ウィルソン・オーディオの買取相場と高く売れる時期

  • 2021年4月11日
あなたの売りたいものの
\一番高い買取価格がわかる/

ウィルソン・オーディオとは?

理詰めのサウンド「ウィルソン・オーディオ」

「ウィルソン・オーディオ」はレコーディングエンジニアだった、ディヴィット・ウィルソンにより立ち上げられたアメリカの会社。自らが用いるために作ったモニタスピーカーが評判を呼び、以来世界トップクラスのスピーカー専業メーカーとして現在に至っています。レコーディングエンジニアらしい、理詰めでつくり上げる製品はマニアの間でも高い評価を得ています。

ウィルソン・オーディオの処分に困る?

現行のモデルの価格帯は320~3,480万円という二度見必至のもの、その価値がわからない人が所有しているとは思えません。あえて設定するならば、オーディオマニアの親戚が急死して、親戚一同で遺品の処分を考えているというケースでしょうか。「よくわからない巨大なスピーカーがあるけれど、これをどうしようか?」そんな場合に、この文章を思い出していただければ幸いです。

ウィルソン・オーディオ製品の高く売れるモデルとは?

Duette

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出典:AXISS

ウィルソン・オーディオ唯一のブックシェルフモデルが「Duette」。しかし現行のモデル、シリーズ2の重量は1本で20kg、スタンドなども含めると60kgという通常ブックシェルフ型でイメージするのとは次元が違う代物。もちろん、値段もとんでもなくて320万円~、左右ペアでこの値段というのが唯一の救いでしょうか。

初代のDuetteについては定価が221万円に対して、最高で31万円という買取価格が公表されています。何となく買取価格が安めに感じるのは発売されて時間がたっていることと、現行のモデルに積み込まれているテクノロジーが魅力的だからでしょうか?

Sophia

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出典:AXISS

90年代の代表作、「Alexandria X-2」と「MAXX 3」の後継機として2001年に開発されたのが「Sophia」、現在シリーズ3まで代が進んでいます。初代Sophianは定価が237万円に対して、40万円程度の買取価格。ちなみに現行のモデル・シリーズ3の定価は360~380万円ですから買取価格はむむむ……という世界です。

WATT/Puppy System

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出典:AXISS

ピラミッドの頂点を切り離したような、特長的な外観の「WATT」に低音域再生用の立方体「Puppy」をセットすることによってシステム化したシリーズ。ウィルソン・オーディオの名声を不動としたこの名器の系譜は、「Sasha W/P」、現行のシリーズ2へとつながっています。

この「WATT/Puppy」システム6ならば、定価は350万円に対して、最高で40万円という買取価格です。WATT/Puppyシリーズはシステム8までリリースされており、代によって買取価格も大きく変わります。今でも愛用者が多いシリーズですので、処分に困るスピーカーとして出会うのは、このタイプかもしれません。特長的な筐体のデザインを頭の隅で記憶しておくと、役に立つ時が来るかもしれませんね。

ウィルソン・オーディオの査定基準など

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出典:AXISS

色には注意、なのか?

ウィルソン・オーディオの特長として筐体の色の豊富さが挙げられます。用意されているのは、スタンダードカラーが5色、スペシャルカラーが12色、別途カスタムカラーが数色。スペシャルカラーを選択すると、モデルによって8万~80万円程度値段が上がるのですが、色によって買取価格が上下するとはちょっと考えられません。スペシャルカラーの中にはとんでもない個性を発揮する色もありますから、下手すると買取価格が下がる危険性もあります。これから購入を考えている人は無難なスタンダードにしておくのが良さそうです。しかし、どんな塗料を使っているのか興味をそそられますね。

壊れていても大丈夫?!

処分に困る巨大なスピーカー、しかも音が出ない!!そんな場合でも捨てるのはやめましょう。ピュアオーディオの中古販売を手掛けるショップはレストアの技術を持っているところが多いもの。古い型で壊れたオーディオを修理した後、独自の保障を付けて販売しているケースはよくあります。ウィルソン・オーディオのスピーカーを始めとしたピュアオーディオは「壊れている、即廃棄」は絶対に避けて、まずはショップに問合せ!!です。

高く売れる時期や売り時

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値下がり幅は大きいのか?

創業者がレコーディングエンジニアだった影響か、新しいモデルには高価な新素材を使うなど、理詰めの技術を導入してくるのがウィルソン・オーディオの特長です。ですから、旧モデルはファンの目から見ると、陳腐化が進んでいるように見えるのでしょう。そのため、旧モデルの買取価格は厳し目という印象です。誰がモデルチェンジについてこれるのかは、全く想像がつきませんが。

ライフサイクルは3年程度

ウィルソン・オーディオの製品は大体3年程度で代替わりをしています。現行モデルは高い買取価格がつき、新モデルが出るたびに相場が下がることを考えると、発売後3年で買い替えるというサイクルが正解のようです。早い目に買取を依頼するというのは、ピュアオーディオの世界でも鉄則のようです。

高価買取のポイント

ピュアオーディオの製品は、マニアがついている店以外で買取依頼を考えることすら無謀。Webで検索して出てくる複数のショップで事前査定をおこない価格を比較、買取を依頼する方法しかありません。まあ、ウィルソン・オーディオを所有している人が、これ以外の買取を選ぶとは考えにくいのですが。後、買い替えるならば下取りを依頼するという方法もあります。

減額ポイントや注意点

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最低でも数10kg、物によっては100kgを軽く超えてくるウィルソン・オーディオです。輸送中の破損の可能性も考えると適当な運送会社に頼むというわけにはいかないはず。出張買取をしてくれるショップ以外に選択肢はないはずです。このクラスになると輸送方法だけでも頭が痛い問題です。

まとめ

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出典:WILSON AUDIO

数量限定で製造しないからか、技術が煮詰まってないからなのか、ピュアオーディオの世界でプレミアが付くモデルというのは聞いたことがありません。つまり、投機目的の購入が考えられないということですから、寝かせておいても全く意味がなさそうです。

ですから、不要なウィルソン・オーディオが手元にあるならば、不幸なことに、明日地震が来て全てが破壊されるかもしれないのです、一日も早く手放してしまうのがよいでしょう。その場合に気を付けることはショップの選択のみ、健闘を祈ります。

木暮康雄

木暮康雄 (監修者)

ウリドキ株式会社代表取締役CEO。ウリドキプラスの発行人でもある。
リユース業界での起業・事業運営の経験が豊富でリユースの専門家としてのメディア出演歴も多数。
著書に「リユース革命」(幻冬舎)がある。

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