クォーツ式時計の寿命|修理のタイミングや一生モノかを解説

  • 2024年9月30日
この記事で解決できるお悩み
  • クォーツ式時計の寿命を知りたい
  • クォーツ式時計の特徴を知りたい
  • クォーツ式時計を長く使うコツを知りたい

本記事では、クォーツ式時計の寿命とともに、機械式時計との違いやメリット・デメリット、長く愛用するコツなどを解説します。

クォーツ式時計を所持していたり、購入を検討していたりして、寿命が気になっている方もいるのではないでしょうか。

クォーツ式時計だけでなく、機械式時計やソーラー時計の寿命も解説するので、時計購入を検討している方はぜひ参考にしてください。

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クォーツ式時計とは

クォーツ式時計とは、簡単に説明すると電池で稼働する時計のことです。電圧がかかると正確に振動する水晶(クォーツ)の性質を活用した時計で、1927年にアメリカのマリソンによって発明されました。

1969年に世界初のクォーツ式時計「アストロン」がセイコーから発売されています。日差数秒から数十秒の機械式時計が当たり前の時代でしたが、アストロンは、日差±0.2秒・月差±5秒という高精度な時計として注目を集めました。

クォーツ式時計のメリットとデメリットを確認しましょう。

メリット

クォーツ式時計のメリットは、大きく3つ挙げられます。

  • 安価で入手できる
  • 衝撃に強い
  • 精度が高い

クォーツ式時計は、大量生産ができるため、機械式時計に比べて安く購入可能です。内部のパーツが少なく、外部からの衝撃に比較的強いことも特徴。

時刻の正確さも魅力です。機械式が一般的に日差数秒から数十秒である一方、クォーツ式は月差±20秒ほどで、大きな差があります。

デメリット

クォーツ式時計のデメリットは、大きく2点です。

  • 多機能搭載がむずかしい
  • 資産価値が評価されにくい

クォーツ式は、複雑なつくりの歯車やスプリングではなく電子回路を使用しているため、機能を組み込みにくいという特徴があります。高級ブランドでは、多機能モデルも発売されていますが、基本的には複雑な機能を持ち合わせていません。

また、一つひとつのパーツの組み合わせが美しい機械式に比べると、単純な構造のクォーツ式は、資産性が低くなりやすいです。

クォーツ式時計の寿命

クォーツ式時計に使用されている電子回路には寿命があります。電池を交換しても、電子回路に寿命が来ていれば動きません。

ブランドやモデル、使用方法などにより前後しますが、一般的なクォーツ式時計の寿命は10年で、長くて20年ほどです。

メーカーが部品を保有していれば、電子回路の修理に対応してもらえます。パーツ保有期間はメーカーによって異なるため、修理を希望する場合は事前確認が必要です。

機械式時計の寿命

クォーツ式時計に比べて構造が複雑な機械式時計は、使い方によって寿命に大きな差が発生します。

オーバーホールを継続的に行い、時計を丁寧に使用すれば数十年近く使用可能です。一方で、雑な扱い方によって数年で寿命を迎えるケースもあります。

機械式時計の寿命を延ばすためには、定期的なオーバーホールが欠かせません。しかし、同時計の生産が終了し、メーカーが保有するパーツがなくなれば、修理してもらうことは不可能です。

ソーラー時計の寿命

ソーラー時計は、電池交換の必要がなく、長持ちすると思っている方も多いのではないでしょうか。しかし、ソーラー時計にも寿命があります。一般的には7~10年前後で、永久使用はできません。

ソーラー時計は内部に充電できる二次電池を搭載しており、充電と放電を繰り返して稼働する構造です。長年使用することで二次電池の性能が低下していきます。最終的に充電されないなどの不具合が発生するため、電池交換が必要です。

クォーツ式時計を長く愛用する方法

クォーツ式時計を、できる限り長く使いつづけるためには、どのような点に気をつけるべきか気になるところですよね。

ここでは、クォーツ式時計を長く愛用する方法をいくつか紹介します。

定期的にお手入れする

クォーツ式時計を長く愛用するには、時計を使い終えたら、自宅でできるお手入れを欠かさず行うことが大切です。日々お手入れすることで、汗や皮脂汚れなどの劣化につながる原因を除去できます。

基本的には、やわらかい布を使い、時計全体の汗や皮脂汚れをやさしく拭き取りましょう。バンドの隙間汚れは、綿棒やソフト仕様の歯ブラシを活用して落としてください。

力を込めすぎたり、硬い繊維の布を使ったりすると、時計が傷つくため注意が必要です。

磁気に近づけない

クォーツ式時計は比較的磁気に強いですが、まったく影響を受けないわけではありません。特に、アナログタイプはデジタルタイプよりも磁気の影響を受けやすく、故障につながる可能性があります。

強い磁気を発生させる電化製品の一例は、以下のとおりです。

  • 電子レンジ
  • ヘアドライヤー
  • パソコン
  • スマートフォン
  • こたつ
  • 掃除機
  • ヘアドライヤー
  • 電気カミソリ

よく使う電化製品の多くは、磁気を発生させているため、使用時はもちろん保管する際も近づけないようにしましょう。

水気・湿気に注意する

クォーツ式時計は、日常防水機能を搭載しているモデルも多数流通しています。しかし、永遠に水分に強いわけではありません。時計を長く使っていると防水機能は低下していき、湿気や水分はダメージとして蓄積されていきます。

日常生活のなかでは、炊事や洗濯に加え、入浴が湿気や水分を多く浴びる機会でしょう。こうしたタイミングでは時計を外し、水回りに近づけないなどの対策が必要です。

湿気や水気により、クォーツ式時計内部の電子回路がショートすることもあるため、気をつけてください。

クォーツ式時計を修理に出すべきタイミング

定期的なオーバーホールが必須の機械式時計に比べて、メンテナンス機会が少なくなりがちなクォーツ式時計は、どのようなときに修理を依頼すべきなのでしょうか。

ここでは、クォーツ式時計を修理に出すタイミングについて解説します。

故障したとき

クォーツ式時計が動かなくなってしまったときは、速やかに修理に出しましょう。

クォーツ式時計の故障の原因はさまざまです。

  • 電池切れの放置
  • 内部パーツの不具合
  • 電子回路の劣化
  • 針のズレやゆがみ
  • 潤滑油の劣化

正規店や修理店といった専門店でなければ、故障の原因が特定できないケースもあります。動かないなどの不具合を放置していると、劣化が進み修理できなくなるリスクがあるため、早めに対処しましょう。

オーバーホールを依頼するとき

クォーツ式時計は、機械式時計に比べて細かなパーツが使われていないことから、推奨されるオーバーホールの頻度は高くありません。しかし、長く使っていくためには、5~6年を目安にオーバーホールをしたほうが良いでしょう。

オーバーホールとは、時計を分解して洗浄や調整、油の交換などをひと通り行う作業です。高い技術力と知識が求められることから、メーカーや専門店に依頼する必要があります。良い状態を保つためにも、定期的なオーバーホールを心がけましょう。

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店舗の詳細は、公式サイトの店舗一覧にて確認できます。ぜひ自分に合った店舗を見つけ、クォーツ式時計の高価買取を目指してみてください。

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店舗情報

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古物商許可番号神奈川県公安委員会 第451380001308号
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その他特徴

クォーツ式時計の寿命は10年が目安

クォーツ式時計は、機械式時計に比べて単純な構造であることから、生産コストが安く仕上がります。高い精度や耐久性に加え、安価で入手できることがメリットです。

一般的な寿命は10年ほどであり、電池切れなどの不具合があった場合に、いち早く専門家に依頼して修理することが、時計を長持ちさせることにつながります。

手元のクォーツ式時計を長く愛用できるように、本記事で紹介したお手入れ方法を取り入れてみてはいかがでしょうか。

本記事の画像・買取実績・価格・口コミなどの出典
出典:オメガ,タグホイヤー,おたからや,Google

木暮康雄

木暮康雄 (監修者)

ウリドキ株式会社代表取締役CEO。ウリドキプラスの発行人でもある。
リユース業界での起業・事業運営の経験が豊富でリユースの専門家としてのメディア出演歴も多数。
著書に「リユース革命」(幻冬舎)がある。

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