陰陽師といえば、一時期、映画に舞台に、と人気を博した作品ですが、、夢枕獏の小説を原作とした漫画「陰陽師」は美麗なタッチと美しい表現で非常に評価された作品の割に現在の買取価格は全巻セットで最高700円とやや低価格で取引されています。
売り時?買い時??
一度ブームがきたものが再燃する可能性もありますが、陰陽師という物自体、古くからある伝統的なソフトなので、壊滅することはなくてもすぐに再燃する可能性は低いでしょう。ゆえに今後、この漫画の全巻セットが高騰するという事は考えにくいと思われます。
逆に言って、買い時かといえば非常にリーズナブルな価格で購入できるので今がチャンス。当時買い逃したというのであれば、今買って損はないでしょう。
夢枕獏というソフトは再燃する可能性もあります
原作者である夢枕獏に限って言えば、多くの名作を世に残しているので、人気が復活する可能性はいつでもあります。乗じて陰陽師の評価が再燃するかといえば微妙なところですが、似たようなジャンルが取り上げられるようになれば、スライドして陰陽師の需要が少し上がるという事は考えられます。
夢枕獏というと最近では「大江戸釣客伝」など評価されていますが、さすがにこれは陰陽師とはかけ離れているので、映画化しても相乗効果を生むことはなさそうです。
しかし歴史や日本古来のホラーやミステリー要素の高い作品作りがめだつ小説家なので、一大夢枕獏ブームがくれば陰陽師は必ず加わる作品といってもいいでしょう。
ちなみに漫画を描いた岡野玲子は現在、陰陽師の続編となる「陰陽師 玉手匣」を現在連載中。こちらを今一度映像化しようという動きになれば、過去作品の陰陽師の需要は若干上がる事になるでしょう。
2011年から連載開始し、2015年現在で5巻まで刊行しているので、あと4年ほどたって10巻くらいになれば、ボリュームも十分ですし、アニメ化してもおかしくはありません。
前作でもそうでしたが、絵柄が美しい反面、内容を理解するのが非常に困難な作品でもあるので、難易度を下げるという意味では、映画化やアニメ化してくれると中身がわかりやすくて良いかもしれませんね。
もしくは前作から続けて、大河ドラマにするというのも大きなムーブメントを生むことになるかも。
非常に女性人気の高い作品群なので、NHKにとっても良いソフトなのではないでしょうか。