男性こそ着物を着るべき理由|着物の種類や選び方、着方を紹介

  • 2022年6月29日
男性こそ着物を 着るべき理由

着物は特別なシーンで着るものというイメージが強く、普段着には向かないと思っていませんか?

確かに最近のファッションは洋服が主流で、普段着は洋服しか着ないと言う人も多いでしょう。

しかし着物も洋服と同じように種類があり、冠婚葬祭など特別なシーンはもちろん普段着に着用できるものまで幅広くあります。

今回はそんな着物の種類や選び方から、男性こそ着物を着るべき理由、着物の正しい着方までを解説しています。

着物ならではの魅力やメリットがわかる記事になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

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男性こそ着物を着るべき理由

「着物を着てみたいけれど、着付けや必要なものを揃えるのが大変そう」と感じる方も多いかもしれません。

しかし、実は男性の着物には着付けの手軽さや価格の面で、女性の着物にはないメリットがたくさんあります。さらに男性が着物を着ると印象が変わり、男らしさが際立つという意見もあります。

そんな男性が着物を着るべき理由をまとめましたので、一つずつみていきましょう。

男性らしさが際立つ

日本の男性のかっこよさというと「凛々しさ」「寡黙さ」「職人気質」など、派手さよりも物静かさをイメージする方も多いのではないでしょうか?

着物は外見的な華やかさだけでなく、着ている人の内面的な美しさや魅力を引き出してくれる服装です。

そして着物を着ていると「品がある」「落ち着いている」といった印象をもたれやすく、より男性らしさが際立ちます。

また着物は長く日本で着られてきたこともあり、日本人の体型によく合う服装です。世界的にみて高身長とはいえない日本人ですが、着物はそんな日本人男性の体型を魅力的に見せてくれる服装といえるでしょう。

特別な印象を与えられる

最近はお手頃価格で買えるファストファッションが増え、どこでも同じ服が買えるのでみんな同じような服装になりがちです。

それゆえに日本で長く着られてきた着物が、現代ではむしろ珍しい服装になったといえます。

たとえば、街中で着物を着ている人についつい目がいってしまった経験はありませんか?

着物は特別なものという印象がもたれやすいファッションなので、日常の場面に取り入れると周りの人とは違う特別な雰囲気を演出することができます。

先に解説したように、着物には「品がある」「落ち着いている」といった印象があり、悪目立ちするわけではなく良い意味で特別な印象を残しやすいですよ。

男性の着物は比較的リーズナブル

着物は特別なときに着るもの、格式高い服装といった印象があり、その分高価なイメージがありませんか?

もちろん素材や柄にこだわったオーダーメイドのものはそれだけ高くなりますが、最近ではお手入れしやすい化学繊維の着物も増えており、これらのものはお値段も比較的お手頃です。

さらに男性の着物は女性の着物に比べ一つひとつのアイテムが安い傾向にあり、必須のアイテム数も少ないためリーズナブルです。

セットで販売されているものもあるので、まずはお手頃な価格帯のものから始めてみるのも良いでしょう。

女性の着物よりも着付けが簡単

着物は着るのが難しいイメージがあり、それを理由に着物を敬遠している方も少なくないと思います。

しかし実は男性の着物は女性の着物に比べて着付けが簡単で、慣れてしまえばスーツにネクタイを絞めるよりも楽、という方もいます。

男性着物の着付けが女性の着物より簡単なのは、次のような理由からです。

  • おはしょりを作る必要がない
  • 着物に身八つ口がない

おはしょりとは着丈を合わせるために腰のあたりで折り返した部分のことで、男性はおはしょりを作る必要がありません。

また女性の着物には「身八つ口」という空き部分が脇にあり、ここに注意しながら形を整えておはしょりを作らなければならないため、自分で着付けるのはとても難しいです。

しかし男性の着物には身八つ口がないので、その分着付けが簡単になります。

このような理由から、男性の着物は女性の着物より着付けが簡単なのです。

男性の着物の種類

男性の着物は素材や柄によって種類があり、主に次の4つに分けられます。

  • 紬(つむぎ)
  • 御召(おめし)
  • 江戸小紋(えどこもん)
  • 黒紋付(くろもんつき)

見た目や質感の違いはもちろん、それぞれ向いている着用シーンも違い、間違えるとマナー違反と思われることもあります。

それぞれの特徴や適した着用シーンを知っておきましょう。

紬(つむぎ)

「紬」は、普段着からよそ行きまで使える汎用性の高い着物です。

どちらかというとカジュアルな服装ですが、木綿や浴衣ほどのカジュアルさはなく、コーディネート次第ではレストランや観劇などに着ていくこともできます。

ただし、結婚式などの格式高い場には向かないとされているのでご注意ください。

素材は上品でありながらも着やすく、洋服でいうと革製品やデニムのように使い込むほど風合いが出て自分に馴染むので、長い時間をかけて育てる楽しみ方ができます。

大島紬や結城紬などの高級品が有名ですが、もっとお手頃な価格帯のものもあります。

御召(おめし)

「御召」も紬と同じように、柄によってカジュアルシーンからフォーマルシーンまで幅広く使える着物です。

羽織を合わせれば結婚式の二次会に着ることもできたり、袴を合わせれば結婚披露宴や卒業式、入学式でも着られるなど、着付け次第である程度フォーマルなシーンにも対応できます。

生地は光沢やシャリ感があり、高級感があるのが特徴です。
とても美しい見た目ですが、湿気に弱く縮みやすいこともあるので取り扱いにはご注意ください。

江戸小紋(えどこもん)

「江戸小紋」は普段着にも使えますが、紬や御召に比べるとフォーマルな着物です。

同じ模様が繰り返し入った着物を「小紋」といい、その中でも遠目には無地に見えるほど細かい柄を一色のみで染め上げたものが「江戸小紋」です。

このような模様になったのには江戸時代の「奢侈禁止令」が影響しています。

奢侈禁止令とは贅沢を禁止し倹約を推奨する法令で、これにより派手な柄や色合いの着物が禁止されていました。

そんな中、一見地味に見えますがよく見ると細かい趣向が凝らされた着物が発展し、江戸小紋になったとされています。

模様によって格の違いがあり、江戸時代に武士が着用していたような格の高い模様は慶事などに、四字熟語や野菜の模様など遊び心のあるものは普段着として着用できます。

黒紋付(くろもんつき)

「黒紋付」は第一礼装という格式高い着物で、普段着ではなく式典などのフォーマルな場で着られます。その名の通り黒色の無地の生地に、五つの家紋が入っているのが特徴です。

一般的に「喪服」と呼ばれる黒色の着物の正式名称が「黒紋付」です。
しかし本来はお葬式だけでなく、卒業式や結婚式などの慶事でも着ることができます。

いずれにしろ冠婚葬祭などの正式な場に適した着物なので、普段着やよそ行きには向きません。

黒紋付は主に結婚式の花婿や卒業式の卒業生など、主賓として出席する式典に着るものです。友人として出席する結婚式などは「色紋付」と呼ばれる、黒色以外の紋付の着物が適しています。

着物の選び方

男性の着物の種類について一通り解説してきましたが、まだそれだけではどうやって着物を選んだら良いのか迷ってしまうと思います。

そんな方は次の3つを意識して着物を選んでみてください。

  • 季節に合った着物を選ぶ
  • シーンに合わせて選ぶ
  • 扱いやすさで選ぶ

一つずつ詳しく解説していきます。

季節に合った着物を選ぶ

洋服では夏は半袖、冬は長袖やニットなど気温に適した服装をしますよね。着物も同じように素材や作り方に違いがあり、季節にあった着物を選ぶのが大切です。

10月から5月は「袷」と呼ばれる着物を着ます。
2枚の生地が縫い合わせて作られているので暖かく、冬から春の涼しい時期に最適です。

7月から8月は「薄物」と呼ばれる着物を着ます。
糸の密度が荒く、風通しがいい着物です。
裏地もついていないため軽く、涼しいので夏の暑い時期に適しています。

6月と9月は「単衣」と呼ばれる着物を着ます。
「袷」と「薄物」の間にある、季節の変わり目に最適です。

単衣は基本的には6月と9月しか着ないとされていますが、最近では春や秋でも暑い日が多いため、5月や10月にも単衣を着ていいという意見も見られます。

シーンに合わせて選ぶ

着物の着用シーンは大きく分けて「普段着・日常着」「よそ行き・おしゃれ着」「礼装」の3つに分けられます。

着物の素材や羽織などの合わせるアイテムによって適したシーンが変わります。

「普段着・日常着」はちょっとしたお出かけや街歩きに適した服装です。羽織を着用しない「着流し」と呼ばれるカジュアルな格好でも良く、あまり難しく考える必要はありません。

「よそ行き・おしゃれ着」は洋服でいうスーツ姿のような上品な服装で、紬や御召などの着物に羽織を身につけた格好です。気軽なパーティや観劇などに適しています。

「礼装」は冠婚葬祭など礼節を重んじた、フォーマルな場に適した服装です。紋付の着物に羽織と袴を合わせた格好は友人として出席する結婚披露宴などに適しています。

着物を黒紋付にすると「第一礼装」と呼ばれるよりフォーマルな服装になり、花婿や花婿の父親として出席する結婚式、卒業生として参加する卒業式などに適しています。

扱いやすさで選ぶ

着物の素材は大きく分けて「正絹」「木綿」「ウール」「化学繊維」があります。

「正絹」は高級品でとても上品な見た目ですが、天然素材のため自宅では洗えません。
お手入れは専門店に頼む必要があるので、普段使いには向いていないでしょう。

「木綿」や「ウール」は水洗いで洗濯できるので普段着にも使えます。
ですがウールはシワになりやすいなど、少しお手入れに手間がかかります。

「化学繊維」は自宅の洗濯機でも丸洗いでき、畳んでもシワになりにくい素材です。
洋服と同じように扱えるので一番扱いやすい素材で、気軽に楽しむことができます。

普段着として着物を選ぶなら、手軽に洗えて気軽に着られる化学繊維のものが良いでしょう。

着物の正しい着方

美しく着物を着るためには、素材や柄選びと同じくらい「正しい着こなし」をすることも大切です。

特に「前合わせ」を間違えると縁起が悪く、マナー違反としてみられてしまうこともありますのでご注意ください。

ここでは、着付けの基本からシーンごとの着こなしの違いについて解説するので、ぜひ覚えておきましょう。

男女関係なく「右前」が正解

着物の着付けにはマナーがあります。その中でも基本となるのが「前合わせ」です。

前合わせとは着物の前部分の合わせ方を指し、右側を先に内側に入れる「右前」と左側を先に内側に入れる「左前」があります。

そして男女や着物の種類に関係なく、「右前」で着るのが正解です。

「左前」で着てはいけない理由は、亡くなられた方が身につける「経帷子(きょうかたびら)」といわれる着物で用いられる着付けが左前のため、縁起が悪いとされているからです。

相手から見たとき襟元が「y」の形になっているか、右手が襟元にスムーズに入るか、などの確認方法がありますのでぜひ覚えておいてください。

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シーンに合わせて着こなしを変える

普段着として着るのか、パーティなどのよそ行きとして着るのか、冠婚葬祭などのフォーマルな場に出席するのかといったシーンによって着こなしを変えることも重要です。

普段着として着物を着るなら右前で着るなど最低限のルールは守りつつ、自由にファッションとして楽しんでみましょう。帽子など遊び心のある小物を選んだり、気軽に着られて洗濯しやすい素材を選ぶのも良いですね。

パーティや観劇などよそ行きとして着物を着る場合は、羽織や袴を合わせると上品な着こなしになります。

冠婚葬祭など、より改まった場で着物を着るときは特にマナーにお気をつけください。羽織と袴を合わせるのはもちろん、着物も紋付のものを選びましょう。

着物で周りとは一味違う魅力を

男性が着物を着る機会は女性よりも少なく、ハードルが高いように思われます。しかし実際は男性の着物の方が着付けが簡単でリーズナブルなため、手に取りやすいものです。

さらにハードルが高いイメージがある分、着こなせると周りとは一味違う印象を演出してくれるでしょう。洋服が浸透した現代では、着物を着ている男性はそれだけで特別な雰囲気になります。

気をつけるべきマナーやルールもありますが、まずは普段着用の着物から気軽にファッション感覚で着物を楽しんでみてはいかがでしょうか。

普段のファッションとはまた違った楽しさがありますよ。

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