モアサナイトとダイヤモンドの見分け方|自宅でできる方法も

  • 2024年9月5日
この記事で解決できるお悩み
  • モアサナイトとダイヤモンドの違いを知りたい
  • モアサナイトの特徴や見分け方を知りたい
  • モアサナイトの価値を知りたい

本記事ではモアサナイトとダイヤモンドの見分け方について解説!一見違いが分からない2つの宝石ですが、実は自宅で試せる判別方法があります。

モアサナイトとダイヤモンドは見た目が似通っており、素人が見た目だけで判別するのは至難の業です。実際、モアサナイトをピアスやネックレスなどのジュエリーとして身に着けていると、ダイヤモンドだと勘違いする人も少なくないでしょう。

本記事を参考に、モアサナイトとダイヤモンドの違いを理解することで、ジュエリーを購入するときのトラブル防止や価値の評価に役立つはずです。ぜひ参考にしてくださいね。

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モアサナイトとは

サイズの大きい2粒のダイヤモンド

モアサナイトは、1893年地球に落ちた隕石から発見された鉱物です。フランスの科学者であるアンリ・モアサンが発見したことから、この名前がつけられました。

つまり、モアサナイトは地球の自然界で生成される鉱物ではありません。現在一般に流通しているモアサナイトは、隕石の調査・研究を経て人工的に生み出されたものです。

日本での知名度は少ないものの、欧米ではジュエリーとして広く知られています。見た目はダイヤモンドと似ていますが、別の鉱物です。ダイヤモンドの2.5倍の輝きを持ち、耐熱性もダイヤモンドより優れています。

モアサナイトとダイヤモンドの違い

ダイヤモンドと見分けがつかいないほど似ているモアサナイトですが、どのような違いがあるのでしょうか。以下では、モアサナイトがどんな成分や性質を持ち、ダイヤモンドとどのような違いがあるのか紹介します。

成分の違い

モアサナイトとダイヤモンドは原子構造が異なる鉱物です。ダイヤモンドは炭素原子で構成される一方、モアサナイトは炭化ケイ素という原子でできています。

炭化ケイ素の特徴は、熱に強く硬いことです。硬さはダイヤモンドに比べてやや劣るものの、宝石のなかでは硬度がかなり高い部類であり、耐熱性ではダイヤモンドを凌ぎます。

さらにモアサナイトは、ダイヤモンドと比べて油脂を寄せ付けにくいため、汚れにくく、長く輝きを持続できるのです。

性質の違い

前述の通り、モアサナイトは高い耐熱性と耐久性を持ちます。構成物質である炭化ケイ素の原子が、化学的に安定していることが耐熱性に優れている理由です。耐熱温度は約1800℃とダイヤモンドの800℃に比べ高い傾向にあります。

モアサナイトは耐久性もあり、表面の傷つきにくさを示すモース硬度が「9.5」と宝石のなかではダイヤモンドの「10」に次いで高い数値です。さらに衝撃の強さや割れにくさを示す靭性では、Excellentという高い評価を受けています。

輝きの違い

ジュエリーの輝きで重要なものは屈折率と分散度です。

屈折率が高いと、光の通るスピードが落ちるため輝きが増します。モアサナイトの屈折率は2.69とダイヤモンドより高い数値です。

また光の分散度の高さも、ジュエリーのきらめきを強くします。きらめきを示す指標である「ファイア」において、モアサナイトはダイヤモンドの2.5倍です。

これらの理由から、モアサナイトはダイヤモンドよりも強い輝きを放ちます。

価格の違い

モアサナイトはダイヤモンドの約10分の1ほどの価格で手に入ります。ダイヤモンドが希少な鉱物であることは、いまや周知の事実でしょう。

モアサナイトも、もとは自然界で採取できない希少な存在ですが、地球に落ちた隕石をもとに長年の研究が行われました。その結果、モアサナイトを人工的に作ることに成功し、安価で提供できるようになったのです。

モアサナイトとダイヤモンドの見分け方

虫眼鏡を持つ手

見た目が似通っており、一見違いがわからない2つの鉱物ですが、素人でも見分ける方法はあるのでしょうか。以下では、ダイヤモンドとモアサナイトを自宅で見分ける方法を紹介します。ぜひ参考にしてください。

光の屈折で見分ける

光の屈折とは、ジュエリーに入った光が原子の並びによって曲がること。この屈折の形を見れば、ダイヤモンドとモアサナイトを見分けることが可能です。

ダイヤモンドに入った光は、1方向にしか折れ曲がらない「単屈折」が起きる一方、モアサナイトに入った光は、2方向に曲がりる「複屈折」が起こります。具体的には以下の方法を試してみてください。

  • 線を引いた紙を用意する
  • 宝石の尖った部分を下向きに持つ
  • 宝石の上から線を上からのぞく

光が複屈折するモアサナイトでは、線が2重に見えます。

重さで見分ける

重さでも、ダイヤモンドとモアサナイトを判別することができます。モアサナイトは、ダイヤモンドに比べ15〜18%ほど軽いです。重さの性質を生かして、どちらがモアサナイトかを判断します。

ただし重さで判別する場合は、同じ大きさの宝石が必要です。比較する2つのうちどちらかが大きい場合は、適切な評価ができないので注意しましょう。

輝きで見分ける

モアサナイトは、ダイヤモンドと比較して2.5倍の輝きを誇ります。前述の通り、モアサナイトは屈折率や光の分散度が、ダイヤモンドより高いためです。モアサナイトの輝きやきらめきの特性を利用して判別します。

具体的には、宝石の上から光をあて、とても濃い色を持った明かりが発せられたらモアサナイトの可能性が高いです。

熱伝導率で見分ける

モアサナイトはダイヤモンドに比べ熱伝導率が低いです。この熱伝導率を利用してすぐに判別できる方法があります。

具体的には、宝石に息を吹きかけて曇らせてみましょう。熱伝導率が高いダイヤモンドであれば、なかなかダイヤが曇りません。しかし、モアサナイトであれば簡単に曇るので、見分けることが可能です。

専用の装置を使う

モアサナイトとダイヤモンドを判別する専用の装置があります。「モアサナイトテスター」といい、自分で行う判別方法よりも正確に見分けられるでしょう。

モアサナイトテスターは、宝石に専用装置の先端を当てるだけで熱伝導や電気伝導性を利用して、瞬時に判別してくれます。メーカーの公式ホームページや、Amazonや楽天などの大手ECサイトなどで購入可能です。

モアサナイトを購入した人の口コミ

初めてのモアサナイトです。
本当ダイヤのような輝きで凄く綺麗です。豪華なケースに入っていて安いのにサービスがいいショップさんで嬉しかったです。本物のダイヤも持っていますが、むしろこちらの方が透明感やカットなどが上級です(^^)

購入者さん

しっかり光って驚きました。
普段使いには十分綺麗だと思います。
安いグレードの低いダイヤだったらこっちのほうが透明度が高くて好きかな。

すてらぴよさん

母親にプレゼントするために購入しました。写真より実物がとてもきれいでした。キラキラと輝いています。
母親が一番喜んでいました。大切に使ってくれると嬉しいです。

みっちせいさん

友人の二次会パーティに招待されたので1粒ダイヤのネックレスが欲しくて購入しました。
デザインも可愛く綺麗に光っていてとても気に入ってます。
ひとつあるだけでコーデが華やかになります。

ailys9711さん

妻から「これが欲しい」と言われて購入(一応クリスマスプレゼントのつもり)。
カジュアルからイベントまで、服装に応じて映えてくれる感じで、とても使い勝手がよさそうです。妻も気に入っています。
身に付けるもののプレゼントって、一緒に買いに行くなり、リクエストに応じるに限ります。更に、このお値段で満足してもらえて胸をなでおろしております。

maxpow2006さん

モアサナイトの一番の特徴である、輝きの強さと美しさを評価する人が多いようです。ダイヤモンドと比較して安価でありながら、存在感がしっかりとあるため、コストパフォーマンスが高いと考えられています。

「ダイヤモンドよりも気に入った」という声もあり、モアサナイトの美しさが伺えますね。

モアサナイトについてよくある質問

それぞれQ&Aと書かれた3つのブロック

モアサナイトはダイヤモンドと見た目が似ているため、どうしても比べられてしまうものです。以下では、モアサナイトについてよくある質問を抜粋したので、ぜひ参考にしてください。

モアサナイトはバレる?

ダイヤモンドとモアサナイトの見た目は似通っています。相手が宝石に詳しくない素人であれば、バレる可能性は低いでしょう。

ただし、もし相手からダイヤモンドかどうかを聞かれることがあれば、正直に伝える方がよいでしょう。

モアサナイトは安っぽい?

モアサナイトはダイヤモンドよりも強い輝きを放つ宝石です。しかし、ダイヤモンドより安価ということもあり、その輝きを「品がない」「安っぽい」と評価する人もいます。特に大きなジュエリーになるほど、その違いが顕著になるようです。

しかし、すでに紹介した口コミにもあった通り、大半の人はモアサナイトの輝きを「美しい」と感じています。

モアサナイトと人工ダイヤモンドの違いは?

人工ダイヤモンドは、天然のダイヤモンドと同じ炭素を利用し人工的に造られるジュエリーです。硬さや屈折率も、天然ダイヤモンドと同じであるため、モアサナイトの方が輝きが強く、硬さは少し劣ります。

こちらも見た目だけで、モアサナイトと判別することは困難です。人工ダイヤモンドの価格はモアサナイトよりもやや高く設定されています。

モアサナイトとジルコニアの違いは?

ジルコニアはダイヤモンドの類似石として、モアサナイトと同様に人工的に作られたジュエリーです。ダイヤモンドと同等の硬さがあるジルコニウムでできており、丈夫に作られています。

光の屈折率はモアサナイトに劣りますが、強い輝きを放つため一見すると見分けるのはむずかしいでしょう。価格はモアサナイトよりも安価で、無色透明の輝きがとてもきれいなジュエリーです。

モアサナイトとダイヤモンドをしっかり見分けよう

本記事では、モアサナイトとダイヤモンドの見分け方について解説しました。モアサナイトとダイヤモンドは見た目は似ているものの、成分・性質・輝きの3つの違いがあります。この違いを利用した、自宅でできる判別方法を紹介したので、ぜひ試してみましょう。

ダイヤモンドより安価でありながら、より強い輝きを放つモアサナイトは、コスパの高い宝石です。今回紹介した方法を、ジュエリーを購入するときのトラブルの防止や価値の評価に役立てましょう。

本記事の画像・買取実績・価格・口コミなどの出典
出典:楽天市場

木暮康雄

木暮康雄 (監修者)

ウリドキ株式会社代表取締役CEO。ウリドキプラスの発行人でもある。
リユース業界での起業・事業運営の経験が豊富でリユースの専門家としてのメディア出演歴も多数。
著書に「リユース革命」(幻冬舎)がある。

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