大人気のうちに終了した、週刊少年ジャンプの漫画「NARUTO 」
現在は全館セットで最高買取価格が9350円とかなり高額で取引されています。
海外では、絶大の人気を誇るニンジャコミック
欧州では特に人気が高く、アニメ漫画イベントをよく開催しているフランスでは、書籍売上が一位になったことも多くあるほど知名度が高い作品。
若い層なら相当なアニメマニアでなくとも「ナルト」といえば、言葉が通じるくらい有名な作品に仕上がっています。
加えてなるとの対戦格闘ゲームも大変人気。
ナルティメットストーム2だけをみても、日本アジアより、北米は2倍、欧州では3倍程度売り上げており、国内よりもずっと売上が上です。
漫画のキャラクターであるにもかかわらず、ニューズウィークで「世界が尊敬する日本人100」に選出されたことも考えると、浸透率はかなりのもの。
なんでそんなに人気があるのか
そもそも、サムライやニンジャというのは西洋受けしやすいコンテンツなのですが、それだけではここまで人気はでないでしょう。
ストーリーの面白さがもちろん第一ですが、この作品は背景の書き込みも激しく、独特な忍者ワールドの街並みを描いている事が隠れた魅力の一つかもしれません。
実際にこんな街並みは日本でもないのですが、ディティール的にはスチームパンクと似たような部分があり、AKIRAが受けた海外勢にとって、ナルトの街並みは大好物だったのでしょう。
忍術の描写も非常に派手でアクション要素もたかいですから理解しやすいというのもあるかもしれませんね。
実際問題、本当の忍者をリアルに描くと、暗く重々しいですし、諜報や地味な技ばかりで、派手ではありません。
そこへいくとナルトは忍者漫画といいつつ、忍者ファンタジーといっていい作品ですから、上手く日本文化をオマージュしているように思えます。
もっとも、日本ってこんな街並みなんだと期待されると、ちょっと困ってしまいますねw