単行本のサイズはどのくらい?文庫本との違いについても紹介

  • 2023年5月8日

「単行本の標準的なサイズが知りたい」「単行本と文庫本のどちらを選べばいいか分からない」など、本に関して悩んだことはありませんか?

普段から本を読まない限り、単行本の知識を蓄えている方は少ないでしょう。単行本のサイズや文庫本との違いを知ることで、自分の目的に合った本を購入できます。

本記事では単行本の概要やサイズ、文庫本との違いに加え、読み終えた本の買取についても解説。これから本を購入する方は、ぜひ参考にしてみてください。

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そもそも単行本とは?

聞いたことはあるけれど、単行本が何なのかよく分からないという方は多いでしょう。

単行本とは、単独で刊行される本のこと。基本的には一冊ですが、ボリュームによっては上下巻などと分けて発刊されるケースもあります。

また、文芸雑誌や新聞といった媒体に掲載された作品を、一冊にまとめたものも単行本です。

そのほか、シリーズものや全集は「叢書(そうしょ)」、どの媒体にも掲載されなかった作品を単行本にしたものは「書き下ろし」と呼ばれます。

単行本のサイズ

単行本のサイズは本のジャンルによって異なり、以下の3種類がおもなサイズです。

サイズ寸法(横 × 縦)本のジャンル
小B6判112mm × 174mm少年・少女漫画など
B6判128mm × 182mm青年・女性漫画など
四六判128mm × 188mmハードカバーの小説、自己啓発本など

漫画はシリーズものが多いため叢書と思われがちですが、雑誌で連載されている内容を一冊にまとめていることから、漫画も単行本と呼ばれています

単行本の一般的な厚さ

小説などの単行本、および漫画の単行本について、一般的な厚さは10~40mm程度です。例えば、ハードカバーで製本された単行本の場合、表紙の分だけ本の厚さが増します。

ただ、実際の厚さは書籍ごとのページ数や紙の種類によって異なるため、定規やものさしを使って、自宅にある単行本の厚さを計測してみるとよいでしょう。

単行本と文庫本の違い

「単行本」と合わせて「文庫本」というワードもよく耳にしますが、単行本と文庫本の違いについてよく知らない方も多いのではないでしょうか。

大きな違いとしては、本のサイズと価格帯が挙げられます。具体的な数字は以下の表にまとめているので、まずは見比べてみてください。

本の種類サイズ価格帯
単行本B6判(128✕182mm)
四六判(128✕188mm)
1,000~2,000円
文庫本A6判(105✕148mm)500~1,000円

単行本

単行本は、丈夫なハードカバーで製本されることが多く、表紙のデザインや手触りに作者のこだわりを感じられます

サイズが大きく外出先での読書には向いていないため、自宅でゆっくり楽しみたい方におすすめです。

文庫本

文庫本は、ソフトカバーで製本されています。コンパクトで持ち運びしやすいことから、通勤通学やスキマ時間を使って読みたい方におすすめです。

ただし表紙がへたりやすいので、ブックカバーを付けて対策する必要があるでしょう。

単行本から文庫本が出版される理由

単行本

では、もともと単行本で発売されていた本が文庫本として改めて出版される理由とはどのようなものなのでしょうか。ここでは2つの理由を紹介していきます。

単行本から文庫本が発売されるタイミング

文庫本は、単行本の発売から2〜3年後に発売されることが多いです。その時期に発売される理由は、単行本の売上推移に関係しています。

ある単行本がヒットすると、話題になっている間は高くても単行本を購入する人が多く、出版社は利益を上げ続けることが可能です。

しかし長年に渡ってロングセラーが続くことは少ないですよね。いつかは売上が右肩下がりになってしまいます。そうなったときに登場するのが文庫本です。単行本より安くなり、話題になっていたともなれば再び多くの人が購入することが見込めます。高価な単行本を販売し続けるより、安価な文庫本を発売した方が同一書籍の売上維持が見込めるため、文庫本は出版されるのです。

内容が充実する

単行本から文庫本になると、加筆や訂正、あとがきが加えられていることがあります。
その追加内容を読むために単行本と文庫本の両方を購入される方もいるほどです。文庫本にしか書かれていないことがあると聞くと、読み手としてもワクワクしますよね。

単行本発売後に判明した訂正を追加したり、あとがきを入れたりして内容を充実させるという理由からも文庫本は出版されるのです。

単行本と文庫本はどっちがおすすめ?

単行本と文庫本の違いはお分かりいただけたでしょうか?

ここからはそれぞれのメリット・デメリットを踏まえ、どんな方にどちらの種類がおすすめなのか、解説していきます。単行本派か文庫本派か、自分にあった方を見つけてみてください。

すぐに読める単行本

文庫本に比べると持ち運びにくい単行本ですが、新作は単行本から出版されることが多いです。文庫化されるのは数年後となるため、気になった新作をすぐに読みたいと考えている方は、単行本を購入するのがよいでしょう。

さらに、単行本が出版されたからといって必ずしも文庫化されるとは限りません。話題性や人気によって文庫本の有無は変わってくるため、気になる単行本がある場合はそのことも踏まえた上で購入を考えましょう。

内容の充実した文庫本

文庫本は、単行本出版から数年後に発売されるため、単行本には収録されていなかったあらすじや解説、あとがきが追加されている場合があります。さらにあらすじに関しては文庫本にしか記載されていない場合もあり、これは本選びの際に重要なポイントとなりますよね。

単行本発売から文庫化まで、数年待たなければならないというデメリットはあります。ですが充実した内容で、あとがきや解説と一緒に気軽に読み進めたいと考えている方に、文庫本がおすすめです。

読み終えた本は買取に出してみよう

みなさんは読み終えた本をどのように保存していますか?一度読んだきり、その後は全く触れていない。だけど捨ててしまうのは気が引ける…。

そんなふうに考えた方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんな方には読まなくなった本を有効活用できる買取がおすすめです。

本の買取価格

一般に買取価格は定価の0.2%から、新作の文庫本でも定価の30%前後と言われています。ただし、人気本となるとそれ以上の買取価格となる場合もあり、金額の振れ幅は店舗によって大きく異なります。

買取価格における文庫本と単行本の違いを紹介すると、買取価格は単行本より文庫本の方が高い傾向です。購入時の金額やハードカバーである点から考えても、単行本の方が高価買取してもらえそうなイメージですが、小さく持ち歩きやすい文庫本の方が需要が高く、その結果、中古本となってもその需要は衰えません。

買取店を選ぶポイント

店舗を選ぶ際は、買取方法について注意しておきましょう。多くの買取店では店頭買取・宅配買取・出張買取の3つの方法を提供しています。たくさんの本を自分で店舗まで運ぶのか、無料で出張買取や宅配買取を行ってくれるのかによって、負担が大きく変わってくるのです。

納得できる金額で買取ってもらえることが一番ですが、買取方法にも注目して買取店を選んでみてください。

また、店舗によっては建築書やアート本など専門書が得意な店舗や、話題作や最新本に高値がつけられる店舗もあります。それぞれの本に精通している店舗ほど高値がつけられる可能性があるので、売りたい本に合った買取店を選びましょう。

本を高く売るコツ

読まなくなった本を高く売りたい時は、以下のことを意識しましょう。

  • 汚れ等を落とし綺麗な状態にしておく
  • 古本として購入した本は値札シールを剥がしておく(アルコールなどで簡単に落ちます)
  • 最近出た本(発売から3ヶ月以内の本など)は高く売れる
  • 漫画は全巻セットで売りに出す
  • 映画化、ドラマ化と同時に売りに出す
  • 買取価格を複数社で比較する

査定スタッフは本の中身にマーカーや落丁がないか、値札シールが付いていないか、ヤケはないか、キズや破れ、折れはないかなど、細かく査定しています。自分でできる範囲で確認し、高価買取してもらいましょう。

買取を利用して、お得に読書を楽しもう!

読まなくなった本を有効活用することでお金になり、自分の読みたい新書をもう1冊購入できるかもしれません。興味のある、面白い本は何冊読んでも飽きないものです。
読み終えた本を買取ってもらい、そこで生まれたお金で新しい本を購入する。その中で見つけたお気に入りの本は手元に大切に置いておく。そんなサイクルができれば、無駄なく読書楽しめるはずです。

自宅に書籍が眠っている方はこの機会に買取を検討してみてはいかがでしょうか。

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