本の処分方法は5つ!正しい捨て方や買取に出せる本の特徴を紹介

  • 2022年6月29日
本の処分方法は5つ!正しい捨て方や買取に出せる本の特徴を紹介

引っ越しや断捨離といったタイミングで、不要なものを処分したいと考えている人は多いでしょう。捨てたいものは人によってさまざまですが、意外に困るのが漫画や雑誌といった本の処分です。

特に、定期購入している方は量も多く重労働になるため、なかなか行動に移せない人も多いでしょう。また、捨て方が分からずに処分を躊躇している人も居るはずです。

そこで本記事では、本を捨てたい方に向けてオススメの方法を5つご紹介します。正しい捨て方はもちろんのこと、買取についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

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「捨てる」前に他の処分方法を検討しよう

処分する方法として真っ先に思いつくのが「捨てる」ことです。

しかし、ネット社会の現代において、本の流通は年々減少しており、なかには想像以上に価値が付くものも少なくありません。また、無価値と思えるような本でも、人によっては欲しいと思うことがあるでしょう。

そのため、自分にとって少しでもメリットを感じる方法で処分をするのがオススメです。本の処分を考えている人は、一度他の処分方法を検討し「捨てる」選択肢を最後の手段として考えるのが望ましいでしょう。

本を処分する方法は5つ

本を処分する方法として次の5つが挙げられます。

  • 資源ごみに出す
  • 古紙回収センターに持ち込む
  • 寄付する
  • ネットオークション・フリマアプリで売る
  • 買取店に買取ってもらう

一つずつ詳しく見てみましょう。

資源ごみに出す

本の状態によっては、買取や寄付を断られることがあります。そのため、経年劣化がある本を処理する場合は、資源ごみとして自治体に回収してもらうのが最適です。

回収日やルールは担当する自治体によって異なるため、資源ごみとして処分を考えている人は、一度市の公式サイトで確認すると良いでしょう。また、料金は基本的には無料のため、大量に捨てたい人にもオススメの方法となります。

一例として、下記は東京都新宿区のルールとなります。

資源ごみ回収日週1回(住んでいる地区で曜日が異なる)
回収時間朝8時までに資源ごみ集積所へ出す
ごみの出し方紐で十字に縛ってまとめる(量が多い場合は小分けする)

燃えるごみとして捨てるのはNG

不必要な本をごみとして処分する際は、必ず資源ごみとして捨てなければいけません。

本は紙でできているため、燃えるごみと勘違いされやすいですが実は資源ごみが正解なのです。なぜなら、廃棄された本は資源として再利用されるからです。

ただし、本の状態によっては燃えるごみとして回収されるケースもあります。判断が難しいと思うかもしれませんが、燃えるごみとして回収されるのは稀なため、基本的には資源ごみとして考えておくのが良いでしょう。

古紙回収センターに持ち込む

資源ごみとして本を捨てることは可能ですが、事前の準備や当日のゴミ出しが難しい人も居るでしょう。その場合は、古紙回収センターに持ち込み処理する方法もあります。

古紙回収センターは、24時間365日受け付けている場所が多いため、自分の予定に合わせて本を処分することができるでしょう。また、車での大量持ち込みが可能なため、引っ越しなどでまとめて処分したい人にはオススメです。

利用する場所によっては、ポイントでの還元や本以外の引き取りができるので、希望に応じた場所をインターネットで探してみると良いでしょう。

寄付する

自分が集めた本の中には、愛着があるものもありますよね。また、愛着がある本は捨てるには抵抗があり、せっかくなら誰かに活用してほしいと思うものです。

その場合は、児童施設や病院などに寄付するのも一つです。ボランティアのため、お金の受け取りはありませんが、大切に本を扱ってくれることでしょう。

しかし、寄付はどの施設でも受け付けている訳ではありません。また、本の状態や種類によっては断られることもあるでしょう。そのため、必ず事前に電話などで確認しておく必要があります。

ネットオークション・フリマアプリで売る

時間や手間を惜しまないのであれば、ネットオークションやフリマアプリで不要な本を売却する方法がオススメです。特に、希少価値のある物や人気のアイテムは、上手く活用できれば大きな収入になるでしょう。

利用したことが無い人は抵抗があるかもしれませんが、最近では短時間で登録可能なものが多く、誰でも簡単に出品できます。また、汚れや傷の情報を記載していれば、のちにトラブルになることを防げるでしょう。

登録から発送まで自分で行う必要はありますが、手間がかかる分、見返りも大きい処分方法だといえます。

買取店に買取ってもらう

本を処分したいけど捨てるのはもったいないし、手間を掛けるのも面倒だと考えている人は、買取店を利用するのが良いでしょう。大量に処分できるのはもちろんのこと、オークションやフリマアプリほど時間がかからないのが特徴です。

また、最近ではネット申し込みで宅配業者が引き取ってくれるケースもあり、自宅に居ながら買取を進めることが可能です。思いがけない値段が付くこともあるので、処分方法で悩んでいる人は買取店で先に査定だけしてみるのも良いでしょう。

どの処分方法が最適か?

本の処分方法として5つご紹介しました。しかし、実際にどの方法が最適なのか判断が難しいものです。そこで、こちらでは目的別に最適な処分方法をお伝えします。理由もあわせて解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

早く処分したい

<オススメの処分方法>

  • 資源ごみに出す
  • 買取店に買取ってもらう

本を捨てるタイミングはさまざまですが、引っ越しなど、期日が決まっている場合は早く捨てたい人も多いでしょう。その場合は、上の2つの方法がオススメです。

資源ごみは、自治体によって異なりますが月に2回から4回ほど回収しており、捨てる機会は多く、大抵準備から1週間もかからずに処分できるでしょう。また、買取店もネットで申し込みを完了すれば、梱包準備をして引き取り業者に回収してもらうのみです。

もちろん、自身で買取業者に持ち込めば最短で当日に処分できます。そのため、早く処分したいのなら「資源ごみに出す」か「買取店に買取ってもらう」が最適となるでしょう。

手間をかけずに処分したい

<オススメの処分方法>

  • 資源ごみに出す
  • 寄付する

手間を掛けたくないのであれば、こちらの方法が最適でしょう。なぜなら、資源ごみの場合は本を紐でまとめるだけであり、寄付の場合も事前に許可申請を電話で済ませておけば、時間がある時に持ち込めば完了となるからです。

基本的に本を売るとなると、少し手間がかかると考えておけば良いです。面倒を避けるのならば「資源ごみに出す」か「寄付する」のどちらかで処分を考えましょう。

できるだけお得に処分したい

<オススメの処分方法>

  • ネットオークション・フリマアプリで売る
  • 買取店に買取ってもらう

できるだけお得に処分する場合は、基本的には上の2つが最適となります。特にネットオークションやフリマアプリは、出品から発送まで自身で行う分、時間と手間はかかりますが、希望価格を設定できるため損をすることは無いでしょう。

また、買取店はオークションやフリマアプリより安くなりがちですが、その分手間はかかりません。お得に処分したい場合は、メリットとデメリットを比較して、こちらの処分方法を選択するのが良いでしょう。

買取に出せるのはどんな本?

さまざまな本の処分方法をお伝えしたなかでも、スピーディーかつお得に済ませられる買取店は魅力が多いものです。しかし、すべての本が買取ってもらえる訳ではありません。

一般的に買取に出す際は、次の4つを意識しておくと良いでしょう。

  • 希少性の高い本
  • 状態の良い本
  • 人気の高い本
  • 全巻揃っている本

それぞれ詳しく解説します。

希少性の高い本

本の買取不可となる理由の一つに、在庫過多が挙げられます。これは、在庫に対して販売数が少なくなっている状態であり、店舗の利益になりにくいために買取を断られるケースです。また買取可能であっても、二束三文の場合が多いでしょう。

しかし、流通数が少ない希少性の高い本は、反対に買取ってもらいやすい傾向にあります。例えば、限定ものや入手困難な本が挙げられるでしょう。

注意点として、希少性のある本であっても、ニーズが少ない専門的な分野は買取を断られる場合があります。

状態の良い本

買取される判断基準の一つに状態の良さがあります。例え、人気のものや希少価値が高い本であっても、状態が悪ければ買取は断られるでしょう。なぜなら、買取後に店舗は販売をしたいからです。

消費者の気持ちとして、状態の悪いものは買うのを躊躇します。そのため、買取店も売れない可能性のあるものは買取を行いません。本の買取を考えているのならば、状態の良いものを選ぶか、普段から取り扱いに注意して管理しておきましょう。

人気の高い本

人気の高い本は買取の可能性が大きく上がります。例えば、映画化された小説やアニメ化された漫画などがその一例です。

これらの本に関しては、消費者のニーズが高く、在庫が足りていないケースが多いもの。そのため、買取価格を上げてでも在庫を確保しようとする店舗がほとんどです。

人気の高い本は売ることに抵抗がある人も多いでしょう。しかし、のちに本を処分する可能性があるのなら、少しでも価値が高いうちに買取ってもらうのも考え方の一つでしょう。

全巻揃っている本

こちらは漫画に多いのですが、全巻揃っているものは買取されやすく、査定額も上がりやすい傾向にあります。もちろん、全巻揃っていても状態が悪ければ断られる場合もあるでしょう。

漫画を始め、ストーリー性のあるものは続きが気になるため、消費者の気持ちとしては全巻揃えたくなるものです。そのため、店舗側は全巻揃って販売をしたいと考えています。

全巻揃っている本があるのならば、小出しで買取をするのではなく、まとめて依頼するのが買取の可能性を上げる秘訣といえるでしょう。

高く買取ってもらうためのコツ

買取店で本を買取ってもらえても、査定額が低いと気持ちも落ち込みますよね。少しでも査定額を上げるには、次の3つを意識すると良いでしょう。

  • できる限りきれいにしてから売る
  • 売りたい本のジャンルに強い買取店を選ぶ
  • 複数の買取店に査定を依頼する

それぞれ詳しく見てみましょう。

できる限りきれいにしてから売る

本を売る際に査定項目で重要なポイントが、状態の良さです。本に限らず、中古品は新品に近いきれいな状態が好まれます。そのため、できる限りきれいな状態にしてから買取店に持ち込むようにしましょう。

また、ぱっと見ではきれいな状態であっても、意外と埃は付いています。ハンディモップなどを利用し、細かい汚れを落とすことも大事です。

確認ポイントとして、埃や汚れがないか、帯などの付属品の有無などが挙げられます。状態の良さは重要なので、購入時にのちのち売る予定があるのなら、普段から扱いに気を付けておくことが望ましいでしょう。

売りたい本のジャンルに強い買取店を選ぶ

一括りに本といっても、漫画や小説、雑誌に専門書と中身はさまざまです。買取店の中には、オールジャンル取り扱いがある場所もありますが、基本的にはある一定のジャンルに力を入れているケースが多いです。

そのため、売りたい本のジャンルに強い買取店を選ぶと、査定額が上がりやすくなるでしょう。また、在庫状況によっても買取額は変わってくるため、利用者の多い店舗がオススメです。

本をできる限り高く買取ってもらうには、少し手間はかかりますが、ジャンル別に依頼する店舗を変えてみるのも一つでしょう。

複数の買取店に査定を依頼する

本は状態や人気によって、買取額が日々変わっています。また、査定額は利用する店舗に左右されるので、相場の判断が難しいのが事実です。

悩む場合は、複数の買取店に査定だけ依頼して比較するのが良いでしょう。査定に関しては、基本的に無料となっているため、料金は発生しません。複数比較して、一番高い買取店を利用すればお得に本を処分できます。

もし何社も調べて申し込むのが面倒な場合は、価格比較サイトを利用するのも良いでしょう。

買取一括査定サービス『ウリドキ』では、簡単に複数の買取店を比較することが可能です。売りたいものの情報を一度登録するだけで複数の買取店から査定結果が届くので、手間をかけずに高価買取を狙いたい方は、一度利用してみてはいかがでしょうか。

買取を利用して上手に本の処分をしよう

本の処分方法や買取の際のポイントについてご紹介しました。購入した本を処分するのは、なかなか行動に移せないものです。特に愛着のあるものならなおさらでしょう。

しかし、量が増えてくればスペースを圧迫するため、できる限り定期的に処分するのが最適です。また、買取を上手く利用すれば、得たお金で新しく本を購入することもできるでしょう。

その結果、金銭的に余裕が生まれ、ライフスタイルが華やかになるかもしれません。本の断捨離を少しでも考えているのならば、この記事を参考に一歩行動に移してみてはいかがでしょうか。

木暮康雄

木暮康雄 (監修者)

ウリドキ株式会社代表取締役CEO。ウリドキプラスの発行人でもある。
リユース業界での起業・事業運営の経験が豊富でリユースの専門家としてのメディア出演歴も多数。
著書に「リユース革命」(幻冬舎)がある。

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