10金は錆びる?お手入れ方法や錆びたあとの対処も

  • 2024年3月11日
10金のリングとチェーン

18金よりも手を出しやすく煌びやかで見劣りしない10金のアクセサリーですが、使っていると錆びが気になるという人も少なくありません。

今回は10金はなぜ錆びるのかについて、10金のアクセサリーが錆びる理由を詳しくご紹介します。

10金アクセサリーのメンテナンス方法や変色した場合の対処法、売る際の注意点なども一緒にみていきましょう。

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金のアクセサリーは錆びにくい

金、アクセサリー

アクセサリーにはさまざまな素材がありますが、金のアクセサリーは錆びにくいといわれています。

金属に含まれる成分が水や酸と合わさると錆が生じますが、金には錆が生じる成分があまり入っていません。

ところが金のアクセサリーでも錆びることがあり、それはアクセサリーに使用されている金の量に関係があります。

純金(24金)は柔らかすぎて、ジュエリーに向きません。成形するために金に混ぜられた銀や銅が酸化し、錆びる可能性が高くなるのです。

10金が錆びる理由

金、錆び

金は錆びにくいはずなのになぜ10金のアクセサリーは錆びるのかと疑問に思う人は少なくありません。

それは金のアクセサリーといっても10金というところが深く関係しています。

そもそも10金とは、金の割合が全体の約42%のもののことです。

金の純度は24に分けられ、24のうちどれだけ金が入っているかによって純度が決まります。

アクセサリーの成分として金が24分の10(約42%)である場合、10金のアクセサリーとなるのです。

つまり10金のアクセサリーは残り約58%の物質は銀や銅などで、金とは別のものということになります。

上記で金は錆びにくいが銀や銅は錆が生じやすいとご紹介しましたが、10金は不純物が金よりも多く入っているため錆びが生じるというわけです。

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10金を錆びさせないお手入れ方法

金、アクセサリーボックス

金の中でも錆びる可能性が高めな10金のアクセサリーですが、丁寧に扱えば錆を防げます。

では、錆を防ぐ扱い方とはどのようなものなのか、10金アクセサリーのメンテナンス方法をみていきましょう。

保管時は空気に触れないようにする

10金は錆びやすい銀や銅などの不純物が半分以上含まれているため、錆びやすい物質の酸化を防いで錆びないようにしなければなりません。

そのためには金のアクセサリー保管時は空気に触れないようにすることが大切です。

空気に触れないというと難しく感じますが、宝石箱や専用の箱に入れて蓋を閉める・密封できる袋に入れるなどの方法で保管しましょう。

また、箱や袋に入れて10金を保管する際は、複数のアクセサリーをまとめて入れるのはあまりおすすめできません。

アクセサリー同士がぶつかり合い傷がついてしまうため、1つずつ個別に保管するようにしましょう。

使用後は柔らかい布で拭く

10金のアクセサリーは皮脂によっても酸化がみられ黒ずみや錆へつながるため、使用後はきれいに汚れを拭き取りましょう。

汚れは柔らかい布で拭くと、アクセサリーに傷がつかずきれいに拭き取ることができます。

柔らかい布とは身近なものであればメガネ拭きが挙げられ、ジュエリークロス金磨きクロスなどを使うのもおすすめです。

水に触れないようにする

水に触れて放置することも10金のアクセサリーが錆びる原因の1つです。

そのため、水に触れないようにすることを心がけるとアクセサリーの錆びを防げます。

お風呂に入る際は水に触れないように、アクセサリーを外してから入浴しましょう。

10金の指輪やブレスレットは、手を洗う際にも水に触れないよう手洗い前に外すことで水に触れることを防げます。

外出時や常に着けているアクセサリーだと外すことは面倒に感じるかもしれませんが、この一手間で錆びることを防げるのです。

10金アクセサリーが酸化・変色した場合の対処法

扱い方やお手入れを丁寧に行っていても、10金のアクセサリーが錆びてしまうことは珍しくありません。

ですが錆びたアクセサリーの対処法を知っておけば、焦らずに対応できます。

では、10金アクセサリーが酸化・変色した場合の対処法を詳しくみていきましょう。

中性洗剤で洗う

中性洗剤

10金のアクセサリーが酸化・変色して汚れや黒ずみなどがみられた場合、薄めた中性洗剤で洗うときれいになります。

中性洗剤で洗う方法は下記の手順です。

  1. 中性洗剤をぬるま湯に溶かす
  2. 5分程度つけ置きする
  3. 細かい汚れは柔らかいブラシで磨く
  4. しっかりとすすぐ
  5. きちんと水を拭き取り乾かす

中性洗剤を人肌程度のぬるま湯で溶かし、お湯の中で金のアクセサリーを洗うことで汚れや黒ずみが落ちます。

まだ酸化・変色して間もない頃であれば、軽く洗うだけで10金のアクセサリーは輝きを取り戻すでしょう。

少し頑固な汚れや錆による黒ずみの場合は、5分程度つけ置きしておくと汚れがきれいに落ちます。

洗った後はしっかりとすすぐことが重要です。すすぎが弱いとアクセサリーに洗剤が残り、変色の原因にもなりかねません。

すすぐときは排水溝に流れてしまわないようにザルや茶こしを使うとトラブルを防げます。

網目の細かい排水ネットを排水溝に設置してからすすぐのもおすすめです。

仕上げは柔らかい布で水分を拭き取り、しっかりと乾燥させましょう。

このときアクセサリーの隙間に水が残ったままだと、新たな錆の原因になってしまうため注意が必要です。

柔らかいブラシで磨く

ブラシ

表面に汚れや錆がついている場合、お手入れの際は柔らかいブラシで磨くときれいになります。

硬めのブラシで磨くと10金のアクセサリーに傷がついてしまうことがあるため、毛先が柔らかいブラシを選びましょう。

身近なものであれば毛先が柔らかい歯ブラシが使えます。貴金属専用のお手入れブラシもあるため、1本用意しておくと便利です。

中性洗剤で磨く際にも汚れがひどい場合は柔らかいブラシを使うときれいになります。

10金アクセサリーを手入れする際の注意点

10金のアクセサリーをお手入れする際は、注意しなければならない点もあります。

注意点を知らずにお手入れを行い、アクセサリーに傷がついて後悔するのは避けたいものです。

では10金アクセサリーを手入れする際の注意点にはどのようなことがあるのか詳しくみていきましょう。

まだお手入れする予定がなくても、注意点を覚えておけばトラブルを防げます。

宝石がついている場合は傷ついてしまう可能性がある

10金アクセサリーのお手入れでブラシを使う際は、ゴシゴシと擦らないように注意しましょう。

硬いブラシを使うのはNGですが、柔らかいブラシでも力を入れて擦ればアクセサリーに傷がつく可能性があります。

また、宝石がついている場合は宝石まで傷がつく可能性があるためお手入れの際は慎重に洗いましょう。

アクセサリーの刻印を確認する

指輪

10金の結婚指輪やペアリングなどは刻印されている場合が多いです。

とくに指輪の内側に刻印されている部分は、皮脂や汗が溜まりやすく汚れ・黒ずみ・錆びの原因になりやすいため柔らかいブラシでしっかりと擦りましょう。

ブラシで刻印を擦る際は、あまり力を入れて擦らずに優しく回数を増やして磨いてください。

中性洗剤を使ってお手入れする場合は、刻印に洗剤が残らないようにしっかりとすすぐことも大切です。

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出典:ウリドキ

10金のアイテムは金製品のなかでも錆びやすいため、使わなくなったら早めに売却を検討することがおすすめです。状態が悪くなってからでは、高値での買取が期待できなくなります。

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錆びないように普段からお手入れを

アクセサリー、女性

10金のアクセサリーは金のなかでも不純物を多く含み、比較的錆びやすいアイテムです。10金を錆から守るためには、普段からのお手入れを大切にしましょう。

水や皮脂、空気は錆の原因です。使い終わったら柔らかい布などで汚れを取り、特に保管時は水分や空気から遠ざけるようにしましょう。

錆びなければ、長い間煌びやかさを保ったまま使えます。状態がよければ、使わなくなったときにも価値が落ちにくく、買取ってもらいやすくなるでしょう。

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