K10の指輪はつけっぱなしNG!その理由とおすすめの素材も

  • 2024年5月22日
この記事で解決できるお悩み
  • K10の指輪はつけっぱなしOKか知りたい
  • K10の指輪のメンテナンス方法を知りたい
  • つけっぱなしOKの素材を知りたい

K10指輪は「金」としての美しさと手ごろな価格から、人気のあるアクセサリーのひとつです。「金」を使用していることから、サビや変色にも強い素材ですが、誤った使用方法を重ねていると、思わぬ危険性があるアイテムです。

本記事では、K10指輪の注意点やメンテナンス方法をまとめました。NG行動を知り、K10指輪の価値を落とさない方法を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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K10の指輪がつけっぱなしNGの理由

K10の指輪をつけっぱなしにしておくことは、主に3つの観点からNG行動とみられています。K10としての価値を下げてしまうばかりでなく、命に関わる可能性もあるため、必ずチェックしておきましょう。

錆びる

「金」そのものは腐食性や酸化に強い性質を持っている金属ですが、K10の「金」含有率はおよそ42%と低く、混ぜ合わせているほかの金属が反応しやすいことから、K10の指輪は錆びや腐食が発生してしまう性質を持っています。

日常生活の例で言えば、炊事や洗濯、入浴といった水回りのシーンでは、K10の指輪が錆びる原因となるため外しておきましょう。また、皮脂汚れや汗が付着していると、指輪が錆びる原因に繋がるため、こまめに拭き取る必要があります。

変色する

上記で触れたように、「金」そのものは変色に強い金属ですが、K10は金以外の金属含有量が多く、混ぜ合わせている素材に「銀」や「銅」が含まれている場合は、変色しやすいので注意が必要です。

特に「銅」が含まれている場合、塩素系の漂白剤がK10の指輪に付着することで、指輪に含まれている「銅」が強く反応し、黒ずみの原因となってしまいます。漂白剤だけでなく、温泉の効能によっても反応してしまうため、水まわりにいる間は外しておきましょう

アレルギー症状が出る可能性がある

K10の指輪は、「金」をベースに、「銀」や「銅」、「パラジウム」を50%以上混ぜて生成されていることから、アレルギー反応が発生しやすいアイテムです。

特に「銅」や「パラジウム」は、アレルギー反応が起こりやすい原因とされています。これらの金属を多く含むK10指輪を長時間つけたままでいると、その分アレルギー反応を引き起こす可能性が高まるため、長時間の着用は好ましい状況ではありません。

K10の指輪の手入れ方法

金の含有量が低いK10指輪は、普段どのようにメンテナンスしておけば良いのでしょうか?ここではK10指輪の手入れ方法についてまとめています。貴金属としての価値を落とさないためにも、しっかりチェックしておきましょう。

日常的な手入れ

K10指輪を使ったあとは、目には見えない汗や皮脂汚れが付着しているため、できるだけ早いタイミングでやわらかいクロスで拭き取りましょう。また、たくさん汗をかいた時は、ぬるま湯につけてやわらかいブラシで軽くこすると、汚れが落ちやすくなります。

汚れが目立つ場合は、ぬるま湯に中性洗剤を溶かしてやわらかいブラシで軽くこすりましょう。ただし、宝飾類が付いている指輪は、宝飾部分が錆びの原因とならないよう、濡らさないように注意して洗ってください。

洗い終えたら、必ずやわらかいクロスなどで水分をとりましょう。ドライヤーで水分を飛ばして乾燥させる場合は、距離が近過ぎると指輪が熱を帯びてしまうため、適度に距離を離して行ってください。

変色したときの手入れ

K10の指輪は、「銅」や「銀」が多く含まれていることから、使い方次第で変色が発生しやすいアイテムです。ここでは変色してしまったK10指輪を、輝きのある状態に戻す方法をまとめていますのでぜひ参考にしてみてください。

セルフメンテナンスの方法

K10の指輪が変色してしまった場合、変色を自分で戻す方法は以下の2パターンあります。

  • アルミホイル×重曹
  • 酢を使う

アルミホイルと重曹を使う方法は、以下の3ステップです。

  • コップやお椀などにアルミホイルを敷く
  • 重曹1に対しお湯を3の割合で注いで溶かす
  • 黒ずんだ指輪を中に入れて5分ほど放置

あとは取り出して水分をしっかり拭き取れば、輝きが戻っているかもしれません。

アルミホイルと重曹で黒ずみが取れなかった場合は、酢を使う方法を試してみましょう。黒ずんだ指輪を酢につけて5分程度放置するだけです。5分後に水洗いし、水分を優しく拭き取れば黒ずみが取れているかもしれません。

ただし、宝石が付属している指輪の場合、酢の成分によって変色してしまう可能性があるため、宝石部分を避けて行いましょう

専門店でクリーニングしてもらう方法

上記の2つの方法で取れない黒ずみは、塩化による黒ずみの可能性が高く、専門店でのクリーニングでないとむずかしいため、悪化する前に早めにクリーニングを依頼しましょう。

指輪のクリーニングは、「新品仕上げ」と呼ばれており、汚れを落とすだけでなく文字通り新品状態に限りなく近づける作業を行ってくれます。新品仕上げを依頼する候補として、以下の選択肢があります。

  • 購入店
  • ジュエリーショップや専門店
  • 修理専門業者

もっとも安心できるのはやはり購入店でしょう。指輪についての知見が深いため、クリーニングについても熟知しているからです。クリーニングの相場としては、およそ1,500円〜にてできます。

K10の指輪を選ぶメリット

K10の指輪は、錆びやすく変色しやすい特徴があることを解説してきましたが、そんなデメリット以上に、K10の指輪には魅力があります。ここでは、「K10ならでは」となるメリットについてまとめました。

手頃な価格

K10ならではとなる特徴として、「金」としての美しい上品さを残しつつ値ごろ感のある価格にて購入できる点が挙げられます。K10における「金」の含有量はおよそ42%と低いため、値ごろな価格にて販売されているからです。

純度の高いK18やPt900に比較して、手頃な価格にて購入できるのはK10にしかないメリットと言えます。

耐久性が高い

K10は、耐久性の高さも魅力のひとつとして挙げられます。「金」は強度を上げて加工するため、耐久性の高い「銅」や「銀」を加えているからです。

「金」そのものはやわらかい性質のため、ぶつけたりするだけで歪んだり傷つくことがあります。一方K10は「金」の純度が低い反面、耐久性の高い「銅」や「銀」がほかの純度よりも多く含まれていることから、傷がつきにくい高い耐久性を持っていることが特徴です。

K10の指輪がおすすめの人


ゴールドのリング色比較
出典:ミリオンベル
K10の指輪は、以下の人におすすめです。

  • 普段ジュエリーを着用しない方
  • お手軽に「金」を所有したい方
  • 派手さを抑えつつ上品さを出したい方

K10の指輪は、「金」の含有量を下げ耐久性の高い「銅」などが多く含まれていることから、派手さを抑えた落ち着きのある色合いになっています。

派手さやきらびやかな印象を抑えつつ、上品さを演出したい方におすすめです。

K10の指輪を選ぶ際の注意点

K10の指輪は、手ごろな値段からアクセサリーショップなどでも販売されています。ここでは、K10の指輪を選ぶ際の注意点についてまとめました。選び方で失敗すると、「金」としての「資産性」を損なってしまうため、ここでしっかりチェックしておきましょう。

メッキ製品

「K10」と刻印がある指輪のなかでも、「K10GP」や「K10GF」は「金メッキ」であり、「金」としての資産性がなく剥がれやすいため注意が必要です。

「GP」は「Gold Plated」の略で、ベースの金属に金の膜を薄く張り付けたものを指します。「金」としての資産性はなく、アレルギー反応の確率も高くなるので注意が必要です。

「GF」は「Gold Filled」の略で、真鍮などのベース金属の表面にK10の材料を原子レベルで合金化させたものです。

「GF」もベース金属が真鍮など「金」以外の金属であり、「GP」同様に「金」としての資産性はなく、アレルギー反応の確率が高くなる点には注意が必要です。

アトK

「K10」の刻印と似たものとして、「10K」があります。業界用語で「アトK」と呼ばれる金属は、東南アジアを中心に加工された海外製造の金であり注意が必要です。

「アトK」と呼ばれる金は、「金」の含有量が低い場合が多く、見た目は似ていても調べてみると「金」の含有量が極端に低く、素材そのものを偽っているケースが多い傾向にあります。

もちろんすべての「アトK」が偽物ではありませんが、「アトK」の指輪を購入する際には、信頼できるお店からのみ購入するようにしましょう。

指輪をつけっぱなしにしたい人におすすめの素材

K10は手ごろな価格が魅力ですが、反面アレルギー反応や錆びなどの面からこまめに着脱が必要なため、煩わしさを感じる方もいるかもしれません。ここでは、K10以外の指輪で着脱の煩わしさがない、つけっぱなしできる素材についてまとめました。

プラチナ


プラチナのリング
出典:Yahooショッピング

プラチナ素材の指輪は、普段使いでも邪魔しない白金の輝きが特徴です。変色に強い素材のため、温泉や水回りで扱っていてもほとんど変色することがないため、着脱が必要な回数を減らすことができます。

ただしプラチナといえど、「パラジウム」や「イリジウム」といった金属が混ぜられているため、純度の低いプラチナはアレルギー反応の可能性が高まる点には注意が必要です。逆に純度が高いプラチナは、やわらかく傷がつきやすい素材のため、汗を拭くときはやわらかい布を用意するなど対策しましょう。

K18以上のゴールド


ゴールドのリング
出典:Yahooショッピング

K18以上の純度をもつ指輪は、変色しにくい素材として上品な美しさを指先に与えてくれ、資産性が高いこともあり高い人気を誇るアクセサリーです。

プラチナと同様に、純度が下がればアレルギー反応が起こりやすくなる「銀」や「銅」などの金属配合が増えるため、つけっぱなしは避けましょう。

また、温泉への入浴や漂白剤やカラーリング剤などの化学製品を使う場合は、混合している「銀」や「銅」が化学反応して変色する可能性があるため、注意が必要です。

シルバー(SV925)


シルバーのリング
出典:Yahooショッピング

シルバーを使った指輪は、加工のしやすさから豊富なデザインが流通しており、幅広い人気があります。金やプラチナに比べて、安い価格帯にて入手できるのも大きな魅力です。

一方でシルバーは酸化による変色や黒ずみがしやすく、傷がつきやすい金属でもあります。そのため、使い終えたら変色や黒ずみの発生源となる汗や皮脂汚れを落とす必要があるので、こまめに対策しましょう。

チタン


チタンのリング
出典:Yahooショッピング

チタンの指輪は、「強い」「錆びない」「軽い」という特徴を持つため、日常遣いにもってこいの素材です。サビや変色に強いため、水回りや温泉でも外す必要がありません。

一方チタンのデメリットとして、貴金属ではないため資産性がないことに加え、硬い素材のためサイズ直しがむずかしい点が挙げられます。また軽い素材から着用感が得られにくく、安っぽさを感じてしまう点には注意が必要です。

ジルコニウム


ジルコニウムのリング
出典:Yahooショッピング
ジルコニウムの指輪は、「軽い」「強い」「錆びない」「美しさ」をもつジュエリーとして人気があります。チタン同様に、アレルギーの原因となりにくい素材として医療用にも幅広く使われている素材で、汗や皮脂汚れを落とすだけの手軽なメンテナンスも魅力です。

チタンと大きく異なる点として、摩耗しにくく色の変化が少ない点が挙げられます。一方でジルコニウムの純粋な白い輝きはプラチナに劣り、取扱店が少ないことやサイズ調整が効かない点には注意が必要です。

ステンレス


ステンレスのリング
出典:Yahooショッピング
ステンレスの指輪は、傷がつきにくい強度を持ち、手軽な値段にて購入できる点が特徴です。錆びにも強い素材のため、外すタイミングを考えずに使い続けることができます。

一方でステンレスの指輪は、取扱店も少なくシンプルなデザインが多いことが挙げられます。金やプラチナといった金属がもつ美しい輝きがない点や、硬さゆえサイズ直しがむずかしい点もデメリットとして考慮しておきましょう。

手軽さと美しさはトレードオフ

K10の指輪は、混ぜ合わせている金属割合から純度の高いK18などと比較して、傷がつきにくく手軽な価格がメリットです。その反面、アレルギー反応を起こす確率が上がるため、長時間着用する場合は注意が必要です。

どのような素材や純度であっても、金属アレルギーの可能性はゼロではありません。正しい知識を持ち、金属アレルギーになる確率を下げて、ファッションに取り入れてみてはいかがでしょうか。

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