自宅に使わなくなった楽器を眠らせていないでしょうか。いつかまた使う日が来るだろうと思って保存していたけれど、そのままになってしまっているということもあるでしょう。
そのような楽器は保管しておくよりも、買取店に査定を依頼してみてください。楽器の状態などによっては、高い金額が提示されるかもしれません。
この記事では楽器のおすすめ買取店を紹介します。高く売るためのポイント・注意点などもあわせて解説するので、ぜひ参考にしてください。
この記事に登場する楽器買取の専門家
サウンドプラグ 岩井
東京・江戸川区平井にある中古楽器専門店「サウンドプラグ」のオーナー。多くのお客様にご好評をいただき、今年でオープンから10周年を迎えます。
マイナーなイメージを持たれる平井ですが、ライブバーやスタジオがあり、定期的に音楽イベントが開催される音楽に熱い街です。当店の隣には、腕の良いリペアショップがあります。
当店のギター関連をメインとした楽器の査定に本気で取り組み、【業界最高水準】での査定額を提示させていただいております。買い取った楽器類で在庫が成り立っているので、大型店舗に負けない条件で買取可能です。
楽器に詳しくない方にもわかりやすく丁寧な接客を心がけ、プロミュージシャンからのマニアックな内容(特にギター関連)にも対応します。お客様のご希望等をお伺いしながら柔軟に対応することで多くのリピーターを獲得。
店内では、好きなアーティストやマニアックな話で盛り上がったり、いきなりセッションや初心者の方へのギターレッスンが始まったりと、小規模店ならではの気の張らない雰囲気を目指しています。お客様や自分自身にとっても居心地の良い、楽しい場所を提供して参ります。
楽器買取おすすめ5選
※口コミ評価はウリドキやその他サイトの情報を参考にしています
トイズキング
口コミ評価:-
公式サイト
《ウリドキ編集部おすすめ買取店》特徴
- 全国展開中の買取店
- 幅広いカテゴリーを扱う
- 難あり品でも買取可能
店舗紹介
トイズキングは全国展開している大手買取店です。楽器全般の買取に力を入れています。
ギターで超有名ブランドであるフェンダー、ギブソンからグレコ、ESP、バッカスといった国内優良メーカーについても幅広く取り扱っています。
他にも管楽器などではヤマハなど国内有名メーカーの楽器を取り扱っています。
同店では店頭買取の他、売りたいものが大量にある場合に便利な自宅で査定が可能な出張買取や、仕事で忙しい人に便利な宅配キットなどを利用する宅配買取が利用できます。リアルタイムで簡単なラインを使った買取依頼やサークル、メーカーなど法人の大量買取にも対応しています。
また、リペア専門スタッフがついているため、ジャンク品や難のある製品でもトイズキングなら買取してもらえる可能性があります。 ネック折れ品なども修理してくれます。
他にエフェクターやマイク、楽器に関係するものがあれば一度相談してみましょう。
買取へのお申し込み方は、大きく分けて2種類あります。
電話での申し込みは22時まで受付しており、ネットのオーダーフォームからは24時間受付してもらえます。希望する買取方法や商品の詳細などを伝えるだけで申し込みが完了します。
さらに今なら全商品、買取金額20%アップキャンペーンを行っているので、楽器
で売りたいものがあればぜひトイズキングに買取を出しましょう。
他にも平日であればTポイントも2倍になり、お得となっています。
トイズキングのウェブサイトはこちら
買取実績
- Fender USA/フェンダー 70s Jazz Bass Natural/ジャズベース 4弦エレキベース:85,000円
- SELMER/セルマー アルトサックス SA80/Super Action 80 SERIE Ⅱ/シリーズ2 彫刻有り ハードケース付:290,000円
- Martin/マーティン HD-28V アコースティックギター/アコギ 2014年製 ハードケース付き:140,000円
- Fender USA/フェンダー American Special Stratocaster/ストラトキャスター アメスぺ 2014 ギグケース付:68,000円
- PRS/Paul Reed Smith/ポールリードスミス Signature エレキギター 1991年製 ヴィンテージ ハードケース付:500,000円
- Rickenbacker/リッケンバッカー 330 MG メイプルグロウ エレキギター ハードケース付き:140,000円
- Gibson/ギブソン SG Gothic/SGゴシック エレキギター 2000年製 ギグケース付:88,000円
出典:トイズキング
お問い合わせ
▽ 電話でのお問い合わせ ▽
▽ メールでのお問い合わせ ▽
店舗情報
店舗名 | トイズキング |
営業時間 | 10:00~22:00(問い合わせ) |
定休日 | なし(問い合わせ) |
買取方法 | 店頭、出張、宅配 |
会社名 | yamato Y.K |
古物商許可番号 | 愛知県公安委員会 第541059903100号 |
査定士 | – |
その他特徴 | LINE買取あり |
サウンド・プラグ
口コミ評価:-
公式サイト
《ウリドキ編集部おすすめ買取店》特徴
- 楽器専門の買取・販売店
- 愛好家が集まるお店で大切に扱ってくれる
- 親切・丁寧な対応で初めての方も安心◎
店舗紹介
サウンド・プラグは、ギターやベース、管楽器、音響機材などを扱う楽器専門の買取・販売店です。
楽器の査定に確かな技術を持っており、その査定力はプロからも相談があるほど。オーナーの「ギター愛」が深く、本気の査定が期待できます。
楽器を買い取ってもらったあとも次に大切にしてくれる人の手に渡るので、安心して査定に出せますね。
また、掃除で出てきた楽器や譲り受けたギターを売りたけど、楽器に詳しくないから買い叩かれないか不安、という方も大丈夫。サウンド・プラグであれば、親身に相談に乗ってくれるので、初めてでも丁寧に対応してくれますよ。
店頭だけでなく宅配買取や出張買取も受け付けており、自宅にいながら売れますよ。楽器の買取を検討している方、まずは問い合わせてみては?
サウンド・プラグのウェブサイトはこちら
お問い合わせ
店舗情報
店舗名 | サウンド・プラグ |
住所 | 〒132-0035 東京都江戸川区平井6-14-5-1F |
アクセス | JR総武本線「平井」駅から徒歩4分 |
駐車場 | 近隣パーキングあり |
営業時間 | 10:30〜19:30 |
定休日 | 年中無休 |
買取方法 | 店頭、出張、宅配 |
会社名 | 株式会社プラグ |
古物商許可番号 | 東京都公安委員会 第307771308020号 |
査定士 | – |
その他特徴 | 電話査定・写真メール査定あり |
楽器の買取屋さん
★★★★☆4.9
現状の中古市場市場について詳しく教えていただき助かりました。他社の見積もりを出した上でこちらに来ました。口コミを見てから来ましたが、電話対応から接客まで丁寧で素晴らしかったです。また何かあれば宜しくお願いします。
ぷぷさん
キーボードが壊れていて値段がつかないと思っていたら、なんと!店長さんが良い値段をつけてくれました。
絶対に楽器の買い取り屋さんで査定してもらう事をおすすめします。
河合企画さん
公式サイト
特徴
- Webに特化することでコスト削減
- 状態の悪い楽器も高価買取
- 査定額アップキャンペーンあり
店舗紹介
楽器の買取屋さんは、実店舗数を抑えてWebに特化させている買取店です。店舗は人件費・運営費がかかりがちですが、Webならこれらは最小限に抑えられます。コスト削減に成功した分は買取価格に反映されるため、高い金額が提示されるかもしれません。
買取対象は良品だけではなく、状態の悪い楽器も高価買取が可能です。自社で修復できない楽器などについては、部品として海外などに輸出しています。独自の販売ルートを保有することで、壊れた楽器も高い査定額の提示が可能です。
また、毎月査定額アップキャンペーンを開催しています。対象となる楽器の種類は月ごとに変更され、トップページで確認可能です。
自宅で眠らせている楽器の売却を考えている場合は、査定額アップキャンペーンを狙ってみてください。
買取実績
- Epiphone Thunderbird Ⅳ AW エピフォン サンダーバード エレキベース
- YAMAHA ヤマハ アルトサックス YAS-23
- Bach/バック テナーバストロンボーン Stradivarius Model 42
出典:参考価格|楽器の買取屋さん
店舗情報
店舗名 | 楽器の買取屋さん |
営業時間 | 9:00〜21:00(問い合わせ) |
定休日 | 年中無休(問い合わせ) |
買取方法 | 楽器 |
会社名 | 株式会社GRACE |
古物商許可番号 | 神奈川県公安委員会 第451410008383号 |
査定士 | – |
その他特徴 | LINE査定あり |
楽器買取アローズ
口コミ評価:-
フルートの買取を頼みました。楽器の買取ってあんまりイメージがわかなかったのですが、実は私音楽教室の先生をやっていて、買取のことは生徒さんから教えていただきました。フルートなどの楽器の買取ってお金かかりそうってずっと思っていましたが、楽器買取アローズは送料とか手数料などが何から何まで全部が無料でした。おまけに入金も早かったです。ありがとうございました。まだ教室にフルートとギターが残っているので、今度そちらを売りに出しますね~。
KYさん/女性/45歳
初めて楽器の買取というものをしていただきました。買取ってもらった楽器はアコースティックギターです。もとからこのギターは安かったので、買取金額はそんなに期待していませんでした。ところが9,000円の金額でした。私はこの値段で大満足です。それから、このサイトはキャンペーンが豊富でとても気に入りました。またギター以外の楽器も買取出来るのものがあればお願いしますね。
MOさん/男性/50歳
公式サイト
特徴
- Webのみの運営でコスト削減
- 最短申込当日集荷
- 買取価格をWeb上で公開
店舗紹介
楽器買取アローズは、実店舗を持たないWebのみで展開している買取店です。店舗は人件費・光熱費・維持費などのコストがかかりますが、Webのみの運営ならこれらの経費が発生せず、その分買取価格への反映が可能。
査定を依頼すれば、高値での買取を提示されるかもしれません。昼12時半までの申込の場合、当日中に集荷可能です。査定後の入金は楽器買取アローズ到着後最短2日となっており、できるだけ早く現金化したい人にとっては便利なサービスといえるでしょう。
楽器買取アローズでの買取価格は、公式サイトで公開中です。どのモデルがどれくらいの金額で買取られているのか参考になるので、他店と買取価格を比較する際にも便利でしょう。
買取実績
- BOSS パーソナルオーディオシステム エスプレッソブラック WMS IV EB:114,700円
- Gibson(ギブソン)レスポールトラディショナル:525,000円
- 12FRET-GA SP/LTD 2011:136,000円
出典:高価買取リスト|楽器買取アローズ
店舗情報
店舗名 | 楽器買取アローズ |
営業時間 | 10:00~14:00(問い合わせ) |
定休日 | 水曜、日曜(問い合わせ) |
買取方法 | 楽器 |
会社名 | 株式会社GlobalArrows |
古物商許可番号 | 兵庫県公安委員会 第631531400002号 |
査定士 | – |
その他特徴 | – |
イケベリユース
★★★★☆4.8
ここで自分のベースを買い取って貰いましたが非常に熱心でいて高感が持てました。
高級楽器を売るなら此処は、お薦めします
エンゾさん
イケベリユース様には事前に予約する事なく開店した直後に伺いましたが、とても親切かつ丁寧にご対応いただけました。今回は訳あってギターを手放すことになりましたが、イケベリユース様のご対応のおかげで安心して売却することができたと思います。もちろん査定に関しても十分に納得のいく評価をして頂きとても満足する事ができました。もしまた愛器を手放さなくてはならなくなった時には、次回も是非お世話になれればと思っています。この度は本当にありがとうございました。
R.T.さん
特徴
- 楽器のプロフェッショナルが査定
- お得なキャンペーンの不定期開催
- 預かり代行販売展開中
店舗紹介
イケベリユースで査定を担当するのは、楽器のプロフェッショナルです。さまざまな楽器の知識・経験が豊富なスタッフが査定してくれるので、依頼品の新たな魅力・ポイントなどを見出して買取価格に反映してくれるかもしれません。
公式サイトでは、お得な買取強化キャンペーンが開催されています。キャンペーンは複数開催されることもあり、その場合は組み合わせが可能です。上手に組み合わせることで、買取金額の大幅なアップも狙えるので、こまめにチェックしてみてください。
なお、イケベリユースで行っているのは店頭・出張・宅配買取だけではありません。預かり代行販売も展開しており、自分で値段を決めたい人におすすめです。値段はスタッフと相談でき、市場相場と販売価格が乖離するリスクが軽減されます。
買取実績
- Fender Japan Hybrid 68 Stratocaster NM AWT:72,900円
- FUJIGEN NJB10RALL-3TS:37,800円
- TAYLOR GS Mini-e Rosewood:40,000円
出典:買取実績|イケベリユース
店舗情報
店舗名 | イケベリユース |
営業時間 | 店舗による |
定休日 | 店舗による |
買取方法 | 楽器 |
会社名 | 株式会社池部楽器店 |
古物商許可番号 | 東京都公安委員会 第 301039603336号 |
査定士 | – |
その他特徴 | LINE査定あり |
楽器を売るなら知っておきたいショップの買取方法
楽器を売りたいときにまず知っておくべきなのはショップの買取方法です。基本的には出張買取・宅配買取・店頭買取の3種類の買取法歩があります。
出張買取は、買取業者があなたの自宅や指定場所に足を運び、その場で査定を行います。査定結果から買取価格を決め、その価格で合意できた場合は、その場で楽器を買取ってもらいます。
宅配買取は、あなたが楽器の梱包までを行い、そこからは自宅や指定場所に宅配便業者が受け取りに来てくれます。楽器が買取ショップに届いたら査定を行い、買取価格が決まります。その金額に納得出来ない場合は返品になります。
店頭買取はあなたが実際に買取ショップの営業所や店舗に楽器を持込み、その場で査定を行い、買取金額を決めます。ピアノのような大きい楽器などは持ち込みできないため小さな楽器専用の買取方法になります。
出張買取・宅配買取それぞれのメリット・デメリット
店頭買取は楽器の大きさによっては持ち込みできないこともあるため、ここでは出張買取と宅配買取についてそのメリットとデメリットを紹介します。
出張買取のメリットとデメリット
出張買取の最大のメリットは重く1人では動かすことのできない楽器を買取りしてもらえるということです。売りたい楽器が複数あるような場合も、楽器を用意するだけでいいため、楽に買取を終わらせることができます。買取金額に納得がいかない場合も返送料がかからないのもメリットのひとつです。
出張買取のデメリットは楽器を受け渡す場所、例えば自分の家まで業者さんが来ることへの不安です。業者さんがどんな人柄かもわからないのに家に入ってもらうわけですから、防犯の視点から考えても、どの業者さんでもというわけにはいきません。家の中の片付けも必要ですし、業者さんが来る時間は確実に家にいなくてはいけません。
宅配買取のメリットとデメリット
宅配買取のメリットは、自分の空いた時間で作業ができるということです。梱包材を用意しておけばあとは時間のあるときに梱包して宅配業者さんを呼ぶだけで終わります。対面でのやりとりもないため、納得のいかな見積金額を提示された場合に断りやすくもあります。
宅配買取のデメリットは、梱包できない楽器や輸送での破損の心配がある楽器には使えないということです。また、見積もりに納得がいかない場合に返品してもらう返送料がかかる場合もあります。対面でないため査定内容の詳細を聞くことも難しくなります。
買取方法によって買取価格が極端に変わることはなく、自宅にいながら売れる宅配買取・出張買取の利便性を考えると気にならない程度の違いだと思います。
店頭買取が最も高値が期待できますが、出張買取や宅配買取は売りたい楽器と店舗の経費のバランスで値段がつくので、不利になってしまう可能性があります。
ただし、売りたい商品が複数ある場合や1つでも中級機種以上であれば、買取価格が安くなってしまう、ということはありません。
買取基準は様々なケースがあるので、事前に相談していただければ臨機応変に対応できます。
楽器の査定基準とその相場
楽器を売りたくて見積もりをしてもらったものの、査定の基準もわからなければ相場も知らない状態であると見積内容が正しいのかが分かりません。ここでは楽器の査定基準とその相場について紹介します。
楽器の査定基準
楽器の査定基準の基本は「傷やよごれの有無、付属品の有無、楽器の製造年」になります。
楽器は使っていれば自然と傷やよごれが出来てしまいます。ただ楽器を購入する人の心情を考えると目立つような傷がある楽器は購入しづらいため「売れない」楽器になってしまいます。その場合は買取金額が下がってしまいます。
同様に中古となった楽器を買う人が好む状態として「付属品が揃っている」楽器です。付属品が揃っている楽器は大切に扱われてきたか、買ったけどほとんど使われていないかのどちらかです。いずれにしても楽器の状態がいいという判断基準になるため、査定基準としてプラスになります。
楽器はアンティークものやヴィンテージものでもないかぎり古ければ古いほど壊れやすく価値がなくなります。いつ作られた楽器なのかということは査定のポイントのひとつになります。
エレキギター買取の査定基準
エレキギターの査定は、ネックの反りやフレットの減り具合、弦の状態、その他傷・汚れといった本体の状態や付属品の有無、製造年、そしてギターのブランドとモデルが大きく影響します。
多くのギター買取店ではギターを「美品・普通・傷あり」に分け査定しており、傷がほとんどないほぼ新品状態で、ケースやアームなどの欠品もなければ「美品」として買取ってくれます。
またGIBSON(ギブソン)のレスポールやSG、Fender(フェンダー)のストラトキャスターやテレキャスターなど、ギターの定番と言えるブランドのモデルは新品・中古問わず常に人気があるため、状態が良ければ高価買取が期待できます。
エレキギター/ベースの買取価格の決まり方は、まず、メーカー名、モデル名、製造年で基準の査定額を算出します。
その後に外観とフレットの状態、ネックの状態、トラスロッドの状態のチェック、アンプ出力での動作確認します。年代の古いものは、多少の傷は査定に影響しない場合が多いです。
高価買取が期待できる定番ギターブランド
- GIBSON(ギブソン)
- Fender(フェンダー)
- G&L (ジーアンドエル)
- Rickenbacker(リッケンバッカー)
- ESP(イーエスピー)
- Gretsch(グレッチ)
- Martin(マーティン)
- Paul Reed Smith(ポール・リード・スミス)
- Ibanez(アイバニーズ)
- Tokai(トーカイ)
- Taylor(テイラー)
- YAMAHA(ヤマハ)
- Music Man(ミュージックマン)
- Warwick(ワーウィック)
GibsonのヒスコレやFenderのカスタムショップ製等は高額査定が期待できます。
20万~30万くらいの買取価格が多いですが、年代や仕様によって変わってきます。
傷有りや塗装の剥がれたギターの査定基準
中古ギターは美品に近いほど市場で人気があるので、ギターに傷がついていたり、塗装が剥がれている場合は、たとえ問題なく演奏ができるといっても査定額が下がります。またギターを改造している場合(シールやステッカー含む)も当然減額対象となり、付属のパーツやケースがない場合も減額されます。
ただヴィンテージギターの場合、傷がない新品状態であることの方が珍しいので、傷がある場合でも査定額に大きな影響は比較的出ません。
弦が切れている・弦のないギターの査定基準
弦が切れている、弦がないギターはジャンク品扱いとなる可能性があります。
ジャンク品のギターは、修理のできない一般のリサイクルショップや質屋では査定額が減額されるだけでなく、買取拒否となる場合も少なくありません。
修理ができる楽器屋であっても、ネックの反りやフレットの消耗度合いなどギターのコンディションをチェックできないため査定額は大きく下げられてしまいます。
ギターの弦は自分で張るか、楽器屋に依頼して張りなおしてもらってから買取に出しましょう。
ネック折れ・音が出ないなど壊れたギターの査定基準
ネック折れや音が鳴らないギター、ノイズが出るギターはジャンク品扱いとなることがほとんどです。ジャンク品のギターは一般のリサイクルショップや質屋では大きく査定額が減額されるのはもちろん、買取拒否となる場合も少なくありません。
楽器屋ならジャンク品でも終始してから販売できるので買取可能ですが、高額査定は期待できません。査定額を上げるため売る前に修理する方法もありますが、パーツ代や工賃含めて5,000~10,000円掛かりますので、結果的にジャンク品として売った方が得だったなんていうことも起こりえます。
ネックが反れたギターもジャンク品扱いになる可能性があります。特に逆反りのギターは修理が難しいのでジャンク品扱いされる可能性はかなり高くなります。
エレキギターの電装系では、意外と音が全く出ないようなものは、半田の付け直し程度で通常使用できる様になるものが多く減額対象にならないケースも多くあります。
音は出るけど不安定なもの(ローが抜けたり、音が出たり出なかったり)は、PUの断線等の可能性が高く、パーツの載せ替えが必要になる事が想定されます。
エレキベース買取の査定基準
ベースの買取基準も基本的にギターと同じく、ネックの反りやフレットの減り具合、弦の状態、その他傷・汚れといった本体の状態や付属品の有無、製造年以外だけでなく、ブランドとモデルが大きく影響します。
特にFender(フェンダー)はプレシジョンベース、ジャズベース共にエレキベースの定番として現在でも世界のトッププレイヤーから愛されており、新品・中古市場で高い人気を誇っているため高価買取が期待できます。
高価買取が期待できる定番ベースブランド
- Fender(フェンダー)
- Rickenbacker(リッケンバッカー)
- Hofner(ヘフナー)
- bacchus(バッカス)
- MOON(ムーン)
- ESP(イーエスピー)
- Music Man(ミュージックマン)
- Warwick(ワーウィック)
傷アリや塗装の剥がれたベースの査定基準
ギターと同じくベースも美品に近いほど市場で人気があります。傷がついていたり、塗装が剥がれている場合は、ベースの演奏に問題がなくとも査定額は下がります。改造している場合(シールやステッカー含む)も当然減額対象となり、付属のパーツやケースがない場合も減額されます。
ヴィンテージベースであれば、傷がある場合でも査定額に大きな影響は出ません。
弦が切れている・弦のないベースの査定基準
弦が切れている、弦がないベースはコンディションを確認できないためジャンク品扱いとなる可能性があります。
修理のできない一般のリサイクルショップや質屋では買取拒否となる可能性があり。修理ができる楽器屋であっても、ベースのコンディションをチェックできないため査定額は大きく下げられてしまいます。
ベースの弦はギターと比較し高価なため、張りなおしてから買取に出しても、場合によっては足が出てしまう可能性があります。売りたいベースの買取相場価格との比較や、ベースの状態を事前に確認しておきましょう。
ネック折れ・音が出ないなど壊れたベースの査定基準
ネック折れや音が鳴らない、ノイズが出るベースはジャンク品扱いとなることがほとんどです。
一般のリサイクルショップや質屋では売れない可能性があり、修理ができる楽器屋でも大幅減額は避けられません。
修理をしてから買取に出すのも手ですが、買取価格より修理代の方が高くつく可能性があるので事前に買取相場価格と修理代を比較しておきましょう。
ドラム買取の査定基準
ドラムは「ドラムセット」か否かにより査定額が変わります。
下記4つがすべて揃って「ドラムセット」と認識され、一つでも欠けるとその分減額されていきます。
- シェルパック(スネア・タム(×2)・フロアタム・バスドラム・タムホルダー)
- ハードウェアパック(スネアスタンド・シンバルスタンド・ハイハットスタンド)
- シンバルセット(クラッシュシンバル・ライドシンバル・ハイハット(Top/Bottom))
- アクセサリー(スローン(いす)、フットペダル)
もちろん、ドラムはフットペダルやスネアドラム、シンバルだけを自分で用意し、あとはスタジオにあるドラムセットを借りて演奏するプレイヤーがほとんどですので、スネアだけ、フットペダルだけ買取してもらうといった単品売りも可能です。
高価買取が期待できる定番ドラムメーカー
ドラムは国内外ともに各メーカーがドラムセットを販売していますが、買取市場で言えば「ヤマハ」を筆頭に国内メーカーのドラムは値崩れが起きにくく、高価買取を期待できます。
- ヤマハ(YAMAHA)
- パール(Pearl)
- タマ(TAMA)
ドラムの傷は修繕できない
「ドラムは打楽器なので、多少傷がついても問題ない」なんて思っている方もいるかもしれません。しかしドラムで叩いているのは「ヘッド」の部分であり、通常の演奏でヘッド以外の部分を叩くことはありません。
しかもドラムセットのほとんどは木製なので、へこんだり傷がついてしまうと修繕ができません。本体に傷があるドラムセットは、傷のないドラムセットと比較して査定時に大きな減額対象となってしまいます。
また保管状況によってはヘッド固定する「フープ」に錆がでてしまうことがあります。この場合も当然減額対象となってしまいます。
電子ドラムの査定基準
電子ドラムの場合、通常のドラムセットよりも製造年が買取価格に影響します。
楽器とはいえ電子ドラムの扱いは「家電」と変わらない点もあるので、当然新しい電子ドラムの方がベースと狩る査定額が高くなります。
また電子ドラムが人気メーカーのものかどうかも査定に影響します。電子ドラムの人気・定番メーカーと言えばヤマハ(YAMAHA)とローランド(Roland)で、これらの最新モデルの電子ドラムなら高価買取が期待できます。
しかしヤマハ、ローランド以外の無名メーカーで、なおかつ古いモデルとなると、査定額は低くなる傾向にあります。もちろん傷・汚れなどの状態や、付属品の有無も査定基準となります。
ピアノ買取の査定基準
ピアノ、特にグランドピアノやアップライトピアノは新品よりも中古での購入希望者が多く、買取査定額も近年ずっと上昇傾向にあります。2019年になり以前に比べ買取価格の上昇幅が縮小しているようですが、今なおグランドピアノやアップライトピアノは高価買取が期待できる楽器となっています。
ピアノの査定は本体の傷やメーカーとモデル、製造番号、ペダルの本数などが基準になります。
高価買取が期待できる人気ピアノメーカー
傷のあるピアノの査定基準
傷のあるピアノは、その傷みの種類、傷の場所によって査定基準が変わります。
ピアノの外側にある傷の場合、小さなものや目立たないものであれば、通常の使用方法でも生じやすい傷なので、一般的に査定額には大きな影響を与えません。何かにぶつけた時のへこみも、数が少なければそこまで減額対象にはなりにくいですし、ペダルの錆、くすみなども磨けば綺麗になるものであれば問題ありません。
一目でわかる大きな傷や塗装剥がれの場合は大きな減額対象となり、買取不可となる場合も。ペダルが折れている場合も修繕費がかかるため大きな減額となります。
ピアノの内側に傷みがある場合は、外側の傷みと比較して大きな減額対象となります。
内部の木材部分は湿気による痛みやネズミ、シロアリなどの被害を受けやすくなっています。またピアノの内部はフェルトやピアノ線・フレームなど金属も使用されていますが、これらは湿気、タバコの煙、台所の油汚れの影響を受けやすくなっています。
ピアノの内部は修理が非常に難しいため、外側の痛みと比較しても査定時の減額率が大きく、買取価格がつかないことが少なくありません。
電子ピアノの査定基準
中古市場での人気とは反比例するように、新品のピアノの販売台数は年々減少していますが、新品の電子ピアノの販売台数は増加しつづけており、それに伴い電子ピアノの買取件数も増えています。
電子ピアノの査定基準は本体の状態、付属品の有無はもちろん、メーカーとモデル(型番)、製造年が重要になります。
電子ピアノの人気メーカーと言えば、ヤマハ、カワイの他にローランドやコルグ(KORG)、カシオなどが挙げられ、これらのメーカー製で新しいモデルの電子ピアノであれば高価買取が期待できます。
逆にいくら人気メーカー製であっても、古いモデルの電子ピアノであれば、新しいモデルと比較してかなり査定額は低くなってしまいます。
楽器ケースは売れる?
ギターやベース、キーボードなど楽器を収納するケースも多くの店で買取を行っています。
楽器ケースはナイロンなどの化学繊維で作られた布製のソフトケースと、木製やプラスチック製などのハードケースが主な楽器ケースとして流通しています。いずれも汚れや破損、金属部分の錆などケースの状態が査定額に大きく影響するほか、どこのメーカー製か、純正ケースか別売りのオリジナルケースかによっても買取価格は変化します。
販売価格が安価なケースや、傷・へこみ等が大きなケースは買取不可となるケースがあります。
楽器の買取相場
楽器の買取相場はその楽器の種類や型式によって大きく変わってきます。大手の楽器買取りサイトでは楽器の種類と型式、製造メーカーから買取相場を検索できるようになっています。楽器を買取ってもらう場合にはこの買取相場を参考にしましょう。
同じ型式がなくても似たような楽器から想定を推定することが可能ですが、複数のサイトで調べても検索できない場合は他のショップでも過去の買取実績がない可能性があります。その場合は見積金額を信じるしかありませんが、出来るかぎり大手の買取専門店での買取をお願いすれば大きく外れた金額を提示されることがありません。
楽器を高く売るためのポイント
上記の査定基準から考えると楽器を高く売るためのポイントが見えてきます。
出来るかぎりキレイにする
普段からしっかりメンテナンスを行い、楽器をきれいな状態に保っておきましょう。買取査定を行ってもらう前も最低限の清掃をしておきましょう。ただし薬品を使っての清掃は避けてください。特に木製の楽器は楽器の状態が悪化する可能性がありますので、乾拭き程度で済ませましょう。
買取前にチューニングをしておくことも「状態がいい」印象を与えますので、できる範囲でしっかりチューニングをしておきましょう。
付属品を必ずつける
新しい楽器に買い換える場合、「この付属品は次の楽器に使えそうだ」なんて考えずに付属品は楽器のセットだと考えて必ず一緒に買取してもらいましょう。ケースや説明書、保証書もすべて付属品に含まれます。付属品の有無で金額が大きく変わりますので、買取査定前には必ず一式揃っているか確認してください。
売りたいと思ったらすぐに売る
楽器は鮮度が命です。特に発売から間もない楽器は数ヶ月単位で買取価格が下がっていきます。使わない楽器が家にいつまでもあっても得することはひとつもありません。楽器を売るなら、売りたいと思ったときが売りどきだと考えてください。
ただし買取強化キャンペーンなどを行っているショップに買取をしてもらう場合は、そのタイミングを見定めて買取してもらいましょう。
一般的に「キレイにクリーニングしておく」という事が言われているようですが、クリーニングを含めたメンテナンスは、扱いに慣れていない素人作業ですと、楽器の状態を悪化させてしまうこともあります。
クリーニングの際に弦をすべて外した状態で査定を依頼される事がありますが、弦は、古くても張ったままのほうが楽器の状態を判別しやすいです。
当店は買い取った楽器を調整、クリーニング、弦を張り替えた上で店頭に並びますので、そのままの状態でも持って生きていただいても買取金額にあまり影響ありません。
ただし、著しいタバコのヤニ汚れやフレットのクスミやカビ、サビに関しては減額対象になってしまうかもしれません。
また、付属品などは揃っていたほうが良いと思います。もちろんあまり必要でない付属品もありますが、オリジナルのケースや認定書、保証書等がない場合は減額になる場合もあります。
楽器を売りたいときの注意点
楽器を売りたいときに一番気をつけるのはリサイクルショップに持ち込まないことです。専門知識のない買取担当者が見積もりを行うことがほとんどです。本来高値で買い取ってもらえるはずの楽器が小さな傷一つで安値にされることもあります。
またレバーやピストンなどが動かない場合は無理に動かさないようにしてください。無理やりチューニングをしようとして壊れてしまったら買取してもらえないこともあります。清掃もほどほどにしないと、表面に傷が入ることがあります。通常メンテナンスの範囲で清掃してください。
状態の悪い個体でも、極力買取できるように努力しておりますが、基本的には修理にかかると想定されるコストが査定額より減額されます。修理不能の場合は、パーツ利用や現状販売としての査定額提示になる場合もあります。
エントリーモデル等、中古品として流通させるのに修理をするとコスト倒れになってしまう場合は、無料引き取りの対応になってしまう場合もあります。
このような買取を可能としているのは、小規模専門店ならではだと思います。大型の買取店では密に相談できず、正常動作しないものや外観に著しいキズがある場合は、そもそも受付できないことが多いと思います。
リサイクルショップはジャンク扱いで販売を想定するケースが多く状態の判断も難しいので、リスクを避ける為にほとんど査定がつかない場合も多いようです。
まずは気軽に査定してみよう
この記事では、楽器を高く売る方法や買取店について解説しました。
楽器といっても種類が多く、状態によって提示される金額には差が生まれます。まずは気軽に査定を依頼してみてください。複数店舗に査定を依頼することで、おおよその買取金額が見えてくるでしょう。
買取店によっては、手軽に査定依頼ができるLINE査定のサービスを展開しています。このようなサービスを使って、多くの買取店に依頼してみてください。そのうえで、査定金額が高い店舗に売却しましょう。