初心者が買ってはいけないウイスキーは?失敗しない選び方も

  • 2024年8月22日
この記事で解決できるお悩み
  • 買ってはいけないウイスキーの特徴を知りたい
  • 失敗しないウイスキーの選び方を知りたい
  • 初心者におすすめのウイスキーを知りたい

初心者が買ってはいけないウイスキーの特徴について解説します。多数のメーカーがさまざまなウイスキーを発売しており、どの銘柄が良いのかわからないものですよね。

特にウイスキー初心者は、何を基準に選べば良いのか分からず途方に暮れるかもしれません。本記事では、避けるべきウイスキーの特徴についてまとめました。

初心者におすすめのウイスキーはもちろんのこと、口に合わなかった場合のウイスキーの使い方も合わせて解説しています。ウイスキーを始めてみたい方は、ぜひ参考にしてください。

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初心者が買ってはいけないウイスキーの特徴

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購入を避けるべきウイスキーの特徴は以下の3つです。

  • 原材料にスピリッツが入っている
  • ピートの香りが強い
  • 価格が安すぎる・高すぎる

それぞれの理由について、詳しく解説します。銘柄選びで迷っている方はぜひ参考にしてください。

原材料に「スピリッツ」が入っている

ウイスキーの原材料をチェックし、スピリッツが入っているものは避けましょう。スピリッツとは、「ウォッカ」「ジン」「テキーラ」「ラム」など、蒸留酒全般を指す名称です。スピリッツが入ることでウイスキー本来が持つ風味が薄まってしまいます。

原材料は、ボトル裏のラベルに記載されているので、簡単にチェックすることが可能です。ウイスキーの原材料はモルトとグレーンがベースのため、スピリッツが表示されているウイスキーは買わないようにしましょう。

ピートの香りが強い

ウイスキーを飲み慣れていない人にとって、ピートの香りが強いウイスキーは、独特な風味が強烈すぎるため避けたほうが無難です。

ピートは麦芽を乾燥させる際に使われる泥炭のことで、いぶされる工程で麦芽に香りが移ります。ピートは、スモーキーで土のような独特の香りです。

特定のスコッチウイスキーに強く感じることができますが、初心者にはその強烈な香りは受け入れがたく、ウイスキーに対する印象が悪化するかもしれません。そのためまずはクセがなく、飲みやすいウイスキーから始めることが良いでしょう。

価格が高すぎる・安すぎる

価格が安すぎたり高すぎたりするウイスキーは避けたほうが無難です。安すぎるウイスキーでは、原材料にスピリッツが含まれているなど、ウイスキー本来の風味が楽しめません。

一方高すぎるウイスキーは、初心者は価値を十分に理解できない可能性があるでしょう。いわゆる「プレミア化」をして、素材や製法以上の価格がついている場合もあります。純粋に美味しさを求めるなら、価格バランスの良いウイスキーを選びましょう。

【2024年最新】初心者が買ってはいけないウイスキー5選

ここでは、初心者が避けるべきウイスキーの銘柄をいくつか紹介します。あくまで「初心者におすすめできない」というだけなので、ウイスキーに慣れてきたら挑戦してみてください。

ラフロイグ10年



ラフロイグ10年は、初心者に不向きなウイスキーの代表格です。その理由は、ラフロイグが持つ強力なピート香にあります。上述の通り、ピート香は泥炭を燃やして麦芽を乾燥させる工程で生じる香りであり、スモーキーで土っぽいことが特徴です。

ラフロイグはピート香が特に強いことで知られており、人によっては海藻や薬品のような印象を受けるでしょう。また、アルコール度数も46%と高めであることから刺激が強く、ウイスキー初心者にはハードルが高い銘柄です。

アードベッグ10年

アードベッグ10年は、2008年に「ワールド・ウイスキー・オブ・ザ・イヤー」を受賞したこともある人気のウイスキーです。しかし、ラフロイグと同様にピートの香りが強く、初心者にはおすすめできません。

柑橘系のフルーティーさも感じられる複雑な風味は、初心者には個性が強すぎるでしょう。初心者は、クセの少ないウイスキーから慣れていくことがおすすめです。

トリス クラシック

トリスクラシックは、サントリーが製造するウイスキーですが、初心者には不向きとされています。比較的安価なウイスキーとしてスーパーやコンビニなどで手軽に購入できる反面、熟成によるウイスキーの重厚な風味や味わいを感じられません。

熟成が短いことで味や香りが薄く、人によってはアルコールによる刺激しか感じないでしょう。また、スピリッツが使用されていることも、ウイスキーの香りを損なってしまう理由のひとつです。

スナズ ウイスキー

スナズ ウイスキー

イオン系列にて販売されているスナズウイスキーも、ウイスキー初心者が避けるべき銘柄のひとつでしょう。ウイスキー本来が持つ風味を損なってしまうスピリッツが非常に多く配合されているからです。

なかには消毒用エタノールのような味がするという口コミもありますが、これはスピリッツの配合量が多いことが関係しています。ウイスキーの味わいを知るためであれば、ほかのブランドを選択しましょう。

山崎12年

山崎12年は国内外から高い評価を得ているシングルモルトウイスキーであるものの、初心者には向かない銘柄と言えるでしょう。価格が高いうえに入手がむずかしいことから、初心者が気軽に試すにはハードルが高いためです。

高い評価を獲得しているウイスキーの複雑な味わいを理解することは簡単ではありません。12年という長期熟成によって生まれた深い味わいは、ある程度ウイスキーを飲みなれてから、チャレンジするのがよいでしょう。

失敗しないウイスキー選びのポイント

初心者がウイスキー選びで意識すべきポイントは、大きく3つあります。この3つを抑えるだけで、銘柄選びで大きく失敗することを避けられるでしょう。ここでは、失敗しないウイスキーの選び方について解説します。

自分の好みに合った味・香りを選ぶ

ひと口にウイスキーといっても、生産地域や熟成年数の違いによってまったく味わいが異なります。

たとえば、フルーティーな香りを好む人はハイランドモルトを、スモーキーな風味を楽しみたい人はアイラモルトをといった具合で選ぶと良いでしょう。また甘みを求める人は、バーボンやアイリッシュウイスキーが適しているかもしれません。

ウイスキーごとの特徴を理解したうえで、自分の好みに合う銘柄を購入しましょう。

ユーザーレビューを見る

ユーザーレビューを見ることで、ウイスキーの味や香りについて、リアルな情報を知ることができるでしょう。メーカーが記載する商品情報は、各製品の魅力を伝えるために作られており、長所がしばしば強調されています。

そのことから、ウイスキーを飲み慣れていない初心者には魅力的にみえてしまい、過度に期待を持ってしまう可能性も否めません。

一方、ユーザーレビューは実際に飲んだ人の率直な意見が反映されており、製品の長所だけでなく短所も含めたコメントが投稿されています。すべてを鵜呑みにはできませんが、レビュー数や評価ポイントを確認することで、ウイスキー選びで失敗しにくくなるでしょう。

専門店での購入や試飲の活用

お酒の専門店を利用することも、失敗しないウイスキー選びの重要なポイントです。専門店には豊富な知識を持つ店員がいることが多く、味の好みや予算に応じて、おすすめのウイスキーを探してくれるでしょう。

また、お酒専門店では試飲サービスを行っている場合があります。試飲してから銘柄を選べれば、口に合わないものを買ってしまうリスクを回避することが可能です。また複数の銘柄を比較できれば、自分の好みに合う銘柄を発見できます。

専門店でのアドバイスや試飲サービスを通じて、ウイスキーの知見を深めることも、ウイスキー選びで失敗しないためのポイントです。

初心者におすすめのウイスキー5選

初心者も飲みやすい、おすすめのウイスキーを紹介します。スピリッツが入っておらず、買いやすい価格帯のウイスキーから5つ厳選しました。「ウイスキーを飲んでみたいけど、どれを選べば良いのか分からない」という方は、ぜひ参考にしてください。

オールドパー 12年

オールドパー12年は、バランスの取れた味わいが特徴のスコッチウイスキーです。フルーツのような上品な甘さに加えて、かすかなピート香も感じられ、ウイスキー特有の複雑な風味を楽しめます。

熟成による深みと、ほどよい甘みが調和し、初心者でも飲みやすい仕上がりです。和食との相性もよく、コストパフォーマンスに優れた銘柄として人気があります。

バランタイン ファイネスト

バランタイン ファイネストは、バランスの取れた味わいが特徴です。フルーティーで甘い香りが広がり、まるで蜂蜜やバニラのような甘さを感じることができます。口当たりは非常に滑らかで、クセが少なく飲みやすいでしょう。

また価格も手頃で、コンビニやスーパーで手軽に購入できることもあり、ウイスキー初心者にも親しみやすい銘柄です。

シーバスリーガル 12年

シーバスリーガル 12年は、スコッチウイスキーの中でも特にバランスの取れたブレンデッドウイスキー(※)として知られています。華やかなアロマとナッツの香ばしい香りに加えて、りんごや洋梨のようなフルーティーな味わいが特徴です。

口当たりは非常に滑らかで、クリーミーな舌触りが楽しめます。クセが強くなく親しみやすいやわらかな風味と手頃な価格帯から、ウイスキーに不慣れな初心者におすすめのウイスキーです。

(※)モルト原酒(大麦)とグレーン原酒(トウモロコシやライ麦)を混ぜ合わせて作られるウイスキー

モンキーショルダー ブレンデッド モルト

モンキーショルダー ブレンデッド モルトはフルーティーでスムースな口当たりが特徴で、洋梨と柑橘類、バニラのような甘い香りが楽しめます。クセが少なく飲みやすいため、ウイスキー初心者にも親しみやすい銘柄です。

ストレートはもちろん、ロックやハイボール、カクテルベースとしても楽しめるでしょう。手頃な価格で100%ピュアモルトウイスキーを楽しめる点も魅力として挙げられます。

ジェムソン スタンダード

ジェムソン スタンダードは、青リンゴを想起させる爽快でフルーティーな風味を感じられるウイスキーです。ナッツやバニラ系の甘い香りに、シェリーの甘味が複雑に混ざり合い、バランスの取れたなめらかな味わいが感じられます。

フィニッシュはスムースで長い余韻を残さず、クセも少ないウイスキーです。手頃な価格帯に加え、取り扱い店舗も多く、気軽に入手できる点も大きな魅力でしょう。

飲めないウイスキーの活用方法

購入したものの、飲みきれないウイスキーは、ストレートで飲む以外の方法で活用してみてはいかがでしょうか。ウイスキーは料理に深みを持たせたり、食事以外の場面で活用させたりすることが可能です。ここでは、ウイスキーの活用方法について解説します。

カクテルにする

自宅でも手軽に作れるカクテルに、ウイスキーを活用することはいかがでしょうか。

  • ハイボール
  • ウイスキーミスト
  • ハニーミルク・ウイスキー

ハイボールはウイスキーと炭酸水を混ぜるだけのシンプルなカクテルとして定番です。ウイスキー1に対して炭酸を3〜4の分量で注ぎ、軽く混ぜるだけで完成します。

ウイスキーミストは、氷の代わりにクラッシュアイスを使用するだけのカクテルで、ロックと水割りの中間の味わいが楽しめるカクテルです。

ハニーミルク・ウイスキーは、ウイスキーと牛乳を1:3の割合で混ぜ、ハチミツを適量加えます。クセの強いウイスキーもまろやかになり、飲みやすくなるでしょう。

どれも簡単に作れて味わいも変化するので、試してみてはいかがでしょうか。

料理に使う

料理の隠し味として、ウイスキーを活用する方法があります。カレーやシチューなどの煮込み料理に加えると、深いコクとなめらかな味わいをプラスしてくれるでしょう。

ステーキなどの香り付けとしてもウイスキーは優秀です。フランベと呼ばれる調理法にバーボンウイスキーを活用すると、スモーキーな香りとコクが加わります。

アイスにかける方法もおすすめです。バニラアイスに適量のウイスキーをかけるだけで、大人向けの上品なデザートに早変わりします。

オリジナルの香水を作る

ウイスキーをオリジナルの香水として活用することで、独自の香りを楽しめます。無水エタノールにウイスキーを数滴加えてウイスキーの香りをベースとして使う方法です。

香りのブレンドとしてエッセンシャルオイルを加えてから、数日から1週間ほど寝かせてなじませることで、ウイスキーの独特な香りがベースとなったオリジナルの香水が作れます。

組み合わせによりさまざまな香水が作れるため、ウイスキーが余ってしまった場合の活用方法としておすすめです。

革靴を磨くのに使う

ウイスキーを使って革靴を磨く方法を「モルトドレッシング」と呼びます。モルトドレッシングの特徴は、ウイスキーのアルコール成分が油性クリームを溶かして、革への浸透を促す効果があることです。

基本的な革靴の手入れを行ったあと、仕上げにウイスキーを使います。油性クリームを革靴に塗り込んだあと、ウイスキーで湿らせた布に油性クリームを加えて表面をなでるように塗り重ねてみてください。

この作業を繰り返すことで、革靴にツヤが出てきます。飲み切れないウイスキーがあれば試してみてはいかがでしょうか。

買ってはいけないウイスキーは避けられる

多数の種類があるウイスキーは、何を基準にして選べば良いのか分からないものです。しかし、本記事で紹介したポイントを踏まえておけば、ウイスキーのハードルが大きく下がり選びやすくなるでしょう。

特にウイスキーに不慣れなうちは、ウイスキー特有のピート香に、抵抗を感じるかもしれません。まずはクセの弱いウイスキーから慣れていき、さまざまな飲み方を試してみてはいかがでしょうか。

本記事の画像・買取実績・価格・口コミなどの出典
出典:Amazon,Yahoo!ショッピング,トップバリュ

木暮康雄

木暮康雄 (監修者)

ウリドキ株式会社代表取締役CEO。ウリドキプラスの発行人でもある。
リユース業界での起業・事業運営の経験が豊富でリユースの専門家としてのメディア出演歴も多数。
著書に「リユース革命」(幻冬舎)がある。

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