トーレンスとは?
1883年にスイスのサン・クロワで始まった精密機器・オーディオ機器メーカーのThorens(トーレンス)。主にレコードプレーヤーが世界的に有名な製品として知られています。国内ではオーディオ製品を取り扱うお店で手に入ることと、デザイン面でもおしゃれな製品展開がされていることで愛用しているファンも多いのだとか。
そんなトーレンスのレコードプレーヤーを、別のモデルに買い替えようかと考えている方へ。買取り価格の相場をまとめてご紹介します。高く売るコツについても伝授するので、ぜひ買取してもらう際には参考にしてください。
トーレンスオーディオ製品の高く売れるモデル紹介
TD190-2
アナログプレーヤーです。操作はシンプルで、簡単な仕様が魅力。それでいて高品質であるところが人気の理由になっています。
買取価格は約34,000円~51,000円が相場。ブラックとシルバーがありますが、いずれも同じ価格で買取されています。(※2016/6/3時点)
TD240-2
アナログプレーヤーです。硬木素材を使用しており、クラシックなデザイン仕様の全自動式ターンテーブルです。
買取価格は約52,000円~75,960円が相場。あまり中古では手に入らないモデル、できるだけ高く買取してくれるお店を探すことをおすすめします。(※2016/6/3時点)
TD158
フルオートプレーヤーです。トーレンスのレコードプレーヤーの中で一番グレードが低い、ということをあえて利点にしたシンプルなモデル。
買取価格は約~32,000円が相場。定価が手ごろな価格で販売されている製品なので、できるだけ状態のいい製品のみが買取の対象になる可能性があります。(※2016/6/3時点)
TD350BC
ナチュラルメープルウッドのアナログプレーヤー。ピッチコントロールがついていないものの、シンプルなボディデザインが気になる方もいるようです。
買取価格は約~110,000が相場。中古も新品もほぼ手に入りません。こちらのモデルに関しては、焦らずに高価に買取してくれるお店を探しましょう。(※2016/6/3時点)
TD850BC
近代的なアルミデザインが個性的なプレーヤー。トーレンス伝統のベルト・ドライブ方式、アームレスタイプです。
買取価格は約~75,000円が相場。あまり買取価格を掲載しているお店が少ないので、もう少し高く買取してもらえる可能性もあります。(※2016/6/3時点)
TD309-HG
トーレンスが発売するプレーヤーの中ではひときわ目立っている変形プレーヤー。デザイン面、機能面においても類を見ないモダンなターンテーブルとして知られているモデルです。
買取価格は約~132,000円が相場。中古で出まわっている品がほぼないので、非常に高価買取されています。売り時です。(※2016/6/3時点)
トーレンスオーディオ製品の査定基準やチェックポイント
デザインが非常に重要
プレーヤーを販売するメーカーの中では、比較的手ごろな価格で手に入るトーレンスの製品。オーディオ機器メーカーの製品としても、デザイン重視としても人気がありますが、特に注目したいのがデザイン。
国内で販売しているプレーヤーは、デザインが特殊なものは少なく、特にTD309-HGのような変形タイプは非常に高価買取されています。デザインが特殊なタイプを売る予定がある方は、買取り価格にも期待できるでしょう。
いくらで買取されるかわからない
全体的に、トーレンスの製品は中古で手に入らない印象です。そうなると、「在庫がないから」という理由で高く買取ってくれるお店と、「珍しすぎるから」という理由であまり高くでは買取できないお店の2種類に分かれます。お店によっていくらで買取されるかわからない、ピンからキリまで状態。できるだけ、複数のお店で査定をしてもらいましょう。
高く売れる時期や売り時
トーレンスのオーディオ製品は、特に売り時は決まっていません。売りたいと思った時が売り時で、タイミングを逃さないうちに売っておくことをおすすめします。特に、アナログプレーヤーは熱の温度差に弱く、劣化してしまうと買取してもらえなくなってしまう恐れも。傷む前には売っておきましょう。
高価買取のポイント
綺麗な状態で査定をしてもらうこと
ホコリがかぶっていると、いつから置きっぱなしになっていたのかと古い印象を持たれてしまいがちです。できるだけ綺麗に拭き、良い状態で査定をしてもらうようにしましょう。付属品である説明書、アダブター類も全てまとめて査定に出すことで査定額はアップします。規格が決まっているものもあるので、あるのと無いのとでは1,000円~10,000円の差額が出ることも。
アナログスタビライザーが高く売れる
トーレンスの製品は、別売りであるアナログスタビライザーが高く売れます。買取価格は約~12,000円が相場。買取できないと言われてしまったら、別の専門店でも聞いてみることをおすすめします。
複数のお店で査定をしてもらうこと
「これくらいが相場かな」と思っていても、他店で査定をしてもらうと、より高価に買取をしてもらえる可能性もあります。できるだけオーディオの専門店を中心に、査定は数店舗でしてもらうようにしましょう。
減額ポイントや注意点
破損している品は買取不可
テーブルにヒビが入っていたり、針の軸が折れていたりと破損しているオーディオ製品は買取してもらえません。そして、見た目に限らず、レコードプレーヤーとして音が奏でられない品も買取してもらえません。
お店の中には、「壊れたプレーヤー買取ります」と表記しているお店もありますが、査定額は非常に低くなってしまうことを事前に知っておくと安心です。
傷んでいる分は減額の対象になる
大きな破損があると買取はできなくなってしまいますが、1センチ未満程度の傷程度であれば、買取はしてもらえるものの減額の対象になってしまいます。お店によって減額の値引き額は異なりますが、1つの傷につき約100円~500円は下がる可能性があります。
まとめ
トーレンスのオーディオ製品は、中古ではまだあまり手に入りにくく、お店によっては非常に買取をしたいと思うメーカーのオーディオ製品でもあります。今現在、売ろうかと迷っている方は、まずは見積もり査定をしてもらいましょう。買取り価格を聞いたら実際に売るかどうするか、という判断にもなると思います。