18ktとは?似ている表記や金性の意味、違いを解説

  • 2024年11月15日
この記事で解決できるお悩み
  • 18ktが何を表しているか知りたい
  • 18ktとK18の違いを知りたい
  • 金・貴金属に刻印されている記号の意味を知りたい

所持している金製品に「18kt」という刻印を見つけたことはありませんか?日本ではなじみの少ない表記のため、金製品が本物かどうか心配になる方もいるかもしれません。

「18kt」は海外製品でよく使われている表記で、日本で使われている「K18」と同じ意味です。「18kt」と刻印されているからといって、偽物だと決めつける必要はありません。

この記事では金やプラチナ、パラジウムなど貴金属に使われる記号についてくわしく解説します。金製品で一般的に使われてる記号から、金の含有量が少ないことを示す記号、メッキを示す記号などさまざまな記号を取り上げているので、ぜひ参考にしてください。

あなたの売りたいものの
\一番高い買取価格がわかる/

18ktとはどういう意味?

「kt」はカラットと読み、「18kt」とは金の含有量が質量の75%であることを表します。「kt」とは、金の純度を示す記号です。ここでは、18ktのほかにK18や18KPなどの意味とともに解説します。

「kt」の意味

「kt」はカラットと読み、金の純度を表す単位のことです。主に海外産の金製品に刻印されていることが多く、日本ではダイヤモンドの質量を表す単位として覚えている方が多いかもしれません。しかし、実際には使い方は全く異なります

金で使われるカラットという単位は、金の純度と質量の関係を示しており、たとえば18ktは金の含有量が質量の75%ということを示しているのです。

一方ダイヤモンドで使われるカラットは重さを示しており、1カラットは0.2gに相当します。

K18との違い

K18は日本で一般的に使われている金の純度を示す単位です。K18も「18カラット」とよび、18ktと同じく「金の含有量は75%である」ということを意味しています。

どちらも同じ意味ですが、表記が異なるのは製造国の違いによるものです。日本の金製品はK18と刻印されていることが多いですが、海外製品ではK18以外にも18ktが使われることがあります。

K18ではないからと言って単純に偽物を疑う必要はありません。

18KPとの違い

金製品によっては、18KPという刻印がついていることも。この18KPも18ktやK18と同じくカラットと読み、金の純度を24分率で示している記号で、金の含有量は75%ということを示しています。

18KPのPは「Plumb」の略で、「おもり、垂直」を意味する英単語です。18KにPがつくと、「正確に、ちょうど18K」という意味になり、金の含有量をごまかしていないアピールになっているとも言えるでしょう。

18KPは主にアメリカで製造された金製品に刻印されていることが多いです。

金純度と金性の関係性

ここでは金の純度と金性の関係性について解説します。K18のほか、K24やK14などの刻印されている金製品を見かけることがありますが、K24が最高でそれ以上の数字の製品はありません。つまり、K24が純度100%の純金であることを表しているのです。

24なのになぜ100%?と思われるかもしれませんが、これはカラットという単位が、金の純度を質量の24分率で表していることによります。24分率とは、24を100%とする考え方のことです。時間の単位である24時間と同じように、100%の概念がなかったときに基準となっていました。

K24が100%純金を示しているので、K18なら「24分の18=0.75」で金の含有量は質量の75%となります。K14なら「24分の14=0.58」で金の含有量は質量の58.5%です。

金表記と似ている&よく見る表記の意味

上記に紹介した金表記以外にも、金製品にはさまざまな記号が刻印されています。ここでは金製品に刻印されていることが多い記号を紹介。さらに、プラチナやパラジウム製品に使われる記号も紹介します。

所持しているジュエリー類をチェックして、それぞれに含まれる金・貴金属の含有量を推測する手がかりにしてください。

Au750

Au750の刻印も、金の純度と質量を示す記号です。Auというのは金の元素記号で、金の純度を質量の1000分率で計算しています。Au1000だと100%純金で、Au750は金の含有量が質量の75%ということを表しており、K18や18ktと同じ意味です。

Au750を使っているブランドとしては、ティファニーやカルティエが有名で、海外で多く使われています。

買取店では、K18として買取してもらえるものです。

純金

金製品によっては漢字で「純金」と刻印されているものも。昔に作られたジュエリーだと単に「純金」のみが刻印されていたり、ホールマークとともに「純金」と刻印されていたりします。

「純金」とはK24と同じ意味で、金の含有率が100%であることを示しているものです。ただし「純金」と刻印が打ってあっても、なかには金の含有量が100%に満たない金製品もあります。

そのため「純金」と刻印のある金製品を買取に出すと、本当に金の含有量が100%か比重検査やX線検査で調べたうえで、買取価格が提示されるのが一般的です。

シナ金

中国や東南アジアで製造された「純金」の金製品は、「シナ金」もしくは「支那金」と呼ばれることがあります。シナ金の特徴は一般的な金製品よりも金の黄色味が強い点と、純度にムラがあり、「純金」と謳われていても実際はK20〜K23のことが多い点です。

シナ金には中国独自の刻印が押されていることもあり、「足金」という刻印はK20、「千足金」だとK22「万足金」だとK24とほぼ同じ含有量だということを示しています。

ほかにもネックレスの留め金の形状の違いなどから見分ける方法もあり、金の買取に力を入れている買取店に持っていくと、色や形状、比重検査などからシナ金かどうかを判定し、正確な含有量を調べてもらえる可能性が高いでしょう。

WG刻印のみ

金製品にはホワイトゴールドと呼ばれる合金でできたものもあり、刻印にはWGを使います。

ホワイトゴールドとは純金とプラチナ、パラジウムを合わせて作られており、通常WGと刻印するときは、K18WGやK14WGと記されることが多いです。K18WGだと金の含有量が75%で、プラチナやパラジウムなどの含有量が残りの25%ということを表しています。

しかしまれに「WG」のみが刻印されている製品も。その場合ほとんど金が含まれておらず、安価な銀やニッケルにメッキ加工しただけの粗悪品であることも多いのです。

WG刻印のみの金製品を、買取店に査定を依頼した場合、比重検査などでチェックを受け、貴金属としての価値がないと判明した場合は、買取価格が低くなる可能性もあります。

HGE・GF・GPなど(金メッキ)

金製品の刻印のなかには「K18GP」などカラットの後ろにアルファベットが刻印されているケースも。これは別の素材に金メッキを施しているということで、金メッキを表す記号はほかにも「GF」や「GR」、「GS」、「HGE」などがあります。

表記の違いは製法の違いなどを表しており、GPは金メッキを、HGEは金メッキですが加工の際に電気的な処理を加えている硬質メッキであることを示す表記です。GFは「金張り」と呼ばれ金メッキよりも金の層に厚みがあります。

数字+K(アトK)

日本の刻印はK18など数字の前にKの文字がくることが一般的ですが、金製品のなかには18Kなどと数字の後ろにKの文字が刻印されている場合があります。アトKと呼ばれるこのタイプの刻印は、海外製品だけでなく日本の非常に古い金製品に見つかる場合もあるのです。

アトKは金の含有量が刻印の数値より低かったり、まったく金が含まれていない偽物だったりする可能性があるため、買取店に持っていくと慎重に金の含有量検査が行われます。特に日本の古い金製品や東南アジアなどの金製品で18Kとつく場合は気をつけましょう。

18K Itary

18Kと数字の後ろにKの文字が刻印され、さらにItaryなどの国名が記されている金製品もあります。アトKなので偽物かと思われるかもしれませんが、この場合はK18などと同じ含有量を示していることの方が多いです。

アトKの後ろにItary以外の国名や金の含有量を示す750、585などの数字、製造工場を示すアルファベットや数字がつくこともあります。ただし、過去にアトK+Itaryの偽物が出回ったことがあるため、刻印がはっきりしないものや正確に打たれていないものなどには注意してください。

Pt+数字

貴金属に刻印されているPt+数字は、プラチナの含有量を示しています。プラチナを加工する場合は、金製品と同じように銀やパラジウムなどを混ぜて硬度を保てるようにすることが多いです。

ジュエリーで使われるのはプラチナ含有率が85%以上のものが一般的で、Pt850やPt900、Pt950などと1000分率で記されています。数字が大きくなるほどプラチナの含有量は増えるのです。

Pt1000やPt999はプラチナ含有量が100%の純プラチナを意味し、後ろの数字は大きければ大きいほどプラチナの割合が高いことを示しています。買取店では数値が大きいものほど高い査定額が期待できるでしょう。

Ptのみ

プラチナ製品のなかには、「Pt」のアルファベットのみが刻印されていて、後ろに数字が記載されていない場合があります。プラチナの割合が低いのではないかと心配になるかもしれませんが、そういう訳ではありません。

ジュエリーに使われるプラチナの含有量が85%と周知されていたため、書かなくてもわかるので数値が省略された時期がありました。「Pt」のみの製品はその名残で、買取店に持っていくとプラチナに詳しい査定士なら、含有量85%相当の品物として買取価格を提示してくれるでしょう。

PM(Pm)

プラチナ製品によっては、「Pt」以外の「PM」や「Pm」などのアルファベットが刻印されている場合があります。

「PM(Pm)」プラチナ(Platinum)の略で日本では1960年ごろまでのジュエリーに見られる刻印です。元素記号が「Pm」であるプロメチウムとの混同を防ぐためにプラチナの元素記号である「Pt」に変更したという経緯があります。

「PM(Pm)」のみの刻印の場合は「Pt」とは異なり含有量は50〜80%前後と、商品によってさまざま。海外製品のものだとプラチナがほとんど使われていないものもあるので、買取店に持っていくと要注意な刻印として慎重に含有量の調査が行われることが多いです。

Pt100

プラチナ製品は注意すべき刻印が多く、「Pt100」という記号が打たれているものもそのひとつと言えます。Pt100と記されていると、プラチナ100%のこと?と思われる方もいるかもしれませんが、純プラチナを表す記号ではありません。

プラチナの含有量は1000分率で表記されるため、純プラチナは「Pt1000」もしくは「Pt999」と表記されます。つまり「Pt100」は純プラチナではなく、プラチナが10%含まれているという印で、プラチナジュエリーとしてはほぼ評価されません。

買取店によりますが「Pt100」の製品は、プラチナが入っていないか非常にわずかだと判定され、ほとんど値段がつかない場合が多いです。

PTP・PPなど(プラチナメッキ)

数は多くないですが、薄く伸ばしたプラチナでコーティングしたプラチナメッキの製品が見つかることもあります。プラチナメッキを表す記号は「PTP」や「PP」などで、「Pt850PTP」や「Pt850PP」のように、プラチナの含有量を表す記号の後ろについていることが多いです。

金メッキと同じく、PTPはプラチナメッキを表しており、PTFはプラチナ張りのことで、プラチナメッキより厚いプラチナの層で加工されている印になります。プラチナ張りの記号はPTFのほかに「PP」や「PR」などが使われることも。

なお、「RH.P」の記号はロジウムメッキを表しており、もともとの素材にもメッキの素材にもプラチナが使われていない製品に刻印されるものなので、この刻印のある商品は買取店に持っていっても値段がつかない可能性が高いです。

Pd950

「Pd」とはパラジウムの元素記号を表し、これまで貴金属として利用されることは多くなかった素材です。近年プラチナに似た白銀の金属であることから、ジュエリーの素材として注目されるようになりました。

貴金属には含有量が95%の「Pd950」が使われることが多く、プラチナより軽い点が特徴です。

なおパラジウムはガソリン車に必須の貴金属で、近年価格が急騰しています。2024年5月時点ではプラチナより高値で売買されており、買取店に持っていってもある程度の査定額が期待できるでしょう。

ひし形+数字(ホールマーク)

ホールマークとは、造幣局が貴金属製品の品位に対する検査を行い、クリアしたものだけがつけられるマークです。ホールマークがついていれば、純度の刻印が正しい可能性が高く、信頼性のある製品と言えるでしょう。

日本のホールマークは、国旗(日の丸)の横にひし形に囲われた数値が記されている形です。数値は1000分率で、質量に対する貴金属の含有率を表しています。

なお、純金や純プラチナ、純銀は昔から「1000」の数値で表されて来ましたが、2012年の改正により「999」と表記されることになりましたので注意してください。

金のおすすめ買取店

おたからや

★★★★☆4.7
おたからや
本部の方も丁寧でしたしお店のかたも本当に感じ良かったです。
初めてだったので緊張しないように色々話して下さりとても雰囲気良かったです。

Tさん

査定前後の雑談が抜群にいい、フレンドリーだがキチッとして誠実を感じまた、話をする為に何か売る物を探してしまう事になってしまう。

鎌倉 田中さん

公式サイト

《ウリドキ編集部おすすめ買取店》

特徴

  • 全国に1,200店舗以上を展開
  • 出張買取にも対応
  • 専門知識豊富な査定士が在籍

店舗紹介

おたからやは、全国に1,200店舗以上を展開している業界トップクラスの買取店です。ブランド品や時計、金・貴金属など取り扱いジャンルも豊富なので、自宅にある不用品もまとめて売却できます。

また、専門知識豊富な査定士が対応してくれることも魅力のひとつ。ジャンルごとのプロが対応してくれるため、初めて買取店を利用する方も不安なく依頼できることでしょう。

おたからやの買取方法は、店頭買取・出張買取の2種類。どの買取方法を選んでも査定料はもちろんかかりません。また、出張費やキャンセル料も不要なので、売却を検討している品があるなら気軽に申し込んでみてください。

おたからやでは、期間限定のキャンペーンも定期的に実施しています。キャンペーン内容は都度変わりますが、どのイベントもユーザーにとって魅力のあるものばかりです。買取を依頼する方は、先に公式サイトをチェックしておくとよいでしょう。

店舗の詳細は、公式サイトの店舗一覧にて確認できます。ぜひ自分に合った店舗を見つけ、高価買取を目指してみてください。

おたからやのウェブサイトはこちら

買取実績

  • 祖母から譲り受けた金製品:5,126,800円
  • ルイ・ヴィトン モノグラム アルマBB:180,000円
  • ダイヤモンドネックレス1.47ct E VS2 GOOD:850,900円

※価格は2024年10月時点の情報。

お問い合わせ

メール 問い合わせ電話 問い合わせ

LINE問い合わせ

店舗情報

店舗名おたからや
営業時間8:00〜21:00(問い合わせ)
定休日年中無休(問い合わせ)
買取方法店頭、出張
会社名株式会社いーふらん
古物商許可番号神奈川県公安委員会 第451380001308号
査定士
その他特徴

18KTの買取相場

18KTとは金の含有量が75%ということを示す記号で、含有量に関わらずその買取相場は金相場と連動していることが多いです。

おたからやが公表している18KTの買取価格を過去10年にわたって振り返ると、2014年から2019年初めまでは3,000円台で上下を繰り返していました。その期間での最低価格は2016年の3,289円で、最高価格は2015年の3,928円です。

しかし2019年に入ると上昇傾向に転じ、2020年の最高価格は5,500円、2022年の最高価格は6,570円、2023年には8,114円、2024年に入っても8,717円を記録するなど、18KTの買取価格が急騰していることがわかります。

18KTとは金性の表記のこと!買取依頼もできる

18KTとは金の含有量を示す表記のことで、K18と同じく金の含有量が質量の75%であるということを意味しています。海外製品で多く使われている記号なので、日本でおなじみのK18ではないからといって偽物の証拠のように捉える必要はありません。

金・貴金属製品に刻印されている記号はさまざまな種類があるため、金・貴金属の含有量を調べる際には本記事を参考にしてください。

18KT製品はもちろんのこと、金以外にも買取価格が高騰している貴金属があるので、不要な金・貴金属がある場合は買取依頼に出すこともおすすめです。

ほとんどの金・貴金属の買取店は無料で査定を行っています。買取店によって買取価格が異なりますので、査定は複数のお店に依頼すると良いでしょう。

本記事の画像・買取実績・価格・口コミなどの出典
出典:おたからや,Google

木暮康雄

木暮康雄 (監修者)

ウリドキ株式会社代表取締役CEO。ウリドキプラスの発行人でもある。
リユース業界での起業・事業運営の経験が豊富でリユースの専門家としてのメディア出演歴も多数。
著書に「リユース革命」(幻冬舎)がある。

無料

60秒

一括査定で最高額を調べる