豊中市の粗大ごみ回収方法は?ごみ回収手数料や排出条件も解説

  • 2024年7月19日

大阪府豊中市に住んでいても、日常的に回収のない粗大ごみの回収方法を知らない人は多いのではないでしょうか。

豊中市では月に1回、予約者を対象として粗大ごみ回収をしています。予約はネットや電話が利用でき、手順は簡単です。

しかし方法を知らなければ、廃棄したい日までに間に合わなかったり、家の中にため込んでしまったりする可能性もあるでしょう。

本記事では、豊中市での粗大ごみの回収方法や予約方法について解説します。よくある質問へも回答するので、参考にしながら回収を進めてみてくださいね。

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豊中市で粗大ごみとして回収できるもの

まずは、あらためて豊中市が粗大ごみとして定めているものを確認しましょう。

ごみの大きさだけでなく、各種法律や材質によって細かく分類されているので、意外なものが粗大ごみ扱いになるケースも少なくありません。

一部の条件を満たした電気機械器具

電気機械器具とは、家庭で使用する電化製品やケーブル、付属品のことです。乾電池で動く製品も粗大ごみの対象となります。

大きさは最大の辺または径が30cm以上のものです。それ以下のサイズであれば、不燃ごみとして出しましょう。

ただし、家電リサイクル法などの対象である以下の品目は該当しません。法令に従った処分が必要になります。

  • エアコン
  • テレビ
  • 冷蔵庫・冷凍庫
  • 洗濯機・衣類乾燥機
  • パソコン

市指定ごみ袋に入らないもの

対象物を1つの袋に入れて、袋の口が結べない大きさのものは粗大ごみです。
対象物を袋に入れた際にガムテープで封をしたり、2つの袋を交互に被せて入口を塞いでいる状態は、袋に入っているとみなされません。

また、電気機械器具の場合は、最大の辺または径が30cm以上のものが粗大ごみになるため、 市指定ごみ袋に入る大きさでも注意が必要。詳しくは、先に述べた「一部の条件を満たした電気機械器具」の項目をご確認ください。

豊中市で粗大ごみとして回収できないもの

豊中市のごみを処理する施設で対応できないものは、粗大ごみとして受理されません。
自治体の制度を利用して粗大ごみの回収を依頼する場合、以下の品目に該当するものがないか、事前に確認しておきましょう。

家電4品目

家電4品目とは、家電リサイクル法で定められた、業者による回収とリサイクルを義務付けられた電化製品です。エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機が当てはまります。

回収を依頼できる主な業者は以下の通りです。

  • メーカー
  • 自治体の指定業者
  • 中古買取店
  • 家電量販店

また、家電リサイクル法では家電廃棄時の費用負担が消費者に求められます。品目やメーカーごとに金額は上下しますので、回収前に確認しておきましょう。

パソコン

パソコンは、資源有効利用促進法によって専門業者に回収してもらうことが義務付けられています。回収を依頼できる主な業者は以下の通りです。

  • パソコンメーカー
  • パソコンリユース企業
  • 中古買取店
  • 家電量販店

また、豊中市では小型家電回収ボックスを設置しています。設置場所は市内にある図書館や公共施設の出入り口、スーパーなどです。最大の辺が30センチメートル未満のパソコンなら、無償でボックスに捨てられます。

そのほか

粗大ごみの定義を満たしていても、市内にあるごみ処理施設への収集や、処理そのものが難しい場合、特別な手続きが必要です。

下記の品目は豊中市のごみ収集を利用せず、販売元や専門業者に相談しましょう。

  • 受け入れ基準に適合しないもの(直径15cm・長さ50cm以上の剪定枝など)
  • 爆発物・引火物(高圧ガスボンベ、消火器など)
  • 有害物質(農薬、毒物など)
  • 産業廃棄物
  • 強靭な物(金庫、バーベル、ダンベル、ピアノなど)

豊中市での粗大ごみの回収方法

豊中市では2つの粗大ごみ回収方法があります。

1つ目は「戸別回収」です。回収日の7日前までに予約すれば、自宅周辺に回収車が来ます。回収日は地区ごとに月1回なので、急いで処分することはできません。

2つ目は「直接持ち込み」です。予約は希望日の7日前から当日午前中まで受け付けています。回収日を選びやすいですが、荷下ろしを自分でやる労力がかかります。

双方のメリット・デメリットを検討し、自分に合った方法を選択しましょう。

戸別回収での粗大ごみの出し方

まずは戸別回収の流れを説明します。自宅の前や周辺の道路まで回収車が来てくれるため、事前準備が簡単です。処理場まで粗大ごみを運ぶ車両や人手がなく、時間をかけずにごみ出しを終わらせたい人に向いています。

1. 回収を申し込む

戸別回収の申し込み方法は2種類です。インターネット申し込みと電話申し込みのいずれかを選べます。それぞれ対応時間や受け付けている品目の種類などが異なるので、下記を参考にして申し込んでください。

インターネット申し込み

パソコンやスマートフォンから、豊中市粗大ごみ受付センターにアクセスして申し込みます。

豊中市粗大ごみ受付センターのホームページ


出典:豊中市粗大ごみ受付センター

入力事項は利用者登録用の情報と回収品目です。利用者登録に使ったメールアドレスに確認メールが届くので、必ずチェックしましょう。

電話申し込み

インターネットで申し込みできない特殊な品目などは、電話で申し込めます。連絡先や窓口の対応時間についての詳細は以下の通りです。

連絡先豊中市粗大ごみ受付センター
電話番号0570-666-861 または 06-6486-0530
受付日時月曜日~金曜日 9:00~17:15
(祝日を含む・年末年始を除く)


出典:粗大ごみの出し方|豊中市

FAXで申し込み

聴覚障害・言語障害がある方や外国人の方は、FAXでも申し込めます。粗大ごみ受付センターのFAX番号は「0570-666-725」です。

FAXを送ると粗大ごみ受付センターから折り返しFAXが届き、処理手数料や収集日などがお知らせされます。

用紙に以下の必要事項を明記し、送信しましょう。

  • 自宅のFAX番号
  • 住所
  • 名前
  • 品目
  • 個数
  • ごみを出す場所(収集車が家の前まで入れる場合は”家の前”、入れない場合は”進入不可”と記入)
  • 収集日

2. 粗大ごみ処理券を購入する

申し込みが完了した際に、必要となる粗大ごみ処理券の金額が電話やメールで提示されます。

豊中市の粗大ごみ処理券は300円券と600円券の2種類です。組み合わせて購入し、提示された金額と同額になるように調整する仕組みになっています。

粗大ごみ処理券は、市内のスーパーやコンビニなどで購入可能です。
詳細は豊中市の粗大ごみ処理券販売所一覧から確認できますので、近くの取扱店舗を探す際に活用しましょう。

3. 回収日に指定場所へ出す

回収日の朝になったら、指定場所に粗大ごみを出します。

指定場所は収集車が入れるかなどの条件によって変わりますので、必ずしも家の玄関前とは限りません。必ず、申し込み時に担当者が確認した場所に出してください。

ごみ出しの際は、事前に購入した粗大ごみ処理券を貼り付けます。また、回収時に立ち会う必要はありませんが、詳細な収集時間の指定はできません。午前8:30までに指定場所へのごみ出しを完了させておきましょう。

戸別回収の粗大ごみ手数料

戸別収集で徴収される粗大ごみ手数料は、1品目あたり300~1800円程度です。大きさや材質などを基準に、品目ごとの金額が指定されています。

例えばカラーボックスの場合、処理手数料は以下の通りです。

幅・高さの合計処理手数料
1m未満300円
1m以上2m未満600円
2m以上3m未満900円


出典:粗大ごみインターネット申込み受付品目一覧

自分が処分したい粗大ごみの処理手数料を大まかに把握したい場合は、豊中市の粗大ごみインターネット申込み受付品目一覧から調べられます。

粗大ごみを直接持ち込む方法

戸別回収が利用できない場合に利用できる方法が、クリーンランドへの直接持ち込みです。

通常時は戸別回収が推奨されていますので、急な引っ越しなどで大量の粗大ごみが発生したときなどに利用するケースが多いでしょう。

申し込み・利用手順

直接持ち込みの場合、希望日の7日前から当日午前中までに予約します。連絡先の詳細は以下のとおりです。

連絡先豊中市伊丹市クリーンランド
電話番号06-6841-4498
受付日時月曜日~土曜日 9:00~17:00
(祝日を含む)


出典:直接処理施設に持ち込みをする場合|豊中市

当日は時間厳守、申込者自身の荷下ろしが義務付けられています。予約した時間内に荷下ろしできないと、ごみを持ち帰らなければなりません。事前に分別し、搬入時は素早く作業を終えるようにしましょう。

料金

施設使用料は、持ち込むごみの重さによって定められています。戸別回収と違って、大きさや品目によって細かい計算が必要なわけではありません。

ごみの重さ10キログラムまでごとに105円が加算されます。

粗大ごみ回収に関してよくある質問

粗大ごみに該当するものは種類も多く、申し込み方法も複数あるのでわかりにくい点もあるかと思います。

この記事では、粗大ごみ回収の際によくある質問をまとめていますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

申し込み後のキャンセル・追加方法は?

申し込み後に予約した内容を変更する場合、申し込み先への再連絡が必要です。電話で申し込んだ場合は、粗大ごみ受付センター(0570-666-861)へ問い合わせましょう。

インターネットで申し込んだ場合は、以下の手順でキャンセル・追加できます。

  1. トップページの「申込内容変更はこちら」をクリック
  2. ログイン画面で、登録したIDとパスワードを入力しログイン
  3. 「収集申込内容の確認・変更・取消はこちら」をクリック
  4. 変更内容の選択画面が表示されるので、追加する場合は「一部取消・変更」、キャンセルする場合は「すべて取消」をクリック
  5. 「一部取消・変更」の場合は修正項目を入力し「申込内容確認へ」をクリック
  6. 画面の指示に従って、手続きを完了する

ごみ処理手数料券の払い戻しはできる?

購入したごみ処理手数料券の払い戻しは、一切できません。戸別回収の予約をする前に、自分で金額を計算して購入してしまうと、あとで余計な出費になる可能性があります。

予約を完了し、正式な手数料が確定してからごみ処理手数料券を購入しましょう。戸別回収は遅くとも7日前までに予約が必要です。

確認メールに受付番号がないときの対応方法は?

初めてインターネット受付から申し込みをした人は、粗大ごみ受付センターから直接排出場所の確認をする必要があります。申し込み時点では仮申し込みとなり、排出場所確認後に受付番号が通知される仕組みです。

仮申し込みにおいて収集日の7日前までに排出場所が確認できない場合、キャンセルとなるため注意しましょう。

また、住所等利用者情報の変更があった場合についても、再度排出場所の確認が必要となり仮申し込みになります。

インターネット受付で該当項目がないときの対応方法は?

インターネット受付は、サイズ確認の必要な品目は申し込み対象外です。処分したい品目が申し込みフォーム上で選択できないや、よくわからない場合は電話で問い合わせましょう。

豊中市粗大ごみ受付センターの連絡先は0570-666-861です。オペレーターがサイズを確認しながらごみ処理手数料を計算してくれます。

粗大ごみに出す前にリユースを検討しよう

豊中市では、民間事業者と提携したリユースを推奨しています。

リユースすれば、処分にかかる労力や手数料を削減できます。処分を決断する前にウリドキでのリユースを検討してみてはいかがでしょうか。

ウリドキでは複数社の買取価格を比較しながら売却先を選べるので、お得に不用品を手放せます。

粗大ごみは決められた手順に沿って処分しよう

豊中市での粗大ごみ処分方法について、申し込み方法や費用、注意点などを重要なポイントごとにご紹介しました。

燃えるごみや資源ごみなど、普段から出しているごみと違う処分方法に、わずらわしいことも多いかもしれません。

しかし、インターネットやFAXを活用すれば、電話での申し込みが困難な人も手間をかけずに廃棄できます。この記事を参考に、ご自身に合った方法で粗大ごみ処分を進めましょう。

木暮康雄

木暮康雄 (監修者)

ウリドキ株式会社代表取締役CEO。ウリドキプラスの発行人でもある。
リユース業界での起業・事業運営の経験が豊富でリユースの専門家としてのメディア出演歴も多数。
著書に「リユース革命」(幻冬舎)がある。

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