町197番地

古美術ささき

ささき
出典:古美術ささき
古美術ささきは絵画や工芸品及び茶道具など美術品の買取・販売を行っています。
店舗は世田谷区北沢と銀座にあり、買取品の作品名・作家名情報提供後に、店頭買取及び出張買取が利用可能です。

絵画は日本人作家による日本画や洋画・版画の買取を実施しており、浅井忠の作品も取扱い作家として買取や委託販売に対応しています。また美術品に関するカルチャー教室や小堀遠州流の茶道教室を開いているのが特徴です。

北沢本店:東京都世田谷区北沢3-2-11 レガーロ東北沢1F
銀座店:東京都中央区銀座1-14-7 吉澤ビル1F

まとめ

浅井忠の作品に限らず絵画を買取に出す場合は、作品の情報を買取店に前もって伝えておく事が大事です。
特に作家名・作品名情報は必須というお店もあります。
また鑑定証の有無や縦横何cmという絵のサイズがわかるとスムーズな買取になります。
浅井忠の作品の場合多くが美術館などで所蔵されており、流通や取引も多くはないため買取に出せば高価買取が期待できるでしょう。

木暮康雄

木暮康雄 (監修者)

ウリドキ株式会社代表取締役CEO。ウリドキプラスの発行人でもある。
リユース業界での起業・事業運営の経験が豊富でリユースの専門家としてのメディア出演歴も多数。
著書に「リユース革命」(幻冬舎)がある。

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