もういらなくなった専門書をお持ちではないですか?
世の中にはもう必要のなくなった学術書・医学書・技術書などを買い取ってくれる専門店が存在します。
通常のリサイクルストアやチェーン店の古本ショップに売るより高く売れやすいので、専門書を売るなら必ず専門店に依頼するようにしましょう。
この記事では「埼玉県」にフォーカスを当てて、学術書や技術書を高く買い取ってくれる専門店について解説していきます。
専門書を売るならどこがいい?
ここで言う専門書とは医学書や学術書建築書、技術書のことを指します。
実用書とは違うの?そう思われた方もいるかもしれません。
実用書と専門書の違いですが、実用書は「すぐに日常生活で役立つような情報が主となっている本」、専門書は「専門分野に関する本、専門家向けの本」ということになります。
分かりやすい表現をすれば、実用書は「専門知識のない人にもわかりやすいよう、くだけた表現が使われている本」、専門書は「読者が一定の専門知識を持っていることを前提として書かれている本」と言えます。
例えば以下のものは専門書に当たると考えていいでしょう。
- 大学の講義・卒論に使った書籍・学術書
- 医学書
- 法律書
- 建築書
- 思想・哲学書
- コンピュータなどの技術書
主に大学・大学院卒業後や転就職のタイミングで専門書を売却する人が多いです。専門書は必ず、専門書を取り扱っている専門店に売るようにしましょう。
専門書を扱う買取店がおすすめ
専門書の査定には高度な専門知識が必要となります。
大手の古本チェーンやリサイクルショップでは専門書の価値を正しく評価できないケースが多く、そういったお店に売ると安く買い叩かれてしまう可能性も少なくありません。
専門書の中にはかなり価値の高い本も存在するので、しっかりとその知識を持った専門店に買い取ってもらうことをおすすめします。
専門書を専門に買い取っているお店の特徴として、IBSNコードやバーコードのない古い専門書でも買い取ってもらえる可能性が高い、という点があります。バーコードのない本は普通の古本チェーンやリサイクルショップではそもそも買取してもらえません。
他にも汚れなどに対する減額リスクが少ないなど、普通のお店に売るのに比べるとメリットばかりです。ぜひ専門店を積極的に活用していきましょう。
大量に売るなら出張買取・宅配買取を利用しよう
近年、買取業界の中で人気を博している買取方法が「出張買取」と「宅配買取」です。
出張買取や宅配買取を利用すれば大量の本を手間なくいっぺんに売れたり、自宅から遠い買取店に売ったりもできます。店頭買取しかなかった頃と比べると、売る側の選択肢は大幅に広がりました。売りやすい時代です。
出張買取はそのお店の「出張対応エリア」に自宅が入っていないと利用できませんので、多くの人は宅配買取の方が便利に使えるかと思います。ただ、超大量の本を売るなら出張の方が便利です。出張は梱包すらしなくてOKなので。
この記事でも出張買取をしているお店は紹介しますので、自宅が出張対応エリアに入っているかどうか各自確認してみてください。
専門書の査定について
専門書の査定基準について解説します。
発行日数
本の情報は時代が進むにつれて古くなっていくもので、長く売れている本は新しい情報に対応するため「改編」「改訂版」などを出します。「第◯版」など、よく見る表記ですね。
新版が出たということはつまり、旧版の情報が「正しくないもの」「古いもの」「信頼性の低いもの」になったということ。この時点で旧版の価値が下がります。
改版を積極的に行う新陳代謝の早い本ほど価値が下がるのが早いので、なるべく早く、せめて新版が出る前には売るようにしたいです。
ただし、すでに情報が確立されている分野や関しては、長年たっても改訂版が出されないこともあり、そういった場合は発行から時間が経っていてもそれなりに高く売れる可能性が高いです。
また例外として、そもそもあまり流通していない希少なものは古かったとしても高額で買い取ってもらえます。いわゆるレア品です。
何の本がレア品に当たるのかなど、我々一般人や大手チェーンの店員には分かりません。専門書の価値を正しく見極められるという点でも専門店に依頼するメリットは大きいです。
状態
専門書を持っている方の中には、本の重要な箇所にメモ書きをしたり、蛍光ペンなどで線をつけたりしている方も多いと思います。当然ですが、何も書かれていない綺麗なものに比べると、書き込みのある物の方が買取価格は下がります。
買取価格が下がってしまうのは仕方ないとして、それでも頑張って買い取ってくれるお店が多いことはここでお伝えしておきます。
書き込みと同様にページ端の折れや汚れ、日焼けなども、普通のリサイクルストアや大手古本チェーンに比べると随分頑張って値段をつけてくれます。
当記事でも、ある程度の汚れは仕方ないとして買い取ってくれるお店を紹介しますので参考にしてみてください。
付属品
専門書の中には教材の一部としてCDやDVDが付属しているものもあります。音楽関係の書籍やコンピュータ関連の技術書なんかに多いでしょうか。
そういった付属品があるものは可能な限り付属品をそろえて売りに出しましょう。特にCDやDVDの場合、その書籍の中で重要な部分がCDやDVDに入っている可能性が高いためです。
付属品の状態も大切になってきます。傷や汚れは、自分で落とせそうなものは落としておきましょう。
在庫状況
専門書というのは、小説や実用書などのように数が多く売れるわけではありません。買取店側としても、すでに在庫を多く抱えている本をわざわざ高い値段で買おうとは思わないわけです。
これはつまり「同じ本でも買取店によって買取価格が違ってくる」「同じ買取店でも売るタイミングによって買取価格が違ってくる」ということになります。専門書業界は他ジャンルの本に比べて薄利多売ではないので特にこの傾向が顕著です。
売るタイミングに関しては「なるべく早く売った方がいい」というのがセオリーなので、色々な買取店を比較してみるのがおすすめです。
この記事でも埼玉のおすすめ専門店を三つ紹介しますので、少しでも高く売りたい方は3つすべてに査定を申し込んでみてください。もちろんこの記事で紹介しているお店以外でも構いません。なるべくたくさんの店舗で比較するのがコツです。
埼玉でおすすめの専門書買取店4選
埼玉で専門書を買い取ってくれるお店を4店舗紹介します。
それぞれの特徴や口コミを確認して、気になるところがあれば査定を申し込んでみてください。
東京書房
《ウリドキ編集部おすすめ買取店》
特徴
- 専門書や学術書などを得意としている買取店
- バーコードやISBNがなくても買取可能
- 買取にかかる費用は無料
買取店紹介
専門書を買取に出すのにおすすめの店舗が、東京書房です。
専門書や学術書など、流行がなく安定した相場を保っている本の買取を得意としているので、今回の専門書の買取にピッタリのお店となっています。
専門書はISBNやバーコードがないものもあり、書籍の情報が少ないこともありますが、同店は昭和23年創業と70年以上の実績と豊富な知識を有しており、しっかりと査定してもらえますよ。
買取方法は店頭・宅配・出張と3種類あり、100冊以上の多くの書物を抱えている方には出張買取がおすすめ。
出張費や手数料無料で家まで取りに来てくれます。
買取の流れについて詳しくは以下のサイトをどうぞ。
→ 買取までの流れ | 古本買取の東京書房
専門書だけでなく戦前や江戸期の古書など幅広く買取を行っているので、遺品整理や倉庫の片付けなどでも利用したい買取店です。
お問い合わせ
店舗情報
- 店舗名:東京書房
- サイトURL:https://tokyoshobo.jp/
- 電話番号:0120-05-4646
- 営業時間:11:00〜19:00(定休日:日曜・祝日)
- 住所:〒216-0033 神奈川県川崎市宮前区宮崎3-9-11
くまねこ堂
出典:くまねこ堂
特徴
- 専門書は買取強化対象!
- 東京・埼玉・千葉・茨城・神奈川を中心に出張
- 最低買取価格保証がついているので安心
買取店紹介
くまねこ堂は出張買取を積極的に行っている買取店です。会社自体は東京都江東区にあるのですが埼玉にも出張しに来てくれるので安心して利用できます。
公式サイトを見ていただければ分かると思いますが専門書や学術書などは買取強化対象としてラインナップされています。買取強化対象は時間の流れとともに変更されるので売るなら今がチャンスかもしれません。
また上の画像を見ていただければわかるように、最低買取価格の保証がついています。新しいものは42%と高い価格保証がついていますので、売ろうと思ったら早めに売っておきたいところです。
店舗情報
- 店舗名:くまねこ堂
- 〒136-0076東京都江東区南砂5-7-22 三光リビングビル 1階
松尾堂
出典:松尾堂
特徴
- 専門書〜絵・骨董まで幅広く買取
- 所沢・入間・狭山なら最短30分で出張
- 埼玉県内はほぼ全て、その他近県なら出張可能
買取店紹介
松尾堂は、専門書・学術書から浮世絵や骨董品、古物のレコード品まで幅広く買取を行っているお店です。会社が所沢にあるので、周辺地域である所沢・入間・狭山であれば最短30分で出張してもらえます。
他のお店と比べると比較的少ない点数でも出張してくれるようなので、気になった方は頼んでみてはいかがでしょうか?
店舗情報
- 店舗名:松尾堂
- 住所(本社所在地):〒359-1102 埼玉県所沢市岩岡町734-11
ノースブックセンター
出典:ノースブックセンター
特徴
- 学術書・専門書をメインに扱う買取・販売店
- 段ボールに詰めて送るだけのお手軽買取
- 梱包用段ボールは無料でもらえる
買取店紹介
ノースブックセンターは、ISBNやバーコードがない書籍、和書洋書問わず幅広い専門書の買取を行っている店舗です。
買取依頼を出したら段ボールに詰めて着払いで送るだけという手軽さが人気を博しています。
梱包に必要な段ボールは無料で送ってくれますし、売りたい本が30冊以上の場合は送料も無料になりますよ。
店舗情報
- 店舗名:ノースブックセンター
- 〒192-0361 東京都八王子市越野8-23
高価買取のポイント
最後に、専門書を少しでも高価買取してもらうためのポイントを解説していきます。
高く売れる専門書
比較的高く売れるものといえば、「市場に出回っている数が少ないもの」それでいて「旧版になっておらず」「一定の需要があるもの」ということになるでしょう。
どういった書籍が上のような条件に当てはまるのでしょうか。我々のような素人が判断するのはなかなか難しいことではありますが、例えば既に絶版になっている書籍などは需要と供給のバランスが崩れている可能性が高いため、高く売れるでしょう。
タイミング
タイミングは基本的に早ければ早いほど良いと考えて問題ありません。
絶版になると価値が高くなる可能性は確かにありますが、リスクとリターンが釣り合っていないので、早く売ってしまった方が賢明です。
本を販売する側からすると、例えば参考書などは春に最も需要が高まります。秋冬から春になる前に欠けていると少しだけ買取額が上がるかもしれません。
まとめて売ると金額アップ
本は一冊だけで売るよりも複数点をまとめて打ったほうが買取額がアップします。買取る側からしても大勢のお客さんを回るよりいっぺんに売ってくれるお客さんが一人いる方が諸々の費用がかからないので楽なんです。
大量の本を売った時は買取額にボーナスをつけてくれる可能性もあるので、売るならいっぺんに売りましょう。
また上下巻など複数に分かれているものは全て揃った状態で売ると高額査定が狙えます。
まとめ
埼玉の専門書買取店をご紹介しました。「堂」とつくお店が多かったですね。
専門書を売るならその価値を正しく見極めてくれる専門のお店に依頼しましょう。大手古本チェーンやリサイクルショップに売るのと比べると数千円の違いが出ることもざらにあります。
今回紹介したお店はどこもオススメなので、ぜひ相見積もりを取ってみてください。もし他のお店も比較してみたい場合は買取店比較サイトの「ウリドキ」を使ってみると便利です。