近年、よく見かけるTTバイクとは?
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トライアスロンで使用されるバイクに変化が見られます。フレームやホイールの形状や材質、ドライビングポジションなどは日々進化していっているのですが、最も違いがわかるのがハンドルの形状。
昔はドロップハンドルがついた「ロードバイク」が一般的だったのですが、現在の主流は「エアロバー(DHバー)」と呼ばれる、ツノのような形のハンドルになっています。これは風の抵抗を減らし、疲労を軽減でき体勢を維持するためのもの。
これが一番簡単な「TTバイク」、タイムトライアルバイクと他のバイクの見分け方です。TTバイクは空力特性を追求したフォルムで、高速クルージングが可能といういう特性があり大人気。今ではすっかりロードバイクのお株を奪う勢いです。
健康のため、環境のため、トライアスロン挑戦のため大枚はたいたTTバイクなのですが……「高いから、なんだか乗るのがもったいなくて」メンテもしなくちゃいけないですから思ったより面倒なもの。
乗らない?そんな場合は、すぐに売ってしまうのが吉です。しまっておいても場所を取るだけ、お金になる間に売ってしまいましょう!!
人気のTTバイクのブランド紹介
ジャイアント
非常に幅広い製品ラインナップと、驚異的なシェアを誇るのは台湾のメーカー「ジャイアント」。
様々なブランドのOEMを手掛けている間に、ノウハウが蓄積されて、今では世界最大の自転車メーカーに成長。比較的手ごろな価格と高い性能で人気です。
垂直に設置されたシートポストが目を引く、いかにもTTバイクらしい「トリニティ」シリーズの「COMPOSITE 1」ならば、まだ新しいモデルだけに状態のよいもので10万円弱ぐらいの買取が期待できます。
(※2016/03/28時点)
サーベロ
現在、トライアスロンで最も使われているブランドが「サーベロ」。カナダのトロントが本拠地となっています。
トル・フースホフトなど契約している人気レーサーも多く、空力を追求した末に生み出されたカーボンフレームは、絶大な人気と信頼を集めています。
TTバイクのブランドは「P」シリーズ、もっとも安価なものでも定価は45万円もしますが……パフォーマンスを追及するレーサーにとっては、惜しくない金額なのでしょう。
美しさと迫力が同居した極太フレームからは、TTバイクの愛好家以外にも、タダ者でない感がビンビン伝わってきますね。
買取は定価の半額程度~、状態やカスタムパーツの有無で相当価格は上下しますので、ご参考まで。
(※2016/03/28時点)
スペシャライズド
「Innovate or Die」このカッコよすぎる社是を持つのが「スペシャライズド」、アメリカに本社を置くバイクメーカーです。
このメーカーは、世界初の量産型マウンテンバイクを発売したことでも知られますが、TTバイクにおいても革新を続け、女性もしくは小柄な男性向けの「ALIAS」シリーズなどがヒットしています。
「ALIAS SPORT」ならば買取価格は10万円前後といったところ。最上位機種の「PRO TRI」になると20万円を超えてきます。
(※2016/03/28時点)
アンカー
日本が誇る自転車メーカー「ブリヂストン・サイクル」のスポーツ車種専用ブランドが「アンカー」。ロードやマウンテンバイクなど数多くあるラインナップで共通するのは、日本人の体型にあわせたフレーム設計をしている点。
ユーザーに対する細やかな気遣いは、さすが日本製とうならせてくれます。さて、アンカー自信を持って送り出す、初のTTバイク(フレーム)は「RT9」。低重心と高い剛性バランスにこだわって開発されました。買取価格は15万円を超えれば合格といえるでしょう。
TTバイクを高く売るためのポイント
価格が高いものを買ってすぐに売れば、高く売ることができます。当たり前のことですがこれが基本です。購入した後に「何か違う」と感じたらすぐに売ること。しまっておいても将来的に値段が上がることはありません。
高く売るポイントは見切りの時期を早くするに限ります。エントリーモデルでも非常に高価なものが多い、TTバイクですが、その後ハマるにつれて、ブレーキだホイールだと替えたくなってきます。
そんな中古のパーツを求めているのは中~上級者ですから、交換した高価なパーツはそれ単品で買取を依頼する方が有利。カスタマイズパーツは外し、ノーマルパーツに戻して売るほうがよい結果となるでしょう。
また、コンプリートにしてもパーツにしても状態がいいものが売れるのは当たり前。つまり走った後、日ごろのメンテナンスが重要になります。水洗い~注油はTTバイクのユーザーなら当然のようにおこなっていると思いますが、買取を依頼する前は特に念入りにおこないましょう。
それだけで買取価格は大きく変わってきます。
TTバイクの相場変動と売り時紹介
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TTバイクの人気が高まっていますが、現在でも中古市場に出回っているのはロードバイクが中心。つまり、ロードバイクからTTバイクへ買い替えるのが最近のトレンドです。
加えて気候も暖かくなってきて、バイクのシーズンもいよいよ到来。新しいバイクに買換えることを検討している人も多いのが、この季節なのです。ですからTTバイクは現在売り手市場ですし、季節的な要素から相場も上がっています。売り時はズバリ「今」でしょう。
反対に秋は1シーズン堪能したバイクを手放そうとする時期ですから、売り時ではありません。バイクのファンが活動するのは春~秋にかけて。その行動にあわせて買取を依頼する時期を決めましょう。
注意点など
ショップを選ぶ、新しいうちに売る、新しい状態に近づける。これら中古を売る時の絶対条件は、アイテムが何でも変わりません。
パンク修理が主な業務になっている、町の自転車屋さんにTTバイクを持ちこんでも、困った顔をされるだけです。また中古品を購入する立場で考えれば、どんな状態で売れば良いかは自ずとわかるもの。
後は売り時……季節も重要ですが、手放したくなった時、新しいパーツが欲しくなった時などを逃さなければよいのです。
まとめ
photo by buffalotriathlonclub
非常に高価なものが多いTTバイクだけに、買取価格も高値を期待したくなります。ならば、ショップ選びが一番大切。TTバイクが得意なショップはイベントを主催するなど、お客と深い関係を築いています。
それだけお客のことを知っているということは、次に誰がどんなバイクを欲しがっているかまで把握していますから、そこにハマった時の買取は非常に高くなります。ですから、できるだけ多くの顧客を抱えイベントなどに積極的なショップで買取を依頼しましょう。
場合によっては宅配買取というのも手かもしれませんね。