老人ホームの遺品整理で知っておくべき品物の分け方と注意点まとめ

  • 2020年7月14日
老人ホーム_遺品整理

老人ホームに入居していた方がお亡くなりになった後、残された遺品をどのように整理するか悩んでしまう方は多いでしょう。

遺品といっても仏壇や故人が生前大切にしていた物は、簡単に整理もできないため、仕分けや処分に悩む方も多いのでは。

そこで、この記事では老人ホームの遺品整理で必要な品物の仕分け方法から、相続の書類や仏壇の処理方法まで紹介します。

遺品整理の時間がない方に対して遺品整理業者の解説もしているので、最後までご覧ください。

品物の分け方

遺品整理の際に必要な品物の分け方は、思い入れのある故人の物や相続関係の書類も多く、判断が難しいでしょう。

ここでは、品物の分け方を3つに分類して解説するので、遺品整理を効率的に行う参考にしてください。

  • 形見として持っておきたいもの
  • 通帳など「相続」に必要なもの
  • 不要なもの

形見として持っておきたいもの

遺品整理品の際に、形見として分類されやすい物は以下のとおりです。

  • 宝石
  • 貴金属
  • 家具・家電
  • 骨董品
  • 故人が映った写真

宝石や貴金属で出来たジュエリーやネックレスは、場所を取らないため比較的形見として選ばれる傾向にあります。

また、故人が大切にしていた骨董品や故人が映っている写真など、故人を思いだせる品物も形見になります。

他にも家具・家電など利用できる物は、形見として再利用されるケースが多いです。

通帳など「相続」に必要なもの

遺品整理の際に最も大切なのが、相続に必要な書類です。処分してしまうと手続きが遅れる原因にもなるので、処分せずに持っておき早めの手続きを行います。

必要な書類は、故人の預金・保険・不動産・投資に関する書類であり、具体的には以下の4つです。

  • 銀行通帳
  • 生命保険等の書類
  • 有価証券
  • 不動産登記識別情報

他にも故人の預金・保険・不動産・投資に関する書類であれば用意する必要があります。ちなみに相続税の申告には期限があり死去から10ヵ月後です。相続の申告は早めに行いましょう。

不要なもの

基本的に形見や重要書類以外の物は「不要なもの」に分類されます。

例えば、故人が着ていた衣服は形見にするにはサイズやデザインの違いがあり、不要となる場合が多いです。

また、故人が愛用していた骨董品も量が多すぎると置く場所に困るため、不用品として処分されやすい傾向にあります。

このような不用品の処分方法を以下3つより詳しくご紹介しましょう。

  • 買取に出す
  • ゴミとして処分する
  • 「仏壇」などは供養して処分する

買取に出す

不用品処分方法の1つ目は、買取に出すことです。

買取に出した場合、一気に不要な物が片付く他、お金をかけず遺品整理ができます。また買取業者によっては、老人ホームまで訪問のうえ買取を進めることも可能です。

老人ホームに重たいテレビや骨董品があっても運ぶ必要なく、その場で回収してくれるのは嬉しいですね。

さらに、老人ホームによっては遺品整理の期限がある場合も多く、即日対応してくれる買取店の利用は便利でしょう。

注意点として買取対象商品でないと引き取ってもらえません。事前に問い合わせして確認しておくことをオススメします。

ゴミとして処分する

不用品をゴミとして処分する方法です。

衣服やぬいぐるみ、革製品などの不用品は、地区によって可燃ゴミとして出すことができるでしょう。また、家電や大型家具は最寄りの市役所へ連絡を取り、回収に来てもらう方法があります。

しかし、回収するゴミを施設の前に出しておく必要があるため、老人ホームによっては許可してもらえない場合があります。

さらに、ゴミの種類によっては、月に1度の回収日しかない地区もあり、老人ホームの退出期限に間に合わないことも考えられるでしょう。

ゴミとして処分する場合は、事前にゴミの回収日と退去日程の調整を考慮しましょう。

「仏壇」などは供養して処分する

遺品整理で困る仏壇ですが、決められた供養の方法があります。仏壇はお寺に持って行き供養をしてもらい、その後に処分する流れが一般的です。

具体的には、処分が決まった段階で、仏壇より魂を抜く「魂抜き」を行います。依頼先により異なりますが、相場で3.5万~4万円だと言われています。

次に位牌や遺影についての取扱いを家族と相談して決めましょう。それが終わるとお寺や遺品買取業者へ回収の依頼をします。

仏壇の処理で困ったらまずは、下記の記事に目を通してみてください。

関連記事

先祖代々受け継がれてきた仏壇の処分を任された時、どんな対応方法をするべきか、わからないことも多いですよね。 そもそも仏壇の処分は「処分前にやるべきことがあるのか」「先祖代々のものだから、バチが当たらないか」などのたくさんの疑問点があると思[…]

仏壇

遺品整理の前にやっておきたいこと

遺品整理は突然起こるため事前に準備していない分、様々なことに時間を費やすことになるでしょう。遺品整理の前にやっておくとよりスムーズに遺品整理が行える2つの項目があるのでチェックしておきましょう。

  • 相続かお金に還元するかなど家族と話し合う
  • 元気なうちに「生前整理」を行う

相続かお金に還元するかなど家族と話し合う

遺品整理をする前に遺品を相続するか、お金にするか家族同士で話し合っておきましょう。事前に遺品の行方について話合うことで、遺品整理をスピーディーに行えます。

事前に話合いをしていないと、退去日まで長く時間が取れない老人ホームの場合、家族全員が遺品整理の場所へ集まれず、大切な物品まで捨ててしまうことにもなりかねません。

遺品整理で家族間のトラブルを避けるためにも、遺品の相続かお金に還元するかについてはしっかりと話合いましょう。

元気なうちに「生前整理」を行う

親御さんなど対象の方が元気なうちに「生前整理」を行うのが良いでしょう。

理由の一つ目に遺産の相続で揉めることを回避できるためです。事前にご本人より相続について話合いを進めておくと逝去された後、トラブルなく遺産の行方を決めることができます。

ご本人が生きているうちに遺産について話合うのは縁起が悪いと捉えられますが、事前に話合わないと大きなトラブルに発展する可能性があるでしょう。

理由の2つ目は、亡くなった後の段取りが組めることです。亡くなった後は、介護・看病・看取り・法事と様々な行事が起こります。

段取りが出来ていないといきなりのことに慌ててしまうケースがほとんどです。ある程度段取りを組み、物品の整理などを事前に出来るようにしましょう。

老人ホームの遺品整理の注意点

老人ホームの遺品整理をする時の注意点を以下2つご紹介しましょう。

  • 老人ホームの遺品整理はスピードが求められる
  • 身寄りのない方の遺品整理は自治体や専門業者に依頼する

遺品整理の注意点をおさえて、トラブルのない遺品整理を行ってください。

老人ホームの遺品整理はスピードが求められる

老人ホームでの遺品整理にはスピードが求められます。一般的な老人ホームの契約は、一日単位となり、次の入居者を入れなければならないためです。

老人ホームの運営元によって退去期限にバラつきがあります。基本的は1週間前後での退去期限がほとんどです。

遺品整理は突然迫られるケースが多く、1週間以内に整理しきれないケースもあります。この場合、自宅に一度持って帰るか専門業者に回収をしてもらう方法のどちらかを選ぶ必要があるでしょう。

時間がなければ「遺品整理業者」を利用する

遺品整理をする時間がどうしてもなければ、遺品整理専門の「遺品整理業者」を利用するのも一つでしょう。

遺品整理業者によっては遺品の回収業務はもちろん、仏壇の供養から簡易清掃まで行ってくれます。

また、遺品整理に特化している企業だからこそ、権利書や契約書など、どこに行ったかわからない重要書類を整理中に見つけ出し仕分け作業までしてくれます。

スピードを求められる遺品整理に置いて最短1日で完了できる業者もいるので、急ぎの場合は安心ですね。

身寄りのない方の遺品整理は自治体や専門業者に依頼する

身寄りのない方の遺品整理方法は、以下2つに分類されます。

  • 遠方の親族に預ける
  • 自治体や専門業者に処分を依頼する

遠方の親族の場合、面識が少ないことからそのまま処分を依頼される場合が多いです。そのため、遺品については専門の遺品整理業者か自治体に相談のうえ処分してもらうのが良いでしょう。

地区の自治体により異なりますが、自治体主体の遺品整理を行う地区もあるようです。身寄りのない方の遺品整理は、自治体と遺品整理業者の両面から探してみるのが良いでしょう。

老人ホームに寄付する 

                 
遺品整理の時に、未使用の紙おむつはよく出てきます。未使用の紙おむつは故人以外に使用目的がないと置き場所に困ってしまうでしょう。

未使用の紙おむつなど老人ホームで使用できるものは寄付することができます。老人ホームでは消費の多い紙おむつが重宝されているため、喜ばれるでしょう。

また、老人ホームの他にも社会福祉協議会やNPO法人でも寄付を募っているので、置き場所がない紙おむつなどの日用品は寄付できないか相談してみるのがオススメです。

遺品整理はしっかりと考えて行動してください

老人ホームの遺品整理をスムーズに行うためには、生前に整理をしておくのが得策です。事前に行っておけば、遺品整理の負担は大幅に軽減されます。

もし突然、準備のないまま老人ホームの遺品整理が必要になった場合、遺品整理業者に任せるのがオススメです。

遺品整理業者であれば、忙しい平日でも即日対応可能な店舗もあります。退去までのスピードが求められる老人ホームの遺品整理だからこそ、先を見越して行動するのが大切ですね。