- ポメラートがなぜ高いかを知りたい
- ポメラートは価格に見合った商品なのか知りたい
- ポメラートを買って後悔しないか知りたい
本記事では、ポメラートがなぜ高いのか理由を解説!ポメラートの歴史や魅力、人気商品も紹介します。
ポメラートは、ダイヤモンドやサファイア、ルビーといった高級な宝石を使っていないアイテムでも高価です。値段が高いことには理由があり、知らずに購入してしまうと後悔するかもしれません。
ポメラートのジュエリーを購入して後悔しないためのコツも解説するので、買おうかどうか迷っている方はぜひ参考にしてくださいね。
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ポメラートとは?
ポメラートがなぜ高いか理由を知るために、まずはブランドの歴史や特徴を理解することからはじめましょう。歴史や特徴を知れば、値段相応であることが理解できるはずです。
ここでは、ポメラートの歴史や特徴、魅力について解説します。
ブランドの歴史
ポメラートは、ピノ・ラボリーニによって、1967年にファッションの聖地イタリア・ミラノで設立されたブランドです。
当時のイタリアでは、ジュエリーはオートクチュール(オーダーメイド)が主流でしたが、ポメラートはプレタポルテ(既製品)という概念を採用しました。
創業以来、ミラノらしいエレガントで独創的なジュエリーを世に送り出しつづけています。
特徴・魅力
ポメラートの特徴は、半貴石と呼ばれるストーンを使ってジュエリーを作っている点です。
貴石とは、宝石に必要な以下の3つをすべて満たしている石のことで、代表例はダイヤモンドやサファイアなど。
- モース硬度が7以上
- 色や輝きが美しい
- 希少価値がある
一方の半貴石は、貴石に比べて硬度・価値・希少性が低い石を指します。トルコ石やアメジスト、トパーズなどは、半貴石の仲間です。
ポメラートの魅力は、貴石より価値が劣るとされる半貴石を用いて、華やかなジュエリーを製作している点にあります。
ポメラートはなぜ高い?
ポメラートの店頭に並ぶ高価なジュエリーの数々に、驚きの表情を隠せない人も多いのではないでしょうか。
ポメラートの価格は、安くても16万円以上で、高いと700万円以上です。
「ダイヤモンドなどと比べて価値が劣るとされる半貴石を使っているのに、なぜ高いのか」と疑問に思う人もいるかもしれません。ここでは、ポメラートが高い理由を解説します。
独自の半貴石加工技術
ポメラートは、半貴石が光を反射して美しく輝くように、ラウンドシェイプのブリリアントカットをベースにしたオリジナルのクッションカットを採用しています。
通常クッションカットのファセット数は64ほどです。しかし、ポメラートでは、あえてブリリアントカットと同じ57のファセット数にし、アシンメトリー(左右非対称)にカットしています。
半貴石の輝きや美しさを引き出す工夫がほどこされているため、高額な価格帯にもうなづけるでしょう。
独自の爪なし石留め方法
ポメラートのアイコン的存在である「ヌード」は、一般的なクロー・セッティング(爪を使った石留め方法)は使用していません。爪がないだけでなく石座のふちすらも見えないことが特徴です。
ポメラートは、半貴石を石座にはめ込み、石座と石の両方に穴を開け、4方向からピンで固定する方法を採用しています。独創的なアイデアを実現するための手間暇が、価格に反映されているというわけです。
ケリンググループの傘下
ケリンググループは、フランスのパリを拠点とする巨大コングロマリットです。コングロマリットとは、分野の異なる複数の企業を統合して作る企業体のことで、ポメラートは2013年にケリンググループの傘下に入りました。
グッチやサンローラン、ボッテガ・ヴェネタなども傘下に持つケリンググループに加入することで、ポメラートは世界的に知名度と人気が上昇。需要の増加とともに、ポメラートの価値も上昇しました。
ポメラートは後悔する?
ポメラートのアイテムは高品質で美しく、購入して後悔する可能性は低いです。とはいえ、高額な買い物をするときは慎重に検討したいですよね。
インターネットでポメラートを検索すると「後悔」というワードが出てくるため、「もしかすると後悔するのでは」と不安に感じている人もいるかもしれません。
そこで、ここではポメラートのアイテムを購入して後悔する可能性があるポイントを紹介します。
普段使いに向かない
ポメラートのデザインのなかには普段使いに向かないものがあり、購入してから後悔する可能性があります。
たとえば、ポメラートを象徴する「ヌード」は、大粒のストーンがむき出しの大胆なデザインが特徴のジュエリーです。とても存在感がある色石のため、職場に着けていくにはやや華美すぎると感じる人もいるかもしれません。
普段使いするなら、ポメラートのなかでも比較的シンプルで、ほかのジュエリーと合わせやすいデザインを選ぶといいでしょう。
自分の服装に合わない
購入したジュエリーの色石が、自分の持っている服装と合わずに後悔する場合があります。
ポメラートでラインアップされているストーンは、ブルーサファイアやアメジスト、プラシオライトなど、カラフルです。服装によっては色味が合わず、浮いてしまったり華美になりすぎたりすることもあるでしょう。
好みの服装の色が決まっているなら、同系統の色石を選ぶことがおすすめです。できればお気に入りの服を着て、ポメラートの店舗で試着してみてください。
リングのサイズ直しができない
ポメラートのリングは、サイズを変更することで見た目が大きく変わってしまう可能性があります。そのため、ポメラートではサイズ調整できるかの基準が設けられており、リングに悪影響が出るリスクがあるものはサイズ直しができません。
高いお金を支払ったにもかかわらず、リングが指に合わなくなり、「サイズ直しできない」と言われたら、購入を後悔してしまう方もいるでしょう。
正規店以外ではサイズ直しをしてくれる場合がありますが、壊れるリスクがあるので注意が必要です。
半貴石の価値の低さ
半貴石はダイヤモンドやサファイヤ、ルビーなどに比べて価値が低く、その事実を知ると後悔するかもしれません。
しかし、半貴石とはいえ、ボリュームのある大粒サイズを削り出し、手間暇をかけて独自の加工を施している点を考えると、決して高くないと捉えている人が多いです。
半貴石の魅力を余すことなく引き出しているデザイン力と技術力には、値段相応の価値があります。
ポメラートの人気商品
ポメラートといえば真っ先に「ヌード」を思い浮かべる人が多いかもしれません。しかし、ほかにも魅力的なアイテムが多くあります。
ここでは、ポメラートの人気商品についてそれぞれの特徴を解説するので、購入を検討中の方は参考にしてください。
ヌード
「ヌード」は、ポメラートのアイコン的コレクションです。名前が示すとおり、石のありのままの姿を表現しています。
大粒の半貴石をキャンディのようになめらかにカット。爪を使わずに留めた斬新なデザインは、上品な華やかさを演出しています。
アメジストやトパーズをはじめとするさまざまな半貴石を使用しており、ピンクやグリーン、ブルーなど、カラーバリエーションが豊富です。
サッビア
ポメラートといえば、宝石箱をひっくり返したようなカラフルなイメージが強いかもしれません。
「サッビア」は、ポメラートのイメージとは対照的に、真っ白い砂浜や火山の黒い砂からインスピレーションを受けてデザインされた、白と黒を基調としたジュエリーです。
サイズ違いのダイヤモンドが不規則に散りばめられたスタイリッシュなデザインで、フォーマルから普段使いまで幅広く活躍します。
カテネ
イタリア語でチェーンを意味する「カテネ」は、名前が表すとおり、チェーンをモチーフにして作られた、動きのあるモダンなデザインが印象的なジュエリーです。
シンプルながらも大胆なデザインで、どのようなコーディネートにも合わせやすく、フォーマルでもカジュアルでも使えます。
地金だけのデザインや、ダイヤモンドを贅沢に敷き詰めた豪華なものまでラインアップはさまざまです。
イコニカ
「イコニカ」は、ポメラート伝統の金細工を象徴するゴールドを基調としたコレクション。
ボリューム感があるリングが特徴的で、重ね付けにもおすすめです。
「カラーストーンを身に着けたいけど、ヌードは存在感がありすぎる」という方は、半貴石が3石あしらわれたイコニカリングを試してみてください。
ポメラート購入で後悔しないコツ
「ポメラートのリングやネックレスが欲しいけど、高くて悩んでいる」という人は、ポメラート風アイテムを購入して試してみましょう。
通販サイトなどでは、人工水晶やガラスなどを使ったポメラート風のジュエリーが数多く販売されています。数千円ほどで手に入り、失敗してもリスクが低いためおすすめです。
ポメラートがなぜ高いか知れば魅力を再確認できる
ポメラートがなぜ高いのか理由や、ポメラートの特徴・魅力、おすすめアイテムを紹介しました。
ポメラートは、ダイヤモンドなどと比べて価値が劣るとされる半貴石を使用しているため、知らずに高い金額を出して買うと後悔するかもしれません。しかし、ポメラートのジュエリーは高品質で、ファンの多くは価格に納得したうえで購入しています。
「高いお金を払って後悔したくない」という人は、価格が安いポメラート風のアイテムを購入して試してみてくださいね。
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