マットレスの捨て方|粗大ゴミとして処分するほうが良い?

  • 2023年6月21日

マットレスを使わなくなった…または買い替えなどの理由でマットレスを手放そうとしてその「捨て方」に迷っている方もいるかもしれません。

マットレスは、その形状や大きさにもよりますし、また引き受け先である自治体の規定によっても変わりますので一概には言えませんが、処分がかなり難しいものの1つです。一般的には大きくなればなるほど、また古くなればなるほど処分に手こずるでしょう。

ただ、捨てる方法はいくつか存在しますので、優先順位をつけていろいろ試してみるしかありません。

この記事では捨て方を7つ紹介しています。ぜひ参考にしてマットレスの処分に役立ててください。

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そもそもマットレスの寿命は?

そもそもマットレスはどのくらいの期間使用したら、処分を検討すればよいのでしょうか。まずはマットレスの寿命について、種類・タイプ別に確認しておきましょう。

ウレタン・樹脂素材タイプの場合

ウレタン・樹脂素材タイプは、金属等の部品を使用しないマットレスを指し、低反発マットレスや高反発マットレスなどの種類があります。布団の下に敷く、3つ折りタイプのものを使っている人も多いのではないでしょうか。

これらのマットレスは劣化が早く、3年から5年程度で、寿命となってしまうことが多いです。

スプリングタイプの場合

スプリングタイプは、金属製のバネを使用したマットレス。使用感、寝心地に合わせて形状が異なり、製品ごとに特徴が異なります。

こちらのタイプは、ウレタン・樹脂素材タイプよりも長持ちすることが多く、おおよそ10年を目安に寿命を考えると良いでしょう。

部品等の劣化により、その製品の持つ寝心地が得られなくなってきたら、買い替え検討のタイミングです。

マットレスのサイズや形状によって捨て方が変わる

一概にマットレスといっても、さまざまな種類・サイズ・形状があるため捨て方もそれぞれ異なります。

ここではマットレスのタイプ別に、処分方法を見ていきましょう。

ウレタン・樹脂素材タイプの場合

まずはウレタン・樹脂素材タイプ。こちらのタイプは比較的処分が容易で、解体しやすいのが特徴です。

捨て方は一言で言うと、ウレタンを細かくカットすること。ハサミなどを使って中身のウレタンを切り刻み、小さめにまとめて処分します。ウレタンの種類によっては、手でちぎることもできるでしょう。

ウレタンの分別方法は、地域の処分ルールに従ってください。処分するウレタンのボリュームを減らしたい場合は、圧縮袋に詰め込んで、空気を抜くとかなりコンパクトになりますよ。

スプリングタイプの場合

スプリングタイプのマットレスは、粗大ごみとして出すことが難しい場合や、処分に費用がかかってしまうことがあるので、注意が必要です。

スプリングタイプは、主にバネが袋に収納されている「ポケットコイルタイプ」と、バネが連結して並んでいる「ボンネルコイルタイプ」の2種類があります。いずれも、効率的に捨てるには分解がいちばん。手間はかかりますが、ニッパーなどでバネを切断し、部品ごとに分別して処分します。

道具があれば分解はさほど難しくありませんが、作業時はバネが跳ねてケガをすることのないよう注意が必要です。

ウォーターベッドのマットレスの場合

ウォーターベッドのマットレスを処分する際は、粗大ごみとして捨てるケースがもっとも一般的でしょう。その際は地域の処分ルールに従うほか、処分に費用がかかることも多いです。

自治体によっては、中の水を抜いてそのまま捨てられる場合もあります。いずれにしてもインターネットなどで捨て方を確認し、地域の規定に従った処分を行いましょう。

マットレスの捨て方7選

マットレスの捨て方にも、いくつかの方法があります。複数の選択肢を把握したうえで、自身の都合に合った方法を選択すると良いでしょう。

ここではマットレスの捨て方を7つ紹介します。

粗大ゴミとして処分する

不要になったマットレスを粗大ごみとして処分することも可能です。その場合、自治体ごとにルールは異なりますが、おおよその流れは共通です。

まず電話やインターネットで粗大ごみセンターへ申し込み、指定額の手数料納付券をコンビニなどで購入可能。捨てたいマットレスに貼付券を貼付し、収集日に指定場所に出す、という手順です。

詳しい捨て方、料金などは自治体の規定に従ってください。

買取り業者に依頼する

マットレスを対象としている買取業者やリサイクルショップへ買取依頼を行うことも、手放す手段のひとつです。

店舗へマットレスを持ち込むのが難しい場合は、出張買取を利用すると良いでしょう。自宅まで業者が回収に来てくれて、査定額がつけばすぐに現金化してくれます。

不要なマットレスがお金に換えられる、手軽でお得な方法ですが、無名ブランドや状態の悪いものは買取不可になってしまうこともあります。

新品購入時に引き取ってもらう

不要なマットレスを買い替えて、新品のマットレスを購入する予定であれば、店舗や販売業者の引き取り、あるいは下取りのサービスを利用できるかもしれません。

新品のマットレスを購入し自宅に搬入する際、古いマットレスを引き取ってくれる店舗も多いため、新品の購入を検討している人は、ぜひ引き取りサービスの有無も確認しておくと良いでしょう。

家具などの店舗ばかりでなく、通信販売であっても引き取りサービスを行っていることがあります。

フリマアプリ・ネットオークションなどに出品する

フリマアプリやネットオークションで不要なマットレスを売却する、という方法もあります。自分で価格を設定できるため、買取店に売る場合よりも納得の値段で売ることができます。

ただし、商品の状態や使用感によっては、まったく売れない場合があるほか、購入された後にトラブルになる可能性も無いわけではありません。また売れない間は在庫として保有してなければならない点もデメリットです。

売れるかどうか、あるいは価格設定をどうするかといった点は、すでに出品されているマットレスを参照すると良いでしょう。

ジモティーなどを利用して譲る

ジモティーなどを利用し、マットレスを欲しがっている人に譲渡することも、ひとつの処分方法と言えます。

ジモティーは不要になったアイテムを同じ地域に住む人に売ったり、無料で譲ったりできるサービス。地元での引き渡しとなるので、送料や手数料がかかりません。

価格を無料に設定すれば、欲しいという人が見つかりやすくなるでしょう。

廃品業者に回収を依頼する

廃品回収業者へマットレスを回収してもらうことも手段のひとつです。廃品回収業者を利用するメリットは、マットレスを運搬する必要がなく、引き渡すだけで処分が完了する点。マットレスを回収対象としていれば、引き取りを断られるケースも少ないでしょう。

回収に必要な料金は業者ごとに異なるので、可能であれば複数社の見積もりを比較することをおすすめします。

注意すべきは悪徳業者の存在。はじめは無料回収を謳っておいて、後から高額請求されるケースも発生しています。「一般廃棄物許可証」を取得していて、口コミや評判も良い業者を選択すると良いでしょう。

自分で解体し、普通ゴミとして捨てる

捨てたいマットレスを自宅で解体し、部品ごとに分別して普通のごみとして捨てる方法もあります。

種類にもよりますが、マットレスはハサミなどの道具を使って通常のごみで出せるサイズまで分解可能なことが多いです。解体のためのスペースなど、作業できる環境があれば検討してたい方法ですね。

ただしスプリングタイプなどは、バネなどの処理にニッパーや金属カッターが必要なほか、部品が跳ねてケガをする恐れがあるので慎重に進めてください。

マットレスを捨てる時にかかる費用

紹介した処分方法にかかる概算費用をまとめると、下記のようになります。

処分方法概算費用
粗大ゴミとして処分する1,000~2,000円
買取り業者に依頼する
新品購入時に引き取ってもらう3,000~5,000円
フリマアプリ・ネットオークションなどに出品する
ジモティーなどを利用して譲る
廃品業者に回収を依頼する5,000~10,000円
自分で解体し、普通ゴミとして捨てる

料金はあくまでも概算ですが、マットレスを捨てる場合のおおよその費用が理解できると思います。

当然、買取業者への売却やフリマアプリ・ネットオークションへの出品、ジモティーでの譲渡は、大きな利益こそ期待できませんが費用はほとんど発生しないでしょう。また、自分で解体する方法も、普通ごみとして出すので、高額な料金などは発生しないはずです。

有料の処分方法は、手間や準備との兼ね合いで考えると良いでしょう。

粗大ごみとしての処分は、費用自体は高額にならないことが多いですが、申し込みや指定場所へ運ぶなどの手間が発生します。新品購入時の引き取りは、店舗によってはかなりお得に処分できる合理的な方法ですが、当然ながら利用できるのは新しいマットレスを買った場合のみ。廃品業者の回収は、運搬などは必要ありませんが、費用は比較的高めです。

マットレスを捨てる時のよくある質問

ここではマットレスを捨てる際に、疑問点として挙がることの多い事柄をまとめます。

費用や処分のやり方など、不明点は明らかにした上で、自分にとってもっとも都合の良い方法を選択しましょう。

マットレスを無料で捨てる方法はある?

新品を購入する場合、店舗によっては無料で古いマットレスを引き取ってくれることもあり、たいへん便利です。あるいは自分でマットレスを解体して、普通ごみとして捨てれば、料金はほとんどかかりません。

また、買取業者への売却、フリマアプリ・ネットオークションでの販売が成立すれば、費用どころか売上金すら手に入ります。ジモティーを利用し、地元のマットレスを求めている人に売ったり譲ったりすることも可能です。

ただしその場合は、マットレスの品質がさほど落ちていないことが条件となるでしょう。

マットレスを持ち込んで処分できる?

自治体によっては不要なマットレスをごみ処分場に持ち込むことで、安い費用、あるいは無料で処分してくれることもあります。

ただしその場合、自分でマットレスを運ぶ必要があるため、マットレスを運べるだけの車や軽トラックが必要になります。自家用車で対応できない場合、かえってコストがかさむ可能性もあるので、事前の計画が必要です。

スプリングタイプはどうやって処分する?

スプリングタイプのマットレスを処分する場合、もっとも一般的な方法は粗大ごみとして処分することです。しかし粗大ごみで捨てる場合は、手数料納付券の購入が必要なことが多く、およそ2,000円ほどの費用がかかります。

買取業者やフリマアプリなどで売却できれば費用もかかりませんが、それが難しい場合は、自身で解体することも手段のひとつです。

金属カッターやニッパーがあれば、スプリングタイプマットレスも解体することは可能です。細かい部品まで分解できれば、後は普通ごみとして処分することができます。

マットレスは自分に合った方法で処分しよう

この記事ではマットレスのタイプ別の捨て方や、費用面を考慮した際のおすすめの処分方法などを紹介してきました。

自分で解体する、粗大ごみで捨てるといった方法以外にも、買取業者へ売却したり、自らフリマアプリで販売したりする方法も、処分方法として挙げられます。

捨てたいマットレスのタイプや状態、ブランド、保存状況などに応じて、適切な方法を選択しましょう。

木暮康雄

木暮康雄 (監修者)

ウリドキ株式会社代表取締役CEO。ウリドキプラスの発行人でもある。
リユース業界での起業・事業運営の経験が豊富でリユースの専門家としてのメディア出演歴も多数。
著書に「リユース革命」(幻冬舎)がある。

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