エルメスは、1837年に設立されたフランスのラグジュアリーブランドです。200年以上の歴史をもつエルメスは、バーキンやケリーといったハンドバッグを始め、数々の名品を世に生み出してきました。エルメスは、いつの時代も「憧れの存在」として君臨しています。
エルメスの魅力は、洗練されたデザインと高い品質です。エルメス製品は、高価な分最高峰の品質を誇り、「一生もののアイテム」として購入する人も少なくありません。そのため、自分へのご褒美や、大切な人へのプレゼントなど、「特別なシーン」で選ばれることの多いブランドです。
ただ、エルメスは、たくさんの人気モデルやアイテムがあり、「自分にはどれが似合うのかわからない」と悩む人もいるかもしれません。
そこでこの記事では、エルメスで人気の製品をモデル別にご紹介します。モデル毎に、ユーザーの年齢層やおすすめの人についても説明するので、ぜひ参考にしてください。
【モデル別】エルメスのバッグ愛用者の年齢層
エルメスのバッグは、高価かつ普遍的なデザインのため、基本的にユーザーの年齢は30代以降です。若い女性にとって、エルメスは「いつかは持ちたい憧れのバッグ」というブランドイメージがあります。
そのため「自分が似合うようになったら」と考えている人が多く、エルメスのバッグのユーザーは、自然と30代以降のミドル層が中心です。
ただ、現在のエルメスは、バッグのモデルや、カラーラインナップが豊富で、価格帯が細分化されており、若い女性ユーザーも増加傾向にあります。
伝統を守りつつ、トレンドを取り入れた新しいスタイルを発信し続ける姿勢も、エルメスの大きな魅力。エルメスのバッグは、全世代で絶大な人気を誇り、長く愛されています。
バーキン愛用者の年齢層
バーキンを使用する人の年齢層は、30〜50代のミドル層が中心です。20代でもバーキンを使用している人はいますが、少数派といえるでしょう。
「高級ブランドバッグ」の代名詞であるバーキンの定価は、約120万円〜と非常に高価です。また、素材やカラーによっては、約200万円〜600万円のものもあります。そのため、バーキンのユーザーは、金銭的に余裕が出てくるミドル層が中心です。
そして、バーキンは見た目にも高級感があり、一目で「バーキン」と分かるため、ファッショにも気を遣う必要があります。服装が貧相な場合、バーキンが悪目立ちするかもしれません。ファッションの面から見ても、バーキンはミドル層に最適と言えるでしょう。
ただ、バーキンは重量感のあるバッグです。人気の30サイズで約1kg、35サイズで1.5kgほどあり、中に荷物を入れるとさらに重くなります。ユーザーの中には「年齢を重ねると、持ち運ぶのが辛い」という人もいるため、購入時は重さも考慮に入れましょう。
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ケリー愛用者の年齢層
ケリーを使用する人の年齢層は、エルメスと同じく、30〜50代のミドル層です。ケリーバッグは定価約100万円以上するため、ユーザーの年齢はミドル層が中心になっています。
ケリーは上品な佇まいで、エレガントなファッションと好相性です。そのため、フォーマルな場や、ビジネスシーンで多く活躍します。
また、ケリーは和装とも合うため、年齢を重ねても愛用したい「一生物」のバッグです。
ケリーは、多くの人が長年使用することを想定して購入します。そのため、ブラックやエトゥープなどのベーシックなカラーが人気です。
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ピコタン(ピコタンロック)愛用者の年齢層
ピコタンは幅広い年齢層の女性から支持され、近年人気が急上昇しています。ピコタンを使用する年齢層は、20代〜60代です。
ピコタンが世代の枠を超えて愛される理由は、「使い勝手がいい」「エルメスの中ではリーズナブルな価格」「サイズやカラー展開が豊富」などが挙げられます。ピコタン自体はすでに廃盤となり、現行はピコタンの後継である「ピコタンロック」にシフトしていますが、ピコタンロックも変わらず人気です。
ピコタンの後継であるピコタンロックの定価は約35〜50万円で、バーキンなどに比べると、手の届く価格帯に設定されています。
また、ピコタンは、誰でもお気に入りの1色を見つけられるほど、カラーバリエーションが豊富です。一般的に、華やかなカラーはヤング層、上品なカラーは、ミドル層やシニア層が選ぶ傾向にあります。
ピコタンは、どんなテイストのファッションにもフィットするため、プレゼントにもおすすめですよ。
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エブリン愛用者の年齢層
エブリンを使用する年齢層は、30〜50代のミドル層が中心です。エブリンは気負わないカジュアルさが魅力で、ラフな装いに合わせる大人の女性が多く見られます。
エブリンは、「50代だとおかしいかな?」と悩む人が多いようですが、むしろ楽な服装が増える年代の女性にこそおすすめ。ほどよい存在感があり上品さをキープできるエブリンは、大人のカジュアルファッションのポイントとして活躍するでしょう。
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ボリード愛用者の年齢層
ボリードを使用する年齢層は、40代以降が中心です。ボリードの格式にふさわしいのは、品とセンスを兼ね備えた40代以降の女性と言えるでしょう。
ボリードの大きな特徴は、バッグにエルメスのロゴがない点です。そのため、エルメスファンのみならず、「ブランド品に興味はないものの、高品質なバッグを求める」人からも人気があります。
また、ボリードは、よく比較されるバーキンと比べると、若干軽量な上、定価は70万〜120万円ほどと安価な点も人気の理由です。
ボリードは決して安くはありませんが、品質やデザインを考慮すると納得できます。だからこそ、大人の女性から根強い人気を獲得しているのでしょう。
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【モデル別】エルメスのアクセサリー愛用者の年齢層
エルメス=ハンドバッグの印象がありますが、実はアクセサリーも非常に人気です。エルメスのクラフトマンシップは、アクセサリー製作でもいかんなく発揮され、世界中の人々を魅了しています。
シェーヌ・ダンクル
シェーヌダンクルを使用する年齢層は、20代後半〜40代が中心です。シェーヌダンクルは、比較的幅広い世代に愛用されています。
「船の錨」から着想を得てデザインされたシェーヌダンクルは、エルメスジュエリーのアイコン的存在です。特にブレスレットは、多くの有名人が着用していることで知られ、入荷待ちが出るほど人気があります。他にも、ネックレスやリングも人気があり、雑誌への掲載実績も豊富です。
シェーヌダンクルは、普段のコーディネートを格上げしてくれる気品溢れるデザインです。そのため、大人の女性からも支持され、幅広い世代に愛用者がいます。
ただ、その存在感ゆえ、「50代になると似合わない」という声も見られました。年齢を重ねても違和感なく使用したい場合は、ブレスレットやネックレスよりも、小ぶりなリングを購入するといいかもしれません。
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POP H(ポップアッシュ)
ポップアッシュを使用する年齢層は、20代〜30代が中心です。ポップアッシュは、ポップでかわいいデザインと、10万円以下で購入できる手頃さから、比較的若年層に支持されています。ポップアッシュは、ネックレスとピアスに用いられており、セットで身につけるスタイルも人気です。
ポップアッシュは、カラーバリエーションが豊富なため、選ぶ楽しさがあります。最も人気のあるカラーはマロングラッセです。マロングラッセは、どんなテイストのファッションにも合うため、迷ったらマロングラッセを選ぶとよいでしょう。
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アイリーン
アイリーンを使用する年齢層は、20代後半〜40代です。アイリーンは、ポップアッシュより洗練された大人の印象で、より幅広い年代の女性に支持されています。
アイリーンは、Hのシルバープレートにカラーパーツを加えた、スタイリッシュでフェミニンなデザインです。フォーマルな場だけでなく、パーティシーンでも活躍してくれるため、働く女性を中心に人気を集めています。
メンズ向け人気モデル別の年齢層
レディース用ハンドバッグのイメージが強いエルメスですが、実は世界の名だたるメンズセレブがエルメス愛用者であることをご存知でしょうか?
日本でも多くの男性有名人がエルメス愛用者として名を連ね、その着こなしや着用アイテムが注目されています。
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アクセサリー
エルメスジュエリーのアイコンでもあるシェーヌダンクルは、メンズでも大人気です。むしろ日本では、複数の男性アーティストや俳優の方が、シェーヌダンクルを着用した写真を自身のSNSにこぞってアップしたことをきっかけに、人気が拡大しました。
メンズのシェーヌダンクルユーザーの年齢層は、30代〜50代が中心で、サイズはGMとTGMが人気です。
「おしゃれアイテム」の筆頭として必ず名前の上がるシェーヌダンクルですが、現在は入荷待ちの状態が続いており、入手困難といわれています。
財布
エルメスの財布で最も人気があるのが「ベアンスフレ」です。べアンスフレは長く使用することを想定して、傷つきにくい素材が使用されています。本体中央に備えた「H」のベルト留めの存在感も相まって、高級感溢れる財布です。
べアンスフレを使用する年齢層は、30代〜50代のミドル層です。べアンスフレは、定価約35万円〜、オーストリッチやアリゲーターなどの牛革素材以外だと、約50万〜100万円になります。
日本の芸能界でも、べアンスフレを使用している人は男女ともに多く見られますが、30代後半〜40代の方が多い印象です。
ネクタイ
エルメスのネクタイの使用者は、20代〜60代です。ネクタイについては、年代の垣根を超えて広く使用されています。
エルメスはシルクスカーフが有名です。エルメスのシルクスカーフは最高の品質を誇ります。また、エレガントさの中に遊び心溢れたデザインが多く、おしゃれな大人の男性からも人気です。
エルメスのネクタイは、約3万円から購入できるため、お祝い事のプレゼントとしても選ばれています。
エルメス製品を取り入れる際のポイント
ここまでエルメスの人気モデルを紹介してきましたが、「結局どれが似合うの?」と余計に悩んだ人もいるかもしれません。
ここからは、エルメス製品をファッションに取り入れる際に考えるべきポイントを紹介します。ポイントさえ抑えれば、似合うアイテムがわかってきます。
ファッションに合うアイテムを選ぶ
ファッションにおいて最も重要なのは、結局「本人に似合っているかどうか」だけです。
この記事では、各モデル毎にユーザーの年齢層について説明しています。ただ、ユーザーの年齢層はあくまでも目安であり、絶対ではありません。どんな年齢であろうと、本人のファッションに合っていれば、「おしゃれ」に見えます。
エルメス製品を選ぶ際は、製品から考えるのではなく、最初に「どのようなファッションをすることが多いか?」「自分の好きなファッションは何か?」から考えるとよいでしょう。ファッションのテイストを軸にエルメス製品を探すと、自ずと似合うアイテムが見えてきます。
エルメス製品をプレゼントする際も同様です。相手の人は「普段どのようなファッションをしていることが多いか?」を思い出してみてください。
すでにエルメス製品を持っており「これが自分に似合うのか分からない」という場合もあるかもしれません。その場合は、ネットやSNSを通して、実際のコーディネート例を探してみることがおすすめです。他の人の着用画像を見れば、自分に似合うのかどうか相対的に判断できるでしょう。
手持ちのアイテムとの組み合わせを考える
エルメス製品だけがいくら素敵でも、他のアイテムと馴染んでいなければ浮いてしまい、結果的におしゃれに見えなくなります。手持ちのアイテムとエルメス製品の組み合わせを想像しながら、具体的なコーディネートを考えてみましょう。
たとえば、普段使用するバッグが小さい場合、大きいサイズの財布は邪魔になります。また、シックなアイテムが多い人が、パステルカラーのバッグを買っても、使用頻度は少ないでしょう。ゴールドのアクセサリーが多い人は、シルバーのものは好みません。そもそも、持ち歩く物が少ないのに、わざわざバーキンを選んでも重いだけです。
このように、実際に自分がエルメス製品を購入したとして、どのように手持ちのアイテムと組み合わせて使用するか?を想像してみてください。エルメス製品を使用する具体的なシチュエーションやコーディネートを想像してみると、選ぶべきアイテムがわかってきます。
エルメスが似合うかどうかは、ユーザー本人次第
エルメスを使用する年齢層は、30〜50代のミドル層が中心です。価格とデザインの両面から見ても、基本的にミドル層を対象にしていることがわかります。ただ、大切なことは年齢よりも、身につける本人のファッションや雰囲気に合っているかどうかです。本人に似合っていれば、年齢は関係ありません。
年齢の枠に囚われず、自分に似合うエルメスを取り入れて、自由におしゃれを楽しんでください。