金の延べ棒(インゴット)は一本いくら?購入手数料も紹介!

  • 2024年9月5日
この記事で解決できるお悩み
  • 金の延べ棒が1本いくらかを分からない
  • 金の延べ棒を購入する方法を知りたい
  • 金の延べ棒を購入するメリットを知りたい

本記事では金の延べ棒の価格を徹底解説!5gから1kgまで、重量別の最新相場を詳しく紹介します。

金の延べ棒は純度99.99%の24金で作られ、国際相場に連動して価格する商品です。特に500g未満の購入では「バーチャージ」と呼ばれる手数料に注意しましょう。

購入先によって価格や手数料が異なるため、貴金属メーカー、地金商、銀行・商社など、おすすめの購入先も紹介しています。金投資をお考えの方も、ぜひこの記事を参考にしてください。

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金の延べ棒(インゴット)とは

金のインゴット

金の延べ棒は、金を固めて作った金塊のことを指し、「インゴット」や「地金」とも呼ばれます。金の延べ棒の特徴は高い純度にあり、一般的に金の純度は99.99%(24金)です。

また、重量も一定に保たれているため、金の延べ棒を所有することで金の価値を正確に把握できます。

さらに、金の延べ棒は、金の国際相場に連動した価格で取引されており、投資や資産運用の対象として人気が高いです。

金の延べ棒は一本いくら?

金の延べ棒は、100g、500g、1kgなど重量ごとに様々な種類があります。一般的には贈答用や観賞用としては小さいサイズが、投資用としては大きいサイズが好まれる傾向にあるようです。

金の延べ棒の価格は、金の国際相場に連動しており、「1gあたりの金相場(円)×重量(g)+手数料」で計算できます。

金の純度は99.99%(24金)が主流で、これに加工費や販売店の手数料が上乗せされるため、販売店ごとの価格差を調べておきましょう。

下記は、2024年7月29日時点での重量別のサイズと価格一覧です。

重量サイズ(概寸)価格(税込)
1kg縦113mm×横52mm×高さ10mm12,999,000円
500g縦85mm×横42mm×高さ8.5mm6,499,500円
300g縦75mm×横30mm×高さ8.5mm3,899,700円
200g縦58mm×横28mm×高さ8.5mm2,599,800円
100g縦40mm×横24mm×高さ8.0mm1,299,900円
50g縦31mm×横18mm×高さ6.0mm649,950円
20g縦24mm×横15mm×高さ4.5mm259,980円
10g縦22mm×横13mm×高さ2.5mm129,990円
5g縦18mm×横10mm×高さ1.5mm64,995円

金の延べ棒はどこで買える?

金の延べ棒を購入する際は、信頼できる販売店を選ぶことが重要です。

主な購入先として、貴金属メーカーの直営店、地金商、銀行・商社などがあり、自分の目的に合った販売店が挙げられます。それぞれの特徴を説明するので、自分に合った購入先を探してみてください。

貴金属メーカー

貴金属メーカーは、金の延べ棒を直接購入できる代表的な場所であり、「日本マテリアル」や「三菱マテリアル」などがあります。

貴金属メーカーの直営店での購入の最大のメリットは、専門スタッフに相談できることです。

多くの貴金属メーカーは「日本金地金流通協会」に登録されているため、信頼性も高いです。初めての購入で不安がある方は、貴金属メーカーを選ぶことをおすすめします。

地金商

地金商は、金や銀などの貴金属を専門に製造・販売する業者です。

国内の代表的な地金商としては、「石福金属興業株式会社」や「株式会社徳力本店」が有名。これらの大手地金商は自社で地金を製造し、自社のロゴを刻印した金の延べ棒を販売しています。

地金商の製品は、ロンドン貴金属市場協会(LBMA)の厳格な審査によって品質が保証されているうえ、貴金属メーカーと比べて価格が安い場合があることがメリットです。

ただし、信頼性や安全性は店舗によって異なり、購入前に十分な確認が必要になるので、日本金地金流通協会に加盟している店舗を選ぶことをおすすめします。

銀行・商社

銀行・商社も金の延べ棒を販売しています。

「三菱UFJ銀行」や「三井住友銀行」といった大手銀行や、「三菱商事」や「住友商事」などの大手商社が代表的です。

銀行・商社での購入は、貴金属メーカーや地金商と比べると手数料が高くなる傾向がありますが、信頼性と安全性が担保されます。

初めての購入や大口の購入に適しており、銀行では購入した金の延べ棒を貸金庫で保管するサービスを提供しているので、保管の心配がない点も魅力です。

ただし、各社の手数料や販売条件、保管方法などが異なるので事前に確認を行いましょう。

金の延べ棒を買う際は手数料に注意!

感嘆符が書かれた木製のブロック

金の延べ棒を購入する際は、販売価格だけでなく手数料にも注意が必要です。特に500g未満の金の延べ棒を購入する場合、「バーチャージ」と呼ばれる手数料が発生することがあります。

この手数料は販売会社によって異なるので、下記の表を参考にして下さい。

販売会社インゴット10gの手数料インゴット100gの手数料
田中貴金属4,400円16,500円
三菱マテリアル4,400円8,250円
徳力本店3,850円6,600円

例えば、田中貴金属で100gの金の延べ棒を購入する場合、金の価格に16,500円の手数料が加算されます。

多くの販売会社では、500g以上の金の延べ棒の購入にはバーチャージが発生しない場合が多いです。しかし、一度に多額の資金が必要となるため、自身の資金状況に合わせた判断が求められるでしょう。

金の延べ棒を買うメリット・デメリット

金の延べ棒は資産運用の選択肢として注目されていますが、購入には勿論メリットとデメリットがあります。

金の持つ特性や、購入時の手数料、保管方法など、様々な角度から金の延べ棒への投資について考えてみましょう。

メリット

金の延べ棒の最大のメリットは、資産価値の安定性です。金は古くから貨幣や装飾品として使われてきた歴史を持ち、現代においても経済の不確実性が高まる中で、安全資産として評価されています。

金の価格は株式や債券などと比べると変動が小さく、長期的には資産価値を維持する傾向にあります。金の延べ棒は実物資産のため、所有者が直接保有でき、いざというときの備えになることも特徴です。

さらに、金は世界中で通用する資産であるため、海外への移住や留学の際にも安心感があります。

デメリット

金の延べ棒購入のデメリットは、購入時に手数料が発生する場合があることです。

特に500g未満の金の延べ棒には「バーチャージ」と呼ばれる手数料が発生することがあり、実質的な取得価格を押し上げます。また、金の延べ棒は現金化するまでは収益を生まず、配当や利子などの定期収入は得ることができません。

さらに、金の延べ棒の保管にはコストと手間がかかります。自宅で保管する場合は防犯対策が必要になり、銀行の貸金庫を利用する場合は保管料が必要です。

金を少額から購入する方法

サイズの小さい金のインゴットと金貨

金の延べ棒は高額ですが、少額から金投資を始める方法もあります。

金貨、純金積立、金ETFなどの選択肢があり、それぞれ特徴が異なるので自身の投資目的や資金状況に合わせて、適切な方法を選ぶことが大切です。リスクを理解し、無理のない範囲で始めましょう。

金貨

金貨は、金の含有量が保証された貨幣です。日本では「天皇陛下御在位記念金貨」などが発行されています。

金貨は金の延べ棒と異なり、10,000円程度の少額から購入可能です。さらに記念硬貨などの場合は希少価値があるため、金の含有量以上の値がつく可能性もあります。ただし、保管や売却の際の手間がかかる点に注意が必要です。

また、金貨は世界中で取引されているため、国際的な資産としての側面も持っています。歴史的価値や芸術的価値を持つ金貨もあり、投資以外の魅力を楽しむことができるでしょう。

純金積立

純金積立は毎月一定額、金の現物を購入して積み立てていく方法です。多くの貴金属販売店や銀行が提供するサービスで、1,000円程度の少額から始められます。

積立方式で購入することで金の価格変動リスクを分散でき、必要に応じて現物として受け取ることも可能です。ただし、手数料がかかる場合や、積立金額が少額だと金の購入単位に達するまでに時間がかかるので注意しましょう。

純金積立は長期的な資産形成に適しており、定期的な積立により、少しずつ金の保有量を増やせます。また、途中で積立額を変更したり、一時的に積立を休止したりと、柔軟な投資が可能です。

金ETF(上場投資信託)

金ETFは、金の価格に連動する上場投資信託です。証券会社の口座があれば株式と同じように売買できて、少額からの購入もできます。

売買手数料が比較的安く、金の価格変動に合わせて売買できることもメリットで、実物の金を保管する必要がないため、セキュリティの心配もありません。

ただし「信託報酬」という手数料がかかるため、長期保有の場合はコストが積み重なることに注意が必要です。

金の延べ棒についてよくある質問

それぞれQ&Aと書かれた3つの木製ブロックが積まれている

金の延べ棒は高価な投資対象であり、購入にあたって疑問や不安がある人も多いのではないでしょうか。ここでは、金の延べ棒に関して価格や重量、本物かどうかの見分け方など、よくある質問を紹介します。

金の延べ棒10kgの値段は?

金の延べ棒10kgの価格は、金の国際相場に連動して変動します。2024年7月29日時点での金の国際相場は1gあたり約13,136円です。この相場に基づくと、10kg(10,000g)の金の延べ棒の価値は、約131,360,000円と計算できます。

ただし、実際の購入価格には手数料等が上乗せされるため、さらに高くなる傾向にあります。

100万円分の金は何グラム?

100万円で購入できる金の重量も、金の国際相場によって変動します。

2024年7月29日時点の金の国際相場[1g=約13,136円]を基に計算すると(100万円÷13,136円/g)、100万円では約76.1gの金を購入することが可能です。金の国際相場が高ければ購入できる重量は減り、安ければ増えます。

本物の金の延べ棒を見分ける方法は?

本物の金の延べ棒を見分けるポイントは以下の通りです。

  • 「K24」の刻印:金の純度が99.99%(24金)であることを示します。
  • 製造者情報の刻印:製造者名、重量、純度などの情報が刻印されているかチェックします。
  • 試金石での確認:金の色や感触を試金石で確かめます。

ただし、巧妙な偽物も存在するため、確実に本物を見極めるには、専門の鑑定士による査定を受けることをおすすめします。

金の延べ棒投資のポイントとまとめ

金の延べ棒は、長期的な資産運用の手段として注目されています。実物資産のため、経済の不確実性が高まる中でも価値を維持する傾向にあり、購入時は価格と手数料に注意が必要です。

特に500g未満の金の延べ棒はバーチャージと呼ばれる手数料が発生することがあります。現金化するまでは収益を生まず保管コストもかかるので、少額から金投資を始められる金貨や純金積立、金ETFなどがおすすめです。

金の延べ棒投資を始めたい方は、資金状況や投資目的に合わせて慎重に判断し、本物かどうかを見極める方法を理解した上で、リスクを踏まえ無理のない範囲で始めてみて下さい。

本記事の画像・買取実績・価格・口コミなどの出典
出典:おたからや,フジデンタル,田中貴金属,三菱マテリアル,徳力本店

木暮康雄

木暮康雄 (監修者)

ウリドキ株式会社代表取締役CEO。ウリドキプラスの発行人でもある。
リユース業界での起業・事業運営の経験が豊富でリユースの専門家としてのメディア出演歴も多数。
著書に「リユース革命」(幻冬舎)がある。

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