パワフルで高音質な音楽が楽しめるヘッドホンアンプ。
そんな、ヘッドホンアンプを新しく購入する時には、音質や機能にこだわると、より音楽を楽しめるようになります。
そこで今回は、タイプを据え置き型に限定して、ヘッドホンアンプを選ぶ時にどんな事をチェックして選べば、よいかが分かる「選ぶコツ」をご紹介します。
そして、おすすめの据え置き型ヘッドホンアンプをランキング形式でご紹介しますので、買い替えをお考えの方はぜひチェックしてみて下さい。
また、それまで使っていたヘッドホンアンプを高く売るためのコツも最後にご紹介しますので、処分をお考えの方はそちらもぜひ参考にしてみて下さい。
※本記事内で紹介している価格は、2018年4月25日時点のものです。
選ぶときのコツ
音質をチェック
ヘッドホンアンプを選ぶには、まずは音質で選ぶことが重要です。具体的には、ハイレゾやDSDに対応しているかをチェックしましょう。
ハイレゾ
ハイレゾとは、録音した音源に近い高解像度の音源データのことを言います。
このハイレゾ対応製品なら、CDよりも多くの情報量の音源を楽しむことが出来て、臨場感のある音を聴くことが可能。
DSD
そしてDSDとは、フィリップスとソニーが開発したもので、音声をデジタル化する方式の一つのことを指します。
特徴は、アナログの質感に近い音を楽しむことが出来ることです。
このハイレゾや、DSDに対応しているヘッドホンアンプなら、より高音質で音楽が楽しめるため、ぜひチェックしてみて下さい。
電源のタイプ
次は、電源のタイプを確認しましょう。
ヘッドホンアンプの電源には、AC電源、乾電池、USB電源の3種類があります。
AC電源
据え置き型のヘッドホンアンプには、AC電源が採用されていることが多くなっています。
より高音質を意識したい場合には、このタイプがおすすめ。
乾電池
また、乾電池タイプは、軽量で小型のポータブルタイプに採用されていることが多くなっています。
USB電源
そして、USB電源タイプは、PCに接続することで使えるタイプとなっています。
しかし、このタイプは、電力の供給量に制限があるため、このことが音質の制約につながることが難点。
接続端子を確認
最後は、接続端子の確認です。接続端子の種類が豊富であれば、より幅の広い楽しみ方が出来ます。
ヘッドホン端子
ヘッドホンを接続するための端子で、直径6.3mmの標準プラグと直径3.5mmのミニプラグがあります。
光デジタル端子
光ファイバーのケーブルを使って、デジタル信号を伝送する端子です。ノイズに強いことが特徴で、ケーブルが長くなっても音が劣化しにくいというメリットも。
同軸デジタル端子
デジタル信号を伝送するための端子で、RCA端子を採用しています。マニアの間では光デジタル端子よりも高い評価を得ています。
アナログ端子
アナログ信号で音声を伝送する端子です。赤と白のコネクターになっているため、すぐに分かることが特徴。
USB端子
パソコンとのデータ転送が出来る端子。
ヘッドホンアンプのおすすめランキング
10位 HP-A3
製品情報
- メーカー名:FOSTEX
- 発売日:2010年1月
- 音質:DSD
- 電源:USB電源
- 接続端子:光デジタル端子入力、USB端子、ヘッドホン端子、光デジタル端子出力、アナログ出力端子
- 重さ:450g
- 幅 × 高さ × 奥行:108mm × 36mm × 140mm
おすすめポイント
USB電源タイプのヘッドホンアンプです。
PLL専用電源を搭載することで高い安定化が実現し、音楽スタジオで使われる高インピーダンスヘッドホンもドライブ可能なことが大きな特徴。
また、高級オーディオ用OPアンプやオーディオ用高品位コンデンサーなどのアナログ部品を採用していることも魅力。
そして、USB/デジタル(OPTICAL)のインプットセレクターやヘッドホン/RCA(アナログ)のアウトプット・セレクターを搭載しています。
9位 HP-A8MK2
製品情報
- メーカー名:FOSTEX
- 発売日:2016年7月
- 音質:ハイレゾ、DSD
- 電源:AC電源
- 接続端子:光デジタル端子入力、同軸デジタル端子入力、アナログ入力端子、USB端子、ヘッドホン端子、光デジタル端子出力、同軸デジタル端子出力、アナログ出力端子
- 重さ:3800g
- 幅 × 高さ × 奥行:213mm × 78mm × 315mm
おすすめポイント
音元出版主催 国内最高権威のオーディオビジュアルアワードVGP2017ライフスタイル部門ヘッドホンアンプ(据え置きタイプ)カテゴリーで、金賞を受賞したアンプです。
パソコンやデジタルオーディオ機器、アナログオーディオ機器からの入力が可能で、サンプリング周波数が最大32bit/192kHzに対応しています。
また、SD(SDHC)カードドライブを内蔵しているため、DSFファイル、WAVファイル、AIFFファイルを直接再生することも可能となっています。
8位 HP-A4BL
製品情報
- メーカー名:FOSTEX
- 発売日:2016年1月
- 音質:ハイレゾ、DSD
- 電源:AC電源
- 接続端子:光デジタル端子入力、USB端子、ヘッドホン端子、光デジタル端子出力、アナログ出力端子
- 重さ:630g
- 幅 × 高さ × 奥行:150mm × 34mm × 157mm
おすすめポイント
スタンダードモデルのヘッドホンアンプです。
新開発のオーディオ用コンデンサーと低位相雑音高精度クリスタル(水晶発振器)を採用していることが特徴。
そして、24bit/192kHzまでのリニアPCMオーディオ、11.2MHzまでのDSDオーディオを再生することが可能となっています。(MacOSはDSD5.6MHzまで)
また、デジタルフィルターを搭載しているため、音源に合わせてロールオフ特性やカットオフ周波数を切り替えることが出来ます。
7位 ADI-2 DAC
製品情報
- メーカー名:RME
- 発売日:2018年4月
- 音質:ハイレゾ、DSD
- 電源:AC電源
- 接続端子:ヘッドホン端子、同軸デジタル端子入力、USB端子、ヘッドホン端子、アナログ出力端子
- 重さ:1000g
- 幅 × 高さ × 奥行:215mm × 52mm × 150mm
おすすめポイント
使いやすいシンプルな操作性と最高の音質を実現したヘッドホンアンプです。
PCMとDSD再生が可能で、CDプレイヤー、TV、ブルーレイと接続すれば映画などを高品質な音で楽しむことが出来ます。
また、リモコンが付属しているため、ボタン一つで入力ソースの切り替えもOK。
そして、高解像度IPSディスプレイを採用しているため、クロック表示やオーディオ信号の表示、本体の設定を行うことが出来ます。
なお、明るさ調整や色合いの変更など、好みに合わせて設定可能です。
6位 HP-A4
製品情報
- メーカー名:FOSTEX
- 発売日:2013年11月
- 音質:ハイレゾ、DSD
- 電源:USB電源
- 接続端子:光デジタル端子入力、USB端子、ヘッドホン端子、光デジタル端子出力、アナログ出力端子
- 重さ:500g
- 幅 × 高さ × 奥行:113mm × 34mm × 155mm
おすすめポイント
USB電源タイプのヘッドホンアンプです。
24bit/192kHzまでのリニアPCMオーディオ、5.6MHzまでのDSDオーディオを再生することが出来ます。
また、HI/LOのゲイン切替(10dB)が可能なため、様々なヘッドホンに対応することが出来ます。
そして、デジタルフィルターを搭載しているため、音源に合わせてロールオフ特性やカットオフ周波数を切り替えることが可能。
将来の本体ファームウェアアップデート用にmicroSD(SDHC) カードドライブを内蔵していますが、カード上のオーディオデータ再生は不可となっています。
5位 TA-ZH1ES
製品情報
- メーカー名:SONY
- 発売日:2016年10月
- 音質:ハイレゾ、DSD
- 電源:AC電源
- 接続端子:ヘッドホン端子、光デジタル端子入力、同軸デジタル端子入力、アナログ入力端子、USB端子、ヘッドホン端子
- 重さ:4400g
- 幅 × 高さ × 奥行:210mm × 65mm × 314mm
おすすめポイント
ソニー製ヘッドホンアンプです。
新開発「D.A.ハイブリッドアンプ」を搭載していることが特徴で、高解像度の音質を維持しながら大出力時のデジタルノイズや歪みを低減させることが出来ています。
また、最大でDSD22.4MHz、PCM768kHz/32ビットのハイレゾ音源の再生に対応しています。
そして、「DSDリマスタリングエンジン」を搭載しているため、全てのPCM音源をDSD11.2MHz相当に変換して再生することが可能。
4位 DS-DAC-10R
製品情報
- メーカー名:KORG
- 売日:2015年11月
- 音質:ハイレゾ、DSD
- 電源:USB電源
- 接続端子:アナログ入力端子、USB端子、ヘッドホン端子、アナログ出力端子
- 重さ:1100g
- 幅 × 高さ × 奥行:155mm × 49mm × 184mm
おすすめポイント
音元出版社が、主催のオーディオ銘機賞2017(DAコンバータ部門)や、価格.comプロダクトアワード2016ヘッドホンアンプ・DAC部門賞「銀賞」を受賞しているヘッドホンアンプです。
レコードプレーヤーと直接接続出来ることが特徴で、お手持ちのレコードを高音質で聴くことが出来ます。
また、iPhone用ハイレゾ音楽プレーヤー「iAudioGate」と接続することも可能なため、パソコンよりも気軽に音楽再生を楽しめます。
3位 UD-505
製品情報
- メーカー名:TEAC
- 発売日:2018年1月
- 音質:ハイレゾ DSD
- 電源:AC電源
- 接続端子:光デジタル端子入力、同軸デジタル端子、入力アナログ入力端子、USB端子、ヘッドホン端子、アナログ出力端子
- 重さ:4200g
- 幅 × 高さ × 奥行:290mm × 84.5mm × 248.7mm
おすすめポイント
TEAC製ヘッドホンアンプです。
Bluetoothレシーバー部を搭載しているため、スマートホンやDigital Audio Playerからハイレゾ相当の音源をワイヤレス再生することが可能。
また、5種類のPCMデジタルフィルターと2種類のDSDデジタルフィルターを装備しているため、音楽のタイプやファイル形式に合わせて最適なフィルターを選ぶことが出来ます。
フィルターは、付属のリモコンで簡単に切り替えられるため、音のニュアンスの違いを聴き分けたい方におすすめ。
2位 DA-310USB
製品情報
- メーカー名:DENON
- 発売日:2016年12月
- 音質:ハイレゾ、DSD
- 電源:AC電源
- 接続端子:光デジタル端子入力、同軸デジタル端子入力、USB端子、ヘッドホン端子、アナログ出力端子
- 重さ:1500g
- 幅 × 高さ × 奥行:180mm × 71mm × 197mm
おすすめポイント
DENON製ヘッドホンアンプです。
高速デジタルアイソレーターを搭載しているため、音楽データのみを伝送することができ、PCノイズをシャットアウトすることが可能。
また、USB-DAC機能はDSD11.2MHz、PCM384kHz/32bitの入力に対応しています。
なお、フットを付け替えれば縦置きと横置きのどちらでもOKで、置き方に合わせてディスプレイ表示が自動的に回転してくれます。
ディスプレイ表示は、視認性の高い有機ELディスプレイとなっています。
1位 Qutest
製品情報
- メーカー名:Chord Electronics
- 発売日:2018年4月
- 音質:ハイレゾ、DSD
- 電源:USB電源
- 接続端子:光デジタル端子入力、USB端子、アナログ出力端子
- 重さ:787g
- 幅 × 高さ × 奥行:160mm × 42mm × 72mm
おすすめポイント
Chord Electronics製ヘッドホンアンプです。
同メーカーのコンパクトDAC「2Qute」の後継モデル。
「2Qute」よりも、タイミング・S/N・ダイナミックレンジと、すべての性能の向上が図られています。
また、USB入力でのノイズフィルター機能「ガルバニックアイソレーター」や、4種類のデジタルフィルター、オールアルミニウムのボディーが特徴で、どのような場面でも使えるヘッドホンアンプと言えます。
おすすめ買取店と価格
フジヤエービック
フジヤエービックは、ヘッドホン・イヤホン・ビデオカメラ・三脚などAV機器の専門店です。
30年以上の販売・買取実績があり、HPでは20,000件以上の買取価格を掲載していて、商品の名前や型番、メーカー名などで検索することが出来ます。
そして、買取方法はニーズに合わせて宅配買取、店頭買取、出張買取の3種類から選べます。
宅配買取は、「らくらく梱包キット」が無料で、利用出来て便利な方法です。
また、買取してくれるお店が近くにないという方におすすめの買取方法です。
また、店頭買取は、その場で全額現金支払いをしてくれるため、すぐに現金化したいとうい方におすすめです。
なお、駐車場の30分間無料チケットがもらえるため、車で利用される場合には、さらにおすすめです。
そして、出張買取は、大型の商品の買取にお勧めです。
ただし、東京都内23区及び近郊の方のみが対象となっているため、この点は注意が必要。
また、こちらのお店では、5点以上をまとめて売ると、買取額が5%アップするため、複数のAV機器を処分したい場合には、特におすすめのお店です。
店舗情報
参考買取価格
- 製品名:marantz/HD-DAC1
価 格:¥28,490 - 製品名:audio-technica/AT-HA26D
価 格:¥4,810 - 製品名:STAX/SRM-600 LIMITED
価 格:¥40,060 - 製品名:DENON/DA-300USB
価 格:¥8,910 - 製品名:TEAC/UD-503
価 格:¥40,060 - 製品名:Pioneer/U-05
価 格:¥24,040
高価買取のコツ
AV機器の専門店に売る
据え置き型のヘッドホンアンプを手放すなら、誰でも高く売りたいと考えるものです。
そのためには、いくつか覚えておいてほしい点があるため、ここでご紹介します。
まずは、AV機器の専門店に売ることです。
ヘッドホンアンプは、リサイクルショップなどでも買取は可能です。しかし、専門店に比べると査定額は低くなる傾向にあります。
AV機器を専門に扱っているお店なら、買取られたヘッドホンアンプの販売ルートが確立しているため、リサイクルショップなどよりも、高い査定額を提示してくれます。
そのため、ヘッドホンアンプを処分しようと思ったら、AV機器を専門に扱っているお店に買取依頼することが高価買取に繋がります。
また、近くにそのような専門店がないという場合には、宅配買取を利用すれば専門店に売ることが出来ますよ。
付属品を一緒に査定に出す
付属品を一緒に査定に出すことも重要です。
購入した時の箱や取扱説明書、保証書、接続ケーブル、ACアダプターなどの付属品は一緒に査定に出すことで買取額が高くなるというメリットがあります。
このような付属品が揃っている商品は「完品」と判断されますし、次の買い手が付きやすいため高く買取してもらえるのです。
そのため、買取依頼をしようと思ったら、取扱説明書を見ながら付属品を揃えるようにしてみましょう。
また、新しいヘッドホンアンプを購入したら、売却するまでに付属品をきちんと保管しておくことをお勧めします。
使わないなら早めに売却する
ヘッドホンアンプを持っていても、使っていない場合には早めに売却することも大切です。
ヘッドホンアンプの新製品は、各メーカーから次々に発売されます。
そうなると、型の古いものは需要が下がり査定額も低くなっていきます。
そのため、出来るだけ早く売ることが重要になってくるのです。
ヘッドホンアンプは、新しいモデルに近い製品ほど高く買取してもらえるため、しばらく使っていない、又は新しいヘッドホンアンプに買い替えたいと思ったら、出来るだけ早く売ることが高価買取に繋がります。
今回ご紹介した高価買取のコツは、どれも簡単なことのため、これから査定に出そうとお考えの方は、ぜひ実行してみて下さい。
まとめ
据え置き型ヘッドホンアンプの選ぶコツとおすすめランキングはいかがでしたか?
新しい据え置き型ヘッドホンアンプを選ぶには、様々なコツがあります。
このコツを事前に把握しておけば、より自分に合ったヘッドホンアンプを選ぶことが出来て、音楽を高音質で楽しむことが出来ます。
また、古くなった据え置き型ヘッドホンアンプをお持ちなら、査定に出すことをお勧めします。
買取してもらえば、新しい物の購入費用に出来るため、より安く新製品が手に入れられますよ。