仏壇を高額買取してもらうための3個のコツ

  • 2025年8月15日
仏壇

先祖代々受け継がれてきた仏壇の処分を任された時、どんな対応方法をするべきか、わからないことも多いですよね。

そもそも仏壇の処分は「処分前にやるべきことがあるのか」「先祖代々のものだから、バチが当たらないか」などのたくさんの疑問点があると思います。

仏壇を手放す理由も人それぞれだと思いますが、今回は、仏壇の売却はできるのか?といった疑問からやむ得ない状態で仏壇を手放す場合の、対応方法についてまとめました。

新しい供養の方法についても書いているので参考にしてください。

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需要がある仏壇とは

仏壇は売却できます。しかし中古仏壇の需要はほとんどなく、買取額は低くなる可能性が高いです。買取ができるお店も限られている問題もあります。

売却できる仏壇にも種類があるので、確認していきましょう。

仏壇の種類

仏壇は大きく2つの種類に分けられます。

  • 表面に金箔を貼った漆塗りの「金仏壇」
    素材の金箔が目的で、買取可能なお店は豊富。漆は国産で何度も丁寧に重ね塗りされている物、金箔は純度が高く厚い物が、高価買取になります。

  • 黒檀や紫檀などの木目を生かした「唐木仏壇」
    金箔などは使われていません。そのため買取不可、買取額が低いお店が多いのが現状です。

仏壇は、高額であればあるほど、品質のよい材料が使われます。お持ちの仏壇が高額なら、買取も高額になるチャンスがあるので、買取に出してみてはいかがでしょうか。

工芸品としての価値があるか

仏壇に使われている、彫刻や漆、金箔に価値がつくこともあります。また古くから伝わる歴史的な品だったら、骨董品的な価値が付く場合も。
その場合は仏壇仏具屋でなく、骨董品を扱うお店で相談することがオススメです。意外な価値がつくかもしれません。

海外では、中古の仏壇ではなく、インテリアなどの一部として部屋に飾っている人もいます。そのため海外向けのオークションサイトには、仏壇を出品されている方が多くいるのが現状です。

より高額で売却したいと考えている方は、海外のインターネットオークションを利用してみてはいかがでしょうか。

売却前に知っておきたいポイント

仏壇を売却する際知っておきたいポイントが3つあります。

これを知っておけば、仏壇の買取額が上がったり、売却と別の方法が見つかるかもしれません。要チェックです。

仏具も買取可能

仏具は、金、銀が使われているものが多く、仏壇よりもきちんと売れる可能性が高くなっています。

代表的な仏具

  • 香炉
  • 花立
  • 燭台
  • リン
  • 線香差
  • 仏像
  • 掛け軸
  • 位牌

仏具のなかでも、本尊(仏像)や仏壇の中にかける「掛け軸」や「位牌」は、故人の魂が宿っているとされています。そのため、仏壇と同じように、処分前の「魂抜き」の儀式も忘れずに行ってください。

査定に出す際は骨董品や古美術を専門的に取り扱う業者と、貴金属を取り扱う業者両方に見積もりを依頼しましょう。

仏壇を引き取ってくれるサービスある

仏壇仏具の処分は、専門業者に依頼をすることができます。

専門業者の中には、供養までまとめて行ってくれるところもあるので、供養も一緒に行いたい方は、対応している業者を探してみましょう。

他にも専門の業者が、自宅まで引き取りにきてくれるお店もあるので、自分にあったサービスの店舗を見つけてください。
また仏壇仏具店でも、買い替えと同時の仏壇仏具の引き取りが可能なお店もあります。
しかし処分だけの依頼は不可能なところも多いので、まずは電話などでお店に問い合わせてみましょう。

仏壇の売却(処分)ができる場所

「魂抜き」もOK、各方面との相談もできた。となれば、あとは実際に処分を進めていくだけです。

ここからは、実際に売却(処分)できる場所はどこなのか、そしてどんな特徴があるのかをご紹介します。

仏壇仏具屋

仏壇を販売している店舗では、古くなった仏壇の引き取りを実施してる場合があります。

お寺に処分の依頼できなかったが、ある程度きちんとした方法で処分したい方は、仏壇仏具店の利用がオススメです。

引き取ってもらった仏壇は、合同供養として焚き上げを行うので、安心して任せることができます。

お寺に納めるお布施と異なり、処分費用としての料金は予め決められてるので、途中で値段が上がることもありません。

買取に関しては、近年中古仏壇を購入したいという人は減少しているため、買取を行っているお店は多くないのが現状です。もし買取を希望するなら、仏壇仏具店のホームページか実際の店舗で、買取できるか聞いてみることをオススメします。

リサイクルショップ

仏壇仏具の買い取りを行っているリサイクルショップは存在します。しかし中古仏壇仏具の需要は少なく、買い手がほとんどいないのが現状です。買取額自体も低く「魂抜き」の儀式もやってはくれません。

買い取っても、リサイクルショップ側で解体を行い、材料だけをリサイクルされることが多いようです。

リサイクルショップは店舗が多く利便性があります。しかし仏壇仏具を売ることに関しては不向きです。もしリサイクルショップで買取に出すなら、買取可能か調べてから、売ることをオススメします。

ネットオークション

インターネットオークションでは、仏壇や仏具は出品できます。

日本のオークションサイト以外にも、海外のオークションサイトも出品も可能です。

海外向けのサイトに出品されている大半は、本来の用途として購入するのではなく、美術品や工芸品として仏壇や仏具を求めている方が多くいらっしゃいます。

そのため仏壇を高く売りたい方は、オークションの利用を視野に入れてもいいかもしれません。

ただし、個人で海外オークションを利用した場合、海外に送る梱包も自分で行わなければいけません。仏壇や仏具など壊れやすいものが多いので、注意が必要です。

粗大ゴミとして処分

処分の方法として、地域の粗大ゴミとして捨てる方法があります。

粗大ゴミの捨て方は地域によって異なりますが、ゴミとして捨てることに抵抗が無い方は、捨てることも可能だと覚えておいてください。

粗大ゴミで捨てる場合、処分費用が必要ですが、ほかの処分方法と比べると費用面では格段に安く済みます。安く処分したいと考えている方にオススメです。

パーツごとに細かく分解した上で処分すれば、通常の燃えるゴミとして捨てることできます。

仏壇と仏具の中には、リサイクルできる資源もあるので、しっかりと分別してください。

遺品整理業者に依頼

処分を専門の業者に任せる方法もあります。仏壇の引き取りから供養までを代行してくれる業者も存在し、一人では処分できないと考えている人にオススメです。

全国に対応している専門業者も多く、自宅まで引取にきてくれるお店もあるので、自分に合った店舗を見つけてください。

しかし供養までは行っていない、供養と処分は別料金のお店もあるので、事前に調べることが大切です。

もし、引き取りだけの業者に依頼するなら、事前に「魂抜き」の儀式を行う必要があります。「魂抜き」は、付き合いのあるお寺や、仏壇仏具店に相談してみてください。

仏壇の処分(売却)はしっかり考えて行う

今回は仏壇の処分方法から、新しい供養の方法までご紹介しました。

仏壇は高価で売れるものではありません。かといって簡単に処分できるものでもないと思います。

やむ得ない状況で、仏壇を手放すことになる人もいらっしゃると思いますが、仏壇の処理は自分一人の問題ではありません。お寺や家族と相談して、最良の道を探すことが重要になります。

この記事が、自分や家族が一番納得できる方法を見つけるための、お役に立てれば嬉しいです。

木暮康雄 (監修者)

ウリドキ株式会社代表取締役。ウリドキプラスの発行人でもある。
リユース業界での起業・事業運営の経験が豊富でリユースの専門家としてのメディア出演歴も多数。
著書に「リユース革命」(幻冬舎)。自身が運営する「リユースチャンネル」は登録者数1万人を突破。

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