真珠買取で値段がつかない理由｜コツやおすすめ買取店も

真珠が買取で値段がつかないと言われる理由を解説します。真珠は、その特性やアクセサリーの材料がなどがほかの宝石と異なっており、その点が価値に影響を与えているようです。冠婚葬祭で使われることも多い真珠ですが、実は中古需要があまりありません。

本記事では、真珠の種類や特性をくわしく見ながら、何が真珠の価値を下げているのかを見ていきます。高価買取のコツや、真珠買取におすすめの買取店なども紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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真珠買取では値段がつかないといわれる理由

冠婚葬祭で身に着けられることの多い真珠ですが、買取に出してもほとんど値段がつかないとよく言われています。見た目が美しく、さまざまな場面で使える真珠は、なぜ高価買取されないのでしょうか。理由をくわしく見てみましょう。

真珠の劣化が早い

真珠は、ダイヤモンドやルビーのようなほかの宝石と違い、有機物です。熱や直射日光などに弱く、汗や雨にぬれたまま放置しても劣化してしまいます。また、ネックレスなどはつないでいる糸との摩擦で傷がつきやすいです。

年数が経過すると、色が黄ばんで輝きもなくなってしまいます。真珠の査定は、傷や色など、状態に大きく左右されるので、古いものは買取金額が下がりがちです。品質を保つことがむずかしいことから、買取金額がつきづらいと言われています。

地金の量が少ない

真珠が連なったネックレスの場合、地金が留め具部分にしか使われていません。対してダイヤモンドなどほかの宝石のジュエリーは、石を除いた部分全体が金やプラチナで作られている場合が多く、石の価値に地金の価値がプラスされます。

金やプラチナは溶かして再利用する需要があり、地金部分が高額査定になることがありますが、真珠のみのジュエリーの場合は上乗せできる価値がありません。ただし真珠1粒だけを使ったネックレスやリングの場合は、地金が使われている部分が多く例外です。

中古の需要が少ない

真珠のジュエリーは、冠婚葬祭などの特別な席で使われることが多く、女性ならひとつは持っているという方が多いでしょう。

使用頻度が低いうえ、流行り廃りもないので、はじめて購入する際は良いものを長く使おうと新品を買う方が多いようです。また、家族間で受け継がれる場合も多く、新しく買い替えることがあまりありません。

中古市場で需要が低いので、買取で高額査定になることがむずかしいことが現状と言えます。

イミテーションの流通が多い

天然の真珠は希少価値が高いですが、現在流通している真珠のほとんどが養殖です。養殖真珠は、短時間で量産できるため、供給過多で必然的に価値が下がります。

また、市場にはイミテーションパールと呼ばれる偽物も多く出回っており、真珠自体の価値が落ちたことが、買取で値段がつかないと言われる要因のひとつです。

使用頻度が少ないのでイミテーションでもいいと判断する人が多く、ますます需要が少なくなっています。

値段がつきやすい真珠

真珠は、ほかの宝石などと比べると、中古市場で価値が低くなりがちです。しかし、真珠にも種類があり、種類によっては高値がつくこともあります。ここからは、特に高値で買取されやすい真珠の種類を見てみましょう。

アコヤ真珠

アコヤ真珠とは本真珠のことで、アコヤ貝からできる日本産の養殖真珠です。きれいな輝きとまん丸い形が特徴で、世界中で愛されています。

1919年にミキモトパリ支店が開業し、それまで主流であった欧米の天然真珠よりも見た目がきれいだったため、世界にアコヤ真珠が広がりました。今ではパールといえばアコヤ真珠を指すほどです。

黒蝶真珠

黒蝶真珠は、クロチョウ貝からとれる黒い真珠です。ただ黒いだけでなく、緑や赤、黄色の色素が含まれています。大きさは8～16mmほどで、10mm前後がメインです。

光によってさまざまな表情を見せる真珠で、緑や赤が鮮やかであるほど価値が高いと言われており、なかでもピーコックグリーンの黒蝶真珠はとくに価値があります。

白蝶真珠

シロチョウ貝からできる白蝶真珠は、オーストラリアやインドネシアなど、南の島で作られていることから、南洋真珠とも呼ばれています。大きさは10mm以上あるものが一般的で、7～8mm程度のアコヤ真珠と比べると大きいです。

貝の内側の淵が金のものはイエローゴールド系、銀のものはホワイトシルバー系の色をしており、産地で色が異なります。

真珠買取の査定ポイント

真珠を買取に出したとき、査定で見るポイントが決まっています。真珠の種類や大きさ、状態など、査定の基準を知っておくことが重要です。どのようなポイントで評価されるのか、それぞれくわしく見てみましょう。

真珠の価値

真珠の種類は、価値を決める査定の重要なポイントです。種類によって価値が決められているので、アコヤ真珠などは高額がつきやすいでしょう。

また、一般的には淡水産よりも、海水産のほうが高評価です。ただし、近年では淡水でも技術の進歩で良い真珠ができるようになったため、一概に価値が低いとは言えません。

アコヤ真珠は養殖真珠ですが、希少価値の高い天然真珠は高く評価されやすいです。真珠のサイズも大きいほど査定の際に価値を高めます。

真珠の状態

いくら価値のある種類の真珠でも、色や傷など、真珠の状態が悪いと査定に影響を与えます。大粒の真珠は傷がつきやすく、目立つ傷があると価値が大きく下がってしまうでしょう。表面はきれいに見えても、細かく査定すると傷が見つかることもあります。

有機物である真珠は、たんぱく質が汗などによって変質し、年数を経ることで黄ばみが出やすいです。傷や色は、丁寧に扱ったりケアしたりすることである程度は防げるので、気をつけて扱いましょう。

買取額アップのためのポイント

価値が低いとされている真珠でも、ポイントをおさえて買取に臨めば、買取額がアップする可能性があります。自分が持っている真珠を、できるだけ高値で売却できるように、高価買取のポイントをおさえておきましょう。

付属品を一緒に出す

真珠を購入したときに入っていた箱や袋、汚れを拭くクロスなどは捨てずに、きれいに取っておき、買取の際に一緒に持って行きましょう。ブランド品の場合、ロゴが入った箱や袋は付加価値があります。

ほかに重要な付属品は、鑑別書とメーカー保証書です。信頼できる機関が発行した鑑別書を一緒に出すことで、真珠の価値が証明できます。メーカー保証書があると、購入した年月などもわかるので、信頼度が上がりプラス査定になる可能性が高いでしょう。

メンテナンスしておく

真珠は汗や皮脂がついたまましまっておくと、変色などが起きやすいです。普段から使ったあとはきれいに磨いておきましょう。購入したときについていたクロスや、やわらかい布でやさしく拭いてください。

また、拭き取っても落ちない汚れがある場合は、真珠専用の洗浄剤で洗いましょう。ただし、水に弱く洗浄剤が使えない真珠もあるので、事前に確認が必要です。ネックレスの糸は、事前に交換しておくと、買取額があがることもあります。

買取店を選ぶ

真珠の買取は、真珠の価値を理解してくれる買取店に依頼することが重要です。真珠にくわしくない買取店に依頼すると、相場より安く買取られてしまうことがあります。

買取店は、複数のお店から見積もりを取って決めましょう。LINE査定などを利用すると、自宅からでも相見積もりが取れます。

どの買取店が良いか選べない方は、ウリドキを利用してみてください。真珠の画像と説明文を入力するだけで、信頼できる買取店最大10社の見積もりが比較できます。

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真珠買取におすすめの買取店3選

真珠を買取に出すなら、正しい真珠の価値がわかる買取店に依頼することが大切です。ここからは、真珠買取に強い買取店を紹介します。買取実績や店舗の特徴などをチェックして、高値で売却するために参考にしてみてください。

※口コミ評価はウリドキやその他サイトの情報を参考にしています

おたからや

電話する

特徴

• 全国に1,000店舗以上展開
• GG資格保持者の査定士が在籍
• ブランド・デザイン性を評価

店舗紹介

「おたからや」は、全国に1,000店舗以上展開しています。日本中から品物が持ち込まれるので、買取ノウハウと資金が豊富です。また、買取専門店として小売りは行わないことでコストカットを実現。買取金額として利用者に還元し高価買取をしています。

真珠をはじめとした宝石の知識が豊富な、GG資格保有の査定士が在籍しているので、信頼度が高いです。GG資格は、世界的に権威がある宝石鑑定士の資格で、それ以外の査定士も定期的な研修を受けて経験を積んでいます。

査定は真珠の大きさや種類だけでなく、ジュエリーのデザイン性やブランド価値も見てもらえるので、高価買取が期待できるでしょう。店頭が近くにない場合は、出張買取の利用が便利です。

買取実績

• タサキ デンジャーシグネチャー パールリング：245,000円
• ブルガリ パールリング 7.4g：207,000円
• ミキモト パールブローチ フラワーモチーフ：120,000円

店舗情報

なんぼや

特徴

• 劣化品も買取可能
• 高く売れる販売ルートを保持
• 2点以上まとめ売りがお得

店舗紹介

「なんぼや」は、リサーチ力と再販力が魅力の買取店です。現在真珠や日本の中古ジュエリーは、中国で人気があります。中国をはじめとした世界中に高く売れる販売ルートを保持しているので、高く買取が可能です。

真珠や宝石は、劣化したり部分的に石が取れてしまったりしているアクセサリーでも買取してもらえます。世界的に有名な宝石鑑定士資格であるGG資格保有者が現場スタッフを教育しているので、査定士の知識が豊富です。

2点以上の品物をまとめて査定に出すと、査定額がアップします。真珠以外に売りたいものが多い方にはとくにおすすめです。また、持ち込めないほどの量がある方は、出張や宅配、オンライン買取も利用できます。どの買取方法でも査定料などは無料です。

買取実績

• ミキモト パールネックレス 約5.0～5.5mm：95,700円
• タサキ パール ダイヤ ネックレス K18 約7.0mm：72,600円
• パール ダイヤ リング K18 約10.5mm：62,700円

店舗情報

色石BANK

特徴

• 宝石と真珠を専門に買取
• オリジナルデザインで再販
• 世界中に販売ルート保有

店舗紹介

「石色BANK」は、宝石や真珠を専門に買取を行っています。品目を限定することで、専門度が高く買取実績が豊富です。宝石はアクセサリー、ルースなど、形態は問いません。

日米宝石鑑別センターの研修を受けた査定士が在籍しているので、鑑別書がないものの査定も信頼できるでしょう。

定期的に国内のみならず、香港などで行われる国際宝飾展に出展しており、世界中からのバイヤーと取引をして、販売ルートを確保しています。

また、裸石ルースのみで買取した品物を、オリジナルデザインのアクセサリーにする技術があり、再販時の価値を上げることで、高値で買取できることが特徴です。店舗は東京、大阪、愛知、福岡のみですが、出張、宅配買取が全国から利用できます。

買取実績

• アコヤ 本真珠ロングネックレス 97.7g：104,000円
• 南洋本真珠50点 100g：97,000円
• アコヤ 本真珠＆ベビーパールイヤリング 4.8g：26,000円

店舗情報

値段がつかないと言われる真珠も買取は可能

真珠が買取で値段がつかないといわれることについて解説しました。真珠はほかの宝石などと比べて劣化しやすく、アクセサリーに使われる地金が少ないことで、値段がつかないと言われています。

しかし、真珠の種類や状態によっては高額がつきやすいです。日頃からケアを丁寧にしたり、信頼できる買取店を選んだりすることで、査定の際に差がつけられるでしょう。

本記事で紹介した買取額アップのコツやおすすめの買取店を参考に、高価買取を目指してください。

本記事の画像や買取実績、口コミの出典
おたからや、なんぼや、石色BANK、Google