大判小判の買取相場はいくら?高価買取オススメ店も紹介

  • 2024年5月27日

日本人にとって大判小判のつまった千両箱はまさに金銀財宝の象徴です。
実際に大判小判は非常に価値が高く、ものによっては1,000万円以上の値がつくことすらあります。
もしそんなお宝がご自宅の蔵や倉庫から出てきたら、やはり買取価値を知りたいですよね。
しかし買取業者を選ばないと、思ったよりも低く査定されてしまうこともあります。
大判小判の買取についてまとめてみました。
できるだけ高く査定してもらえるように参考にされてください。

この記事に登場するブランド買取の専門家

ブランドレックス 宮本さんブランド、金・プラチナ、ジュエリー、時計などの買取店「ブランドレックス」を運営する、株式会社ワールド代表取締役。幅広い商品を扱っているだけあって、オールジャンルの査定を得意としています。圧倒的な経験値による業界屈指のスピーディーな対応と高価買取で、個人のみならず同業者からも信頼を得ており、2019年度お客様満足度No.1を獲得。

2010年に某買取店を銀座にオープン。その後、日本国内に店舗展開し、バイアウトした後に2020年1月、新たにブランドレックス第一号店が銀座にオープン。今後もさらに店舗展開を予定しており、独立を考えている野心のある方と一緒にリユース業界を盛り上げて行きたいです。

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大判小判とはどんなもの?

小判買取

大判小判とは御存知の通り日本特有の古銭ですが、正確には大判と小判では少々違います。

大判は恩賞や贈答品用のインゴット

大判は本来貨幣というよりはインゴットの性格が強いものです。
混ぜものがないことを証明するために薄く引き伸ばした延金で、金の取引や褒美の品として利用されました。
貨幣として規格化された始まりは、豊臣秀吉が1588年に作らせた天正大判です。
縦約17cm、横約10cmの楕円形をしており、重さは約165グラムになります。表面には製造者の名前や額面が筆で書かれました。
金の品位(含有量)は70〜74%ですから、現在で言うK18にやや足りないといった純度です。
江戸時代になると、この天正大判をモデルに5種類の大判が鋳造されました。(慶長大判、元禄大判、享保大判、天保大判金、万延大判)
この時代でも貨幣としてより恩賞や贈答品として用いられた特別な金貨です。

小判は実際に使われた貨幣

そんな大判と比べると、小判は初めから貨幣として流通することを考えられた金貨でした。
徳川家康は江戸幕府を開いたときに日本全国を治めるためにさまざまな制度を整えていきます。貨幣制度もその1つであり、小判は全国に流通する貨幣として考えられたものです。
大判が表面に額面などを筆で書いているのに対して、小判は貨幣としての生産性を考慮して花押や文字を打刻しています。
慶長小判を始めとして江戸期約260年の間に10種類の小判が発行されています。(慶長小判、元禄小判、宝永小判、正徳小判、享保小判、元文小判、文政小判、天保小判、安政小判、万延小判)
しかし、その時代によって金の含有量は86.8%〜56.4%とまちまちです。今の金の品位で言えばK20(83.5%)からK14(58.5%)ほどの差があることになります。

もし大判小判が現在のジュエリーや金製品のように金の品位と重さだけで買取価格が計算されるとしたら、品位の低さゆえに重さのわりに高価買取は望めません。
しかし実際には1,000万円以上の値がつく場合すらあります。
これは大判小判が、ただの金の塊としての価値だけでなく、骨董品としての値がつくからです。

通常の金製品と骨董品の買取査定の違い

例えば天正大判は約165グラムで金の品位はほぼK18(75%)です。
仮にK24(純金)の買取価格が1グラム4,000円だとすると、天正大判の金としての査定額は4000円の75%である3000円×165グラムで、概算で495,000円になります。
ですが実際の天正大判の査定額は、保存状態次第で1,000万円を超えることすら珍しくありません。
つまり、残り950万円は金以外の価値、すなわち骨董的な価値から生じているのです。

骨董的な価値とは

骨董品の価格とは、いかに希少価値があるかに集約されます。
骨董品は基本的に古いものであり、現在は生産されないことが前提です。それ故に数が限られており、希少性が出てきます。
さらに、ただ少ないだけでは価値にはなりません。お金を出しても欲しいと考えるコレクター、もしくは歴史的に失われてはならない資料だと認定されることで、需要が生じます。
需要がある上で数が少ないことで、骨董品の価値は飛躍的に高まるのです。

大判小判の希少価値が高い理由

大判小判の希少性が高くなったのは、幕末の通貨問題に端を発します。
幕末、日本は鎖国から開国路線に転身し、アメリカなど5カ国と通商条約を結びました。
貿易が始まった当時、日本の金は諸外国に比べると割安だったため、外国商人は日本で少量の銀を大判小判に換金し、それを海外で多量の銀に交換することで利益を生み出したのです。
結果、日本の大判小判は海外へ大量に流出しました。この流出は、1860年に幕府が海外との金銀比価を適正に調整した金貨を発行するまで続きます。
このため、大判小判は大幅に減ってしまい、歴史的な資料としてもコレクションアイテム的な意味からしても希少価値が高まることになったのです。

大判小判の買取価格はどのくらい?

それでは、実際の大判小判の買取価格はどのぐらいでしょうか。
それぞれ代表的な例として、天正大判と慶長小判で各買取業社の買取価格比較してみました。

・ケネディ・スタンプ・クラブ
天正大判:600万〜1,000万
慶長小判(細いゴザ目):90〜130万
慶長小判(太いゴザ目):75万〜100万
出 典:ケネディ・スタンプ・クラブ
・おたからや
慶長小判:〜70万円
出 典:おたからや

思った以上に情報がありませんでした。
というのも、大判小判の買取自体は多くの業者や骨董品店が行っていますが、買取価格の表示がほとんど確認できないのです。
もっともはっきりとした買取価格を提示していたのは、ケネディ・スタンプ・クラブですが、他ではほとんど明記していません。ケネディ・スタンプ・クラブも買取価格の幅は数十万から数百万もあります。

これは上記した通り、大判小判の査定は骨董品的な価値を見定めることになるので、容易に金額を提示できないからだと思われます。
骨董品の査定は、通常の貴金属買取のようにグラム単位で買取価格が決まっているわけではありません。鑑定士のもつ知識や経験、その会社が持っている転売ルートの顧客層によってがらりと変わります。
査定額も相場も非常にわかりにいくいのです。
だからこそ大判小判を買い取りに出す際は、古銭専門の買取業者か、骨董品店に持ち込んだほうがいいですし、かならず複数の業者に査定してもらうことをお勧めします。
相場がわからない以上は、実際に査定してもらい比較するしかありません。

宮本さん
大判小判を買取に出すなら、金と骨董品の両方を扱う買取店に出すことをオススメします。
両方の価値を見出して査定してくれるので、高値が期待できるのです。

オススメの買取店

買取大吉

★★★★★5.0
買取大吉
ネット検索して初めて利用しました。スピーディーな対応で、スムーズな取引が出来ました。買い取り価格についても、事前に調べた相場であったため、満足しております。また、機会があれば利用してみたいと思います。

ばりばりさん

奈良県香芝市のショッピングセンター内に最近オープンしたお店です。
接客も査定もとても親切丁寧で、一緒に行った母も感激していました。
価値があるのかどうかわからないアクセサリーも持参したんですが、すごく丁寧に査定して下さり、気持ち程度ですみません、とおっしゃって下さって値付けして下さいました。かえってこちらが恐縮するくらいでした。
本当にお世話になりました。ぜひまた利用させていただきたいです。

たまさん

公式サイト

《ウリドキ編集部おすすめ買取店》

特徴

  • 全国に850店舗以上展開中
  • 金・貴金属の買取実績が豊富
  • デザインも含めて丁寧に査定

店舗紹介

全国に850店舗以上を展開中の買取大吉は、金・貴金属の買取実績が豊富な買取店です。金やプラチナのインゴットから、大判小判、スクラップ、指輪など幅広く買取ってくれます

公式サイトでは、金とプラチナ、銀の品位別の買取価格相場が確認可能です。自分でおおよその買取価格を調べてみましょう。過去の買取実績も、写真付きで多数掲載されているため、買取時の参考になるでしょう。

買取大吉では貴金属の重量と品位だけでなく、数量やブランド、デザインなど、多方面から査定を実施することで高価買取を実現中です。海外の業者との取引実績も多く、さまざまな販路を持つ強みを活用し査定額を決めています。

公式サイトには、近年の金の高騰により「購入したときよりも、高く買取ってもらえた」との声も。「汚れているから売れない」「刻印がないからダメかも」と諦めず、まずは一度査定を依頼してみましょう。

買取方法は、店頭・出張の2つから選べます。小判をはじめとした貴金属の持ち歩きに不安を感じる方は、プロの査定士が自宅を訪問する出張査定が便利です。出張料や査定料も発生しないため、フリーダイヤルにて問い合わせてみましょう。

買取大吉のウェブサイトはこちら

買取実績

  • 天保大判金:3,500,000円
  • 万延大判金:1,000,000円
  • 元文小判金・文政小判金・天保小判金 3枚SET(ケース入り):370,000円

出典:金・貴金属買取|買取大吉

お問い合わせ

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店舗情報

店舗名買取大吉
営業時間24時間(問い合わせ)
定休日年中無休
買取方法店舗、出張
会社名株式会社エンパワー
古物商許可番号東京都公安委員会 第304361407260号
査定士
その他特徴

ブランドレックス

ブランドレックスで買取を申し込む

特徴

  • 金・貴金属専門の買取店
  • お客様満足度No.1を獲得
  • 高額買取

買取店紹介

ブランドレックスは、お客様満足度No.1を獲得実績を誇る金・貴金属専門の買取店です。

金やプラチナ、銀のインゴットやスクラップ、指輪、ネックレス、小判などと幅広く取り扱いがあります。

その日ごとの買取金額は同店ホームページにて公開されているので、事前に確認してみ流のがオススメです。

査定は貴金属を熟知したプロが行うため、状態が悪いものにも高額買取の期待が出来ます。

買取方法は、銀座にある店頭もしくは宅配、出張の3種類が用意されていて、どれを選んでも送料や査定料などといった追加費用の心配なく、お得に申し込み出来ます。

また、現在は買取金額が10%UPするキャンペーンを開催中です。

まずは、お気軽に問い合わせてみてはいかがでしょうか。

ブランドレックスのウェブサイトはこちら

口コミ

10年以上にわたり、 金や貴金属を コレクションしてきました。 気づいたら 溢れかえっていたので、デザインに飽きてしまったジュエリーをまとめて 売りに出すことに。 今回、売りに出したジュエリーは、18金で作られたものばかりです。 「お小遣いになればいいな」という程度で出したので、買い取り価格はあまり期待していなかったのですが、10万円以上も値段をつけてくれて驚きました。 ブランド買取店ってあまり使ったことなかったんですが、18金って結構いいお金になるんですね! こんなことなら、もっと早く売っておけば良かったと思いました。 他にもしばらく使っていない18金のジュエリーがあるので、再度売りに出してみようと思います。

出典:ブランドレックス

買取実績

  • 結婚指輪 K22 リング:65,000円
  • K22 カレッジリング:84,000円
  • K24 ネックレス:270,000円

お問い合わせ

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店舗情報

店舗名ブランドレックス
問い合わせ電話でお問い合わせ
メールでお問い合わせ
ラインでお問い合わせ
各種手数料送料:無料、返送料:無料、査定料:無料
梱包キットあり
古物商許可番号東京都公安委員会許可 / 第304361308947号
査定士宮本 亮直
本社所在地〒104-0061 東京都中央区銀座8-9-17 KDX銀座8丁目ビル6階
会社名株式会社ワールド
買取方法店頭買取・宅配買取・出張買取
店舗ページ公式サイト
その他特徴・条件

査定に出すときの注意点

まず第一に、必ず専門の鑑定士がいると思われる業者をピックアップすることです。
前述したように大判小判は骨董品です。ただの金の塊として鑑定されたら数万円の価値しかありません。歴史的な経緯、希少性に価格がついているのであり、そこを鑑定できなくては安く買い叩かれてしまいます。

また、お持ちの大判小判に鑑定書がついていたら、必ず持って行きましょう。
骨董品は偽物も多く出回るため、正式な鑑定書は高評価につながります。

さらに、持って行くときには過度な洗浄はしないようにしてください。
ピカピカに磨く必要はまったくありません。柔らかな布で、表面の埃を優しく拭う程度にしておきましょう。
骨董品の場合は下手に洗浄するとかえって価値を下げてしまいます。
大判小判で言うなら、大判の額面や作者表示は墨で筆書きされています。もし洗浄しすぎて、墨書きが薄くなったりしたら骨董品としてはものすごいダメージです。買取を拒否される可能性すらでてきます。
知識がある専門家ですら、慎重に扱うのが骨董品です。素人判断は厳禁だと覚えておきましょう。

宮本さん
買取店を選ぶ際は以下の2点に気をつけましょう。

・返答が早い
・買取実績の幅があまりない

事前査定ですぐに値段を答えられないとお客さんも不安になると思うので、時間をかけずにすぐ答えてくれるお店は信頼できるでしょう。

また、買取実績を掲載している買取店で相場に幅を持たせているところは、実際に買取価格がイメージしにくく、相場を大きく上回っているお店も中にはあるので、あまり参考になりません。

そのため、事前査定を利用して、スピード感があり、納得できる買取価格を提示してくれるお店を選ぶのがおすすめです。

大判小判は専門業者に査定してもらい、しっかり比較してから売ろう

大判小判は日本の歴史ある古銭であり、希少性が高い骨董品です。
だからこそ買い取りに出すときは、ただの金貨や貴金属ではなく骨董品として査定してもらうことを意識してください。
古銭専門の業者か、古銭を取り扱っている骨董品店を複数選び、査定してもらって比較しましょう。
骨董品は鑑定士や業者によって査定額に大きな差がでます。比較は絶対に必要です。
もともと希少性が高い大判小判をさらに高く買取りしてもらうためにも、情報を集めて比較してもっともよい買取業者を探してくださいね。

木暮康雄

木暮康雄 (監修者)

ウリドキ株式会社代表取締役CEO。ウリドキプラスの発行人でもある。
リユース業界での起業・事業運営の経験が豊富でリユースの専門家としてのメディア出演歴も多数。
著書に「リユース革命」(幻冬舎)がある。

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