日本自動車工業会が発表した自動車国内需要見通しによると、16年度のバイク国内需要は37万5000台(前年度比94.2%)、17年度の需要見通しは16年度見込み比で36万9000台(前年度比98.4%)と、前年割れが続く見通しだ。こんなニュースが報道されたのは今年の3月。ピークだった80年代には、年間320万台だったといいますから事態は深刻です。しかし、古本屋には変わらずバイク雑誌が並んでいるのを見かけることがありますよね。
バイクがなかなか売れなくなった昨今、バイク雑誌買取の需要はあるのでしょうか?もしあるとしたら、どんな雑誌が、いくらくらいで売れるのか気になりますよね。今回はそんなバイク雑誌の買取に迫りました。
バイク雑誌の買取価格を推測すると
純粋な雑誌系
実際に買取価格を掲載しているショップが見つからないので、アマゾンなどで販売されている「ドゥカティマガジン」のバックナンバーから買取価格を推測するしかないのですが、在庫を抱えるというリスクも踏まえると、100〜200円といったところではないでしょうか。また、新車レビューを中心とした月刊誌は古書店で1円〜といったところ。まあ、捨てるよりは良いか……といった価格での買取となっています。
ムック系
特定の車種を取り上げたムックのシリーズ「ハイパーバイク」になると、オークション落札相場は1,000〜5,000円となっていますので、買取価格は〜1,000円ぐらいは期待できるでしょうか。中でも「NSRバイブル」は特に人気が高く優に1,000円は超えてくるはずです。
バイク雑誌を買取してくれる買取店2選
ケイズガレージ

バイクや自動車の雑誌、古書、ホビー全般を扱うネット専売店が「ケイズガレージ」。純粋な雑誌やムック問わず買取をしているものの、なんでも良いというわけではなく、買取不可の対象も非常に多い印象。やはりジャンルに特化しているだけにその辺の見極めは厳しそうです。反面、需要の高いものはそれなりの高価買取が期待できるでしょう。査定や問合せはメールでおこなっていますから、手元の雑誌コレクションを処分したいと思ったら、まずは問合せを。
カートイワークス

387台のミニカー、ダイキャストモデルを引き取って頂きました。すべてのモデルを1台1台丁寧に検品頂き、手を抜かない姿勢に感服しました。引き取り価格も満足のいくものでした。今後も利用させて頂こうと思います。
引用元:Google|乗り物系ホビー買取専門店 カートイワークス|足立和隆(最終閲覧日2025年8月26日)
ガンプラ、トミカ、レゴ、ゲーム機など全部で850点ほどあり、数が多かったので出張買取に来ていただきました。当日お願いしてたもの以外も見てもらい買取出来るかどうかなど、快く相談にのっていただけて、とても助かりました。
査定に関しては数が多かった為、持ち帰りで後日連絡が来ました。送られてきた査定の明細を見ると一つ一つ細かく金額が出されていて、丁寧な査定をしていただけたのがわかりました。
主人のコレクションで大事にしていたものなので嬉しかったです。
また機会がありましたらお願いしたいと思います。
引用元:Google|乗り物系ホビー買取専門店 カートイワークス|ETSU S(最終閲覧日2025年8月26日)
バイク関係、雑誌はもちろんおもちゃなどのグッズの買取をおこなっているのが「カートイワークス」。特に70年台前後の古い雑誌や、創刊号から揃っているものになると、特に買取を頑張ってくれるとか。大量にある場合は全国対応で出張買取もおこなっているといいますから、バイク全般のコレクターには非常に頼もしい存在です。期間限定で大量処分買取アップキャンペーンをやっていたり、フリーダイヤルを設けていたり、かなりユーザーフレンドリー度が高いので、まずは気軽に連絡を入れてみましょう。
買取実績
- モーターサイクリストなど1970年代のバイク雑誌:公式サイトに買取価格の記載なし
- モータファン誌などその他多数:公式サイトに買取価格の記載なし
※2025年8月26日時点
高価買取のポイント
人気の車種が取り上げられているムックや、特定のメーカーを取り上げているような季刊の雑誌などはもっぱら評価してくれるようなショップが多い一方で、バイクの総合情報誌的なものの扱いは悪い印象があります。ただしよほど古いとか、通巻で揃っているとかになると話は別。上に挙げたようなバイク雑誌などを専門に扱っているようなショップを頼るのが高価買取のポイントです。
それ以外のものになってくると、まあどこへ持って行ってもほぼ高価買取となるケースは少ないでしょう。しかしオークションの相場を見ていると、結構な値段……といっても、1冊あたり100円程度という、捨てるよりはマシと言う程度では取引されています。専門店を利用するか、郊外の大型古書店を利用するか、オークションに出品するか。コレクション内容に応じて使い分けましょう。
まとめ
断捨離の大敵は古い雑誌ですよね、思わず見入ってしまうと作業が全てストップしてしまうほどの魅力があるもの。いらない雑誌だけど、捨ててしまうのはもったいないし……そうなったら、一度ジャンルに特化した買取ショップに問合せてみるのがよさそうです。物によっては高価買取となるケースもありますし、そうならなくても思い入れを理解してくれるショップを通して次の読者を楽しませてくれるならば嬉しいじゃないですか。資料として、ノスタルジーを喚起するものとして、まだまだそのバイク雑誌は誰かの役に立つかもしれませんね。
