14金が錆びる原因|メンテナンス・予防方法と注意点も

  • 2024年5月22日
14金が錆びる原因|メンテナンス・予防方法と注意点もアイキャッチ
この記事で解決できるお悩み
  • 14金はなぜ錆びるのか知りたい
  • 錆びた14金を元に戻す方法を知りたい
  • 14金の錆びを防ぐ方法を知りたい

14金が錆びる原因は普段の生活のなかにあることをご存知でしょうか。本記事では14金の特徴や錆びる原因を理解し、錆びて資産価値を落とさない手入れ方法をまとめました。

14金ならではの特徴を理解して手入れをしないと、「金」としての美しさが長持ちしないだけでなく、錆びて資産価値を大きく落としてしまいかねません。万が一錆びついたときの対処法も解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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14金ジュエリーの特性

「金」としての上品な美しさを持つ14金ジュエリーですが、K18やK10といった純度の異なるジュエリーとどのような違いがあるのでしょうか?ここでは、14金ジュエリーの特徴について解説します。

耐久性

14金ジュエリーの特徴として、耐久性が高いことが挙げられます。14金は「金」がおよそ58%で、そのほかの耐久性が高い「銀」や「銅」といった金属を約42%混ぜ合わせているからです。

金そのものは変形や傷がつきやすい素材のため、そのままジュエリーに加工することは向いていません。銀や」を合わせ、弱点を補うことでジュエリーなどに加工されています。

なお10金ジュエリーの場合は、「金」の配合がおよそ42%、「銀」や「銅」といった金属は約58%の配合です。このように14金より高い耐久性を持っている金もあります。

カラーバリエーション

14金ジュエリーは銀や銅といった金属が約42%混ぜ合わせていることから、さまざまなカラーバリエーションがある点も特徴のひとつです。カラーバリエーションは、混ぜ合わせる金属の種類や配合を変えることで表現されています。

代表的なカラーは以下の3つです。

  • イエローゴールド
  • ホワイトゴールド
  • ピンクゴールド

そのほかにも、「ブラウンゴールド」や「グリーンゴールド」など、幅広いカラーバリエーションがあります。

刻印

金製品には、いくつか異なる表記があるため、違いが分からない方もいるかもしれません。「K14」と「14K」は何が違うのか分からないものですよね。

この表記は、生産国によって異なります。「K14」表記は、ほとんどが日本国内で生産された金製品です。一方で「14K」はあとKとも呼ばれ、主に日本以外のアジア各国で生産された金に見られます。

また「K14GP」や「K14GF」は、金メッキや金張り製品であり、金ではありません

加工例

14金は、金としての美しさや強い耐久性を持つ性質から、さまざまなアイテムに使われており、実際に目にしたことがある方や所有している方がいるかもしれません。

ネックレスやブレスレット、指輪といったアクセサリー関係はもちろん、眼鏡フレームや時計のパーツなどにも使われており、耐久性や美しさを追加し商品価値を上げています。

そのほかにも、万年筆のペン先やフルートにも14金は使われており、幅広いアイテムに活用されていることが特徴です。

14金が錆びる理由

金のジュエリー

14金のジュエリーは、金ならではの美しさと高い耐久性を持ちますが、錆びやすい性質も持ち合わせている素材です。

金自体は錆に強い素材ですが、14金のジュエリーでは金の含有量がおよそ58%と低く、錆びの原因となる銅や銀が約42%含まれていることから、純度の高い金製品に比べて錆びやすい性質を持っています。

つまり、14金のジュエリーが錆びは金そのものではなく、混ぜ合わせている銅や銀が反応していることが原因です。

錆びた14金を戻す方法

14金ジュエリーは銅や銀が約42%含まれていることから、錆びる要因を持っていますが、万が一錆びてしまったら2度と元には戻らないのでしょうか。ここでは、錆びてしまった14金ジュエリーを元に戻す方法について解説していきます。

専門店に依頼する

錆びた14金を元に戻す方法として、販売店やジュエリーショップなどの専門店によるメンテナンスが挙げられます。取り扱いに長けているため、細かな装飾が施されているアイテムであっても、「金」を傷めることなくきれいな状態に仕上げてくれるからです。

基本的には14金のメンテナンスは販売店に相談してみましょう。遠方にある場合などで都合がつかない場合は、ジュエリーショップやネット業者でも対応してくれます。

専用クリーナーで磨く

自宅でメンテナンスする場合、専用クリーナーを使って清掃する方法が挙げられます。専用クリーナーを使うことで、錆の原因となる汚れを落とし、黒ずみなども解消するかもしれません。

液体の専用クリーナーであれば、錆びてしまったジュエリーを液体に漬け込み、15~30秒後に水ですすぐことで大抵の錆は落とせます。錆びや汚れがひどい場合には、ブラシでこすり落としましょう。仕上げにクロスクリーナーを使えば、よりきれいに仕上がります。

中性洗剤を使用する

専用クリーナーがない場合は、中性洗剤でも対応できます。お椀やカップなどにお湯で中性洗剤を溶かし、錆びた14金を入れておくだけ。5~10分ほどつけおきし、やわらかいブラシでやさしくこするとより効果的に錆を落とせます。

ただし宝石がついているジュエリーは、宝石を傷める可能性があるため、中性洗剤で洗わないようにしましょう。洗ったあとは水で洗剤成分を洗い流し、やわらかい布でしっかりと水分を拭き取ってください。

14金が錆びることを防ぐには

金アクセサリー

14金のジュエリーが錆びないようにするには、錆びの原因となる「硫化」や「酸化」を避けることが重要です。ここでは、14金ジュエリーの劣化を防ぎ、輝いている寿命を伸ばすためのコツを紹介します。

つけっぱなしにしない

14金のジュエリーは、使い終えたらメンテナンスを実施し、つけっぱなしにしないことが重要です。つけっぱなしにすることで汗や皮脂汚れが付着しやすくなり、錆びの原因につながってしまいます。

また、つけっぱなしにしておくと着脱が次第に面倒になり、着用時間が長くなることもあるでしょう。しかしそのことがアレルギー反応を引き起こす危険性も高めてしまう一面もあります。錆びる原因だけでなく、危険な行為なのでつけっぱなしは避けましょう。

手入れをして収納する

14金のジュエリーは、使い終えたら汗や皮脂汚れを取り除き、ほかのジュエリーと干渉して傷つけてしまわぬよう個別に保管しましょう。K14金は強度と耐久性がある反面、変色もしやすい金属が多く含まれているからです。

使用後の手入れは、ひどい汚れでなければやわらかく乾いた布で軽く磨くことで十分に汗や皮脂汚れを落とせます。収納方法は、なるべく空気に触れないよう個別の密閉容器に入れるなどの対策が好ましいですが、むずかしい場合はジップつきの袋でも問題ありません。

水や温泉などは避ける

14金のジュエリーをつけたまま、水回りや温泉利用を避けることも錆びることを防ぐ重要な対策です。「金」そのものは錆びや腐食に強い性質を持つ金属ですが、14金に配合されている「銅」や「銀」などの素材が反応して錆びてしまいます。

特に入浴関係は注意が必要です。硫黄成分を含む温泉や入浴剤、シャンプーにボディーソープなどの成分でも錆びの原因になりやすいため、あらかじめ外しておくなど対策をしておきましょう。

メンテナンス時の注意点

金の髪留め

14金のジュエリーは、純度の高いK18金やK22金などとは異なる特徴を持つため、メンテナンス方法も同じようにはできません。ここでは、14金のジュエリーをメンテナンスする際、注意すべき点について解説します。

研磨剤には気をつけよう

14金のジュエリーには、研磨剤を用いた薬剤やクリーニング剤を使わないようにしましょう。研磨剤により、「金」の部分を傷つけたり、剥がれる原因にもつながったりしてしまうからです。

また、クリーニング剤以外にも研磨剤は含まれている場合があります。特にシルバーや金を磨く専用クロスには、研磨剤が含まれているものも流通しているため、「金」成分を傷めないようにクロス選びも注意しましょう。

宝石の特徴に合わせよう

ジュエリーをメンテナンスする場合、ついている宝石の種類によってメンテナンス方法を変える必要があります。宝石の種類によってメンテナンス方法を変えないと、宝石にダメージが残る場合があり、価値を下げてしまう恐れがあるからです。

代表的な宝石として「サンゴ石」や「真珠」、「ターコイズ」は、塩素系洗剤に弱いため、メンテナンスする際には宝石を外すことや、それぞれの宝石に合わせた薬剤などを使うことを心がけてください。

14金が錆びる原因は回避できる

14金のジュエリーは、銅や銀などが多く含まれているため、18金など純度の高いジュエリーに比べて錆びやすい性質を持っています。

一方で、金としての性質を持ち耐久性に優れていることから、慎重に、かつこまめに適切なメンテナンスをしていけば、末長く使えることは間違いありません。

「金」としての資産価値を落とすことのないよう、大切に使いつづけていけるようにメンテナンスしてみてはいかがでしょうか。

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