- USS東京の会員になる方法が知りたい
- USS東京の入会条件が知りたい
- USS東京のオートオークションの流れが知りたい
本記事では、USS東京の入会条件や会員になる方法を解説します。USS東京は、日本最大規模のオートオークションです。数多くの中古車取扱事業者が参加しているため、出品台数がとても多いことが魅力。事業拡大を目指す企業なら、入会を検討する価値があります。
とはいえ、オートオークション初心者にはハードルが高く感じてしまうかもしれません。本記事の後半では、オートオークションの流れも詳しく説明しています。ぜひ入会後のイメージを膨らませながら最後までご覧ください。
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USSとは?
USSとは「Used car System Solutions」の略で、オートオークションを開催している企業です。ちなみにオートオークションとは、中古自動車を取引するオークションのことを指します。
USSオークションに参加しているのは、主に中古車取扱事業者です。つまり中古車買取店が出品し、中古車販売店や部品専門店などが落札します。オークションへの参加にはUSSへの入会が必須で、入会条件がとても厳しいため、一般人の参加はむずかしいでしょう。
USS東京はUSSでも最大規模
USS東京は全国にあるUSSの会場のひとつで、千葉にある会場のことを「USS東京会場」といいます。
USSの会場のなかでも、USS東京は規模の大きさが最大であることが大きな特徴。日本全国から出品する車両が集まるため、一度のオークションに平均で13,000台が出品されます。
セリを行うレーン数は同時に12レーンで進行でき、会場の座席数は2,576席と日本の中古車オークションではもっとも大きい会場です。
USS東京に参加するには
USS東京への参加方法は、現車・衛星TV・インターネットの3つです。
参加するためには、会員登録が必要です。メンバーでない場合は、USS東京に参加できないので、まずはオークションの会員登録を行いましょう。
現車オークション会員
現車オークション会員は、全国にある各会場からセリに参加できます。USS東京であれば木曜日に開催するなど、会場ごとにセリが開催する曜日が決まっているので、参加を希望する際はチェックしましょう。
会場にはさまざまな年式の多様な車種が集まり、メンバーは下見ができます。初めてでも、心配なくセリに参加できるでしょう。
会員になる方法
- 入会申込書を資料請求する
- 必要書類を提出する
- 入会審査
- 保証金の支払いをする
- 会員登録をする
現車オークションの会員になるまでのステップは上記の通りです。必要書類は、郵送するか最寄りのオークション会場に直接提出しましょう。入会審査の結果を待ってから、もしも合格していれば保証金の支払い、会員登録と手続きを進められます。
衛星TVオークション会員
衛星TVオークション会員は、衛星TV専用端末機を使ってセリに参加できる会員資格です。全国19ヵ所のUSS会場と、提携オークション会場6ヵ所のセリに参加できます。
現車オークション会員でない場合、衛星TVオークション会員になるための審査が受けられず、会員登録ができません。衛星TVオークション会員になりたい人は、まず現車オークション会員になることが必須です。
会員になる方法
衛星TVオークション会員になれるのは、現車オークションの会員のみです。そのため衛星TVオークション会員になりたい人は、まず現車オークション会員になってください。
そのあと、改めて衛星TVオークション入会申込書の請求や必要書類の提出を行います。なお、衛星TVオークション参加時には、衛星TV端末機が必要になるため覚えておきましょう。
インターネットオークション会員
インターネットオークション会員は、パソコンからインターネットを利用してセリに参加できます。下見情報などをインターネットを介して取得できるため、直接会場に行かなくても快適に取引できるでしょう。
インターネットオークション会員になる条件は、現車オークション会員であること。インターネットオークション会員のみにはなれないので注意しましょう。
会員になる方法
インターネットオークションも、現車オークションの会員資格が必要です。衛星TVオークションと同様に、現車オークション会員になってから申請手続きをしましょう。入会審査に合格した場合、保証金支払い後にIDとパスワードが発行されます。
つまりUSSオークションに参加したい人は、まず現車オークション会員になることが必須条件。その後、衛星TVオークションやインターネットオークションを利用するかどうかで追加申請をするとよいでしょう。
USSへの入会条件4つ
USSへ入会するには、4つの条件をクリアしなければいけません。条件は比較的厳しいものが多く、審査には時間がかかるので、入会の申請を行うのは条件を満たしていることを確認してからにしましょう。
ここでは、4つの条件とその内容を詳しく説明します。
1. 古物商許可証の取得から1年以上経過している
古物商許可証とは、中古品を売買することに関して、公安委員会から許可が下りた証明のことです。
USSへ入会するためには、古物商許可証を取得して1年以上経過していることが条件。古物商許可証を持っているだけでは、条件が満たされません。入会を検討する際は、古物商許可証を取得後の年数を確認してから申請しましょう。
2. 中古車展示用の場所と事務所を保有している
入会条件として、中古車展示用の場所と事務所を保有している必要があります。
スペースの広さは関係ありません。展示用にいつも使用するスペースと事務所があり、営業活動を行っていれば、中古車展示用の場所と事務所を保有しているといえます。
3. 不動産を所有している連帯保証人がいる
中古車のオークションは高値で売買されることが多く、支払いができない場合は大きな問題になるため、連帯保証人には不動産を所有する人を選ばなければいけません。
不動産を所有していることの証明として、連帯保証人は不動産登記簿謄本などの書類を用意する必要があります。
保証人の条件に当てはまる人がいない場合は、保証人代行サービスを利用することを検討し、USSへ入会の申し込みをしましょう。
4. 10万円の保証金を預託する
審査が通ったあとは、10万円の保証金を預託します。滞りなく会員登録を行うために、保証金はUSSへ入会の申込みをする前に用意しておきましょう。
オートオークションの流れ
USS東京のオートオークションに参加したくても、オートオークションの流れがわからないと不安ですよね。
ここでは、USSのオートオークションのおおまかな流れを説明します。オートオークションでは当日より前から準備が必要なので、しっかりと内容を確認していきましょう。
1. 入庫
オートオークションを開催する際に、出品する車両の搬入をしなければいけません。車両の搬入は当日に行うのではなく、前日の午前中までに開催する各会場へ搬入します。
USSの各会場への搬入時は、原則として24時間受け入れ体制があるので、前日の午前中までの都合の良い時間帯で搬入しておきましょう。
2. 検査・出品車両登録
出品車両は、オートオークションの前日までに検査と出品車両登録をしなければいけません。
検査はUSSの検査員が行い、搬入された車両を基準にそって公平に10段階で評価します。
出品車両登録は、出品車両を撮影して検査した内容と一緒にデータベースへの登録を行う作業です。これらの作業をすることで、買い手側が出品車両情報を見ることができます。
3. 保管・下見
出品車両の保管・下見までが、前日までのオートオークションの流れです。データベースへの登録が終わった車両は、出品当日まで車両を保管します。保管された車両は、衛星専用端末機・インターネットを介して情報の確認が可能です。
オートオークション当日までに情報をある程度集められるので、衛星専用端末機やインターネットを利用できるメンバーは下見を行いましょう。
4. エントリー
ここから、オートオークション開催当日の流れです。
参加する会場でエントリー登録を行うことで、オークションに参加できます。参加するにはUSSに入会し会員登録をしている必要があり、USSのメンバーであることを証明できないと参加自体できないため注意しましょう。
USSに入会するためには、厳しい条件を達成しなければいけません。あらかじめ、入会や会員登録について知っておくと良いでしょう。
5. 車両下見
エントリーを行い会場内に入ると、会場内の情報端末から出品車両の下見ができます。出品される車両の評価や撮影された写真が確認できるため、目星をつけておくと良いでしょう。
保管されている車両は、実際に下見が可能です。落札後のトラブルを避けるためにも、直接車両の下見を行うことをおすすめします。
6. セリ・応札
オートオークションが始まると、4〜12台のセリが同時に進行されます。セリの流れは1台につき約20秒で成約されるため、焦ることのないように最初に十分な下見を行うことが大切です。
セリ・応札は会場内だけでなく、衛星TV専用端末・インターネットから参加が可能なので、自分に合った方法でオートオークションに参加しましょう。
USS東京の開催日・アクセス
USSのオークションは、会場ごとに開催日が決められています。同じ会場で毎日開催されているわけではないので、参加する際は気をつけましょう。
ここでは、USS東京の開催日や会場までのアクセス情報をご紹介します。
開催日は毎週木曜日
USS東京でのオークション開催日の詳細は、下記のとおりです。
- 会場名:USS東京
- 開催日:毎週木曜日
- オークション開始時間:9:00
- 営業時間:9:00〜17:30
開催日やオークション開始時間は、会場ごとにより異なるので、USS東京以外の会場に参加する場合は公式ページの会場案内から確認しましょう。
アクセス
USS東京までのアクセスは、下記のとおりです。
- 会場名:USS東京
- 住所:〒270-0222 千葉県野田市木間ケ瀬5653番地
- 電話番号:04-7120-8000
- 最寄り駅:東武野田線 川間駅
常磐自動車道 柏IC 出口より約30分
東武野田線 川間駅からタクシーで約10分
※ 川間駅から専用のシャトルバスが利用できます。
USS東京のメリット
USS東京は日本最大規模の会場で、オートオークション開催の際に多くのメリットがあります。
ここでは、3つの項目に分けてUSS東京のオートオークションに参加するメリットについて説明するので、参考にしてください。
一連の流れがスピーディー
全国から集まるたくさんの車両を素早く売買できるように、会場では同時に12レーンでセリが行われています。日本国内で、同時に12レーンの進行ができるのはUSS東京のみ。それにより、1時間に最大で1,400台の車両をさばいています。
スピーディーさを重視することで、参加するメンバーに快適なオークション環境を提供。
圧倒的な規模感
USS東京は、平均出品数が13,000台の日本でも最大規模のオークション会場です。12レーンで行われるセリのスピードはもちろんのこと、会場の座席数は2,576席と、多くのメンバーが集まっても余裕をもって参加できます。
日本最大規模の出品車両数を誇る、USS東京のストックヤードは壮観です。メンバーになったなら、一度は訪れてみたい会場でしょう。
遠隔からも参加できるネットワーク網
USSは、会場だけでなく「遠隔TVオークション」「インターネットオークション」での参加が可能です。こうした遠隔からの参加により、さらに幅広く売買できるように。
遠隔TVやインターネットを利用して参加することで、遠方に住んでいる人がその場に行く手間を省ける点がメリットと言えるでしょう。
USS東京のよくある質問
ここまで、USSの入会条件や参加方法について説明してきました。そのなかで、実際に入会の申請をしたときにどれくらい時間がかかるのか、必要な書類はどういったものかなどの疑問が出てきた人もいるでしょう。
ここでは、USS東京のよくある質問と回答をご紹介します。
会員資格は通常どのくらいで取れる?
会員資格の取得には、通常1ヶ月ほど時間がかかります。入会手続きの申込書を提出してから1ヶ月ほどかかるので、会員資格の取得は計画的に行いましょう。
どうしても急ぎで会員資格を取らなければいけないときは、申し込み時に担当者に急ぎの旨を伝えてください。急ぎでない場合は、1ヶ月ほどかかることを考慮したうえで余裕を持って申請しましょう。
申し込みに必要な書類は?
申し込みに必要な書類は、下記の5点です。
- 所定の申込書
- 申込者と連帯保証人所有の不動産登記簿謄本
- 古物商許可証の写し
- 営業所・自動車展示場・看板等の写真、営業所所在地の地図
- 代表者、担当者顔写真(2.5×3.0cm:裏に氏名を記入)
※法人会員の場合は「商業登記簿謄本1部」
USSへの入会後に参加できるのは「現車オークション」です。「衛星TVオークション」「インターネットオークション」に参加したい場合は、別途審査を受ける必要があります。
審査後の契約に必要な書類は?
USSへの入会審査に通過後、10万円の保証金の振込と書類の提出により会員登録が完了します。
提出が必要な書類は、下記の通りです。
- 会員契約申込証書(1部)
- 印鑑証明(契約者分および連帯保証人分各1部)
印鑑証明は契約者だけでなく、連帯保証人の分も準備しなければいけません。これらの振込・書類提出が完了したあとに会員カードとIDカードが交付され、「現車オークション」に参加できます。
「衛星TVオークション」「インターネットオークション」への参加は、会員登録が完了後に別で審査を受けてください。
USS東京は会員登録が必要な日本最大規模のオークション会場
この記事では、USSについての概要やUSS東京に参加する条件などを紹介しました。
USSで中古車のオークションに参加するときは、現車・衛星TV・インターネットを問わずUSSに入会することが不可欠です。入会条件は厳しくむずかしいものが多いので、入会を検討している人は一度入会条件を確認してから再度検討しましょう。
また、「衛星TVオークション」「インターネットオークション」の2つは現車オークション会員に登録後、審査が可能なため注意してください。
USSのメンバーになり、出品数が多く快適なUSS東京の中古車のオートオークションに参加してみてはいかがでしょうか。
本記事の画像・買取実績・価格・口コミなどの出典
出典:USS