専門書とは、様々な分野の専門的な教科書や参考書にあたるものです。大学や専門学校などで、講義に使用するために購入することもあります。経済書、法律学書、医学書など、様々な分野の専門書が存在します。
専門書は値段が高いのが特徴で、高いものになると一冊で数万円以上になるものもあります。しかしブックオフなどの大型古本店では買取不可、買取されたとしても格安になってしまう傾向があります。専門書は需要がごく一部に限られているため、できるだけ需要の高い本を売りたい大型古本屋では歓迎されないのです。
専門書を売るためには
大学や専門学校の場合、校舎の近くに講義で使用する本を買取してくれる本屋が存在することがあります。また、都内であれば神田の古書店街に持っていけば高い値段で買取をしてもらえることもあります。
しかし、1冊でさえ重量感のある専門書を何冊を持っていくのは大変です。近年では専門書を宅配で高額買取してくれるお店がたくさん存在しています。そのような買取サービスを利用することを強くお勧めします。
書き込みがあっても売れる?
専門書を学校や職場で使う場合、本に直接メモを書きこんたり、線をひいたりすることがあります。しかしこのほんの少しの『書き込み』が査定金額に大きく響いてしまいます!店舗にもよりますが、少しでも書き込みがあると査定価格が大幅に下がる、もしくは買取不可となる恐れがあります!!
既に書き込みをしてしまった本を売る場合、書き込みのある書籍を買取してくれるかどうか、ホームページで必ず確認をしましょう。今使用している本を将来的に売りたいと考えている場合、コピーをしたものに書き込んだり、付箋を使うなどして、直接書き込みはしないようにしてください。
どんな専門書が高く売れる?
医学書・薬学書
医学書・薬学書は他の分野に比べ、新しい本があまり発行されません。そのため他の分野に比べ流通している種類・冊数が少なめです。さらに、医療従事者を志す場合は就職後も本を手元に置きたいと考えるため、売る人もあまりいません。古本があまり出回っていないため、高額で買取をしてもらえます。
発売から間があいていない本
分野によりますが、専門書の内容は変化してしまうものもあります。例えば法律関係の本の場合、法改正によってすぐに本の内容が変わってしまいます。そのため、買取市場では内容が新しい本、発行から1年以内程度のものが非常に歓迎されます。発行からの期間によって買取価格を保証するキャンペーンを行っている店舗もあります。
資格などの試験問題集
試験問題集は試験に合格すれば手放す方がほとんどですので、中古本が本屋にたくさん出回ります。しかし過去問を多く解くために古本を買い求める人も非常に多いのが特徴。そのため常に需要が高く、買取価格が安定しています。
専門書を売るのにおすすめ店舗紹介
今回は、専門書全般の宅配買取を行っているお店を紹介します。
専門書アカデミー
大学の教科書を中心とした専門書や医学書、資格参考書などを中心に買取を行っているお店です。多少の書き込みがあっても買取をしてもらえます。専門性が高い分野の書籍ならほぼ買取をしてもらえますが、発行から3年以上経っている資格参考書や古い法律関係は買取不可のため気をつけましょう。
ホームページで2000冊以上の本の買取価格を公表していますので、事前に値段を確認することができます。買取の際は15冊以上で送料が無料になり、発送の際に必要なダンボールも無料でもらうことができます。
専門書アカデミーのメリット
- 15冊以上で送料無料
- 書き込みが少しなら買取可
- 大学の教科書、資格参考書に力を入れている
買取価格が高くなるコツや条件
買取に出す前の少しの工夫で、本の買取価格は大きく変動します。
まとめて売ると金額アップ
専門書は多く売るとその分値段が高くなる店舗が多いです。店舗によっては『○冊以上で査定額○%アップ』と明確なアップ率を記載しているところもあります。いらなくなった本はまとめて同じところへ売ってしまいましょう。
できるだけ状態をキレイに
エンピツでの書き込みは消しゴムで消しましょう。紙によってはすぐにシワになったり破れたりしてしまうことがありますので無理は禁物です。また、値札やシール、ふせんなどがついていないかも確認をしましょう。紙質によりますが、カバーの汚れも消しゴムで擦ればある程度は綺麗になります。
紙についてしまったコーヒーなどのシミは、塩素系漂白剤を利用すると綺麗に落ちます。漂白剤の原液をガーゼや筆などにつけて軽くぽんぽんとはたくだけです。漂白剤の取扱いには気をつけてください。
本についている帯は、「ついていたほうが高く売れるのでは…」と思いがちですが、実際は査定には影響しないことがほとんどです。帯が見つからなくても気にしないでください。
宅配で本を売るときに注意したいこと
宅配で本を売ろうとするときに気を付けたいのが、本の詰め方です。
ダンボールに本を詰めるときは、必ず横に寝かせて詰めるようにしてください。立てた状態で箱に詰めると、角がつぶれたり本が折れたりしてしまう危険があります。
ダンボールに隙間が空く場合は、隙間に緩衝材やくしゃくしゃにした古紙を詰めましょう。運搬の時に中身が動かなくなり、より安定性が増します。
まとめ
これから環境の変化によって使わなくなる専門書。捨ててしまったり、大手古本屋へ持っていったりするのは非常にもったいないことです。
専門書を高額で買い取ってくれるお店へ売って新生活に備えましょう。