読み終わったり、飽きたりしたコミックは捨てるぐらいしか選択肢はなかったのですが、ブックオフなど大型の古書店の影響で、買取ってもらうという選択肢ができました。そしてネット全盛の時代、郊外型古書店最大手のブックオフも「ブックオフオンライン」を立ち上げてはいますが、さて既存店にない何を売りにしてくるのでしょうか?
ブックオフオンラインで古本を売るメリット
既存店にはなくて、ブックオフオンライにあるメリットとは、ずばり「高い買取価格」だとか……。HPでは「買い手が多いオンラインだからこそ可能な高い買取平均価格」と、既存の実店舗に真っ向から挑む姿勢。更にはコミックの既存店での平均買取を「約30円」それがオンラインなら「約150円」にもなると煽り、買取価格は店舗と異なりますと、既存のグループ店舗をディスる勢いです。
というわけでメリットはズバリ「価格が高い」こととなります。
どんな人におすすめ?
ブックオフの買取に満足できない人
何といっても平均30円が150円までアップするというのですから、既存のブックオフの買取に満足できない人におすすめとなります。
お店まで出向けない!!
一時は870以上まで店舗網を拡大してきたブックオフですが、店舗網だけで日本全土をカバーするのには無理があると気付きブックオフオンラインを立ち上げた経緯があります。ですから、おすすめは店舗まで出向くことができない人です。
安心した取引をしたい人!!
ブックオフは何といっても東証一部上場会社。そこの子会社ブックオフオンラインだけに、下手なことをしないだろうという安心感は大きなものがあります。何といっても顔も見たことがない相手に、自身のコレクションを送りつけて買取金額を振込んでもらうのですから、安心感は非常に大きな要素。そんな点を重視する人はぜひ!!ということになります。
ブックオフオンラインの買取利用方法
利用条件に注意!!
「古本は20点以上」「ゲーム・DVD・CDのいずれかが3点以上」「買取価格が1,000円以上の商品が1点」……以上のように買取の利用条件が定められており、これを満たしていないと買取ってもらえません。満たせば送料はブックオフオンラインが負担してくれる上に、利用条件のハードルは高くありません。
会員登録
「宅本便」の利用には、会員登録が必要になります。住所・氏名・電話番号、更には口座番号まで……ブックオフオンラインで買取りを依頼するかどうか、試しに登録してみようかと思っている人にとっては、個人情報をこれでもかと入力していかなくてはならないので、かなり引きます。というか、迷っている間に入力完了、宅本便を申し込んでしまったりしますので注意が必要です。
買取のコース選択
さて次々入力していくと、買取申込時にコースの選択を迫られます。
・おまかせ承認コース
・査定結果を確認してから承認コース
上を選択したら、査定結果の如何にかかわらず、現金が振り込まれて終了。下を選択したならば、査定結果をWeb上で確認することが可能。その後、キャンセルもできます。
梱包~現物を送付
宅本便に申込むと「申込ありがとうございます」という内容のメールが送られてきます。
内容は「みかん箱程度のダンボール箱を用意し、1箱の重量は15kg以内で荷づくりをすること」といった箱詰めの注意点が事細かく書かれていますので、それに従って詰めるだけ。手元に適当な箱がない場合は、ブックオフオンラインに頼めば手配してもらえます……しかし「有料、200円」、これは注意しないといけませんね。まあ、段ボール1個にもこだわるシビアな商売をしていると、好意的に受け取っておきましょう。
あとは、宅配業者の引き取りを待つだけ。会員登録のハードルがかなり高い分、後はカンタンです。おっと、本人確認書類のコピーをを同梱もしくはアップロードしておく必要もありますので、忘れないように。
査定~振込み
査定完了までに1週間程度かかり「おまかせ承認コース」ならば即現金が振り込まれますし、「査定結果を確認してから承認コース」ならば査定結果をWeb上で確認することになります。金額が折り合わない場合、商品は送料ブックオフオンライン持ちで送付されます。……査定完了までに1週間はちょっと長い気がしますが、それだけ繁盛しているという証拠でしょうか。
ブックオフオンラインならではのサービスやキャンペーン
様々なキャンペーンを実施中!!
例えば「全品買取10%アップ」などのキャンペーンをおこなっていますのでタイミングを見計らう必要がありそうです。
例えば今ならば、開店9周年記念で99点以上の買取成立された方の中から抽選で9名様に9,999円プレゼントという、9づくしのキャンペーンをおこなっています。まとめて買取ってもらうなら今!!みたいですよ。
高価買取のコツ
ブックオフオンラインでは、販売数や在庫数、発売時期などをもとにした独自の買取基準を持っています。だから、それにハマった古本は買取価格が上がるということですから、買取価格表を参照してください。
そして、気になることが2つほど。買取価格表に掲載されているのは最新刊ばかりな点と、流通量が多いベストセラーは早めに売るようにうながしている点です。
以上のことから、コミック全巻だけの特別な相場がありそうなものなのに、ブックオフオンラインはなさそう。つまり、各巻の買取相場の積み重ねでしか値段が付きそうもありません……大量な巻数があるようなシリーズ物については、他店と比較しないといけませんね。
あと、返送されてくるメールにも書かれていますが、梱包上の注意は守りましょう。傷んでしまっては、高価買取もなにもありません。
まとめ
既存店にケンカを売るような高価買取で、一定の評価を受けるブックオフオンライン。販売のほうは「オトナ買い」などユニークな制度を導入して好評を得ているだけに、買取のほうももっと目立つ何かが欲しいところです。せっかくグループには実店舗という武器があるのですから、連動して何かやるとか……既存店と買取価格を競わせるとか、全店で在庫を共通でもつことで、在庫コストを圧縮するとか……こんな風に考えるのですが、いかがでしょうか?