濡れたり汚れたりした古本を買取ってもらうための4つのコツ

  • 2020年8月19日
濡れた本買取

一度読んで本棚でホコリをかぶっている本、使わなくなった参考書、見ることがなくなった写真集など、部屋の中で幅をきかせている本を処分したいけど、どうせなら少しでもお金に換えたいという人は多いですよね。

近所の古本買取店に持ちこんでも、単行本なら10~20円。数千円した写真集ですら100~300円。
一般的な古本買取の相場は、定価のほぼ5%程度です。しかも、本の状態や人気によっては、買取を拒否されることもあります。

だからといって、捨ててしまうのはもったいないと考えるなら、少しでも高く売る方法、社会の役に立つ方法を考えてみましょう。

あなたの売りたいものの
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古本買取はコツで売る

大手チェーンの買取価格基準

大手買取チェーンの場合は、だいたいどのお店でも基準は同様です。

  1. 本の状態
  2. 発売されてからの経過年月
  3. お店の在庫状況

大手買取りチェーンの場合、本の価値よりも「①本の状態」を重視する傾向があります。本の状態は自分でも確認出来ますし、②の発売からの年月は、本の最終ページを見れば発行年数が記載されています。ですから、表紙が折れていたり、水濡れのシミがあるなど、ある程度「買取不可」になりそうな本は予想が付きます。

自分では予想出来ないのが③です。
持ち込んだ店舗に、どれほどの在庫があるかを把握することは出来ません。古本店の在庫全てが店頭に並んでいるワケではありませんし、ネット販売もしている本屋さんなら、店頭以外のところでも在庫が動いているので、店舗にいるスタッフすら在庫の実数を正確に把握するのは困難です。

大手チェーンと個人店の違い

街に古くからある古書店を見かけたことはありませんか?お客さんが入っている様子もなく、どうやって生き延びているのか不思議に思うことがあります。

こうした小さな古本店は、店頭を訪れる個人客よりも、業者向けに商売をしている所がほとんどです。たとえば、Amazonやネット販売をする古本業者に対して、リクエストされた商品を販売するといった具合です。
その為、市場に大量に出回っている本よりも、古本業者からニーズがある稀少な書籍ほど高く買取してもらえます。

ただし、店頭販売や個人客に注力していないので、大手チェーンならどこにでも置いてあるようなコミックや話題の文庫本などは価格が安かったり、買取してもらえないことも多々あります。

オンライン古書店は高値に期待

実店舗を持たずに、インターネットで買取申込みを受けて、インターネットで販売するスタイルなので、店舗運営にかかる管理費や人件費といったコストがかかりません。そのため、少ない利幅で利益を確保できるので、「高く買取り、安く売る」が実現できます。

買取り依頼主としても、無料の宅配買取りを利用すれば、実店舗まで持ち込む時間や交通費がかからないので、メリットが大きいと言えます。

ジャンルに合わせた買取店を選ぶ

本の種類は、文庫本・コミック・写真集・専門書・参考書・古書など、様々なジャンルがあります。大手チェーンでは、どのジャンルでも買取りしてもらえますが、鑑定に専門知識が必要な書籍も「まとめて○○円」と査定されてしまうことがあります。
たとえば、1冊数万円するような医学書が100円、貴重な古書は本の傷みがひどいので10円など、本の価値よりも状態や人気が優先される傾向があるので、売りたい本のジャンルによって買取店を選ぶことは非常に重要です。

古本買取りには、専門ジャンルに特化した古本屋があります。医学・薬学・法律・建築などの高価な専門書買取店、アイドル写真集を専門に扱うお店、全集・浮世絵・歴史本などの古書専門など、価値の高い書籍を正当に評価してもらえる買取店を選びましょう。

買取りできない古本とは

  • カバーの破損

たとえ新しい本でも、表紙が破れてしまった本は値段が安くなったり、買取りを断られることがあります。
医学書などの高価な専門書では、マーカーや書き込みがある物も買取りしてもらえるケースがありますが、一般的には、書き込みや水に濡れた本は買取りを断られることが多いでしょう。

  • 付録の欠品

本の中にCDやDVDがセットされていて、書籍の内容に関係する場合、付録が欠品していることで値段が付きにくくなります。書籍単体で価値があり、付録はあくまでも「オマケ」であれば値段が付くこともありますが、高額査定は期待できません。

  • 汚れがひどい

汚れがひどい、水濡れのシミがある本の買取りは、よほど歴史的な稀少価値の高い古書でなければ、まず買取りは期待できません。ごく稀に業者が引き取ってくれることもありますが、基本的には買取りではなく「処分」という取り扱いになります。
どうしても売りたいのであれば、Amazonやヤフオク!に出品するという方法もありますが、あまりに状態の悪い本は、後々クレームなどのトラブルになるリスクが高く、あまりおすすめできません。

古本寄付で社会貢献

買取りに出しても大した金額にならないと諦めて捨ててしまうくらいなら、社会貢献に役立ててみませんか?
古本を送るだけでホームレス支援や世界中の難民支援、環境保護団体への寄付が出来ます。

出典:ギブサポ
出典:ギブサポ

世界中の困っている人のために、何か役に立ちたいと願う人は多いですが、寄付やボランティアなど実際に行動に移すのはなかなか難しいことです。何から始めたら良いか分らないという人は、まず「読み終えた本を送る」ところから始めてみましょう。
ギブサポには、多くの支援団体が掲載されています。自分がサポートしたい団体を選んで、宅配買取りと同じように、段ボールに古本を詰めて送るだけで社会貢献に参加できます。

まとめ

本好きな人なら、時間があれば本屋さんに立ち寄り、ついつい何冊も買ってしまいますよね。デジタル書籍という読書方法もありますが、紙に印刷された本特有の匂い、ページをめくる時の感覚、本屋さんの棚を眺めて気になるタイトルを探す時間は、本好きな方には至福のひと時です。
大好きな本に囲まれているのも幸せですが、溜まる一方の本の山もたまには処分して、生活スペースを確保するのも大切です。

1円でも高く売って、新しい本の購入に充てるのも良いですし、どうせ二束三文にしかならないと思うなら、社会貢献に役立てるのもおすすめです。

木暮康雄

木暮康雄 (監修者)

ウリドキ株式会社代表取締役CEO。ウリドキプラスの発行人でもある。
リユース業界での起業・事業運営の経験が豊富でリユースの専門家としてのメディア出演歴も多数。
著書に「リユース革命」(幻冬舎)がある。

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