入学・入園にあわせて、母親が子どものために簡単なバッグや雑巾を縫ったのは、どこでも見られた昭和の光景。しかし時代は移り変わり、学校に持っていく雑巾などは店舗で買い求めるようになりました。
しかし、埼玉県北西部の加須市や羽生市は縫製業が盛んな地域。家庭用ミシンも堅調な様子で、ミシンを扱う専門店やリサイクルショップも見られるのです。
家庭用と業務用、どこに託す?
ミシンは大きく分けて家庭用、業務用、工業用に分けられます。主に個人が所有しているのは家庭用か業務用、ここでは家庭用と業務用について扱っていきます。
使っていないミシンを埼玉県内で買取ってもらうならば、どのようなショップを頼ればいいのでしょうか?
埼玉でミシン買取ショップの選び方
専門店以外の選択はない!!
非常に複雑な機構を持つのがミシン。素人に扱えないとは、まさにこのことを指すのです。どの程度複雑かというと、縫製機械整備技能士なる国家資格が存在するほど。
ですから、総合リサイクルショップで評価できるのは、新品のみという場合がほとんどです。もしも、間違ってミシンの取り扱いに慣れていないショップに持ち込んでしまうと断られるか、ジャンク扱いの値段しかつけてもらえません。
家庭用ですらそんな扱い、もう一段階複雑な仕組みのロックミシンなど業務用なら、いわずもがな。ですから、ミシンの買取を考えているならば専門店を選ぶ以外はないのです。
販売も手がけているショップを
ミシンの買取をおこなっているショップは、買取り専門の所と、販売も手がけている所の2種類に分かれます。
どちらを利用しようか迷っているならば、販売も手がけているショップの方がメリットがあるもの。なぜなら、国家資格所持者などミシンのエキスパートがおり、ジャンク扱いされそうな壊れたものでも整備して販売してしまう、つまり正当な評価をしてくれるケースが多いからです。
もう使わないといっても、どうせなら正当な価格で買い取ってもらいたいものですよね。
できれば店頭持込で
買取には店頭、宅配、出張の3種類があります。宅配と出張に関しては「無料」とうたっているショップが多いものの、査定額から引かれてしまうのが実際。そうでもしないと、経費をどこで回収するのかわからなくなりますね。
ですから、ショップ側の負担が少ない店頭が一番高く買取してもらえる方法なのです。他店と買取価格の比較は必要ですが、可能ならば店頭に持ち込む。これがショップを選ぶ上でのポイントです。
埼玉・ミシン専門店の紹介
ミシン専門店 ソーイングライフ
出典:ミシン専門店 ソーイングライフ
川口市でミシンの販売・修理、そして買取をおこなっているのが「ソーイングライフ」、何といっても、専門店という安心感が違います。対象は家庭用と業務用のミシン全般、比較的新しいものは、中古ミシンとして販売、壊れているミシンもパーツ取りで再利用しているといいます。使わなくなったミシンがどこかで再利用されているというというのは、何となく資源を大切にしている気分になって、いいものですね。
ミシン生活
出典:ミシン生活
新品ミシンの販売や修理、中古の販売をおこなっているのが、さいたま市浦和区の「ミシン生活」。修理の腕前には相当の自信があるようで、全国から宅配でも受け付けているほど。その技術力に裏打ちされた、査定力には信頼を置いていいでしょう。また、このショップでは下取りもおこなっていますから、ミシンの買い替えの際には非常に便利。取扱いメーカーや機種も幅広くなっていますから、ミシンの相談ならば、とりあえず……と頼ることができます。
高価買取のコツやポイント
ショップ選びが第一
ショップ選びの方法は上にも書いてある通り。まとめると……
・総合リサイクルショップではなく「専門店」
・買取った商品に手を入れて「販売もしているショップ」
・「店頭持込」が可能なところ。
……となります。このような候補のショップ複数に電話かメールで問合せをして、事前査定を依頼した後に、一番高くつけてくれたショップを選ぶのが高価買取のコツになります。
日ごろのメンテナンスを怠らない
精密機械そのもののミシン、最近はメンテナンスフリーを謳っているものも多い半面、日ごろの手入れを怠った結果、故障するということは多々あります。
カマや上部シャフト、下部シャフト、ホコリも良くたまりますから除いてやる必要もありますし、使用後には1滴油を指してやるだけで、ずいぶん持ちがよくなるもの。取説参照のうえ、マメにおこないましょう。
また、外側はプラスチックでできている場合、日光によるヤケは買取価格の減額ポイント、保管は直射日光が当たるところは避けましょう。加えて湿気やホコリも厳禁です。
相場が上昇する時期はあるのか?
ミシンが必要となる時期は春先、裁縫の必要に迫られてというケースが多そうです。しかし、オークションの相場の推移をみていても時期による相場の変動はかんじられませんでした。業務用のものならなおさらです。
売り時はあえていうならば、新型が出る前ということになるでしょうし、新しいモデルならば新しいほど高価買取ということになります。
査定基準や注意事項
上にあげたようなショップを頼るならば、製造から○年以内といった線引きはありません。特に業務用のものはパーツの1つ1つが非常にタフに造られていますから、メンテナンス次第ではいつまでも使えるものなのです。
持ち込むショップを間違えないことと、メンテナンスを欠かさないこと、この2つを守ることが注意事項ということになります。
まとめ
日ごろ扱う機会が減ったとはいえ、手元の資料を観ていると、ミシンの市場規模いは意外と縮小はしていません。縫製が盛んな加須市や羽生市のような地域が日本中にはまだまだたくさんあるということでしょう。
同様に、埼玉県にはミシンを専門に扱っている、かなりの数のリサイクルショップがあります。手持ちのミシンの処分を考えたときには、必ずそのようなショップを頼るようにしてください。
そうでないと、ミシン本体にとっても所有者にとっても残念な結果となってしまうのです。