- ラボグロウンダイヤモンドと天然ダイヤモンドの違いを知りたい
- ラボグロウンダイヤモンドの市場価値を知りたい
- ラボグロウンダイヤモンドを取り扱うブランドを知りたい
この記事では、ラボグロウンダイヤモンドの価値について詳しく解説しています。
ラボグロウンダイヤモンドは人工ダイヤモンドのことで、販売価格は天然ダイヤモンドの半分以下であることがほとんどです。安価であることや、見た目の美しさ、サステナブルな宝石であることで注目されています。
ダイヤモンドに興味がある人や、ジュエリーの購入を考えている人は、ぜひ参考にしてください。
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ラボグロウンダイヤモンドとは?

ラボグロウンダイヤモンドとは、人工的に作られたダイヤモンドのことであり、合成ダイヤモンドの一種です。
近年は技術が向上し、天然ダイヤモンドと見分けがつかないほど精巧であるにも関わらず、安価に入手することが可能であり、ジュエリーとしてとても重宝されています。
天然ダイヤモンドとの違い
ラボグロウンダイヤモンドは、天然ダイヤモンドと違い、屋内で徹底した管理の元に作られるため、不純物が混ざることがありません。
成分や構造は基本的に同じであり、肉眼で見分けることはできないでしょう。しかし、天然ダイヤモンドには微量の窒素が含まれるため、プロの鑑定士が識別することは可能です。
ラボグロウンダイヤモンドのメリット
ラボグロウンダイヤモンドは、天然ダイヤモンドと比較してメリットが多いです。
比較的安価に入手できることはもちろん、品質が一貫しており、環境にもやさしいなど、様々なメリットを紹介します。
エシカル
エシカルとは、道徳や倫理などを指す言葉であり、環境や労働などの社会問題に目を向けていることを表しています。
天然ダイヤモンドは採掘に重機などを多く使用し、環境保護の観点から問題視されることも少なくありません。
その点、ラボグロウンダイヤモンドは、環境に配慮したエコなダイヤモンドであると言えます。
価格が安い
天然ダイヤモンドに比べて、ラボグロウンダイヤモンドは安価です。
天然ダイヤモンドは希少価値が高く、採掘にかかるコストや、大きさ、色による希少性でさらに大きく価値が変動します。
ラボグロウンダイヤモンドは人工的に作れるため希少性が低く、コストも抑えられることで安価に入手が可能です。
不純物が少ない
ラボグロウンダイヤモンドは天然ダイヤモンドと違い、不純物が混ざることがなく、透明感の強さが特徴です。
天然ダイヤモンドは、地中深くで長い年月をかけて生成されることで、不純物が混ざり、見た目の美しさに影響します。
一般的に不純物の少ないものほど美しいとされているため、人工ダイヤモンドのほうが美しいと感じる人もいるでしょう。
品質に一貫性がある
ラボグロウンダイヤモンドは、徹底した管理の元に作られており、不純物の混入があり得ないため、品質に一貫性があると言えるでしょう。
天然ダイヤモンドは、環境によって大きさも色もバラバラであるのに対し、人工ダイヤモンドは、一定の品質を保った美しさを提供できるのが大きなメリットです。
ラボグロウンダイヤモンドのデメリット
ラボグロウンダイヤモンドのデメリットは供給の不安定さや、希少性の低さです。
一見メリットが多いですが、購入を検討されている人は、しっかりとデメリットも確認しておきましょう。
供給が安定していない
人工的に作られるラボグロウンダイヤモンドですが、人工ダイヤモンドという言葉のイメージほど、安定した供給ができるわけではありません。
あくまでも、天然ダイヤモンドが生成される環境を人工的に再現して作っているため、理想のサイズを大量生産できるものではない点に注意しましょう。
鑑定書表記が天然ダイヤとは異なる
天然ダイヤモンドと同様に、ラボグロウンダイヤモンドも鑑定してもらえますが、鑑定書の表記が異なり、明確に区別されます。
プロの鑑定士でも見誤る可能性があるため、適正な価値を保つ意味でも、鑑定書の表記を変えるのは当然かもしれません。
構造や成分は全く同じなので、鑑定方法も鑑定にかかる料金も同じくらいです。
希少性が低い
天然ダイヤモンドと比べると希少性が低いこともデメリットとしてあげられます。品質の高いものを安価に入手できるメリットの裏返しと言えるでしょう。
ダイヤモンドはかなりメジャーな宝石であり特別な存在です。高価であっても希少性の高い天然ダイヤモンドを求める人は多いでしょう。
ラボグロウンダイヤモンドの価値とは?

天然ダイヤモンドと比べて、安価に入手できるラボグロウンダイヤモンドですが、その価値は今後どうなっていくのでしょうか。
ダイヤモンドの需要がなくなることはないですが、価格の変化などについて考えてみましょう。
再販市場がない
ラボグロウンダイヤモンドはまだ歴史が浅く、現時点で再販市場での価値が明確ではありません。
販売価格は天然ダイヤモンドの半分以下であることが多いため、今後再販が一般的になったとしても、それほど価値はつかないでしょう。
ジュエリーとしてではなく、資産としてダイヤモンド購入を検討している人は、天然ダイヤモンドをオススメします。
量産されると価値が下がる恐れがある
採掘量に限りのある天然ダイヤモンドと違い、技術が普及すればさらに量産可能なラボグロウンダイヤモンドは、今後さらに安価になる可能性があります。
再販での価値はさらに下がることが予想されますが、ジュエリーとして購入したい人にとっては、さらに安価に入手できる可能性があるでしょう。
市場は拡大している
ラボグロウンダイヤモンドは、世界中で市場を拡大させています。
サステナブルな宝石として海外のセレブなどからも注目されており、見事に現代社会にマッチした宝石と言えるでしょう。
まだ天然ダイヤモンドが多く取り扱われている国もありますが、今後は日本も含め、ラボグロウンダイヤモンドの需要が高まることが考えられます。
ラボグロウンダイヤモンドを取り扱うブランド
ラボグロウンダイヤモンドを取り扱うオススメのブランドをいくつか紹介します。
安価であるため気軽に手にできるジュエリーであり、見た目は豪華なダイヤモンド。下記のブランドはその魅力を最大限に伝えてくれます。
SHINCA(シンカ)
創業から160年、銀座と大阪、京都、シンガポールに店舗を構えるジュエリーショップであり、仕入れから品質管理、デザイン、製造、販売まですべて自社で行っています。
店名のとおり「新価」を創り「真価」を届けることを掲げ、これからの時代さらに注目が集まるラボグロウンダイヤモンドを扱うのにぴったりなブランドです。
Pure Diamond(ピュアダイヤモンド)
池袋と六本木に店舗を構える、日本初のラボグロウンダイヤモンド専門の卸売企業です。
世界中の生産者との広いネットワークを持つことで、ダイヤモンドのバリエーションが豊富なのが特徴的。
ラボグロウンダイヤモンドを専門に扱っているため、信頼性は特に高いと言えるでしょう。
ANZ KOBE(アンズ コウベ)
2019年にオープンした、日本初のラボグロウンダイヤモンド専門の販売店。店舗は兵庫県神戸市に1店舗のみであり、ジュエリーショップとしては小さなブランド店です。
基本の販売方法として、お客様自身がダイヤモンドルースを選び、好みのジュエリーに仕立てることで、ダイヤモンド自体の魅力を味わうことができます。
H&D(エイチアンドデイ)
宝石や時計、ブランド品全般を幅広く取り扱っており、北海道から沖縄まで、多くの店舗を構えています。
数多くの販売実績があり、ネットでも商品を検索できるため、お気に入りの商品が見つかりやすい点はとても魅力的です。
ラボグロウンダイヤモンドが初めての人は、まずH&Dで検索してみると良いかもしれません。
TERRA1012(テラ)
創業50年のジュエリーメーカーが立ち上げた、ラボグロウンダイヤモンド専門店です。
公式サイトの雰囲気や、店舗の内装にまで世界観が反映されたオシャレな雰囲気が特徴的で、ジュエリーもシンプルなものより独特なデザインが多くあります。
他人と違ったものを探している人にオススメです。
ラボグロウンダイヤモンドの価値は高まっている
天然ダイヤモンドと比較すると、安価に手に入るラボグロウンダイヤモンドですが、需要は今後拡大していくことが想定できます。
見た目に美しく、天然と見分けるのが困難であることや、安価である分、同じ値段で天然ダイヤモンドよりも豪華なジュエリーに仕上がることなど、希少性や資産価値にとらわれなければ、需要が高まっていくことは明らかです。
海外でサステナブルな宝石として注目されていることもあり、今後は日本でもさらに普及することでしょう。
