小平市に住んでいて、普段のゴミ収集には慣れていても、廃棄する頻度の少ない粗大ゴミの処分方法がわからないということはありませんか。粗大ゴミは特別な手順を踏んで廃棄しなければならないため、初めてだとどうしていいかわからないですよね。
小平市の粗大ゴミ回収方法はシンプルで、大した手間をかけることなく、処分が可能です。
しかしきちんと調べてから申し込みをしなければ、回収日になっても回収されなかったり、何度も申込をやり直さなければならなくなったりすることも。
本記事では小平市の粗大ゴミ回収方法を、簡潔に解説します。同時に粗大ゴミに出す際の注意点や、粗大ゴミでは処分できないものも紹介するので、ぜひ一度確認してから申し込み手続きをしてみてください。
小平市の粗大ゴミ回収の申し込み方法
小平市で粗大ゴミを廃棄したいときは、事前に申し込みをしておかなければなりません。申し込み方法は全部で3通りあり、どの申し込み方法でも簡単に申し込みができます。
自分が利用しやすい方法で申し込んでみましょう。
インターネットを利用して申し込む
インターネットからの申し込みは小平市粗大ごみ受付センターインターネット受付から手続きができます。
申し込み手順を確認していきましょう。
- インターネット受付のサイト下部にある「新規申込」をクリック
- メールアドレスを入力し、返信メールにあるURLを開く
- 必要項目を入力する
出典:小平市粗大ごみ受付センターインターネット受付 お客様確認
出典:小平市粗大ごみ受付センターインターネット受付 粗大ごみ申込
入力事項は排出品目、申込者情報、収集開始日です。排出品目は一度に20項目の入力欄があるので、廃棄を希望する品がたくさんある場合は、数が確定してから申し込みをするといいでしょう。
電話で申し込む
電話での申し込みの場合は下記の連絡先に電話をしてください。
小平市粗大ごみ受付センター 電話番号 | 03-5715-1774 |
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受付時間 | 月曜日~土曜日 (祝日を含む) (12月29日から1月3日までの年末年始を除く) 8:30~18:00 |
申し込みの際に収集日と手数料の金額が伝えられるので、メモの準備をしておきましょう。また収集日の希望がある場合は、希望日の1週間以上前に電話をする必要があります。
窓口で申し込む
直接話したほうがわかりやすいという人は、窓口での申し込みが可能です。窓口はリサイクルセンター内にあります。
申し込み窓口 | 資源循環課(リサイクルセンター) 小平市小川東町5丁目19番10号 |
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受付時間 | 月曜日~金曜日 (祝日を含む) (12月29日から1月3日までの年末年始を除く) 8:30~17:00 |
手数料の減免申請をする場合は窓口でなければ手続きができないので、注意が必要です。
小平市の粗大ゴミの回収方法
小平市の粗大ゴミ回収の方法と、回収の流れを解説します。せっかく申し込みができても、正しい方法でゴミ回収日に廃棄していなければ、回収してもらえない可能性があるため、廃棄の流れは事前に確認しておきましょう。
1. 手数料分の金額のシールを購入する
申し込みをすると必要な処理手数料が伝えられるので、その金額分の廃棄物処理シールを回収日までに購入しておきます。購入場所は市内、近隣のスーパーマーケット、ドラッグストア、コンビニなどの廃棄物処理シール取扱所やリサイクルセンターです。
自宅近くの取り扱い店を調べたいときは、廃棄物処理シール取扱所のサイトで検索してみてください。
2. シールを貼って回収時間までに出す
回収日の当日、シールに「名前」「申込日」を記入し、廃棄物に所定の金額のシールを貼ります。金額に不足があると回収してもらえないので、間違えないように貼りましょう。
排出物は申し込み時に決めた排出場所に回収時間の8:30までに出します。回収時に立ち合いは必要ないので、廃棄物は置きっぱなしで問題ありません。
3. 収集開始日から4日以内に回収
小平市では回収日から土曜日・日曜日、祝日を除いた4日以内に回収し終えるように、市内を回っています。そのため、回収開始日の夜にそのまま残っている、ということも考えられるでしょう。
またゴミの種類によって回収するトラックが異なるため、一緒に出したゴミでも一部だけ回収され、一部はまだ残っているということもあります。回収開始日から4日以上たっても回収されていない場合は、確認の電話を入れましょう。
小平市で粗大ゴミとして出せないもの
粗大ゴミに該当しそうな大きさや素材のものでも、一部小平市の粗大ゴミ回収では受け付けられないものがあります。申し込みをする前に、自分の廃棄物が粗大ゴミとして廃棄が可能な物かどうかを確認してから手続きを取りましょう。
家電リサイクル法に定められた家電
洗濯機(乾燥機)、テレビ、冷蔵庫(冷凍庫)、エアコンの4種の家電は家電リサイクル法という法律に基づいた処分をしなければならないと決まっています。そのため自治体の粗大ゴミ回収では対象外です。
これらの家電を処分したいときは、家電を購入した家電量販店や、不用品回収業者などに有料で引き取りを依頼して処分しましょう。
パソコン
パソコンは内部をリサイクルすることから、パソコンメーカーが回収をしているため、自治体では取り扱いができません。処分したいパソコンのメーカーが指定する方法に従って回収してもらいましょう。
また、小平市在住の方は、国が認可したリネットジャパン株式会社へ回収を申し込むと、無料でパソコンの回収を行ってくれます。宅配で回収できるので、どこかへ持ち込む手間をかけずに処分が可能です。
小平市の処理施設能力を超えるもの
小平市の処理施設の処理能力を超えるものは回収対象外です。例としては土、石、コンクリート、消火器、耐火金庫、自動車のタイヤ・バッテリーなどが挙げられます。
これらの廃棄物はそれぞれ専用に廃棄を請け負う業者があるので、有料になってしまう場合もありますが、民間の処理会社に処分を依頼しましょう。
事業から出るゴミ
小平市の粗大ゴミ回収は家庭で出たゴミに限定されています。事業で出た粗大ゴミや、ガス器具、風呂器具などの専門交換業者を介して不要になったものなどは回収対象外です。
それぞれ廃棄ができる民間の処理施設に依頼して、処分するようにしてください。専門交換業者が介している場合は、その業者に廃棄まで依頼しましょう。
粗大ゴミの手数料と支払い方法
粗大ゴミの廃棄には、排出物の重さや大きさ、種類に応じた処理手数料がかかります。料金は品ごとに決まっていて、申し込み時に金額が指定され、回収日までに指定のシールを購入することで支払いが完了するシステムです。
主な粗大ゴミの処理手数料
排出物 | 手数料 |
---|---|
こたつ(電気こたつ) | 200円 |
じゅうたん、カーペット | 200~600円(大きさに応じて) |
ソファー(一人掛け) | 600円 | 電子レンジ | 1,000円 |
このほかの主な粗大ゴミの手数料は粗大ごみの≪電話・窓口≫申込みで確認ができます。
廃棄物処理シールの購入場所
手数料を支払うためのシールは小平市内、近隣のスーパーやコンビニ、ドラッグストアなどの廃棄物処理シール取扱所で購入が可能です。
自宅近くの取り扱い店がわからない場合は、廃棄物処理シール取扱所から確認ができます。どこのお店でも共通の価格です。貼り間違えたり、購入し間違えたりして手数料が足りない場合は、回収日に出しても回収してもらえません。ミスがないように確認しておきましょう。
粗大ゴミ処理手数料の減免申請
粗大ゴミの処理には一般的に手数料が発生しますが、一部の条件を満たす人のみ、減免措置が受けられます。条件は以下の通りです。
条件 | 申請に必要な証明書 |
---|---|
生活保護を受給している | 受給証明書 |
児童扶養手当を受給している | 手当受給証書 |
特別児童扶養手当を受給している | 手当受給証書 | 国民年金の遺族基礎年金を受給している | 年金証書または年金振込通知書 |
中国残留邦人等支援給付を受給している | |
身体障害者手帳1級または2級を所持している方がいて、全員の市民税が非課税である | 身体障害者手帳 |
愛の手帳1度または2度を所持している方がいて、全員の市民税が非課税である | 愛の手帳 |
精神障害者保健福祉手帳1級を所持している方がいて、全員の市民税が非課税である | 精神障害者保健福祉手帳 |
以上のいずれかの項目に該当する場合は、手数料の減免申請が可能です。それぞれ対象者であることを証明する証明書を持って、窓口で粗大ゴミ回収の申し込みと共に申請しましょう。
小平市の粗大ゴミに関してよくある質問
小平市の粗大ゴミ回収に関して、よくある疑問点について解説します。回収手順にミスがあると、せっかく申し込んだのに回収してもらえないということになってしまうかもしれません。事前に疑問点がないよう確認しておきましょう。
粗大ゴミの直接持ち込みはできる?
自治体によっては粗大ゴミの処理施設まで直接持ち込んで廃棄するところもあります。しかし小平市では直接ゴミの持ち込みはできません。
直接持ち込みがあると焼却施設周辺が混雑したり、施設内での安全確保ができなかったりすることが理由です。大量の荷物で戸別回収が大変な場合は、民間の不用品回収業者への依頼も検討してみましょう。
粗大ゴミかどうか迷うときは?
粗大ゴミで出すべきか、可燃や不燃ゴミで出すべきか迷うことはありませんか。小平市では粗大ゴミに大きさの基準を設けていないので、分別がわかりづらいものもありますよね。そんなときは排出品目一覧で確認してみましょう。
また分別を教えてくれるアプリもあります。小平市ごみ分別アプリからダウンロードが可能です。
両方の方法で確認できない場合は、リサイクルセンターに電話で問い合わせてみましょう。
申し込み後にキャンセルはできる?
申し込んだ後に都合が悪くなった場合は、キャンセルが可能です。収集予定3日前までのキャンセルなら、インターネットからキャンセル可能なので、小平市粗大ごみ受付センターインターネット受付から手続きをしましょう。
収集予定3日前より直前のキャンセルは、粗大ゴミ受付センターに直接電話をしてキャンセルの相談をしてください。
捨てる以外に粗大ゴミを手放す方法
粗大ゴミを捨てるには手数料も手間もかかります。また、まだ使えるのに都合で使わなくなったものを捨てるのはもったいないですよね。そこで捨てる以外に粗大ゴミを手放す方法を紹介します。
回収申し込みをする前に、以下の方法も一度検討してみてください。
ジモティーを利用して譲る
小平市では、まだ使える粗大ゴミはリユースを勧めていて、株式会社ジモティーと提携して地域の情報掲示板で不要になったものをお互いに譲り合う活動に力を入れています。
ジモティーはまだ使える家具家電やベビー用品など、使わなくなった品を手放したい人と欲しい人をつなぐアプリです。直接手渡しで譲渡するので、送料負担はありません。
売るほどではないが、まだ使えてもったいない品がある人は、一度出品してみてはいかがでしょうか。
不用品回収業者に回収してもらう
使えなくなった不用品が多く、一度に回収してしまいたいという人は、民間の不用品回収業者に依頼することがおすすめです。量が多くても対応してくれるうえに、家の中からの運び出しから処分までになってくれるところが大半で、手間もかかりません。
家電リサイクル法に基づいた処分が必要な家電もまとめて対応可能で、一回ですべての不用品を片付けることができますよ。
フリマサイトで販売する
まだ使えるきれいな品で、比較的梱包や発送が簡単な物は、フリマやオークションアプリで販売することがおすすめ。販売料金を自分で設定できるので、不用品を手放せて買取金額も入ってきてお得です。
梱包や発送の手間がかかることが面倒に感じるかもしれませんが、販売利益が大きいものならデメリットよりメリットが上回るのではないでしょうか。
手順やルールを確認してから申し込もう
小平市での粗大ゴミの回収方法や申し込み方法、手数料の支払い方法などを解説しました。
小平市では粗大ゴミに分別されるサイズや素材のルールがありません。そのため、可燃ゴミや不燃ゴミとして処理できるものなのか、粗大ゴミなのか、悩むことも多いでしょう。
せっかく申し込みをしたのに、回収してもらえなかった、二度手間になったということを防ぐためにも、あらかじめルールを把握しておく必要があります。スムーズに粗大ゴミ廃棄が終えられるよう、不明点は事前に確認しておきましょう。